2015年03月01日
金剛界 理趣会のパーツ描き さらにつづき・・・
理趣会パーツ描き(尊像編)
前回、金剛界 理趣会の大きな9尊のパーツ描きをしました。
今回は小さい第二重の8尊のパーツ描きです。
小さいし、部分的に絵の具が剥離しているものもあり、雰囲気を損なわないようにできるだけ元図を尊重して描いているつもりですが・・・
なんか・・・まあよくわからないところは心眼で描きます。
前回の五秘密菩薩と四供養菩薩は直径16 cm以上あるけど、今回は全て直径で6 cmなので細かいところがわかりにくい。
下の図は左から理趣会での尊像の位置を赤丸で示し、真ん中がその拡大図、右が描いたパーツです。
以下、01)〜04)は外の四供養菩薩(他の会では内の四供養菩薩)
05)〜08)は四摂菩薩。曼荼羅内外の交流を管理する四菩薩
01)金剛嬉菩薩
相互供養として毘盧遮那如来が阿閦如来の供養のために出生した菩薩で嬉び、歓喜、円満安楽を表現する。理趣会では春金剛と号す。
02)金剛鬘菩薩
相互供養として毘盧遮那如来が宝生如来の供養のために出生した菩薩で様々な宝を象徴し、宝生如来の福智の二徳を讃える。理趣会では夏金剛と号す。
03)金剛歌菩薩
相互供養として毘盧遮那如来が無量寿如来の供養のために出生した菩薩で箜篌を奏で歌曲を象徴し、無量寿如来の説法の徳を讃える。理趣会では秋金剛と号す。
04)金剛舞菩薩
相互供養として毘盧遮那如来が不空成就如来の供養のために出生した菩薩で舞踏でもてなしの心を象徴し、不空成就如来の精進の徳を讃える。理趣会では冬金剛と号す。
05)金剛鉤菩薩
東門の門衛菩薩。金剛の鉤をもって一切の衆生を救い曼荼羅に引き寄せる。
06)金剛索菩薩
南門の門衛菩薩。金剛の羂索(縄)をもって一切の衆生を曼荼羅に引き入れる。
07)金剛鏁菩薩
西門の門衛菩薩。金剛の鏁(鎖)をもって一切の衆生を曼荼羅に繋ぎとめる。
08)金剛鈴菩薩
北門の門衛菩薩。金剛の鈴の音をもって一切の衆生を歓喜せしめる。
四摂菩薩については香・華・燈・塗の四供養菩薩の護衛や諸尊への働きかけなどの役割ももつがここでは説明を割愛します。
以上で金剛界 理趣会のパーツ描き終了。
次回から下絵製図へのパーツ入れですが・・・
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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