2019年01月31日
ドラクエ6を語る・ボスキャラクター編
夜分遅くに今晩は。
用事があろうとなかろうとどこまでも遅筆な、『暇人の独り言』管理人です。
今年こと2019年、気付けば年明けの挨拶を投稿したきり、1度も更新をしておりませんでした。
こうしてみると、雑記ブログというやつも意外とネタに困るものです…
こんな調子じゃ、「1日に1記事」が推奨されるアフィリエイトに挑戦したらどれだけ四苦八苦するのだろう。
…ともあれ、2月が翌日に迫った今日になってようやく、2019年2度目の更新を行います。
今回は、本ブログで触れてきたドラクエ6のボスキャラクターについて語るという内容です。
今さら感がとんでもないけれど、やると言っておいた記事なので、ついにここに実行します。
ネタバレOKという方は、よろしければお付き合いいただけると幸いです。
ちなみに初っぱなから余談ですが、管理人のドラクエ6は、昨年こと2018年の6月に引っ張り出したところ、見事にデータが全滅しました。
…ふっ。
・ムドー
オープニングの時点からその名前がはっきりしている、ゲーム序盤における宿命の敵です。
厄介な幻術の使い手で、真実だけを映すアイテム「ラーのかがみ」がなければ、まともに戦うことさえできません。
その幻術によって、オープニングでは主人公・ハッサン・ミレーユの3人も一蹴されてしまいました。
しかし、主人公達が「ラーのかがみ」を手にして再戦に臨むと、その幻術をはねのけて真っ向から戦うことができるようになりました。
ムドーとは、2連戦を行うことになります。
1戦目は2匹の手下を連れて襲い掛かって来ますが、こちらは様子見といったところ。
そして2戦目になると、ムドーが本気を出し、1人で主人公達を攻め立てて来るのです。
ダメージを抑えにくい「こおりのいき」や「いなずま」など、この頃の主人公達(とプレイヤー)にとっては辛い技を連発して彼らを苦しめましたが、最後は打ち倒され、消滅しました。
結局のところ、このムドーはラストボスであるデスタムーアの手下に過ぎませんでしたが、戦う時期の関係上、かなりの強敵には違いありません。
本気の2戦目では専用BGMが流れることもあり、プレイヤーを燃え上がらせる存在でした。
長い時間をかけて追いかけさせるに相応しい実力者だったと言えるでしょう。
・ジャミラス
ムドーと同じく、デスタムーアの手下の魔物です。
「しあわせの国」に辿り着けば明るい未来がある…といった噂を流して人間達を自分の居城に引き寄せ、釣られた者達を「黒き神々」への生贄にしていました。
大勢の魔物達を前に、「ムドーが消えても自分がいれば魔族は滅びない」と高らかに言い放ち、喝采を浴びる場面が印象的。
なかなかに攻撃力の高い奴ですが、こいつと戦う頃にはとうに転職システムが解禁されており、その育成次第では余裕をもって勝てる相手でしょう。
…逆に、育成次第で全滅もありえますが。
余談ながら、ジャミラスはこのドラクエ6でかなりのインパクトを残したらしく、様々な外伝作品に登場した際も、本編と同様に演説をかましたり、演説が得意だと設定されていたりと、演説というものに何かと縁深い奴になっています。
現実の人間にも、大言壮語を垂れるのだけは得意という人種は間々いるものですが、大層な演説をする割にいまひとつ強くないジャミラスは、そうした連中に対しての皮肉に使える悪役かもしれません。
…なんてことをしたら、流石に失礼か(ジャミラスに)。
・グラコス
デスタムーアの手下で、「海底神殿」を根城として海を荒らしていた魔物です。
主人公達が攻め入った時には盛大に昼寝をしていたり、訊かれてもいないのに魔法都市「カルベローナ」を封印したことを勝手にペラペラ喋り出したりと、かなり間抜けな有様を見せます。
戦闘面でも、全体攻撃を多用するものの、威力は乏しいものばかり。
よってこいつ相手で全滅した場合は、よほど油断したか、相当準備不足だったかのどちらかだと思われます。
頭の中身がアホで実力もいまひとつという、あんまりなボスキャラクターだったわけですが…
実はこいつが悪さをしていたせいで、その活動範囲にあった漁村「ペスカニ」が不漁に苦しめられていたことは、地味に忘れてはならない話です。
漁でやっていっている村なのに、そこが不漁に見舞われたとあっては、正真正銘の死活問題というものでしょう。
