パートやアルバイトなどの短時間労働者の健康保険と厚生年金保険の加入条件を緩和させて、健康保険と厚生年金保険の加入者を増やす
ということ。
つまり、保険金を払う人が増えるということ。
Yahoo!より、
2024年10月からの厚生年金保険、健康保険加入対象者の拡大について 自分が該当するかチェック
9/14(土) 20:00配信
マネーの達人
https://news.yahoo.co.jp/articles/81329d4d7db2fb0966ca95a73155e2662dbbf6d7
記事より、
「パート、アルバイトで働く方も10月から社会保険加入の対象に。あなたも対象かも?」
という社会保険適用拡大のCMを見たことがあるでしょうか?
このCMを見て、パートやアルバイトで働く方の中には、自分が該当するのかがわからない方がほとんどかと思います。
今回は、2024年10月からの厚生年金保険、健康保険加入対象者の拡大についてわかりやすく解説していきます。
社会保険の適用拡大とは?
社会保険の適用拡大とは、パートやアルバイトなどの短時間労働者の健康保険と厚生年金保険の加入条件を緩和させて、健康保険と厚生年金保険の加入者を増やすことです。
2016年10月、2022年10月と実施してきて、今回2024年10月からは3回目の社会保険の適用拡大になります。
パートやアルバイト等の短時間労働者の健康保険、厚生年金保険の被保険者要件
現状のパートやアルバイト等の短時間労働者の健康保険、厚生年金保険の被保険者要件は、以下の通りです。
(1) 適用事業所と常用的使用関係にある場合
パートやアルバイト等の短時間労働者であっても、健康保険や厚生年金保険の適用事業所と常用的使用関係にある場合は健康保険、厚生年金保険の被保険者になります。
(2) 1週間の所定労働時間および1か月の所定労働時間が通常の労働者の4分の3以上の場合
1週間の所定労働時間および1か月の所定労働時間が、同じ事業所で同じ業務に従事している通常の労働者の4分の3以上の場合は、健康保険、厚生年金保険の被保険者です。
(3) 1週間の所定労働時間および1か月の所定労働時間が通常の労働者の4分の3未満の場合
「特定適用事業所」に勤務していて、以下の条件をすべて満たした場合は、健康保険、厚生年金保険の被保険者です。
週の所定労働時間が20時間以上30時間未満であること
所定内賃金が月額8.8万円以上であること(通勤手当・残業代・賞与等は含みません。)
2か月を超える雇用の見込みがあること
学生ではないこと(休学中や夜間学生は加入対象です。)
コメント
2024年10月からの厚生年金と健康保険の加入対象拡大により、パートやアルバイトなどの短時間労働者も対象となるため、個人の負担が増える可能性があります。特に、これまで社会保険に加入していなかった労働者にとっては、給与からの保険料の控除が始まるため、手取り収入が減ることが予想されます。
社会保険料の負担が増える一方で、長期的には年金の受給資格や医療保険の保障が手厚くなるというメリットもあります。しかし、特に短時間労働者や低収入の人々にとって、即座に感じる影響は毎月の可処分所得の減少です。これに対する不安が広がることも予想されます。
一方で、企業側も負担が増えるため、労働条件の見直しや人件費の調整が進む可能性があり、労働環境にも影響を与える可能性があります。
このように、保険加入者の増加に伴って個人の負担が増えることは避けられませんが、それが将来的に安定した保障を得るための重要なステップであるともいえます。
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