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2018年03月13日

阪神大賞典、データ分析

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


阪神競馬場で行われる阪神大賞典。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。

参照・JRA阪神大賞典、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2018/0318_2/index.html

上位人気馬が優勢

過去10年で単勝1番人気馬が4着以下に敗れたのは1回(2009年7着オウケンブルースリ)だけ。1番人気馬の信頼度は高いと言える。続く2番人気馬の3着内率が30%とやや低くなっている点は気になるが、3着以内馬延べ30頭のうち27頭は単勝5番人気以内の馬となっている。やはり大舞台を目標にしているトップホースが出走するレースだけに、波乱となるケースは少なくなっているようだ。

ここでは成績の良い1〜5人気までの馬を選びます。ここでは某競馬サイト想定オッズを参考にします。

該当馬
1人気 クリンチャー
2人気 アルバート
3人気 レインボーライン
4人気 サトノクロニクル
5人気 カレンミロティック

前走のレース別成績もチェック

過去10年の出走馬の前走のレース別成績を調べると、阪神大賞典で好相性なのは前走が「有馬記念」と「日経新春杯」だった馬。「ダイヤモンドS」と「京都記念」からも優勝馬が出ているが、好走率は前記した2レースに比べると低いものになっている。これらの4レース以外から優勝したのは、2015年のゴールドシップ(前走アメリカJCC)だけだ。

該当馬
カレンミロティック2
サトノクロニクル2
レインボーライン3

若い世代が優勢

過去10年の出走馬の年齢別成績を調べると、2008年2着のアイポッパー、2010年優勝のトウカイトリックと、8歳馬が好走した前例はあるが、若い世代が優勢。そして4歳から6歳までは、年齢が高くなるにしたがって、好走率が下がっている。

ここでは複勝率の高い4、5歳馬を選びます。

該当馬
クリンチャー2
サトノクロニクル3
スーパーマックス
ムイトオブリガード
レインボーライン3

当日の馬体重にも要注目?

過去10年の優勝馬10頭のうち7頭は、当日の馬体重が「500〜518キログラム」で、「520キログラム以上」だった馬は優勝していない。ただし、「500キログラム以上」の馬は2着がゼロで、2着馬はすべて「498キログラム以下」となっている。また、3着馬は全て「480キログラム以上」という特徴的な分布になっている。

ここでは成績の良い500〜518kgの馬を選びます。レース当日の馬体重が不明なので、ここでは前走場体重を参考にします。

該当馬
シホウ
トミケンスラーヴァ

前年の秋以降の成績にも要注目

過去10年の阪神大賞典では、2009年と2012年を除く8回で「前年秋以降のGTまたはGUで、3着または4着に入っていた」という馬が連対している。今年も前年秋以降にグレードが高いレースで3、4着になったことがある馬には、チェックを入れておくべきかもしれない。

該当馬
アルバート2
サトノクロニクル4
レインボーライン4

前走が重賞で単勝1番人気だった馬が3連勝中

近3年の阪神大賞典では、「前走が重賞で単勝1番人気だった」という馬が優勝している。これらの3頭はレースも着順もバラバラ。前走の内容を比較する際は、着順よりも単勝人気を重視する手はあるだろう。

該当馬
アルバート3

以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら

サトノクロニクル
レインボーライン

サトノクロニクルは菊花賞10着、有馬記念9着と一見距離が長かったように思えますが、福島のラジオNIKKEI賞6着の成績を見ると上がりのかかる馬場や展開が合わない印象もあります。阪神コースは2走前にチャレンジCを制しており問題はありませんし、当日良馬場なら上位争いも可能だと思います。

レインボーラインはG1を中心に使われており、こちらはサトノとは逆に上がりのかかる展開が合っていそう。不良馬場となった天皇賞・春3着、洋芝の札幌記念で2着と成績にも現れています。展開やペースを見て上がり時計がかかりそうならば狙ってみたいです。

京都記念を制したクリンチャーとステイヤーズS3連覇のアルバートと有力馬2頭が参戦しますが、有力馬として該当しなかったので、データに該当したサトノクロニクル、レインボーラインの2頭は馬券妙味もありそうなので注目です。


 

古馬重賞はリピーター、阪神大賞典は?

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


阪神競馬場で行われる阪神大賞典。過去10年からリピーター馬がいるか調べてみます。

2016年 1着シュヴァルグラン(2017年2着)
2013年 1着ゴールドシップ(2014年&2015年優勝3連覇)
2011年 1着ナムラクレセント(2009年2012年3着)
2010年 1着トウカイトリック(2006年2着、2007年3着)

4頭のリピーターがいました。

それでは前年など過去年に着外で馬券にからんでいた馬を調べます。

2010年 1着トウカイトリック(2009年5着※2006年2着、2007年3着、2008年4着、2011年12着、2012年6着、2013年5着)

一方前年馬券に絡んでいて翌年以降馬券外だった馬も調べます。

2011年 3着モンテクリスエス(2013年7着)
2010年 1着トウカイトリック(2011年12着※2006年2着、2007年3着、2008年4着、2009年5着、2012年6着、2013年5着)
2009年 1着アサクサキングス(2010年4着)

