アフィリエイト広告を利用しています
旅行・観光ランキング
ブログランキングに参加しています
ファン
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
カテゴリアーカイブ
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2016年12月14日

サントリー美術館 小田野直武と秋田蘭画 世界に挑んだ7年を見てきました

サントリー美術館は最寄りは乃木坂、国立新美術館の道路を挟んで反対側、東京ミッドタウンに有ります。
美術館の規模はそこそこ大きいくらい、東京ステーションギャラリーと同じくらいかチョイ小ぶり、出光美術館と同じくらいでしょうか。

展覧会は小田野直武と秋田蘭画、世界に挑んだ7年と題しまして、18世紀に蘭学者平賀源内とも関わりがあった画家、小田野直武とそれに関わる画家たちによる、秋田蘭画と呼ばれるグループの絵、後に司馬江漢に画法こそ受け継がれるものの短期間で忘れられていって明治になって再度評価されていった画家たちの作品が並んでいます。

18世紀当時の秋田藩では、当時流行っていた蘭学の影響からオランダ風の絵が日本で書かれていた時期で、小田野直武は蘭学者平賀源内と関わり、その中で解体新書の挿絵を書くことになった他、オランダ風の遠近法や立体感を重視した絵画を少数ながら残しこの世を去ったそうです。
その直武の作品を主軸にしつつ、彼の作品は少ないため、関わりのある他の画家の作品を含め、秋田蘭画の世界を紹介する展覧会になっています。

入ってすぐに直武の解説や当時の秋田藩の様子や、各藩に文化人の藩主がいた時期で各藩で色々な文化事業が行われていた時期で、そんな時代背景が直武の活動を支えたみたいな感じの事が解説され、少数の直武の絵の後に、解体新書の展示がすぐに行われていました。他日本に入ってい来た西洋の図鑑みたいなものもあります。
他同時期には清の画家沈南蘋の影響を受けた南蘋派と呼ばれるグループも活動しており、その流れもまた日本に大きな影響を及ぼし、宋紫石、松山山人等といった画家が活動していたそうで、それらの流れも秋田蘭画に影響を与えたよ事が書かれています。

そしてやっと主役の小田野直武の絵たち、主に風景画がメインですが、他に人物画、これも当時の人物や歴史上の人物まで様々といった題材を、そのオランダ風の画法で描いています。その為立体感が強く、明治になって西洋人が日本を描いたような絵のような印象をどこか受けますが、それでいて日本的と言うちょっと変わった絵ではあります。
また題材に不忍池や江ノ島、金沢八景等、現代でも名所になっているような場所を多く題材にしているため、現在の風景と比べることも可能。
作品としては他に鷲やハタハタ、富嶽、関羽、牡丹、童子等様々。また伝小田野直武なれど、ただそう伝わっているだけで名前はが入ってない絵も多い模様。他西洋の作品の模写も多く、西洋の銅版画の研究にも熱心に取り組んでいた様子。

しかし直武は短命で、直武と同じく秋田蘭画のグループだった佐竹曙山も程なくして死去、秋田蘭画は消滅していき、影響を受けたと言われる司馬江漢らの作品に僅かに受け継がれ、最終的には司馬江漢のグループの作品みたいな形で評価され、完全に忘れされていったそうです。それが明治期になって再評価され、現代に至るというものだそうです。

ポスターはそこらじゅうに貼られていたのでこの展覧会は知っていましたが、あまりにも近代的な画風から、明治期の画家の絵かと本気で思っていました、そうしたらなんと18世紀(バリバリ江戸時代)の絵だったとは。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5720561
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
  1. 1. 葉山女子旅きっぷで葉山へ行ってみて
  2. 2. 秘境青ヶ島
  3. 3. 新幹線&鉄道博物館きっぷで鉄道博物館
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
うどん・そばさんの画像
うどん・そば
何か面白そうなところはないかと色々なスポットを訪問しています。
プロフィール
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。