池袋。「パリの朝市 池袋店」。
西口。東武の15階。ラスボス階。14階までとは急に雰囲気が変わる。
緊急事態宣言の間休業していたが10月から営業を再開した。おめでたいので行ってみる。
店内は意外にそれほどスペシャル感はない。席にもよるのか。けっこう人が入っていてわりとワイワイしている。敷居の低いイタリアンぐらいの雰囲気。静かなのを期待していたが、まぁ、言うほど悪くない。
ランチAコースは4,950円。Bコースは7,920円。Cコースは12,100円。今日のところはA一択。
肉か魚は魚。それと生ビール。
生ビール。「白穂乃香(しろほのか)」。880円。
まろやかなのが好きな人がおいしいと感じるクオリティをそのままバランスよく1段階高めたようでおいしい。と思ったらサッポロのプレミアムホワイトだった。なるほど。クセがなく素直においしい。関東と愛知県の一部の店にしかないそうだ。おいしいので見かけたら試しに飲んでみるといいと思う。1段階上のおいしい日本のビール。
パン2種類。
何気というかさすがというかクオリティが一つ高くおいしい。この2種類の組み合わせもいい。飽きないコンビ。ほどよいタイミングでサーブしてくれて2個ずつ食べた。
「パロマ産プロシュットとイチジクとマイクロリーフ」。
質の高いプロシュット。ちゃんとおいしい。イチジクもいい。他もいい。どこそこの生産と一つ一つ説明してくれたが覚えられない。ちゃんとしたところのものをちゃんと料理しているというのは食べてわかる。
「かぼちゃのクリームスープ」。
これもだいぶおいしい。かぼちゃのスープが出ると10月だなぁという感じになる。
シャンパン。「トリボーブリュット」。1,650円。
ビールを飲んでしまったのでスパークリングワインを注文しようと思ったら1,500円でシャンパンがあると言われたのでそれにする。
フルーティでわりとしっかりした味のあるシャンパン。あるいはシャンパーニュ。シャンパンとシャンパーニュは同じ。ちなみにシャンパンはスパークリングワインの一種。シャンパーニュ地方特産のスパークリングワイン。ビールの次にシャンパンを飲むとその分自由な気分になる。
「高知宿毛の真ダイのポワレと旬菜 メヒカリのフリット」。4,950円。
宿毛は「すくも」。高知県の市。この真ダイのポワレがおいしかった。食材もいいんだろうけどさすがに料理が上手。ひさしぶりにレベルの高いポワレを食べた。一口に真ダイやポワレと言っても上下がある。これは上のクラスの真ダイのポワレ。
メヒカリはアオメエソ(青目鱛)の関東での通称。そういう深海魚。静岡県沼津市ではトロボッチという通称だそうだ。このメヒカリのフリットもおいしかった。真ダイの淡い甘味が遠くにあるような上品なおいしさとはまた別のほんの少しほどよい苦味も伴う魚らしい味がこういうフリットとして完成度が高く仕上がっている。
アヴァンデヒール。
マスカットが当然のように質が高い。グラース(アイス)とソルベ(シャーベット)も本当にちょうどよくおいしい。
メニューにはコーヒーか紅茶と書いてあったけどエスプレッソも選べた。それにする。
これも出来のいいエスプレッソ。本当にちょうどよくおいしい。
飲み干したら、もう一杯いかがですかと言われたのでありがたくいただく。このタイミングも本当にちょうどいい。
デザート。4種類出てきた。
右上は洋ナシのタルト。右下はモンブラン。左は聞き取れなかったけどミルフィーユとショコラ。
これもそれぞれ本当に出来がいい。それぞれおいしく、この4種類の組み合わせもいい。エスプレッソにもちょうどいい。
フレッシュハーブティー。
帰ろうと思ったらこれが出てきた。デザートの時点ですでに合格という感じだったが、これもまたいい。
ハーブが口の中と気分を落ち着かせる。
すっかり満足する。
店の人の感じもいい。行き届いたホスピタリティ。これは奉仕料10%の価値があると思った。
食べログで3.64。高いね。ちゃんと評価されている。他の店とのバランスで言えば5点満点の5点。
足し算で考えたらどう考えても5.0オーバーになる。
そもそもフレンチはジャンルとして基本的にレベルが高い。その中でも上の方。東武のラスボスの一柱としてしっかりした存在になっている。たまに行くといい。心と味覚が浄化される。ごちそうさまでした。
価格:3,456円 |
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