池袋。西武の屋上「食と緑の空中庭園」。
かるかやのある所。かるかや以外の店もたくさんある。
ホテルオークラの売店があった。
3ブース。
「葱チャーシューメン 600円」というのが目に入る。
「ホテルオークラ」と「葱チャーシューメン」と「600円」がつながらない。
ホテルオークラはもちろんラーメン屋じゃない。クオリティが上なのか下なのか、ちょっとイメージできない。
他のブースを一通り見てから戻ってきた。
「葱チャーシューメン」は限定150食だそうだ。
「限定150食」というのもかなりイメージできない。
「ホテルオークラ」と「葱チャーシューメン」と「600円」と「限定150食」。
店名はタバーンというらしい。知らない。これはヒントにならない。
注文してみます。
葱チャーシューメン。600円。
プラスチックのカップに入っている。それをトレイに乗せた状態で渡される。
葱チャーシューメン自体はおいしそう。カップとトレイがイートインコーナーっぽい。実際そうなんだが。
この状態だと一目見てもまだそのクオリティはわかりにくい。
食べてみます。
麺は一般的な太さの縮れ麺。細麺でもなく極太でもない。
スープはあっさりした薄塩醤油。
チャーシューは細く切られていて、葱と共に細麺によく合う。
麺とスープはものすごくうまいカップ麺のよう。いや、カップに入っているからそう連想するがもちろん生麺。
えーと。イメージで上にも下にも引っ張られないように。正しく判断しよう。
葱は新鮮で、細く切られているチャーシューと縮れ麺がものすごく合う。食感もこの上ない。
うん。
うまい。
というか、めちゃくちゃうまい。
料理をちゃんと勉強した人達が考えた洗練されたレシピだ。
料理の上手な人が自分達で食べるためのような余力を感じる。
その辺のラーメン屋がアマチュアに感じる。
不良より強い優等生みたいだ。
すごい、うまい。これ。
その辺のラーメン屋に並んでいる人達、これ食べてどう思うんだろうか。
背脂とか極太麺とかとにかく濃いとか辛いとか大盛とかノスタルジックとか、そういうのじゃない正統派。
何か、変わったものを入れたり、その店なりにがんばって工夫したアイディアですら、子供だましのように感じる。
もちろん、いろんな流儀があって、正解は一つではないけどね。
食べログで3.01。驚かない。口コミが3件だけ。マンゴーかき氷を食べた人が3.4。オムライスを食べた人が3.0。スノーアイスを食べた人が4.0。食べログ補正で下がっている。
個人的に大ヒット。池袋でうまいラーメン屋を一つ見つけた。ラーメン屋じゃないけどね。
 | 価格:3,240円 |
