2015年05月12日
金剛界 三昧耶会 三昧耶パーツ描き9(第二重5)
第二重の三昧耶形パーツ描き 5回目
三昧耶会第二重の三昧耶形パーツ描きをしています。
今回は賢劫十六尊のうち西側の四尊(17〜20)です。
B 賢劫十六尊の西方四尊(黄色番号17〜20)
17)無量光菩薩
線を引くだけなのですっごく楽。
三昧耶形(三形)は光明、光線や光芒によって表現する
無量光菩薩は無量の智慧の光によってあまねく十方世界を照らす菩薩。
三形の光明は無量の智慧の光をあらわす。
18)賢護菩薩
古代のインドのように暑い国では水瓶は非常に大切なものだったのだと思う。
三形は賢瓶、宝瓶
賢護菩薩の賢護は梵名のバドラ・パーラ(賢く護る)から。この菩薩は衆生救済を固く誓願し、魔性・煩悩から衆生を賢く護る。
三形の賢瓶の中には煩悩を滅する智慧(の水)が入っている。
19)光網菩薩
漁師の網が多くの衆生を救う方便となるのはこれだけにとどまらない。しかし、この網って・・・こういう網があるのか?川に立てて流れをせき止めて魚を取るような・・・ヤナ見たいな網なのかな?
三形は羅網、宝珠を連ねた光り輝く網
苦海に溺れる衆生を智慧の光の網で救うことを誓願とした菩薩。網明菩薩とも。
三形の羅網は衆生救済の方便の網である。
20)月光菩薩
三日月は立てに描く印象があるけど、仏教図像では船のように上弦の月を描いたものがほとんどだな。図像の安定性の問題なのかな?
三形は三日月
月光菩薩は暗夜の月の光のように衆生の迷闇を照らし菩提心の円満を導く菩薩。
三形の三日月は暗夜を照らす月の象徴。日光が熱をおびるのに対し、月光は清涼なる光にて煩悩炎を滅する境地へと導く。
ここで・・・外周に月天がいるが、月天は月を神聖化したもので、月光菩薩は月の光を仏徳とみなし尊格化したものである。ちなみに上記17)無量光菩薩は日の光を仏智とみなし尊格化したものである。
ここでは、仏の智慧と徳とをひろげ、遍く衆生救済の誓願をする菩薩が見られる。
以上、賢劫十六尊のうちの西方四尊でした。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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