2018年04月04日
SFC版ドラクエ6を再プレイ・隠しダンジョンと隠しボス
夜分遅くに今晩は。
SFC版ドラクエ6の再プレイを終えた、「暇人の独り言」管理人です。
ストーリー本編以外にもおまけ要素がいくらかあるドラクエ6ですが、今回の再プレイではストーリーと隠しダンジョンのクリアに的を絞って遊んでみました。
バトルが好きな管理人としては、やはり強い敵に勝つことが最も楽しいためです。
ついでに言えばまたデータが消えるだろうからあれもこれもと必死になりたくない
さて、先日で本編を終えたSFC版ドラクエ6再プレイ日記ですが、語りたいところが残っているので、あと少しだけ記事を作ることにしました。
今回は、ドラクエ6の隠しダンジョンと隠しボスについて綴ります。
初っ端から余談ですが、隠しダンジョンという呼び名は、ゲーム中で実際に使われている名前ではありません。
ゲーム中で正式名称が分からないため、仮にこの名前で呼んでいるだけです。
DS版ではこのダンジョンの名前が「お楽しみダンジョン」と後付けされた判明したのですが、出て来るモンスター共の強さを考えるととても呑気に楽しんでいられるような場所ではないので、本記事では以後も隠しダンジョンと呼称します。
この隠しダンジョンの解放条件は、全ての職業の熟練度をレベル5まで上げること。
これを満たすためには、職業「はぐれメタル」を解放する必要があります。
スタッフロール中、テリーが「アモール北の洞窟」でうろついていた場所にあるアイテム「はぐれのさとり」。
これをパーティの誰かに持たせて「ダーマしんでん」に駆け込めば、「はぐれメタル」に転職できるようになります。
あとはこの「はぐれメタル」を含めた全ての職業の熟練度をレベル5まで上げれば、「ダーマしんでん」の燭台が立ち並ぶ部屋から隠しダンジョンに入れるようになる訳です。
エンディングを見たデータでなければ「はぐれのさとり」は取れないので、隠しダンジョンに攻め入るには、1回はデスタムーアを倒さなければなりません。
頑張れ。
DS版ならデスタムーア撃破と同時に隠しダンジョン解放されるんですけどね
なお、隠しダンジョンの道中には、「ライフコッド」にそっくりの村「デスコッド」があります。
ここではかなり高額ながら「ドラゴンのさとり」が販売されており、金さえあれば全てのキャラクターを「ドラゴン」に転職させる事も可能です。
金さえあればね。
「デスコッド」は1度到達すると、次からは「ルーラ」ですぐに入れるようになるため、隠しボスとの戦いにも行きやすくなります。
ただし、宿屋は何故だかバカのように高い料金なので、利用しないのが吉。
大変に面倒な条件をクリアできれば、いよいよ隠しダンジョンに挑めます。
…が、手間を掛けさせただけはあると言うべきか、ここに巣食うモンスター共は強敵の嵐です。
まず、これまでプレイヤーを苦しめた「キラーマジンガ」が平然と登場します。
しかも、時には3匹同時に。
もっとも、この隠しダンジョンこそが本来の生息地域であり、「海底宝物庫」やヘルクラウド城でお目にかかる方がおかしな話だった訳ですが。
相変わらずの攻撃力と素早さこそ難儀な「キラーマジンガ」ですが、ここまで来れば戦力も充実し、十分余裕を持って倒せる程度のザコになっているはず。
と言うより、いまだにこいつ相手で苦労するようなら、隠しボスに喧嘩を売れば間違いなく全滅します。
引き返して、パーティを鍛え直しましょう。
この隠しダンジョンはドラクエ6中最高の危険度を誇るゆえ、「キラーマジンガ」を上回る厄介者など、いくらでもいます。
以下に、管理人が特に危険視するモンスター共3種類をピックアップ。
・「デススタッフ」
全体攻撃の「こごえるふぶき」を乱発してくる杖のモンスターです。
複数で出て来ることが多く、寄ってたかっての「こごえるふぶき」の繰り返しは、こちらを素早く凍死させてくれやがります。
管理人も「しゃくねつ」や「かがやくいき」を覚えたらこれを連発する口ですが、敵に同じことをやられると実に不愉快なものです。
前回プレイ時にこいつのせいで無駄な全滅を喫して、それを思い知りました。
「デススタッフ」は氷のブレスを吐いてくる割に、自身は氷のブレスに耐性がないので、「かがやくいき」が大活躍します。
習得するには「ドラゴン」に転職して嫌になるほどの戦闘回数を重ねる必要がありますが、隠しダンジョンで戦うのなら、これくらい強力な技を覚えておかなければきついです。
