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2015年02月23日

パーツ描きとは

パーツ描きとは

前回金剛界曼荼羅理趣会の下絵製図を描いた。直線や円で構成されている骨格部分以外の尊像や三昧耶形などを便宜上パーツと呼んでいる。

下絵製図とは別に尊像や三昧耶形などのパーツを描き、あとから下絵製図の円の中などの各配置場所にパーツを描き入れることをパーツ入れと呼んでいる(注:完全に個人的な言い方であって専門用語とかそんなんではありません。万が一にも誤解なきよう)。

下絵製図で各小部屋を作り小部屋のサイズに合うように中に入るパーツを描いて転写するようなイメージ。
どうしてパーツ描きするのか?

EPSON008-Edit-Edit.jpg
(尊像剥離部分拡大図)

下絵製図に直接描けばいいのに、どうしてこんな面倒な方法にしているのかというと、

1)一つには、元の『西院本両界曼荼羅』は絵の具の剥離や経年劣化により画像に不鮮明な部分が散見され、そのまま模写しても何を描いているかよくわからないこと。

2)また、絹本は生地なので平面性が十分には確保されておらず、そのまま書き写しても直線や直角、円や配置などがくるって出てしまうこと。

3)さらに、不鮮明な部分を共用可能なパーツで補完することができること。また、全体のバランス(相同性、同一性やシンメトリー性など)を取るためにもパーツを共通使用した方が良いと考えたため。

4)最後に、できるだけ正確な図形を元に曼荼羅を描きたいと考えているので、まず図形を製図で描き、そこに尊像を補完して描くこととした。

もちろん、描かれているほとけ様はほとけ様として尊重し、『西院本両界曼荼羅』をできるだけそのままの形で写し取り現状模写することの方が重要であるとも思う。しかし、残念ながら完全模写するのに十分な技量を持ち合わせていない。

それに、剥離して見ることのできない尊像を補完した『西院本両界曼荼羅』を見てみたい。そのため、ここでは復元模作とした・・・というか似たような感じのものをそれなりに描こうかな〜と思っているぐらいのことです

パーツ描きの手順

パーツ描きの手順としては
 (1)下絵製図からパーツを描き入れる場所をA3トレペに写し取る
 (2)『西院本両界曼荼羅』の図像を(1)の場所に合わせて描く
 (3)(2)で描いた図像をカーボン紙で下絵製図に写す
となる。
ちょっと何言ってるかわからない・・・
具体例 金剛界 理趣会 蓮華門

では、実際に「金剛界 理趣会 蓮華門」について

(1)下絵製図から蓮華門を描き入れる枠線をA3トレペに写し取る_DSC4353.jpg
(2)元図の「金剛界 理趣会 蓮華門」を見ながら枠線の大きさや形に合わせて描く_DSC4356.jpg
(3)(2)で描いた「金剛界 理趣会 蓮華門」をカーボン紙で下絵製図に描き写す_DSC4365.jpg
(4)完成_DSC4359-2.jpg
となる。

   ちなみに使ってるカーボン紙はこれ⇩ 

「金剛界 理趣会 蓮華門」は理趣会に限らず、四印会と一印会にも同様の構造があるので、同じパーツ(蓮華門)として共通利用することができる。
EPSON002-Edit-Edit-2-Edit-Edit.jpg
(矢印:金剛界 四印会、一印会、理趣会の蓮華門)

これを繰り返すことで曼荼羅の下絵を作る寸法です。

次回は「金剛界 理趣会」の各パーツを描く予定です。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ



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タグ:下絵道具
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