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2015年05月09日
金剛界 三昧耶会 三昧耶パーツ描き7(第二重3)
第二重の三昧耶形パーツ描き 3回目
三昧耶会第二重の三昧耶形パーツ描きをしています。
今回からB 賢劫十六尊(黄色番号:9〜24)を東南西北の四回に分けてあげていきます。
今回は賢劫十六尊のうち東側の四尊(9〜12)です。
と、ここで賢劫十六尊とは
まず、時間を過去・現在・未来の三つに分けそれぞれ千仏(千は無数の意)が現れるとする。ここで、現在の千仏を賢劫千仏という。
さらに、この賢劫千仏の上位十六尊を代表とし賢劫十六尊という。
B 賢劫十六尊の東方四尊(黄色番号:9〜12)
9)慈氏菩薩
色も残っているし形もわかりやすいので描きやすい。
三昧耶形(三形)は軍持(ぐんじ=水差し)、梵語のクンディの音訳
三形の軍持は慈徳をあらわし、衆生に智慧の水を注ぐ。
慈氏菩薩は弥勒菩薩のことで、賢劫十六尊の筆頭。
10)不空見菩薩
スワヤンブナートの目っぽくてかっこいい。
三形は独鈷杵の左右に仏眼
三形の仏眼独鈷杵は衆生をよく見、煩悩を砕破する。
不空見とは見逃さないことで、不空見菩薩は仏眼(五眼)を開き遍く衆生を観察する菩薩。
11)滅悪趣菩薩
経典を入れる箱というだけなのにわくわくする。
三形は梵篋(ぼんきょう)、経典の入った箱または経典そのもの
三形の梵篋は法門(仏の教え)を象徴し、仏の教えに従い三悪趣に堕ちた衆生を救済する。
滅悪趣菩薩は衆生を地獄道・餓鬼道・畜生道の三悪趣から離れさせることを誓願した菩薩。
12)除憂闇菩薩
摩耶夫人が無憂樹に触れたとき左脇腹からお釈迦様がお生まれになったとの伝説の木の五葉
三形は無憂樹の五葉、無憂樹は菩提樹、沙羅双樹と並ぶ仏教三大聖樹の一つ、梵名をアショカという
三形の無憂樹の五葉は触れると憂悩や煩悩を払う。
除憂闇菩薩は衆生の一切の憂悩と心の闇(迷妄・暗愚)を砕破する智慧もつ菩薩。
以上、賢劫十六尊のうち東方の四尊は衆生の煩悩を砕破し智徳を満たす菩薩がみられます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