2015年05月03日
金剛界 三昧耶会 三昧耶パーツ描き2(外周2)
三昧耶形パーツ描き2
三昧耶会の三昧耶パーツ描きをしていて、今回は外周の二回目。
単調な作業なのだけど、元図が小さいので形がいまいちわからなかったり、細部が不明瞭だったりで難儀している。
三昧耶会 三昧耶形パーツ
順番は東南西北に時計回りで金剛界曼荼羅は上が西なので今回は外周南側。
各三昧耶形の位置を番号で次の図に示します。
外周(外金剛部二十天)南方は飛行天に属し、天空高く輝く日月星宿を代表する天がまとめられている。
ただし、中央(08)は南門を守護する毘那夜迦の眷属。
06)日天(にってん)
丸を描くだけなので、悩まず楽ちん。赤い色もしっかり付いてる。
三形は日輪形
梵名のアーディトゥヤは創造・自由の意で、太陽神(群)、日天は生命の根源であり、天かける自由の象徴。
三形の日輪形は太陽のかたち。
07)月天(がってん)
大きな上弦の月。少しだけ白い色が残っている。位置をずらしたあとが見えるが、下絵と本絵の区別がほとんどつかない。
三形は三日月
月天は星宿の王にて太陰の神。暗い夜を照らす清涼なる光明は心を静寂の境地へと導く力を持つ。
三形の三日月は月のかたち。
08)金剛食天(こんごうじきてん)
少し意匠を変えて描いている。参考にした絵では華鬘のところに丸が連なって描かれているように見える。これを華鬘を描くあたりをつけていると見なすべきか、それともこのような華鬘・宝鬘があるのか・・・ともあれ連なる丸の意味を理解できなかったので他の会を参考に華鬘を描くことにした。
三形は華鬘(けまん)
毘那夜迦の眷属、南門の守護天。宝鬘を手に持ち衆生を供養する。
華鬘毘那夜迦とも。
三日月の華鬘は金剛食天の持物。
09)彗星天(すいせいてん)
彗星を棍棒と理解していたのか。これはなるべく原意を損なわないように描いたつもり。
三形は棍棒
彗星は七曜と異なる軌道を描くことから天体の運行を乱すと考えられ、天変地異を引き起こす力を持つとされる。
この力が運命を変えることのできる大いなる力と考えられた。
三形の棍棒(マハーダンダ:大棍棒)は大いなる力と彗星の姿の象徴。
10)熒惑天(けいわくてん)
ここは色も形もある程度残っているし、形もわかりやすい。
三形は火聚(かじゅう) 火焔
日天の眷属、火星のこと。
運命を司る力を持つとされ南方飛行天の一とする。
三形の火聚は火星の赤い輝きの象徴。
以上、外周南側の五天でした。
1日五尊だけだと少ないかもだけど、いろいろきになるところを調べたりしているとそれなりに時間がかかるので、まあいいかな
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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