2021年09月14日
【トリビア】人間1人分の血管を繋ぐと、どのくらいの長さになるでしょうか?
今回のトリビアは、大人の人間の血管をつなぎ合わせると、どのくらいの長さになるでしょうか?
@日本2周半(約3万km)
A地球2周半(約10万km)
B地球と月を2往復半(約95万km)
@〜Bのどれでしょうか?
【人間の血管をつなげた時の長さは?】
人間にとって血液とは、命をつなぐために必要な酸素や栄養分を運ぶ大切な役目を担っていますが、この血液の通り道となるのが血管です。
そして血管は、役割や部位によって、動脈、静脈、毛細血管の三つに分類されます。
まず「動脈」とは、心臓から全身に送り出される血液が流れる血管です。
心臓から出た血液が最初に通る大動脈は、全身でいちばん太く、成人では3センチメートルにも達します。
動脈とは逆に、全身から心臓に戻ってくる血液が流れるのが「静脈」です。
動脈を流れる血液は、酸素をたくさん含んで鮮やかな赤色をしているのに対し、静脈には二酸化炭素を多く含む少し黒っぽい血が流れています。
また、皮膚の表面近くに見える血管はどれも静脈で、動脈は、皮膚の深いところにあって表面からは見えません。
さらに血管は、心臓から全身の末端へと向かうにつれて枝分かれを繰り返し、次第に細くなっていきます。
こうして、全身に網の目のように広がっているのが毛細血管だ。呼吸で体内にとり入れた酸素を全身に運ぶのも、体内でできた二酸化炭素を集めてきて、肺から外に出すのも、毛細血管の役目です。
このように、全身にすき間なく広がっている血管だが、成人の血管をすべてつなげると、約10万キロメートルもあります。
地球の円周は約4万キロメートルであることから、地球を2周半するのと同じくらいの長さに匹敵するのです。
冒頭の回答は、「A地球2周半(約10万km)」になります。
もう一つ、血管のトリビアです。
【血が流れる速度はなんと新幹線並】
続いて血管を流れる血液にまつわるトリビアを紹介していきましょう。
血液が流れる速度は動物によって違いますが、人間の場合には体中を血液が駆け巡り、心臓まで戻ってくる速さは25〜30秒だとされています。
全ての血液が同じ場所を通って、同じように流れている訳ではありませんが、全身に張り巡らされた血管の長さから血液を流れる速度を計算してみると、その速さは時速200km以上にもなります。
この速さは乗り物でいえば新幹線並であり、常に体内で新幹線並のスピードで血液が巡ってると考えると、人体構造の凄さを感じます。
更に、新幹線並の速さで血液を送り出すということは、身体の大きさにもよりますが、心臓から毎日10トン近くの血液が送り出されている計算となります。
明日、ご家庭や学校、職場で、皆さんに血管のトリビアを話して、盛り上がって頂ければと思います。
今回のブログは、以上です。
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