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2015年05月04日

金剛界 三昧耶会 三昧耶パーツ描き3(外周3)

外周 三昧耶形パーツ描き3

外周の三昧耶形は不明瞭なものが多い。何かの理由で絵の具の剥落が激しいのだろうか?
いや、そもそもほとんど着色されていないのではないだろうか?

如来や菩薩に比べ、天は形がわかりさえすればいいだろうといった程度の扱いなのかもしれないとさえ思えてしまう。
三昧耶会 三昧耶形パーツ

順番は東南西北で時計回り。金剛界曼荼羅は上が西なので、今回は西側です。

各三昧耶形の位置がわかるように番号を次の図に示す。

EPSON036のコピー-Edit-2.jpg
(二十天三昧耶形番号 11〜15)

中央(13)は西門を守護する毘那夜迦の眷属。
残りの西方四天は地居天に属し、ここでは八護方天のうち西南、西北、東南、北の四天が位置する。なぜこの四天が西方四天に選ばれたのだろう?

11)羅刹天(らせつてん)

_DSC5186-Edit-Edit-2-Edit-2-Edit.jpg
もう少し炎っぽく描くべきか。

三形は火焔杖または火焔棍棒。
羅刹は梵名のラークシャサの音訳。暴虐破壊の神で杖や棍棒を持す。
元は人肉を食らう悪鬼と考えられたが、その力により煩悩を破壊し仏法を守護する護法天となる。
西南の護法天。
三形の火焔棍棒は羅刹天の持物。

12)風天(ふうてん)

_DSC5184-Edit-Edit-2-Edit-Edit.jpg
ここで、宝珠を丸で描いたが判りにくいので下絵で修正しよう。風幢は五色に染めるか。
金剛輪の西北隅の大きな蓮華が四大
神のひとつ風天の三昧耶形で十二天の風天と尊格が重なる。他にも同体とされる尊格も散見されるが、名称まで全く同じであると役割というか立ち位置が分かりにくいので、あくまで私見ですが、ここは「金剛風天」と呼びたい。


三形は宝珠風幢(ほうじゅふうばん)。風幢とは儀式や軍隊の指揮などに用いた旗の一種。はたほこ。転じて魔軍を制する如来菩薩の御印。
風天は風を司り、雨雲をさそい黒雲を吹き払う大いなる力を持つ。
西北の護法天。
三形の宝珠風幢は風を風幢にはらみ煩悩の塵埃を吹き払い宝珠(菩提心)を顕わにする象徴。

13)金剛衣天(こんごうえてん)

_DSC5184-Edit-Edit-3-Edit.jpg
矢(箭)の鏃の形がいまいちわからないのでなんとなく三鈷杵っぽくしてみる。

三形は弓箭(きゅうせん)。弓と矢。
金剛衣天は梵名のヴァジュラ・ヴァーシーの意訳から。
毘那夜迦の眷属、西門の守護天。弓箭を手に持ち障害と戦うとともに愛欲の本性清浄をあらわす。
弓箭毘那夜迦とも。
三形の弓箭は金剛衣天の持物。

14)火天(かてん)

_DSC5185-Edit-Edit-2-Edit-Edit.jpg
これは三角形を基本に描いたが、もう少し炎のイメージを付加して描いた方がいいな。
金剛輪の東南隅に四大神のうちの火天の三昧耶形である大蓮華がある。風天と同じ理由でここは「金剛火天」と呼びたい。


三形は三角印、三角火炎。火輪ともいい燃え上がる炎を表す。
火天(アグニ)は天と人とを結ぶ使者であり、供物を天に運ぶ役割を担う。仏教においては煩悩を焼き尽くし、ほとけの智慧を与える神とされる。
東南の護法天。
三形の三角火炎は火天の象徴。

15)毘沙門天(びしゃもんてん)

_DSC5185-Edit-Edit-3-Edit.jpg
元の絵がわざと削り取られたかのように絵がほとんどわからない。残った線をたよりに思い浮かんだものを描く。

三形は宝棒。
毘沙門はヴァイシュラヴァナの音訳。ヴァイシュラヴァナは多く聞く者の意で、別名を多聞天という。
ヴァイシュラヴァナの前身をクベーラといい地獄の王であり、夜叉や羅刹の王。富と財宝の神。地下に埋蔵されている財宝の守護天。
北方の護法天。
守護神・武神から仏敵を打ち据える護法の宝棒を持物とする。

以上、西方五天でした。

ここまでで、例えば一見同じような棍棒に見えてもそれぞれに働きや由来が異なることがわかった。

それらの意味を考えながら描くのと、何も知らずに描くのはやはり違うと思う。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

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