それでは今年の登録馬で過去馬券に絡んだ馬、着外だった馬がいるのかを調べます。

前年など過去年に着外の馬
カレンミロティック
サイモントルナーレ

前年など過去年に馬券内の馬
該当馬なし

カレンミロティックは2015年4着、2016年6着と2度参戦。今年で10歳と高齢になりますが、2走前のアルゼンチン共和国杯は4着アルバートとはクビ差の5着と長距離ではまだ頑張れそうです。

この馬はとにかく逃げてはダメで番手の競馬ならこれまで宝塚記念2着、天皇賞・春2、3着があります。今回は逃げ馬ヤマカツライデンもおり、番手で流れに乗れれば穴目で狙えるかもしれません。

このコーナーの常連であるサイモントルナーレは、言うまでも無く実力不足なので無印です。

ということで今回はカレンミロティックに注目したいと思います。


 

2018年03月12日

先週のデムーロ、ルメールの騎乗馬(3/10、3/11)

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


ミルコ・デムーロ&クリストフ・ルメール両騎手の重賞&特別レースの騎乗馬。騎乗馬は以下の通りです。

デムーロ騎乗馬

3月10日(土)
阪神9Rゆきやなぎ賞 サトノワルキューレ1着
阪神10RうずしおS メイズオブオナー1着
阪神11RポラリスS サトノファンタシー1着

3月11日(日)
金鯱賞 スワーヴリチャード1着
中京12R賢島特別 エイシンスレイマン2着

ルメール騎乗馬

3月10日(土)
阪神9Rゆきやなぎ賞 ヴェルテアシャフト9着
阪神10RうずしおS ハウメア4着
阪神11RポラリスS レッドゲルニカ9着

3月11日(日)
中京10R昇竜S イダペガサス4着
金鯱賞 サトノダイヤモンド3着
中京12R賢島特別 レッドオルガ1着

基本的なルールは、

・重賞レース&特別レースのデムーロ&ルメール騎手騎乗馬単勝&複勝で勝負。
・馬券勝負は3回連続馬券外となった次のレース
・購入方法は金丸法を使用※金丸法については各自でお調べください。
・5連続馬券外(馬券勝負で2連敗)だった場合は一旦勝負を中断し次回勝負。

これをふまえた勝負馬は

デムーロ

特別レース勝負の相性が悪いので、当面勝負を見送ります。

重賞は3連続馬券外ではないので、勝負はお休みしました。

ルメール

特別は土曜特別がすべて馬券外だと3連続馬券外となるので、中京10R昇竜S イダペガサスから勝負し不的中、中京12R賢島特別 レッドオルガで勝負。複勝オッズがつかないので枠連勝負をし的中しました。
2018賢島特別.png

重賞は3連続馬券外ではないので、勝負はお休みします。

デムーロ騎手は土曜に5勝の固め打ち。日曜の金鯱賞を含め2勝し土日で7勝と絶好調。デムーロ騎手の成績を集計して思ったことが、とにかく波に乗ったときの馬券内が続くこと。以前も午前中からすべて馬券内で9R、10Rも連勝しているときにメインレースを勝つケースがあったので、今回は実験的に土曜メイン阪神11RポラリスS サトノファンタシーの単勝を買い見事1着で単勝が当たりました。こういった確変モードになったときは逆らわず勝負したほうが良いかもしれません。
2018ポラリスS.png

一方まったく馬券に絡まないときもあり、ルメール騎手よりもスランプの期間が長いのが短所としてあります。デムーロ騎手は調子の良いときに勝負すると回収率が上がるかもしれません。

ルメール騎手は土曜は2着1回と不調でしたが、日曜は4勝と巻き返しました。デムーロ騎手に比べれば好不調の波が少ないですが、この安定感が信頼となるのか騎乗馬が過剰に人気となり馬券妙味がありません。重賞は買う人たちも増えるのでそれなりにオッズも他の馬に分散するため勝負できるオッズになります。

なので好不調の激しいデムーロ騎手、配当妙味に欠けるルメール騎手の特別勝負は一旦やめて重賞騎乗馬のみで勝負して以降と思います。

デムーロ騎手のように好調時に買う作戦等、新たな勝負方法も考えていきますので、引き続き両騎手の成績を観察していきたいと思います。


 

2018年03月11日

フィリーズレビューは伏兵リバティハイツが混戦を制す

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


1着リバティハイツ 1:21.5
2着アンコールプリュ 1/2
3着デルニエオール クビ

レースはラブカンプーが逃げ前半1000m33.7秒のペースで進み、直線馬群が密集する中、中団から進出したリバティハイツが直線外から追い込み、最後はさらに外から追い込んだアンコールプリュを半馬身差退け優勝。桜花賞の優先出走権を得ました。