・「ボーンファイター」
4本腕で、様々な武器を握り締めたモンスターです。
攻撃力が高い上に1ターンで2回行動するわ、たまに攻撃と同時にこちらをマヒさせてくるわ、守備力を下げる「ルカナン」を使って来るわ、便利で強力な「かがやくいき」は効かないわで、出会うと非常に嫌な奴。
ブレスで攻めるなら「しゃくねつ」、単体攻撃でいくなら「ゾンビぎり」が推奨されます。
・「デーモンキング」
かつて倒した「アクバー」の色違いの悪魔です。
「イオナズン」や「ひばしら」を使うほか、こちらが倒したモンスターを「ザオリク」で100%確実に蘇生させてのけます。
こいつが2匹で登場した時、片方を倒したのに生き残ったもう片方のせいで体力全快で蘇生されようものなら、そのだるさは滅多なものではありません。
こいつも「かがやくいき」が効かないので、ブレスで攻めるなら「しゃくねつ」の出番。
単体攻撃で攻めるなら「せいけんづき」や、明らかにドラゴンではないもののそれなりに効く「ドラゴンぎり」などが良さげです。
ドラクエ6のザコの中では強烈な火力を誇る「デーモンキング」ですが、こいつ相手でHPやMPを消耗するようなら、やはり隠しボスとは渡り合えないと考えるべきです。
MPをケチって戦っても十分に勝てるくらいになってから、隠しボスに挑戦しましょう。
ダンジョンの最奥部に辿り着くと、見覚えのある怪しげな祭壇が見つかります。
それは、デスタムーアに対抗するべく悪魔を操ろうとして、その悪魔に滅ぼされたグレイス城そっくりの空間でした。
邪悪な気配を感じつつも祈りを捧げてみると、案の定グレイス城を滅ぼした悪魔のダークドレアムが登場。
破壊と殺戮の神を自称するダークドレアムは「わたしはだれの命令もうけぬ。すべてを無にかえすのみ。」と言い放つと、自分を呼び出した主人公達を迎え撃ちます。
この「ダークドレアム」こそ、ドラクエ6の隠しボス。
どっかのドランゴ引換券とは違いここまで引っ張っただけあって、その強さは確実にドラクエ6のモンスターの中で最強と言って良いでしょう。
「しゃくねつ」や「かがやくいき」を使うほか、敵1グループに雷を落とす「ギガデイン」、敵1グループに真空の刃を叩き込む「グランドクロス」、さらには戦闘メンバー全員にダメージを与える「おぞましいおたけび」と、全く容赦のない攻撃でパーティ全員に200ポイント前後のダメージを易々と叩き込んで来るのです。
特にきついのは、ダメージを軽減できない「グランドクロス」と「おぞましいおたけび」。
もちろん、これらを喰らった後は回復が必須です。
攻撃力もきっちり高いところに持って来て、「バイキルト」でさらに強くなるのだから、もはや悪夢の領域。
「いてつくはどう」を使えるキャラクターがいなければ、手が付けられなくなります。
「ダークドレアム」も「いてつくはどう」を使って来ますが、補助なしでやり合うにはきつすぎる相手なので、打ち消される度に「スクルト」や「フバーハ」や「マジックバリア」で守備力とブレス耐性と呪文耐性を上げておくべきです。
「ギガスラッシュ」がよく効くので、攻める時はこれを連発してやるといいでしょう。
ただしこの戦法をやるなら、「ゆうしゃ」職をレベル6まで経験したキャラクターが4人は欲しく、気が遠くなるほどの戦闘回数を重ねる破目に遭いますが。
長々とターン数をかけてようやく勝った場合だと、思い切り負けたくせに「真に私を倒したとは言えぬだろう」などと抜かして引っ込みますが、素早く倒すと「完全に私の負けだ」と素直に負けを認める清々しさを見せます。
そしてダークドレアムが主人公達の望みを叶えると言い出すと、移動呪文「ルーラ」を使った時の効果音と共に、画面は暗転し…
デスタムーア「な なんじゃ お前たちは!?」
次に辿り着いたのは、デスタムーアの目の前でした。
さしものデスタムーアも、突然現れた主人公達とダークドレアムに度肝を抜かれます。
幾重にも張り巡らせた侵入者対策を完全無視して堂々と登場されたのだから、このリアクションも無理からぬところでしょう。
対するダークドレアムは「この者をたおせばよいのだな?たやすいことだ…。」と、あろうことかラストボスをザコ扱い。
当然怒ったデスタムーアはダークドレアムに襲い掛かり、開戦早々「もえさかるひのたま」をぶっ放します。
が、次に表示されるメッセージは…
ミス!ダークドレアムはまったくダメージをうけないっ!