まあ、それでも一応「ペスカニ」も存続してはいたし、ここ以外にはその活動の影響が特に見られないため、結局印象の薄い奴に変わりはありませんが…
それにしても、用心に用心を重ねるデスタムーアがこんな軽率な奴を幹部にしていたとは、ちぐはぐなものです。
・デュラン
デスタムーアの手下で、ヘルクラウド城の城主を務める魔物です。
身体つきは超ムキムキ。
デュランは、「4つの伝説の武具を集められる人間がいれば自分達の脅威になる」と考え、その人間をヘルクラウド城におびき寄せて倒すことを企んでいました。
さらに小手調べとして、テリーことドランゴ引換券を主人公達と戦わせ、人間同士の争いを楽しんで見物するなど、魔物に似合った下劣さも持ち合わせています。
ところが、デュランの悪役らしい描写は、精々その程度のもの。
その他の面を見ると、下記のような何とも清々しい振る舞いが目立ちます。
・主人公達を「来客」と位置付け、彼らを攻撃しないよう部下の魔物達に言い聞かせる
・戦う前には主人公達を全回復させる
・倒されると潔く負けを認める
・敗北後は上司であるデスタムーアの存在を明かし、その術を打ち破るほどに強くなれと主人公達を鼓舞して消える
デスタムーアの部下の割に、権謀術数を旨とする上司とは真反対の武人然とした存在であり、倒さなければならない悪者であることが惜しまれるくらいでした。
消滅する直前には「生まれ変わったらまた主人公と戦いたい」と言い残しているのですが、この台詞が現実になったら良いのにとすら思える、稀有な敵キャラだったと思います。
今度はいいヤツに(以下略)
・アクバー
デスタムーアの手下で、「ろうごくのまち」の人間達を痛めつけていた悪魔です。
「あくま」のもじりで、「アクバー」なのか?
このアクバーは、町の人々を励ますシスターアンナに魔物の魂を植え付けて自分の妻に迎えるという、何とも腐れた真似を働こうとしていたヤツでした。
そのため、ほとんどただのアホだったグラコスや、武人然としたデュランに比べると、魔物に似つかわしい悪辣さを見せたボスだと感じます。
戦闘面では「じひびき」だのといった技も目障りですが、お供として駆り出す「ガーディアン」が倒れた際、彼らを「ザオリク」で確実に復活させてしまうのが、何よりも嫌なところ。
ついでに「アクバー」自身もしぶといので、こいつとの戦いは長期戦になりがちです。
疲れる。
このアクバーを倒せば「ろうごくのまち」は解放されるのですが、それから程なくしてデスタムーアの攻撃を喰らい、町の人々は石像や動物へと姿を変えられる破目に遭います。
苦労の末に打ち倒してみれば、そのせいで以前よりも事態が悪化するとは、なかなか衝撃的な位置付けのボスでした。
・デスタムーア
現実の世界と夢の世界を両方支配しようとしていた大魔王で、ドラクエ6のラストボスです。
自身が作り出した「はざまの世界」の、とても高い山の上に居城を構え、世界を征服するべく暗躍していました。
はざまの世界は、天馬を連れていない者には攻め入ることさえできない場所ゆえ、そこに身を置いているというだけで、かなりの用心深さが見て取れるでしょう。
しかもそれだけにとどまらず、勇者を生み出し得る「ダーマしんでん」や、強力な装備品を含む様々な宝物を有した「メダルおうのしろ」、究極の呪文「マダンテ」を伝える魔法都市「カルベローナ」、はざまの世界へと踏み入る天馬の力を復活させる「ゼニスのしろ」といった施設まで封印してのけています。
僅かな危険をも徹底的に取り除くその姿は、石橋を叩いて渡るという一言では足りないくらいの慎重ぶりです。
こうした点ばかり見ていると、「これだけ策を巡らせているということは本人の実力は大したことはないのでは?」と考えてしまうかもしれません。
しかし、実際に戦ってみると強いのなんの。
次々と姿を変えるデスタムーアとのラストバトルは全部で3連戦となりますが、老人の姿をした1戦目から、パーティ全員に守備力無視でダメージを与えるという嫌な技を多用します。
さらに、続く2戦目では筋肉質な悪魔の姿となり、強烈な力押しを乱発。
そして、ドラクエ6における最後の戦いとなる3戦目では、巨大な頭部と両手の姿となり、攻撃・補助・回復・蘇生と、連携の取れた立ち回りを見せるのです。
