池袋。中華食堂一番館 池袋サンシャイン60通り店。
東口。サンシャイン60通りから「松屋 池袋サンシャイン通り店」の角を曲がってすぐ。
今は290円の「かけらーめん」の店。
今さら発表するほどの事ではないが「かけらーめん」より他のメニューの方がいい。
少し考えられた独自性のあるメニューに心が動かされる。
「イカと海老チリのオム炒飯」。650円。
炒飯の上に「オム」と、「イカと海老チリ」。天津という言葉は使っていない。ちなみに天津飯はなくなっていた。
チリソースがそれほど辛くないので炒飯の味を殺していない。相乗効果ですごくよくなっているというほどでもないが共存している。不思議な世界。悪くない。
「焼肉スタミナ炒飯」。550円。
「焼肉スタミナ黒丼」の「焼肉スタミナ」の部分が炒飯に乗せられたもの。
肉よりタマネギの方が目立つ。
玉子をくずしたところ。
これは「焼肉スタミナ」と「炒飯」と「玉子」の三者が合っている。いい足し算になっている。
これは白いご飯より炒飯の方がいい。
正直に言うと「焼肉スタミナ」の部分が弱いので炒飯と玉子で補っている。みんなで力を合わせて何とかしようとしている感じ。
だが、それも一つのやり方で、いいと思う。
基本的に一番館はコストを抑えて安く提供するのがテーマになっているので、安い食材で何とかしようとしている。
そこには企業努力が見られる。投げ出していないので好感が持てる。
「皿中華」。500円。
新しいメニュー。長崎の「皿うどん」を意識したのかな。皿うどん的に五目あんかけかた焼きそば。ただし山盛り。
けっこうな山。
たくさんの野菜と肉も少し。わりと存在感のある麺。
これはおいしかった。食べ応えも十分。かなりのボリュームだが野菜だし、味もくどくないので、おいしく完食。いいバランスのかた焼きそば。いや、「皿中華」か。「皿中華」ちょうどよく、おいしかった。
焼き餃子4個。150円。6個は200円。選べるのはいい。ちょっとだけ食べたいという時に4個は手頃。
必要十分においしい。これも悪くない。炒飯類を食べる時にこれをつけると満足度が上がる。逆に言えば、ないと物足りない。
肉汁大餃子3個。250円。5個だと380円。
大餃子というほど、大きくない。普通の餃子より一回り大きいぐらい。ただし、肉感はかなり増している。
普通の餃子の2倍ぐらいの満足度。値段分の価値はある。
食べログで3.09。この手のチェーン店は下がる。実際、そのぐらいと言えばそのぐらいだが、皿中華と肉汁大餃子は3.3。他は3.15〜3.2ぐらい。
一番館は安くて悪くない店。ただし、それ以上ではない。
一番館は安さにウエイトを置いているので、それ以上にはなかなか行きにくい。
ただ、マニュアルに従ってオペレーションされているので、やさぐれた店のような雑さはない。そこはいいところ。
たまにはいいと思う。安さは魅力。後、皿中華、けっこうおいしかった。
価格:2,160円 |
価格:3,000円 |