景気が先というのがアベノミクスのうたい文句。
早々簡単に景気など上向くと考える方がどうかしている。
賃金を上げるように経団連にすり寄り、交換条件として労働条件にメスを入れようとしているのがアベノミクスである。
経団連に言えば、賃金が上がるというか、そうしたお願いをすること自体が異例。
そういう意味ではアベノミクスは何でもできると思ってしまうのかもしれないが・・・
経済学的にはそういうものではないはずだ。
日本が厳しいのは内需の伸びが期待できないことだ。
日本が輸出大国というのは昔のイメージで、先進国各国もかなり国内需要で経済が回っている。
人口減少と金だけ貯め込んで次代のために金を使おうともしなくて物忘れがひどくなって行く高齢者ばかりという基調では、内需の拡大は望めない。
一番は、高齢者が閉じこもらずに、死ぬまで外へ出て働く、ことだろう。
年金の心配を本当にするなら稼いでもらいたいものだ。
それが社会参加ともなり、内需の縮小にストップをかけることになるだろう。
yahooより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140102-00000005-wordleaf-bus_all
2014年「アベノミクス」で賃金は上がるのか?
THE PAGE 1月2日(木)20時0分配信
安倍首相が昨年打ち出した「アベノミクス」は、円安基調や株価上昇などにつながり、景気を好転させたといわれています。しかし、大胆な金融緩和で物価上昇を目指すことから賃金上昇も不可欠ともいわれます。過去の景気回復局面では「実感なき景気回復」とやゆされるなど、賃金は十分に上がったとはいえませんでした。安倍政権では賃金アップの方向性も打ち出していますが、果たして思うように上がるのか。個人消費や雇用・賃金の問題に詳しい、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの尾畠未輝さんに聞きました。
賃金が上がるために必要な条件
ーーーーアベノミクスで賃金は上がるのか?
一番難しい質問ですね。賃金が上がるためには、景気が一時的ではなく、継続的に良くなることが必要です。企業の儲け、つまり収益が増えれば、モノが売れて不足してくる、そして人出が不足してくる。そうなると、高いお金がつくようになる。需要が供給より増えるとモノのお金も人のお金、つまり賃金も上がってくるという構図です。
それがある程度長い間、継続して景気が良くなって、企業活動が活発になることが大前提です。景気の回復が今のようにずっと続いていけば、賃金が上がってくる可能性はあります。
非正規雇用の増加の影響
ーーーー継続的な好景気が必要だと。
ただ、今までなぜ賃金が上がって来なかったのかというと、一人ひとりの賃金が落ちているということもありますが、やはり賃金が安い人、つまり非正規の人たちが増えてしまっているからです。賃金の高い人が減って、賃金の低い人が増えると、平均の賃金でみると、どんどん下がってくることになります。こうした短時間労働者らが増えたことが平均の賃金を上がりづらくさせてきました。
これから景気が良くなっていけば、企業も正社員を雇おうかとなるかもしれませんが、まだ少し先行きが不安だという気持ちがあれば、非正規で雇うという流れは変わらないかもしれない。そうすると、「賃金押し下げ圧力」はずっと続くことになるので、景気は回復しているのに、なぜか賃金が上がってこない、という可能性もないとはいえません。
ーーーー正社員の賃金は上がってる?
正社員の賃金はそこまで下がってはいませんし、上がってはいません。物価が90年代後半からずっと下がっているので。ここ10年で非正規雇用が増えました。その流れが一気に変わるということは考えにくい。ただ、景気が継続して回復すれば、モノも人も不足してくるので賃金が上がるきっかけにはなります。
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