存在感は薄いもののラストボスとして文句なしの実力を有していると感じるキャラクターでした。
…なのに、あんな目に遭わせられるとは…
・ダークドレアム
ドラクエ6の隠しボスで、自ら「破壊と殺戮の化身」と名乗る悪魔です。
その自称には一点の嘘もなく、パーティを鍛えに鍛えたプレイヤーをも悪夢のような強さで迎え撃つ上、やっとのことで倒しても消滅させることはできないという、凄まじい存在感を持っています。
…が、最も衝撃的な姿を確認できるのはやはり、こいつを素早く倒した際に発生するイベントでしょう。
ダークドレアムは一瞬(ウワサでは20ターン以内)で敗れた場合、潔く敗北を認めるとともに、主人公達の願いを叶えると言い出します。
そして次のシーンでは、主人公達を連れて唐突にデスタムーアの前に登場。
「この者を倒せばよいのだな?たやすいことだ…」と、あろうことかラストボスをザコ扱いしたかと思うと、その宣言に違わず、デスタムーアを一方的に叩きのめして葬ってしまうのです。
ラストボスの名に恥じない実力者でありながらぞんざいに扱われたデスタムーアは「いったいどういうわけなんだ…」と、事態を理解することもできなかったのだと窺える言葉を遺して絶命しました…
それはプレイヤーが言いたい台詞である
「全てを無に帰すのみ」と宣言して、自分を利用しようとしたグレイス城を滅ぼしたり、目の前に現れた主人公達に襲い掛かったりと、魔性の者に相応しい点も多いですが、一方で自分を打ち負かした相手には上述のように力を貸すことから、強者には敬意を払う性分のようです。
キャラクターデザインがデュランの色違いであることも含め、ヤツとの共通点がちまちま見つかります。
もしやお前がデュランの生まれ変わりだったりせんだろうな。
ところでダークドレアムのグラフィックといえば、DS版では固有のものに変更され、デュランの色違いではなくなりました。
…が、後にデュランの方が、固有グラフィックになったダークドレアムの色違いのデザインに変更されてしまい、グラフィックを変更した意味がなくなってしまったという経緯があります。
スタッフ何考えてるの。
途轍もなく時間を空けながらの更新となりましたが、今回の記事投稿をもって、ひとまずはドラクエ6語りを終了と致します。
今回まで長らく付き合ってくださった訪問者様、誠にありがとうございました。
管理人が好き勝手に喋ってきただけのドラクエ6語りでしたが、訪問者様に僅かでも楽しんでいただけたなら、嬉しい限りです。
それでは、また次の更新にてお目にかかります。
用事があろうとなかろうとどこまでも遅筆な、『暇人の独り言』管理人です。
今年こと2019年、気付けば年明けの挨拶を投稿したきり、1度も更新をしておりませんでした。
こうしてみると、雑記ブログというやつも意外とネタに困るものです…
こんな調子じゃ、「1日に1記事」が推奨されるアフィリエイトに挑戦したらどれだけ四苦八苦するのだろう。
…ともあれ、2月が翌日に迫った今日になってようやく、2019年2度目の更新を行います。
今回は、本ブログで触れてきたドラクエ6のボスキャラクターについて語るという内容です。
今さら感がとんでもないけれど、やると言っておいた記事なので、ついにここに実行します。
ネタバレOKという方は、よろしければお付き合いいただけると幸いです。
ちなみに初っぱなから余談ですが、管理人のドラクエ6は、昨年こと2018年の6月に引っ張り出したところ、見事にデータが全滅しました。
…ふっ。
ドラクエ6のボスキャラクターを語る
・ムドー
オープニングの時点からその名前がはっきりしている、ゲーム序盤における宿命の敵です。
厄介な幻術の使い手で、真実だけを映すアイテム「ラーのかがみ」がなければ、まともに戦うことさえできません。
その幻術によって、オープニングでは主人公・ハッサン・ミレーユの3人も一蹴されてしまいました。
しかし、主人公達が「ラーのかがみ」を手にして再戦に臨むと、その幻術をはねのけて真っ向から戦うことができるようになりました。
ムドーとは、2連戦を行うことになります。
1戦目は2匹の手下を連れて襲い掛かって来ますが、こちらは様子見といったところ。
そして2戦目になると、ムドーが本気を出し、1人で主人公達を攻め立てて来るのです。