守備力無視の攻撃が、どういう訳やらノーダメージに終わりました。
こちらはこちらで開戦早々、ドラクエ6のルールをぶち壊す。
次いでデスタムーアは、「すさまじいれいき」も投げつけるのですが…
なんとダークドレアムはそのれいきをうけとめなげかえした!
ドッジボールかい。
どうやって気体を投げ返してのけたんだこいつ…
そんなダークドレアムに、デスタムーアは「イオナズン」も使うものの…
ダークドレアムはわらっている!
余裕。
想像を絶する大爆発なのに、ただただ余裕。
さらにさらに、主人公達には使わない「かがやくいき」まで見せたものの…
ダークドレアムはすずしげだ!
余裕その2。
クーラーじゃないんだから…
ここまでメッセージを読み進めると、「ダークドレアムのこうげき!」というメッセージの後に、炎の呪文「ベギラゴン」と同じ演出がなされ…
デスタムーアに9999のダメージをあたえた!
まさかの9999ダメージ。
ドラクエ6においては、ここ以外では恐らくお目にかかれない光景です。
老人の姿のデスタムーアはこの1発で沈み、第2形態へと変身します。
筋肉質な悪魔の姿になったデスタムーアは、
「お おのれ… こざかしいヤツめっ!」
と、さらなる苛立ちを露わにして、ダークドレアムに猛攻を仕掛けます。
ところが、肩をいからせての突進も効かなければ、守備力を下げる「ルカナン」も効かず、「しゃくねつ」を吐いてみれば後出しの「おいかぜ」ではね返されるという、散々な事態に。
(注)本来「おいかぜ」は敵がブレス系の技を使ってくるより先に発動しておかないと役に立ちません
かくなる上はと、デスタムーアは「スカラ」を2回、さらにそこに「バイキルト」までかけ、防御力と攻撃力を強化した状態で再度突進を行います。
が…
ダークドレアムはすさまじいオーラをぜんしんからはなった!
デスタムーア「うぎゃあっ!」
ダークドレアムのオーラだけで、返り討ちにされてしまいました。
バトルものだと、圧倒的な強さを誇るキャラクターが闘気だけで相手を打ち倒してしまう描写をよく見ますが、これもその類と言えるでしょう。
ダークドレアムの凄まじいオーラに敗れたデスタムーアは、頭部と両手を巨大化させた最終形態に変身します。
ことごとくダークドレアムに競り負け、いよいよ怒り心頭のデスタムーア。
最終形態になるや否や、左手でダークドレアムを締め上げにかかったものの…
ダークドレアム「ふんぬっ!」
デスタムーア「うげっ!」
簡単に振りほどかれてしまい、しかも左手が即刻葬られます。
そしてこれまでと変わらず、目を怪しく光らせても眠らせることができずに笑われ、「ひばしら」を叩きつけてもやはり全くダメージは与えられませんでした。
ダークドレアム「さて…おあそびはここまでだな。そろそろおわらせよう…。」
デスタムーア「なっ なにっ!?」
ダークドレアムが「イオナズン」の大爆発、「マヒャド」の吹雪、「ギガデイン」の落雷、「ビッグバン」と「マダンテ」の大爆発、止めに「ジゴスパーク」の雷と同じ演出の途轍もない攻撃を繰り出し、デスタムーアは全く良いところのないままに完敗。
「な なぜだ… いったい どういうわけなんだ…」と、状況を理解する暇もなく消滅します。
役目を果たしたダークドレアムは「これでいいのだな。では私はいくとしよう。」と言い、消えるように去って行きました。
ダークドレアムが去った後は、主人公達の手でデスタムーアを倒した場合と同様にはざまの世界が消滅し、脱出した主人公達がそれぞれの故郷へ帰るエンディングとなります。
「ゼニスのしろ」の兵士が「ゼニス王が 『デスタムーアを倒したのは主人公達じゃないかもしれない』と言ったが 世界が平和になったことに変わりはない」という旨の台詞を喋ることと、スタッフロール中にテリーが「はぐれのさとり」を見つけるシーンが変更されること以外、大した違いはありません。
バーバラの消滅が回避されてほしいと願っていたプレイヤーもいたかもしれませんが、それも叶わぬ夢でした。