リバティハイツは前走京都の500万下2着から参戦。ここ2走は上がり最速で決め手がありました。逃げ馬が作り出したペースもあり展開も向きましたが、直線やや窮屈な場面がありながら終いの脚もしっかりしていました。鞍上北村友騎手もリーディング上位と好調で、人馬ともに勢いがあり桜花賞を賑わしてくれそうです。

2着アンコールプリュは新馬、つわぶき賞(500万下)と連勝で参戦。こちらも決め手があり後方から一気の差しで出走権を得ました。新馬では好位での競馬もできマイルの距離も経験しているので、こちらも本番が楽しみです。

3着デルニエオールは過去3走出遅れていましたが、今回は好スタートを切れたことは収穫。鞍上岩田騎手らしい進路取りで騎手の上手さも光りました。三冠馬オルフェーヴルの妹ですが、こちらはクセが無さそうな印象。本番も穴人気になれば面白い存在です。

それでは今回予想した馬の結果です。

◎アマルフィコースト落馬
〇アルモニカ6着
▲コーディエライト15着
△ラブカンプー11着

◎アマルフィコーストはスタート直後に落馬。隣のモルトアレグロがよれた影響があったかもしれません。馬はカラ馬として走っていたので問題無さそうですが、鞍上浜中騎手の状態が心配です。

〇アルモニカは好位追走から抜け出しましたが、ペースが速かったので後続の差し馬に交わされてしまいました。差はわずかですので力はありそうですし、注目していきたいです。

▲コーディエライトは逃げ馬ですが先手を取ることができず中団からの競馬。自分の競馬ができませんでした。こちらは二の足が遅い印象を受けましたので、マイルや中距離以降で単騎逃げが打てれば面白い存在になりそうです。

△ラブカンプーは自分の競馬をしましたが、逃げ切ることはできませんでした。今後はスプリント路線が良いと思いますが、距離をこなすのであれば逃げ以外の競馬ができないと厳しいかもしれません。


 

金鯱賞はスワーヴリチャードが人気に応え快勝

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


1着スワーヴリチャード 2:01.6
2着サトノノブレス 1/2
3着サトノダイヤモンド 1

レースはサトノノブレスが逃げ前半1000m63.0秒の超スローペースで進み、直線2番手を追走したスワーヴリチャードが逃げるサトノノブレスをゴール前でとらえ、最後は半馬身差交わし優勝。共同通信杯、アルゼンチン共和国杯に続き重賞3勝目を挙げました。

△スワーヴリチャードは道中2番手を追走。超スローペースで折り合いに苦労する面も見られましたが、鞍上デムーロ騎手が上手くなだめたことで脚をためれたと思います。最後は危なげなくゴール。+10kgの馬体重で余裕残しながら完勝したことで、次走G1大阪杯も期待できそうです。

2着サトノノブレスはスローペース逃げて粘りました。サトノダイヤモンド同様フランス遠征帰りで自身8歳と上積みがないと思い無印としてしまいましたが、まだまだ元気。昨年は11着と大きく負けましたが、本レースは2着1回3着2回と実績がありました。G2、G3ではまだ活躍できそうですね。

3着サトノダイヤモンドもサトノノブレス同様フランス遠征帰り。喉鳴りやメンタル面に不安点がありこちらも無印にしましたが、最後は鋭く伸び、前哨戦としての最低限の結果を残すことはできました。衰えもなさそうなので、こちらも次走楽しみです。

それでは今回予想した馬の結果です。

◎メートルダール8着
〇ダッシングブレイズ5着
▲ブレスジャーニー6着
スワーヴリチャード1着

◎メートルダールは前走同条件の中日新聞杯を勝っており期待しましたが、やはり鞍上福永騎手が上手く乗ることができていませんでした。差し馬ですが、レースによっては仕掛けたり先行している実績があったのですが、道中中団で何も考えず外に出しただけの競馬。たしかに少頭数で詰まらない競馬ではありましたが、あまりに工夫の無い競馬で愕然としました。

以前からこういった騎乗が目立っていたので勝負を避けていましたが、流石に今回はコース、距離実績があるので勝負してみましたが無駄でしたね。今後は福永騎手での馬券勝負はしません。たとえ有力馬に乗ったとしても、私は単勝と複勝で勝負するので、無理に狙う必要はありません。

馬自身は力がありそうなので、騎手が替わり次第注目していきたいと思います。

〇ダッシングブレイズは好位からの競馬。途中スワーヴリチャードを行かして控えたことで瞬発力勝負になったことが敗因でしょうか。こちらは乗り替わりもありましたし、距離も若干長かったかもしれないので、マイル前後での競馬で注目していきたいです。

▲ブレスジャーニーは中団からの競馬。結果超スローペースの瞬発力勝負となったのでこの馬向きの流れなのですが、位置取りが悪かったかもしれません。


 

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以前競馬サイトで働いていて、今は本とかCDとか個人で売っています。 競馬歴は20年以上。血統より馬券派(単複馬券)。 画像は競馬のブログなので、上田馬之助さんのイラストを描きました(全然関係ないかなw)。 ちなみに以前週刊プロレスにイラストを投稿してました。
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