ダメージを抑えにくい「こおりのいき」や「いなずま」など、この頃の主人公達(とプレイヤー)にとっては辛い技を連発して彼らを苦しめましたが、最後は打ち倒され、消滅しました。
結局のところ、このムドーはラストボスであるデスタムーアの手下に過ぎませんでしたが、戦う時期の関係上、かなりの強敵には違いありません。
本気の2戦目では専用BGMが流れることもあり、プレイヤーを燃え上がらせる存在でした。
長い時間をかけて追いかけさせるに相応しい実力者だったと言えるでしょう。
・ジャミラス
ムドーと同じく、デスタムーアの手下の魔物です。
「しあわせの国」に辿り着けば明るい未来がある…といった噂を流して人間達を自分の居城に引き寄せ、釣られた者達を「黒き神々」への生贄にしていました。
大勢の魔物達を前に、「ムドーが消えても自分がいれば魔族は滅びない」と高らかに言い放ち、喝采を浴びる場面が印象的。
なかなかに攻撃力の高い奴ですが、こいつと戦う頃にはとうに転職システムが解禁されており、その育成次第では余裕をもって勝てる相手でしょう。
…逆に、育成次第で全滅もありえますが。
余談ながら、ジャミラスはこのドラクエ6でかなりのインパクトを残したらしく、様々な外伝作品に登場した際も、本編と同様に演説をかましたり、演説が得意だと設定されていたりと、演説というものに何かと縁深い奴になっています。
現実の人間にも、大言壮語を垂れるのだけは得意という人種は間々いるものですが、大層な演説をする割にいまひとつ強くないジャミラスは、そうした連中に対しての皮肉に使える悪役かもしれません。
…なんてことをしたら、流石に失礼か(ジャミラスに)。
・グラコス
デスタムーアの手下で、「海底神殿」を根城として海を荒らしていた魔物です。
主人公達が攻め入った時には盛大に昼寝をしていたり、訊かれてもいないのに魔法都市「カルベローナ」を封印したことを勝手にペラペラ喋り出したりと、かなり間抜けな有様を見せます。
戦闘面でも、全体攻撃を多用するものの、威力は乏しいものばかり。
よってこいつ相手で全滅した場合は、よほど油断したか、相当準備不足だったかのどちらかだと思われます。
頭の中身がアホで実力もいまひとつという、あんまりなボスキャラクターだったわけですが…
実はこいつが悪さをしていたせいで、その活動範囲にあった漁村「ペスカニ」が不漁に苦しめられていたことは、地味に忘れてはならない話です。
漁でやっていっている村なのに、そこが不漁に見舞われたとあっては、正真正銘の死活問題というものでしょう。
まあ、それでも一応「ペスカニ」も存続してはいたし、ここ以外にはその活動の影響が特に見られないため、結局印象の薄い奴に変わりはありませんが…
それにしても、用心に用心を重ねるデスタムーアがこんな軽率な奴を幹部にしていたとは、ちぐはぐなものです。
・デュラン
デスタムーアの手下で、ヘルクラウド城の城主を務める魔物です。
身体つきは超ムキムキ。
デュランは、「4つの伝説の武具を集められる人間がいれば自分達の脅威になる」と考え、その人間をヘルクラウド城におびき寄せて倒すことを企んでいました。
さらに小手調べとして、テリーことドランゴ引換券を主人公達と戦わせ、人間同士の争いを楽しんで見物するなど、魔物に似合った下劣さも持ち合わせています。
ところが、デュランの悪役らしい描写は、精々その程度のもの。
その他の面を見ると、下記のような何とも清々しい振る舞いが目立ちます。
・主人公達を「来客」と位置付け、彼らを攻撃しないよう部下の魔物達に言い聞かせる
・戦う前には主人公達を全回復させる
・倒されると潔く負けを認める
・敗北後は上司であるデスタムーアの存在を明かし、その術を打ち破るほどに強くなれと主人公達を鼓舞して消える
デスタムーアの部下の割に、権謀術数を旨とする上司とは真反対の武人然とした存在であり、倒さなければならない悪者であることが惜しまれるくらいでした。
消滅する直前には「生まれ変わったらまた主人公と戦いたい」と言い残しているのですが、この台詞が現実になったら良いのにとすら思える、稀有な敵キャラだったと思います。
今度はいいヤツに(以下略)
・アクバー
デスタムーアの手下で、「ろうごくのまち」の人間達を痛めつけていた悪魔です。
「あくま」のもじりで、「アクバー」なのか?
