池袋。「華湘(カショウ)東武池袋店」。
西口。東武の15階。15階と言えば14階までとは雰囲気が急に変わるラスボスの階。価格帯も14階までとは変わる。
緊急事態宣言が解除されて東武も西武も営業を再開した。まだ開いてない店も6月1日など順を追って再開する様子。新しい日常が始まる。
デパートの外でも同じような様子。まずは再開したがコロナ前と同じわけにはいかない。客足はコロナ以前のようにはいかず、どこもここもテイクアウトや宅配を始めたので飲食店同士の競争も厳しい。
テイクアウトも質や価格などの競争がシビア。他より勝った商品でないと売れない。
ひさしぶりにデパートに入ると箇所箇所でアルコール消毒を求められる。それと検温。これは、こちらとしてもちょっとありがたい。平熱だとお墨がつく。
ひさしぶりに東武に来たので、「華湘」に行こうと思う。ボスの階の湖南料理店。
湖南料理とは中国の八大料理の一つ。湖南省の料理。中国で一番辛い料理と言われる事もある。四川が麻辣(マーラー)なのと比べて湖南料理は酸辣(サンラー)。毛沢東が好んだ料理で「毛家菜(マオジアツァイ)」とも呼ばれる。
「【平日限定セット】華湘「プレミアム」二段重」平日価格2,300円にする。価格的にこれ一択。
焼きそばや麺はそれより安いが、それなら二段重の方がいい。
竹筒湯。鶏肉とホタテのつみれのスープ。竹筒に入っているのが湖南料理。
上品な味でおいしい。しかし、すごく熱い。お茶も熱いのでビールを注文する。
生ビール。680円。
「ビールもらえますか」と言ったらこれが来た。アサヒのスーパードライだった。
700円ではなく680円というのは少し歩み寄ってくれている。
「【平日限定セット】華湘「プレミアム」二段重」。平日価格2,300円。ちなみに土日祝は2,900円。
1.「鶏の油淋揚げ 特製ソース」2.「黒酢酢豚」3.「海老のチリソース」4.「海老と季節野菜の炒め」の4種類の料理から2つ選べる。1と3にする。
フォアグラのフルーツソースと、若筍と、生海老のゼリー寄せと、海老の蒸し餃子。
ホタテ貝のクリームソースと、麻婆豆腐と、油淋鶏と、海老のチリソース。
二段重は特に湖南料理というものは入っていない。
ここで求められるのはポピュラーであり、少しオリジナリティがあり、かつ上級な中華料理というものなんだろう。大体、油淋鶏と海老チリを選んでいるのは自分だ。選択肢は他に酢豚と、海老と野菜の炒め物しかなかったわけだが。
どれも、さすがに普通よりおいしい。
ちなみにフォアグラと筍と生海老が前菜的で、ホタテと麻婆豆腐と油淋鶏と海老チリが主菜的で、海老の蒸し餃子が点心。一通り食べたという感じがする。
デザートの杏仁豆腐とチョコ。杏仁豆腐にはパインが乗っていて、本体もほんのりとフルーティでおいしかった。
全体的にレベルが高い。ひさしぶりに上質な中華料理を食べた。
これで2,300円というのは、いいサービスランチだと思う。プレミアムというのは伊達じゃない。
食べログで3.62。うん。今日食べたプレミアム二段重も3.65。十分満足する。
価格:5,220円 |
価格:4,860円 |