シンプルでハッピーな展開などここのスタッフに期待できることではなかった
ちなみに、テリーが「はぐれのさとり」を見つけるシーンは、テリーが1人でダークドレアムと対峙するシーンに変更されます。
ドランゴ引換券のくせに分不相応なマネをして死亡確定かと思いきや、その後「マーズのやかた」で集まる場面にきちんと顔を出しており、生存が確認できました。
きっと戦わずに逃げ帰って来たのだろう、うん。
このイベントにおけるダークドレアムの無敵ぶりは、ネット上でも有名なようです。
これだけ好き放題やっていれば当然か…
なお、「イオナズン」や「かがやくいき」などを主人公達に使われた時にはダメージを喰らっていたダークドレアムが、同じ攻撃をデスタムーアから浴びせられるとノーダメージなのには、疑問が投げかけられることがあるようです。
パッと思い付く理由としては、「魔物の魂を喰らう悪魔」なので魔物からの攻撃を受け付けない体質だった、とでも言ったところでしょうか…
まあ、劇中で明言されていないため、そこはプレイヤーそれぞれの解釈で片づけてしまって良いでしょう。
ドラクエ6はプレイヤーの解釈頼りなとこばっか
身も蓋もない言い方をすれば、このイベント限定の話なので、そもそも深く考える必要もないのですが…
長くなりましたが、これにてドラクエ6の隠しダンジョンと隠しボスについての語りを終了とします。
ここまで御覧くださった訪問者様、ありがとうございました。
この先、ドラクエ6全体のことをざっくり語る記事でも作るかもしれませんが、予定は未定です…
それでは、また。
SFC版ドラクエ6の再プレイを終えた、「暇人の独り言」管理人です。
ストーリー本編以外にもおまけ要素がいくらかあるドラクエ6ですが、今回の再プレイではストーリーと隠しダンジョンのクリアに的を絞って遊んでみました。
バトルが好きな管理人としては、やはり強い敵に勝つことが最も楽しいためです。
さて、先日で本編を終えたSFC版ドラクエ6再プレイ日記ですが、語りたいところが残っているので、あと少しだけ記事を作ることにしました。
今回は、ドラクエ6の隠しダンジョンと隠しボスについて綴ります。
隠しダンジョンの解放条件
初っ端から余談ですが、隠しダンジョンという呼び名は、ゲーム中で実際に使われている名前ではありません。
ゲーム中で正式名称が分からないため、仮にこの名前で呼んでいるだけです。
DS版ではこのダンジョンの名前が「お楽しみダンジョン」と
この隠しダンジョンの解放条件は、全ての職業の熟練度をレベル5まで上げること。
これを満たすためには、職業「はぐれメタル」を解放する必要があります。
スタッフロール中、テリーが「アモール北の洞窟」でうろついていた場所にあるアイテム「はぐれのさとり」。
これをパーティの誰かに持たせて「ダーマしんでん」に駆け込めば、「はぐれメタル」に転職できるようになります。
あとはこの「はぐれメタル」を含めた全ての職業の熟練度をレベル5まで上げれば、「ダーマしんでん」の燭台が立ち並ぶ部屋から隠しダンジョンに入れるようになる訳です。
エンディングを見たデータでなければ「はぐれのさとり」は取れないので、隠しダンジョンに攻め入るには、1回はデスタムーアを倒さなければなりません。
頑張れ。
なお、隠しダンジョンの道中には、「ライフコッド」にそっくりの村「デスコッド」があります。
ここではかなり高額ながら「ドラゴンのさとり」が販売されており、金さえあれば全てのキャラクターを「ドラゴン」に転職させる事も可能です。
金さえあればね。
「デスコッド」は1度到達すると、次からは「ルーラ」ですぐに入れるようになるため、隠しボスとの戦いにも行きやすくなります。
ただし、宿屋は何故だかバカのように高い料金なので、利用しないのが吉。
隠しダンジョンでの戦い
大変に面倒な条件をクリアできれば、いよいよ隠しダンジョンに挑めます。
