カナダ生活2 病院ボランティア
さて、数人のイミグレオペレーターさんのススメにより〓、日本への一時帰国を諦め、トロントに残ることにしたワタクシ。ビザがないので仕事も出来ないし、ということでボランティアをすることにしました。カナダでは仕事をするにはボランティアは必要不可欠。学生時代から様々なボランティアをして社会貢献をすることが必須項目となっていて、大学や高校の単位にもなるらしい。ワタシは既に30を超え、オバサンの域に入っていましたが、大学生達と一緒にやってみることにしました。
ワタシが自分に出来る、やりたいと思った仕事は大学病院や研究機関でのリサーチコーディネーター。日本ではそのものずばりの職種はありませんが(と思う)、カナダではその世界では結構メジャーな仕事。日本では役立たずの私のメディカルサイエンスの学位も、カナダではこの仕事に使えるんじゃないの?!?と閃き、早速実行あるのみ!「どーしてもこのお仕事がしたいの」と大学病院のボランティア事務局に訴え、「大学生ばっかりだけどね。あなたくらいの(トシの)人は、案内係とか図書係とか話相手とかのボランティアがいいんだけどね」と言われながら、「そこをなんとか!」と頼み込んで入れてもらったのでした。
私が配属されたのは、脳外科の研究室がやっていた「怪我を事前に防ぐための効果的なプロモーション」を研究するオフィス。チーフ研究員のおばさまが1人、以下4名の若手コーディネーター。その他ボランティア数名。コーディネーターのうち3名は20代の女性でした。そのうちの1人、ストレートのブロンドの長髪の美しいお姉さまはダイエットコークキチで、寝ても覚めてもダイエットコーク。ランチもブレイクもダイエットコーク。水の代わりにダイエットコーク。印象的。
それはさておき。
私の仕事は各地でコーディネーターさんが取ってきたデータを整理して入力すること。それから各地へデータを取りに行く際の必要書類の準備。これがものすごい量でしたから、結構な作業でした。とにかくエクセルにね。回答を数字に変換してね。ひたすら入力していくのですよ。間違えたんだか何だか時々わけ分からなくなりましたけどね。
でもまあ、1日中事務所でポチポチと地味な作業をしていると、色んな人も出入りしますしね。チーフが色んな出来事を取り纏めていく様子が分かりましてね。時には「あなた、将来コーディネーターの仕事がしたいんでしょ。あっちのオフィスのドクターにも紹介してあげるわね。」なんてこともあったりして、やっぱりこういう地味な下積みはどんな仕事にも必要よね、と実感しましたよ。そして移民にない人脈。これはもう、自分で作るしかないですもんね。旦那さんが生まれも育ちも生粋のトロントっ子の日本人妻達をうらやましく思ったけど、使える旦那ばかりとは限らないしね。やっぱり頼れるのは自分ですよ。強く逞しくね。
残念なことに、ワタシこのボランティアを始めた時、既に妊婦でありました。そんなわけで、臨月まで続けたオフィスの仕事も、出産1ヶ月前で辞めることに。「落ち着いたら戻っていらっしゃい!その時は仕事紹介するから!」というチーフの言葉を励みにしながらも、保育園の長ーいウェイティングリストのお尻に位置するまだ見ぬ我が子の行く末を思うと、ホントに仕事ができるのかしら、と不安になりながら、最後の仕事を終えたのでした。
にほんブログ村
にほんブログ村
ワタシが自分に出来る、やりたいと思った仕事は大学病院や研究機関でのリサーチコーディネーター。日本ではそのものずばりの職種はありませんが(と思う)、カナダではその世界では結構メジャーな仕事。日本では役立たずの私のメディカルサイエンスの学位も、カナダではこの仕事に使えるんじゃないの?!?と閃き、早速実行あるのみ!「どーしてもこのお仕事がしたいの」と大学病院のボランティア事務局に訴え、「大学生ばっかりだけどね。あなたくらいの(トシの)人は、案内係とか図書係とか話相手とかのボランティアがいいんだけどね」と言われながら、「そこをなんとか!」と頼み込んで入れてもらったのでした。
私が配属されたのは、脳外科の研究室がやっていた「怪我を事前に防ぐための効果的なプロモーション」を研究するオフィス。チーフ研究員のおばさまが1人、以下4名の若手コーディネーター。その他ボランティア数名。コーディネーターのうち3名は20代の女性でした。そのうちの1人、ストレートのブロンドの長髪の美しいお姉さまはダイエットコークキチで、寝ても覚めてもダイエットコーク。ランチもブレイクもダイエットコーク。水の代わりにダイエットコーク。印象的。
それはさておき。
私の仕事は各地でコーディネーターさんが取ってきたデータを整理して入力すること。それから各地へデータを取りに行く際の必要書類の準備。これがものすごい量でしたから、結構な作業でした。とにかくエクセルにね。回答を数字に変換してね。ひたすら入力していくのですよ。間違えたんだか何だか時々わけ分からなくなりましたけどね。
でもまあ、1日中事務所でポチポチと地味な作業をしていると、色んな人も出入りしますしね。チーフが色んな出来事を取り纏めていく様子が分かりましてね。時には「あなた、将来コーディネーターの仕事がしたいんでしょ。あっちのオフィスのドクターにも紹介してあげるわね。」なんてこともあったりして、やっぱりこういう地味な下積みはどんな仕事にも必要よね、と実感しましたよ。そして移民にない人脈。これはもう、自分で作るしかないですもんね。旦那さんが生まれも育ちも生粋のトロントっ子の日本人妻達をうらやましく思ったけど、使える旦那ばかりとは限らないしね。やっぱり頼れるのは自分ですよ。強く逞しくね。
残念なことに、ワタシこのボランティアを始めた時、既に妊婦でありました。そんなわけで、臨月まで続けたオフィスの仕事も、出産1ヶ月前で辞めることに。「落ち着いたら戻っていらっしゃい!その時は仕事紹介するから!」というチーフの言葉を励みにしながらも、保育園の長ーいウェイティングリストのお尻に位置するまだ見ぬ我が子の行く末を思うと、ホントに仕事ができるのかしら、と不安になりながら、最後の仕事を終えたのでした。
にほんブログ村
にほんブログ村