このアクバーは、町の人々を励ますシスターアンナに魔物の魂を植え付けて自分の妻に迎えるという、何とも腐れた真似を働こうとしていたヤツでした。
そのため、ほとんどただのアホだったグラコスや、武人然としたデュランに比べると、魔物に似つかわしい悪辣さを見せたボスだと感じます。
戦闘面では「じひびき」だのといった技も目障りですが、お供として駆り出す「ガーディアン」が倒れた際、彼らを「ザオリク」で確実に復活させてしまうのが、何よりも嫌なところ。
ついでに「アクバー」自身もしぶといので、こいつとの戦いは長期戦になりがちです。
疲れる。
このアクバーを倒せば「ろうごくのまち」は解放されるのですが、それから程なくしてデスタムーアの攻撃を喰らい、町の人々は石像や動物へと姿を変えられる破目に遭います。
苦労の末に打ち倒してみれば、そのせいで以前よりも事態が悪化するとは、なかなか衝撃的な位置付けのボスでした。
・デスタムーア
現実の世界と夢の世界を両方支配しようとしていた大魔王で、ドラクエ6のラストボスです。
自身が作り出した「はざまの世界」の、とても高い山の上に居城を構え、世界を征服するべく暗躍していました。
はざまの世界は、天馬を連れていない者には攻め入ることさえできない場所ゆえ、そこに身を置いているというだけで、かなりの用心深さが見て取れるでしょう。
しかもそれだけにとどまらず、勇者を生み出し得る「ダーマしんでん」や、強力な装備品を含む様々な宝物を有した「メダルおうのしろ」、究極の呪文「マダンテ」を伝える魔法都市「カルベローナ」、はざまの世界へと踏み入る天馬の力を復活させる「ゼニスのしろ」といった施設まで封印してのけています。
僅かな危険をも徹底的に取り除くその姿は、石橋を叩いて渡るという一言では足りないくらいの慎重ぶりです。
こうした点ばかり見ていると、「これだけ策を巡らせているということは本人の実力は大したことはないのでは?」と考えてしまうかもしれません。
しかし、実際に戦ってみると強いのなんの。
次々と姿を変えるデスタムーアとのラストバトルは全部で3連戦となりますが、老人の姿をした1戦目から、パーティ全員に守備力無視でダメージを与えるという嫌な技を多用します。
さらに、続く2戦目では筋肉質な悪魔の姿となり、強烈な力押しを乱発。
そして、ドラクエ6における最後の戦いとなる3戦目では、巨大な頭部と両手の姿となり、攻撃・補助・回復・蘇生と、連携の取れた立ち回りを見せるのです。
…なのに、あんな目に遭わせられるとは…
・ダークドレアム
ドラクエ6の隠しボスで、自ら「破壊と殺戮の化身」と名乗る悪魔です。
その自称には一点の嘘もなく、パーティを鍛えに鍛えたプレイヤーをも悪夢のような強さで迎え撃つ上、やっとのことで倒しても消滅させることはできないという、凄まじい存在感を持っています。
…が、最も衝撃的な姿を確認できるのはやはり、こいつを素早く倒した際に発生するイベントでしょう。
ダークドレアムは一瞬(ウワサでは20ターン以内)で敗れた場合、潔く敗北を認めるとともに、主人公達の願いを叶えると言い出します。
そして次のシーンでは、主人公達を連れて唐突にデスタムーアの前に登場。
「この者を倒せばよいのだな?たやすいことだ…」と、あろうことかラストボスをザコ扱いしたかと思うと、その宣言に違わず、デスタムーアを一方的に叩きのめして葬ってしまうのです。
ラストボスの名に恥じない実力者でありながらぞんざいに扱われたデスタムーアは「いったいどういうわけなんだ…」と、事態を理解することもできなかったのだと窺える言葉を遺して絶命しました…
「全てを無に帰すのみ」と宣言して、自分を利用しようとしたグレイス城を滅ぼしたり、目の前に現れた主人公達に襲い掛かったりと、魔性の者に相応しい点も多いですが、一方で自分を打ち負かした相手には上述のように力を貸すことから、強者には敬意を払う性分のようです。
キャラクターデザインがデュランの色違いであることも含め、ヤツとの共通点がちまちま見つかります。
もしやお前がデュランの生まれ変わりだったりせんだろうな。
ところでダークドレアムのグラフィックといえば、DS版では固有のものに変更され、デュランの色違いではなくなりました。
…が、後にデュランの方が、固有グラフィックになったダークドレアムの色違いのデザインに変更されてしまい、グラフィックを変更した意味がなくなってしまったという経緯があります。
スタッフ何考えてるの。
ドラクエ6語りはひとまず終了
途轍もなく時間を空けながらの更新となりましたが、今回の記事投稿をもって、ひとまずはドラクエ6語りを終了と致します。
今回まで長らく付き合ってくださった訪問者様、誠にありがとうございました。
管理人が好き勝手に喋ってきただけのドラクエ6語りでしたが、訪問者様に僅かでも楽しんでいただけたなら、嬉しい限りです。
それでは、また次の更新にてお目にかかります。
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