…が、手間を掛けさせただけはあると言うべきか、ここに巣食うモンスター共は強敵の嵐です。
まず、これまでプレイヤーを苦しめた「キラーマジンガ」が平然と登場します。
しかも、時には3匹同時に。
もっとも、この隠しダンジョンこそが本来の生息地域であり、「海底宝物庫」やヘルクラウド城でお目にかかる方がおかしな話だった訳ですが。
相変わらずの攻撃力と素早さこそ難儀な「キラーマジンガ」ですが、ここまで来れば戦力も充実し、十分余裕を持って倒せる程度のザコになっているはず。
と言うより、いまだにこいつ相手で苦労するようなら、隠しボスに喧嘩を売れば間違いなく全滅します。
引き返して、パーティを鍛え直しましょう。
この隠しダンジョンはドラクエ6中最高の危険度を誇るゆえ、「キラーマジンガ」を上回る厄介者など、いくらでもいます。
以下に、管理人が特に危険視するモンスター共3種類をピックアップ。
・「デススタッフ」
全体攻撃の「こごえるふぶき」を乱発してくる杖のモンスターです。
複数で出て来ることが多く、寄ってたかっての「こごえるふぶき」の繰り返しは、こちらを素早く凍死させてくれやがります。
管理人も「しゃくねつ」や「かがやくいき」を覚えたらこれを連発する口ですが、敵に同じことをやられると実に不愉快なものです。
前回プレイ時にこいつのせいで無駄な全滅を喫して、それを思い知りました。
「デススタッフ」は氷のブレスを吐いてくる割に、自身は氷のブレスに耐性がないので、「かがやくいき」が大活躍します。
習得するには「ドラゴン」に転職して嫌になるほどの戦闘回数を重ねる必要がありますが、隠しダンジョンで戦うのなら、これくらい強力な技を覚えておかなければきついです。
・「ボーンファイター」
4本腕で、様々な武器を握り締めたモンスターです。
攻撃力が高い上に1ターンで2回行動するわ、たまに攻撃と同時にこちらをマヒさせてくるわ、守備力を下げる「ルカナン」を使って来るわ、便利で強力な「かがやくいき」は効かないわで、出会うと非常に嫌な奴。
ブレスで攻めるなら「しゃくねつ」、単体攻撃でいくなら「ゾンビぎり」が推奨されます。
・「デーモンキング」
かつて倒した「アクバー」の色違いの悪魔です。
「イオナズン」や「ひばしら」を使うほか、こちらが倒したモンスターを「ザオリク」で100%確実に蘇生させてのけます。
こいつが2匹で登場した時、片方を倒したのに生き残ったもう片方のせいで体力全快で蘇生されようものなら、そのだるさは滅多なものではありません。
こいつも「かがやくいき」が効かないので、ブレスで攻めるなら「しゃくねつ」の出番。
単体攻撃で攻めるなら「せいけんづき」や、明らかにドラゴンではないもののそれなりに効く「ドラゴンぎり」などが良さげです。
ドラクエ6のザコの中では強烈な火力を誇る「デーモンキング」ですが、こいつ相手でHPやMPを消耗するようなら、やはり隠しボスとは渡り合えないと考えるべきです。
MPをケチって戦っても十分に勝てるくらいになってから、隠しボスに挑戦しましょう。
隠しボス ダークドレアム
ダンジョンの最奥部に辿り着くと、見覚えのある怪しげな祭壇が見つかります。
それは、デスタムーアに対抗するべく悪魔を操ろうとして、その悪魔に滅ぼされたグレイス城そっくりの空間でした。
邪悪な気配を感じつつも祈りを捧げてみると、案の定グレイス城を滅ぼした悪魔のダークドレアムが登場。
破壊と殺戮の神を自称するダークドレアムは「わたしはだれの命令もうけぬ。すべてを無にかえすのみ。」と言い放つと、自分を呼び出した主人公達を迎え撃ちます。
この「ダークドレアム」こそ、ドラクエ6の隠しボス。
「しゃくねつ」や「かがやくいき」を使うほか、敵1グループに雷を落とす「ギガデイン」、敵1グループに真空の刃を叩き込む「グランドクロス」、さらには戦闘メンバー全員にダメージを与える「おぞましいおたけび」と、全く容赦のない攻撃でパーティ全員に200ポイント前後のダメージを易々と叩き込んで来るのです。
