2015年05月02日
本紹介 No. 010『国宝の美 絵画5 仏教絵画1』
『国宝の美15 絵画5 仏教絵画1』
とりあえず西院本曼荼羅の図が描かれている本があると手に入れてみたくなります。資料として使えるかもしれないし、知らないことが書いてあるかもしれないので、ワクワクします。
というわけで選んだのがコレ
週間朝日百科
『国宝の美15 絵画5 仏教絵画1』(朝日新聞出版 2009)
構成
A4変形、37ページ、フルカラー、いわゆる分冊百科の一冊で全巻で50巻になり、その15冊目。
特集の「東寺 両界曼荼羅図」で西院本曼荼羅が挙げられています。
これを目当てに選びました。安いし。
内容
国宝を特集とする分冊百科シリーズの一冊なので、国宝 西院本両界曼荼羅が始めに挙げられています。
と言っても詳しく解説するというよりも紹介に近いもので説明自体おおくはありません。
でもグラビア印刷がうつくしい。紙面が少ないので、かなり慎重に印刷面を調整しています。
西院本曼荼羅の他にも小さいながらも高尾曼荼羅や子嶋曼荼羅のうつくしい写真が載っていたり、醍醐寺五重塔初重壁画や金剛界八十一尊第曼荼羅図も紹介されています。
また、両界曼荼羅の読み解き方を田中公明氏が解説しており、密教と曼荼羅を読み解くうえで需要な入唐八家の解説も載っています。
曼荼羅の他には東寺五大尊像や十二天像、傑作の名高い持光寺 普賢延命像などの貴重な国宝の美しい写真が掲載されています。
曼荼羅作画とのかかわり
薄い冊子本なので、すぐ手にとってパラパラと見るのに良い本です。
西院本両界曼荼羅の全体をパッと見たいときなどに重宝します。色合いも明るく鮮やかです。
写真以外の内容については詳しいながらも新しい情報があるというわけでもなく、一般的な紹介本といったところです。
でも、いつでもすぐに見ることのできるうつくしい西院本曼荼羅という意味では今の所これに勝るものはなかったりします。
その意味で曼荼羅作画に一役買っています。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
国宝の美 15 絵画5 東寺(両界曼荼羅図)/東寺(五大尊像・十二天像)(2009年11月29日号) (週刊朝日百科)
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