興味深いのが津波からの批判の方法だ。
家の屋根の上に登ったり、電柱に登る人もいたという証言。
これが現実。
Yahoo!より、
被災者たちが語る、地震の恐怖「目の前から真っ黒な津波が…」
6/29(木) 11:00配信 AbemaTIMES
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00010005-abema-soci
記事より、
東日本大震災の津波の話として、
車に乗って逃げようとしたが、車は渋滞。「仕方なく待っているとUターンしてくる車があり、気が付いたら目の前から真っ黒な津波が押し寄せてきていた」という。
「急いで車から降りて子どもをかかえてダッシュで逃げました。足元にも津波がきたので、すぐ近くにあった家の屋根に子どもを抱きかかえて一人で飛び乗って。電柱に登っている人もいました」と振り返り、子どもを抱きかかえたまま、登った家の中で一晩を過ごした・・・
これは山本美穂さんの証言。
・車で逃げるのは渋滞が発生して無理
・(おそらく鉄筋コンクリートの)家の屋根や電柱に登り津波から一旦避難する
・一晩で津波の危険からは逃げることができる
という風にまとめることが可能だ。
また、熊本地震については、
「足がすくむ感じでまったく動けなくなって。幸い、テレビや電気はついたので情報は入ってきて、そこで震源地が熊本だとわかったので身の回りのものを持ってすぐに家を出て車で逃げました」
・・・避難所や市役所の駐車場はすでにいっぱいで入れなかったため、車中泊をした。翌日、疲れて家に戻ったが余震がひどく、寝ているときもベッドを握っていないとベッドごと動いてしまうような地震だったという。その後、約3週間にわたって車中泊・・・
ということだ、
これもまとめると、
・大地震の際には家のなかでまったく動くことはできない
・避難所はいっぱいで入れないので車中泊をしてしまう
・家に戻っても揺れが続くととても家のなかでは眠れない
ということだ。
阪神・淡路大震災においては、
娘の隣に家具やテレビがあったので、慌てて抑えて。家具は全部私に当たってあとでみると青あざになっていたんですけど、痛いとは感じなくてただ必死でした・・・
ということで、
・大地震では家具は飛んでくる
ということ。
1.津波については、丈夫な家、つまり木造は津波で流されるので鉄筋コンクリートの家の上階に逃げるしかない。それがないようなら電柱に登ることで命は助かる。
2.大地震については、木造住宅については1階で寝るのは動けないので危険であり、(家具の固定は現実的ではないため)家具のない部屋で眠るようにすれば怪我も防ぐことができる。
ということに集約ができる。
体験をただ体験として知ることも大事だが、何をすべきかということをきちんと最後にはまとめてほしいものだ。
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