特にきついのは、ダメージを軽減できない「グランドクロス」と「おぞましいおたけび」。
もちろん、これらを喰らった後は回復が必須です。
攻撃力もきっちり高いところに持って来て、「バイキルト」でさらに強くなるのだから、もはや悪夢の領域。
「いてつくはどう」を使えるキャラクターがいなければ、手が付けられなくなります。
「ダークドレアム」も「いてつくはどう」を使って来ますが、補助なしでやり合うにはきつすぎる相手なので、打ち消される度に「スクルト」や「フバーハ」や「マジックバリア」で守備力とブレス耐性と呪文耐性を上げておくべきです。
「ギガスラッシュ」がよく効くので、攻める時はこれを連発してやるといいでしょう。
ただしこの戦法をやるなら、「ゆうしゃ」職をレベル6まで経験したキャラクターが4人は欲しく、気が遠くなるほどの戦闘回数を重ねる破目に遭いますが。
長々とターン数をかけてようやく勝った場合だと、思い切り負けたくせに「真に私を倒したとは言えぬだろう」などと抜かして引っ込みますが、素早く倒すと「完全に私の負けだ」と素直に負けを認める清々しさを見せます。
そしてダークドレアムが主人公達の望みを叶えると言い出すと、移動呪文「ルーラ」を使った時の効果音と共に、画面は暗転し…
ダークドレアムVSデスタムーア・開幕
デスタムーア「な なんじゃ お前たちは!?」
次に辿り着いたのは、デスタムーアの目の前でした。
さしものデスタムーアも、突然現れた主人公達とダークドレアムに度肝を抜かれます。
幾重にも張り巡らせた侵入者対策を完全無視して堂々と登場されたのだから、このリアクションも無理からぬところでしょう。
対するダークドレアムは「この者をたおせばよいのだな?たやすいことだ…。」と、あろうことかラストボスをザコ扱い。
当然怒ったデスタムーアはダークドレアムに襲い掛かり、開戦早々「もえさかるひのたま」をぶっ放します。
が、次に表示されるメッセージは…
ミス!ダークドレアムはまったくダメージをうけないっ!
守備力無視の攻撃が、どういう訳やらノーダメージに終わりました。
こちらはこちらで開戦早々、ドラクエ6のルールをぶち壊す。
次いでデスタムーアは、「すさまじいれいき」も投げつけるのですが…
なんとダークドレアムはそのれいきをうけとめなげかえした!
ドッジボールかい。
どうやって気体を投げ返してのけたんだこいつ…
そんなダークドレアムに、デスタムーアは「イオナズン」も使うものの…
ダークドレアムはわらっている!
余裕。
想像を絶する大爆発なのに、ただただ余裕。
さらにさらに、主人公達には使わない「かがやくいき」まで見せたものの…
ダークドレアムはすずしげだ!
余裕その2。
クーラーじゃないんだから…
ここまでメッセージを読み進めると、「ダークドレアムのこうげき!」というメッセージの後に、炎の呪文「ベギラゴン」と同じ演出がなされ…
デスタムーアに9999のダメージをあたえた!
まさかの9999ダメージ。
ドラクエ6においては、ここ以外では恐らくお目にかかれない光景です。
老人の姿のデスタムーアはこの1発で沈み、第2形態へと変身します。
ダークドレアムVSデスタムーア・第2形態戦
筋肉質な悪魔の姿になったデスタムーアは、
「お おのれ… こざかしいヤツめっ!」
と、さらなる苛立ちを露わにして、ダークドレアムに猛攻を仕掛けます。
ところが、肩をいからせての突進も効かなければ、守備力を下げる「ルカナン」も効かず、「しゃくねつ」を吐いてみれば後出しの「おいかぜ」ではね返されるという、散々な事態に。
(注)本来「おいかぜ」は敵がブレス系の技を使ってくるより先に発動しておかないと役に立ちません
かくなる上はと、デスタムーアは「スカラ」を2回、さらにそこに「バイキルト」までかけ、防御力と攻撃力を強化した状態で再度突進を行います。
が…
ダークドレアムはすさまじいオーラをぜんしんからはなった!
