読書をして得られた知識やセミナーで体得する知識でも
その場では何となく分かったつもりになることがあっても
その知識を運用していくためには
自分にとって身近なものとして扱うことが出来てこそ
生きた知恵として昇華させられるところがあります。
そこで知ることの出来た知識があったとしたら
自分以外の人に自分の言葉で説明してみるということも
理解度や習熟度を試すことにも繋げていくことが出来ます。
知識を相手に伝えようとするときには
自分が知っている一面から伝えようとしても
相手にはなかなか伝わっていかないもの。
時には複眼的な視点を持たせることで
違った角度から物事の本質の見え方を提示することが出来るからこそ
その知識の手触りを深めていくことも繋がっていきます！
自分が知すことの出来た知識は
その時点では点の状態であることが多いため
それをいかに自分の知的マップの中で繋ぐことで
線に変えていくことや立体的なものに変わっていく感覚もあります。
そこでいきなり人に話すことが出来ない、というときには
自分の頭の中で２人の人がいて
お互いに対話をしている感覚で”問い”を投げかけてみることも
自分が本当に知識を腹に落とし込めているのか、を
チェックするのに効果的です！
知っているけれども、自分は分かっていなかった、とは
ソクラテスの無知の知からくる認識に当たるところになりますが
自分にはまだ見ぬ世界があるということを
認識出来ているからこそ、”問い”が生まれて
思考も動かし続けることが出来ることにもなります。
ソクラテスでいえば、弟子のプラトンとの対話を通して
理解を深めるというアプローチを取っていました。
思考が深まっていかないということは
”問い”が単発的に終わってしまっているのではないか。
そこから人生観に拡張性を持たせていくためにも
対話をしてみることから感じとった
小さな違和感や疑問を大切にしていきたいところです！
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