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2024年09月16日

光の翼 狂言誘拐始末 あとがき

真っ昼間から、今日は。
拙作『光の翼』のあとがきをぶち込みに来た、『暇人の独り言』管理人です。

遅筆なせいで、本編から大分空いたタイミングでやっとあとがきをしたためる事が増えたな…










それで早速、先頃掲載した「狂言誘拐始末」についてですが。
こいつも元はダラダラと長いばかりの部分で、今となっては人様に見せるどころか、作者自身も読めたものではない出来でした。
(それでも昔は公開していたのがおぞましく、そして恥ずかしい)


例によって必要最低限の描写に絞るところから始めましたが、キャラクターの台詞を多くすればロクに短くできないし、かと言って地の文ばかりで進めれば淡泊になり過ぎるしと、バランスに大層悩ませられたものです。





また、「ファラームの刑法は日本がモデル」と設定したお陰で、アルスとユナの量刑を決めるのに色々と検索する手間も掛かりました。
ユナは直近の役割が既に見えており、アルスも今後どこかで動かすかもしれない都合上、条件を付けた上で両者共に執行猶予付きの罰金刑で勘弁させましたが…


創作でこれだけ苦労するなら、本物の裁判で判決を言い渡すのはどれだけ大変な話であろうかと感じます。



ちなみに検索したところだと、罰金刑に執行猶予が付くケースは1年に数件程度とのウワサです。
(執行猶予の意義は「社会生活からの断絶」を回避させる事にあるが、納付すれば終わりの罰金刑には社会生活からの断絶がないため)





いくらおまけの罰則を付けたにせよ、決して軽くない悪さをしたアルスとユナを執行猶予付き罰金刑で済ませたのは結構に無理を押し通した感がありますが、「所詮は創作」として御容赦下されば幸いです。





ところで、改稿前は情報屋のティグラーブがユナを新たな情報収集役として引き抜いていたのですが、今回の書き直しでその役回りは舞が担う形に変わりました。


次の話ではっきり書きますが、舞が王室を言い包めたのは勿論、ユナを弟捜しに利用したいから。
法を破らない範囲であれば弟を取り戻すのに手段もなりふりも構わない実姉キャラ、作者と同じ趣味の方に響いていてほしいです。
posted by 暇人 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 光の翼
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