ブログの容量アップ申請許可が思ったより時間かかりそうなので旅の残りの写真はまた別の機会にしたいと思います。
今回は別の話題で、前回の旅でのフリーライターの先生の講義が終わってから、自分の進路について気になる話題が出ることに敏感になってきました!
その中で最近、少々私の心の琴線に触れたものが1つ…
以前の記事で私の祖先のルーツの1つとして、日本海側にある地方の限界集落で長男が脈々と炭焼きの家業を継いでいた話はしたかと思います。
実はその集落内には飲食店が一軒だけあり、それがタイトルにあるそばを出す茶屋。
富山から帰ってきたその日の夕方の情報番組で、その茶屋がそば打ちの後継者を探している報道がされました。
後継者募集のきっかけは、やはりそば打ち手の高齢化。そば打ちの場面も報道されていましたが、腰にくる重労働なのに運営しているのはおばぁちゃんが3人くらいでした。
うちの親は画面で店員さん見た瞬間に〇〇さんだ!と気づいて驚いていた。
そば打ちの後継者を募集する条件は以下の通り
・若年層対象
・月給16万円
・移住可能な方
その辺の蕎麦屋なら私にとっては他人事なのですが、祖父母の代まで住んでいた集落で、私自身幼年期の里帰りでは両親と一緒にその蕎麦屋に毎回行っており、今でもその集落にいる親戚に年越しそばとして購入してもらって、こちらに送ってもらっています。
そのそばが無いと私らは年を越した感じがしない程に毎年末食べております。
そばのツナギに使う材料の希少性から「幻のそば」とも呼ばれており、店は上越地方の市街地から車で30分かかる山間の集落にあり、バスも最近なくなり、スーパーである唯一あったJAも最近無くなったと聞きました。
それでもそは好きには知る人ぞ知るという店で、2時間以上車でかかっても来るお客がテレビで映っていたり、お客自体は多いのだろうと見えました。
店員の高齢化で営業日を減らしているらしく、そのまま無くなってしまうには惜しいと感じました。
出雲そばや戸隠そば等全国回りながら色々なそば食べたけど、身内の贔屓目無しでもその集落の幻のそばは日本一だと個人的に思ってます。
特徴は太めに生地を切るので若干平麺。ツナギの影響なのか食感はツルッとしていて、そば粉の風味がよくわかる。セットで頼むと笹寿司がついてきます。
本音で言えばその集落の出身の誰かがUターンして継いでくれれば一番いいだろうし、店が続いてくれれば嬉しいなと思いますが、出身者以外であれば私が一番その集落と店には思い入れあると思ってます。
ひとまず私が働いた場合と仮定する癖が最近ついてきたのですが、募集条件を1つ1つ当てはめてみると、若年層はどこまで指すかわかりませんがまだいけるでしょう。月給16万円と言ってもコンビニも無ければ何も無い土地なので使うことがないので充分なくらい。問題は移住できるかどうか。住み込みになるかわかりませんが。
祖父母は私が小学生低学年くらいの時に亡くなっており、その時に集落内にあった戸建ては外から来た人に売り渡してしまいました。ただ、今は家屋を使用していないらしいのでひょっとしたら買い戻せるかも?集落にいる親戚の所に居候する事もできるかもしれませんが。
土地勘で言えば、幼少期祖父に耕運機にのせてもらい田んぼのあぜ道まで大体覚えてるし、弟と野山駆け回ったので多少の獣道も覚えてる。やっているのかわからないけど広報や出前ならお任せとなるのですが、そば打ちなんてやったことありませんし、続けられるのか心配。
条件自体はなんとかなるかもしれませんが、適正と自分のライフスタイルに合うのかどうかも考えないといけません。
それを考えてしまうと集落は確かスマホの電波はかろうじて届くけどWi-Fiは通らないので通信費かさむし、そば打ちやってたら習慣になってるデイトレードもできなくなるので環境かなり変わってしまう。
集落に親戚はいても同年代の人がいないのはやはり孤独に感じるかもしれませんし、市街地に行けば同世代の親戚もいるけど毎日山を降りるわけにもいかない。
移住となると仕事の条件だけならず、住環境も意識していかないといけませんね。
個人的な感覚だけど地方都市なら独身でいっても物資に困ることなく孤独に感じることないと思うけど、限界集落となると物資も満足に得られないので孤独に耐えられなくなるかもしれない。
そばは絶やしてほしくはないと強く願いながら、いざ自分ならできるのだろうかと考えてしまうジレンマを抱えてしまいました。
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