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2017年05月02日

質問の仕方

仕事の一つで、
とある講座で、質問に答えることをしています。

質問の仕方、すんごく考えさせられます。私は、もともと人に質問とか相談をしない子でした。

分からないからすぐに聞く、というのが無く、

「あれれ?これ分からない?なんだろう」と自分の中でひたすら考える人で、

たまに、さすがに「これは人に聞いた方がよいのかも??」と思いつくときがあれば、

「本当に人に聞いた方がよいのか?聞くとしたら、どういった言葉で聞くべきか?」
などとさらに考え出す。

たまに、考え抜いた結果を「これって、こういう解釈でいいですか?」と確認する形にはなったけど。

「しょーもない質問で相手の時間を取るのが申し訳ない」と考えちゃう人だったので、
自分の中で考える過程で答え見つけることが結構あって。

あ、だからといって、人から質問されることに「時間をうばいやがって!」と感じる私ではない。
質問して、私が答えて、相手がよりスムーズに動けると思うとうれしいので。



怖いのは、自己完結して、思い違いのまま進めることがある、ということも
生きている中で、痛い目にあって、感じたので、
自分だけ認知違いしていないよね?と感じたら、
やんわりと低姿勢で人に確認するようにしています。


さて、冒頭に戻るが、
不特定の人から質問される側になったとき、
いろんな人がいることを実感。

それまで、、得意先とか仕事がらみで質問されることは何度もあったけど、
それは「仕事」なので、
皆さん、最低限、礼儀を守られる。
「忙しいところすみません」「何度も確認して申し訳ございません」
「教えていただきありがとうございます」
などなどのやり取りが、私の職の範囲では当たり前ではある。

そして、質問コーナーの方は、
仕事、というよりは
「この講座に金を払って勉強している」という方たちで、
私の時間帯は、「就職目的で勉強しに来た」という方が少なくない。

勉強する姿勢はいいのだが、、、
質問のやり取りが、たまに「???」となることがある。

いきなり突然「なんかわからないんですけど」から始まることがある。

しかしいくつか講座があって、教材も分厚い。
なんの講座のどのページなのか、など行ってもらわなければ、
超能力者でない限り、分かりっこない。


「いくつか講座がございまして、、講座名と教材のどのあたりか教えていただけますか?」
と私は聞き返す。

生徒「A講座の、、○○のところ(ページや章などで答えない)」

私「○○を扱っている箇所がいくつかありまして、ページや章など教えていただけますか?」

生徒「だから、○○の、△の説明(ページや章などで答えない)」

幸い、私がすぐにわかるところだったので

私「では、4章の50ページ当たりのところで、よろしいですか?」と確認

生徒「たぶん」


うーん、あなたが現在進めている箇所を聞いているだけなのだが、、「たぶん」って。。
きいても、返ってくるのは単発の言葉なので、
それを推測して、いちいち私が聞き返す。

んで、きっとこのことを知りたいんだろうな、と説明をして、
なんとか通じたのか??

生徒「あ、そうなんだ」 ブツ(電話やネットをいきなり切断)

いきなり切るかー。。。わかった、という意味か??

(このやり取り約30分)

結構いい大人、という年齢の方です。ちょこちょこいます。
就職云々、、この講座のスキルを磨こうという姿勢はよいが、
大事な何かも学ばれた方が、、とどうしても感じてしまう。

さて、子どもが質問コーナーにやってきた。
中学生くらい??

そうか、子どももいるのか!

私「質問をお伺いしてもよろしいですか?」

こども「○○講座の○章のところなんですが、○ページの部分が分からなくて・・・」

私「今、教材確認しますね」

こども「すみません。よろしくおねがいします」

私「あ、ここの○ですね、どの点で疑問を抱かれましたか?」

こども「××が△なのかと思ってたのですが、この文だと自分の考えが違っていたのかな?と感じまして」

私「ああ、ここは分かりづらいところですね。その解釈はあってますが、この文はこれこれ・・・」

こども「そうだったのですね。よくわかりました。ありがとうございます」

私「(おお、わかってもらえてよかった)これからも頑張ってくださいね」

こども「はい!しつれいします」

(このやり取り約3分)

(雰囲気はできるだけ再現しつつも、身バレ職バレ防止で加工していますのであしからず)


さて、前者と後者の違い。。。

ちなみに質問内容ですが、
前者の方が高度でした。実は。
後者の子は、基本がちょっと把握できていなかった。

なので
理解度で比較してしまうとしたら、前者の方が勉強の面では理解されていたのです。

しかし、言葉遣いというか、礼儀、というか、
そういったもので、こんなに印象が違うものなのか、、、


そしてやり取りの時間が、全然違う。

後者の子は「相手に伝わるよう」を考慮しながら言葉を選んでいます。
だれだって感覚はちがうけれど、
お互いに、相手の言葉に寄り添おう、という姿勢があるから、
感覚の違いを埋められることが多い。

しかし、前者は「こっちの知りたいことを察して、さっさと教えなさいよ」
みたいな感じで、なかなかやり取りが進まない。
言葉を使うのが苦手な人っていると思うけれど、、私もそうだしね。

仕事がらみなら、
苦手ながらも「すみません」「おねがいします」「ありがとうございます」
などの単語をおりまぜることをちょっと心がけるだけでも、少しは違う。
(多用しすぎはよくないが)

これは勉強の場で仕事とは違うけど、、でも、「教わる」という気持ちだよなあ。。

などなど、いろいろと考えてしまった。

一応断っておくが、私の業種ならではの考えである。
他の職やママ社会だと、また違うよね。
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