2021年08月08日
コラーゲン経口摂取の、骨への作用・効果
この直前の投稿ブログ「新田の『コラゲネイド』ー 伝統のコラーゲン!」では、春日井昇平・小山洋一両先生の共同執筆になる論文から、「『コラーゲン』の、皮膚に対する有効な作用」を測定する実験内容の部分を、平易を心がけて紹介してみました。
今回のブログでは、「コラーゲン経口摂取の効果」として、骨への作用・効果を、小山洋一先生の論文「天然素材コラーゲンの機能性」[「皮革科学」Vol.56, No.2, pp.71~79 (2010) ] から、これも主に実験内容をたどることで紹介してみたいと思う。(下にこの論文の初めのページ、その上半分ほどを、ご参考までに)
▐ 骨に対する作用・効果
骨密度が低下する原因のひとつは、低蛋白状態である、という指摘がまずなされます。そして、低蛋白状態とは、食事由来の蛋白摂取量が少ない状態である、とされます。
小山先生ほか数名のチームは、骨に対するゼラチン摂取の効果を、低蛋白状態のマウスで調べた、ということです。
マウスの餌の蛋白質を、通常の14%カゼイン(カゼインとは、乳に多く含まれるリンタンパク質の一種)から、10%カゼインに減らし、10週間飼育すると、骨密度が有意に低下する、とあります。
このとき、10%カゼインの代りに、6%カゼイン+4%ゼラチンを用意し、この二組を比較すると、後者で大腿骨の骨密度が有意に高くなっていた、ということです。
さらには、14%カゼイン群と、6%カゼイン+8%ゼラチン群という二組をつくって、骨密度の変化の状態を調べてみると、これら双方の間では、有意な差はなかった、ということです。
これらのことから、骨密度に対するゼラチンの効果は、なんらかの原因で骨密度が低下した状態で、より顕著に現れると考えられる、とされるんですね。
上に、骨密度が低下する原因のひとつは、食事由来の低蛋白状態であるとの指摘がありますが、骨密度が低下するもうひとつの原因として、閉経後の女性ホルモン減少が挙げられています。
小山論文では、そのような原因での骨密度低下に対して、ゼラチン摂取の効果はどのようなものであったかの調査結果(Nomuraらによるもの 2004年発表)が紹介され、骨密度の有意の増加が、確認されています。
この、骨に対する作用・効果の小山論文の結びには、以下のような言説がみられます。なかなか、ありがたみさえ感じられる個所、そのままを引いておきます。
「このように、ゼラチンやコラーゲンペプチドの経口摂取は、とくに骨密度が低下している状態でこれを上昇させること、またその効果にはコラーゲンに特異的なメカニズムが関与することが示唆されてきた。」
骨密度の低下に対して、希望のもてる対処法が開かれていると思いませんか。
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