デスタムーア「うぎゃあっ!」
ダークドレアムのオーラだけで、返り討ちにされてしまいました。
バトルものだと、圧倒的な強さを誇るキャラクターが闘気だけで相手を打ち倒してしまう描写をよく見ますが、これもその類と言えるでしょう。
ダークドレアムVSデスタムーア・終幕
ダークドレアムの凄まじいオーラに敗れたデスタムーアは、頭部と両手を巨大化させた最終形態に変身します。
ことごとくダークドレアムに競り負け、いよいよ怒り心頭のデスタムーア。
最終形態になるや否や、左手でダークドレアムを締め上げにかかったものの…
ダークドレアム「ふんぬっ!」
デスタムーア「うげっ!」
簡単に振りほどかれてしまい、しかも左手が即刻葬られます。
そしてこれまでと変わらず、目を怪しく光らせても眠らせることができずに笑われ、「ひばしら」を叩きつけてもやはり全くダメージは与えられませんでした。
ダークドレアム「さて…おあそびはここまでだな。そろそろおわらせよう…。」
デスタムーア「なっ なにっ!?」
ダークドレアムが「イオナズン」の大爆発、「マヒャド」の吹雪、「ギガデイン」の落雷、「ビッグバン」と「マダンテ」の大爆発、止めに「ジゴスパーク」の雷と同じ演出の途轍もない攻撃を繰り出し、デスタムーアは全く良いところのないままに完敗。
「な なぜだ… いったい どういうわけなんだ…」と、状況を理解する暇もなく消滅します。
役目を果たしたダークドレアムは「これでいいのだな。では私はいくとしよう。」と言い、消えるように去って行きました。
エンディングへの影響
ダークドレアムが去った後は、主人公達の手でデスタムーアを倒した場合と同様にはざまの世界が消滅し、脱出した主人公達がそれぞれの故郷へ帰るエンディングとなります。
「ゼニスのしろ」の兵士が「ゼニス王が 『デスタムーアを倒したのは主人公達じゃないかもしれない』と言ったが 世界が平和になったことに変わりはない」という旨の台詞を喋ることと、スタッフロール中にテリーが「はぐれのさとり」を見つけるシーンが変更されること以外、大した違いはありません。
バーバラの消滅が回避されてほしいと願っていたプレイヤーもいたかもしれませんが、それも叶わぬ夢でした。
ちなみに、テリーが「はぐれのさとり」を見つけるシーンは、テリーが1人でダークドレアムと対峙するシーンに変更されます。
ドランゴ引換券のくせに分不相応なマネをして死亡確定かと思いきや、その後「マーズのやかた」で集まる場面にきちんと顔を出しており、生存が確認できました。
きっと戦わずに逃げ帰って来たのだろう、うん。
余談
このイベントにおけるダークドレアムの無敵ぶりは、ネット上でも有名なようです。
これだけ好き放題やっていれば当然か…
なお、「イオナズン」や「かがやくいき」などを主人公達に使われた時にはダメージを喰らっていたダークドレアムが、同じ攻撃をデスタムーアから浴びせられるとノーダメージなのには、疑問が投げかけられることがあるようです。
パッと思い付く理由としては、「魔物の魂を喰らう悪魔」なので魔物からの攻撃を受け付けない体質だった、とでも言ったところでしょうか…
まあ、劇中で明言されていないため、そこはプレイヤーそれぞれの解釈で片づけてしまって良いでしょう。
身も蓋もない言い方をすれば、このイベント限定の話なので、そもそも深く考える必要もないのですが…
終わりに
長くなりましたが、これにてドラクエ6の隠しダンジョンと隠しボスについての語りを終了とします。
ここまで御覧くださった訪問者様、ありがとうございました。
この先、ドラクエ6全体のことをざっくり語る記事でも作るかもしれませんが、予定は未定です…
それでは、また。
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