管理人、長年の夜更かしがたたって、ここのところ体調を崩しておりました。
こういうことがある度に早く寝ようと思いつつも、結局遅寝生活は変わらない。
悪しき習慣は断ち切り難いものです…
さて、本ブログ久々の更新内容は、8度目のSFC版ドラクエ6再プレイ日記とします。
今回は、「クリアベール」から「海底神殿」クリアまでの出来事。
「クリアベール」と「そらとぶベッド」
「クリアベール」は夢の世界と現実世界の両方にある町ですが、先に見つかるのは夢の世界の方。
「そらとぶベッド」という、まさに夢の世界ならではの代物があることで知られているようです。
…が、こちらでは特にイベントらしいイベントはなし。
ストーリー進行に関わるのは、現実世界の「クリアベール」。
ここで教会に立ち寄ってみると、病弱なまま10歳にして世を去った自分達の息子・ジョンは幸せだったのだろうかと悩む夫婦が登場します。住民達の話では、ジョンは旅芸人に「ゆうきのかけら」をもらう約束をしていたものの、それが果たされる前に亡くなったとのこと。
ここで
町の近くにある「うんめいのカベ」に赴き、「ゆうきのかけら」を手に入れることとなります。
そしてこれをジョンの父親・ハリス(見た目はあらくれだけど人となりはすごい丁寧で穏やか)に贈ると、お礼として一晩泊めてもらえることになります。
そこで寝付くと、夢の世界に移動する最中にジョンと出くわし、自分は自由に飛べるようになったからということで、「そらとぶベッド」を譲ってもらえるのです。
これを利用して西方の島に行けば、そこにある井戸から現実世界へと移動できます。
「フォーンじょう」のカガミ姫
「そらとぶベッド」によって見つけた井戸を通ると、すぐ近くに「フォーンじょう」があります。
ここは「カガミ姫」と呼ばれる姫の存在が有名で、そのカガミ姫は先王の時代には半ば見世物状態だった模様。
しかし現在のフォーン王はカガミ姫に入れあげており、見世物扱いを禁止して地下室に置くと、彼女を鏡の中から解放しようと躍起になっています。
…という訳でおそらく政治はまともになされていないと見られますが、特に問題も起こっていないようです。
平和な国だ。
そこに訪れるのが主人公達とプレイヤー。フォーン王改め色ボケ王の頼みで、かつて手に入れた「ラーのかがみ」を使うことになります。苦労して手に入れた「ラーのかがみ」の、久しぶりにして最後の活躍です。
カガミ姫が囚われている鏡(SFC版では何故か「あくまのカガミ」の形)に「ラーのかがみ」をかざすと、姫の背後に邪悪な影が見つかり、その正体が城の伝承に残っていた魔術師・ミラルゴであることが発覚。
塔の頂上にある小屋まで辿り着けば、標的であるミラルゴに出くわします。
その口ぶりから、カガミ姫を何と1000年以上にもわたって鏡の中に監禁していたようです。
ただでさえモンスター判定されているところに持って来て、挙句に拉致監禁までやらかしたという、擁護しようのない犯罪者。
そんな「ミラルゴ」は、敵1グループに強烈な炎をぶちかます「ベギラゴン」のほか、敵1体に強めの炎を叩き込む「メラミ」、敵の呪文を1度だけ跳ね返す「マホターン」を使ってくる、典型的な魔法使いです。
老いぼれの魔法使いなのでスタミナがないかと思えば、HPも多め。さらにそれなりに強い「ランプのまじん」を召喚してくることもあり、軽くひねってやろうなどと余裕で構えていると痛い目を見せられます。
ただ「メラミ」はこの段階にもなればそれほど恐ろしい威力ではないし、「マホターン」もこちらが呪文を使わなければ何も怖くありません。
本当に危険なのは1発でパーティ全員に100ポイント近いダメージを与えて来る「ベギラゴン」くらいのものですが、これも「マホカンタ」か「マホターン」を使えるキャラクターがいれば跳ね返してやれるという、割と隙の残る相手でもあります。
「ランプのまじん」が現れても、とにかく親玉の「ミラルゴ」を集中攻撃して真っ先に叩き潰すのがお勧め。
物理攻撃なら殴ろうが蹴ろうが斬ろうが跳ね返されることもないので、好みの技で料理してやりましょう。
ミラルゴを倒して「フォーンじょう」に戻ると、色ボケ王の唱えた全く判読できない呪文により、ついにカガミ姫・イリカが解放されます。
そしてイリカは、昔愛した人の生まれ変わりだからといういい加減かつ確証のない理由で色ボケ王からの求婚を受け入れ、2人は夫婦となりました。
一方で主人公達は、色ボケ王からの謝礼として「すいもんのカギ」を手にします。これで、船を進められる範囲がまた広がることになるのです。
…ちなみにこの色ボケ王は後々、最大の功労者である主人公達を呼びつけないままにイリカとの結婚式を終えていやがります。
苦労らしい苦労もしないまま目一杯美味しい思いをした上に、恩人に対する感謝や誠意がろくに見られないという、ストーリー上で目立たないけれどなかなか癇に障る奴。
SFC版では「ライフコッド」の住人・ランドとグラフィックが同じであることも手伝ってか、ネット上では嫌われ者のようです。
好かれる要素が何一つないので当然ではありますが。
漁村「ペスカニ」の人魚と漁師
楽しくない思い出の残った「フォーンじょう」を後にして「すいもんのカギ」で水門を開けると、漁村「ペスカニ」に入れるようになります。
ここを初めて訪れた際には、急にいかつい男が現れて「人魚が見られると思って来たんじゃないだろうな」などと絡んできます。
村に人魚がいることを思い切りバラすに等しい台詞をかました彼は、村一番の稼ぎ頭の漁師・ロブ。
嵐の日に無理を押して漁に出たせいで死にかけた自分を助けてくれたものの、そのために仲間達とはぐれた人魚・ディーネを村で密かに保護している人物でした。
両者はお互いに深い仲になりつつあったものの、主人公達が強固な船を持っている上に魔物を倒すことができる腕利きだと分かったロブに背中を押されて、ディーネは仲間達の元へ帰ることを決心します。
余談ながら、劇中には人魚の肉を欲しがっている人間や、人魚を捕まえて見世物にしようとする人間が見当たります。そのような人種に見つかれば、ディーネがどんな目に遭うかは想像するのも憚られるところです。
自分の心情よりも相手の幸せを第一に考えて、仲間の元へ戻れとディーネを諭したロブの判断は的確だったと言えるでしょう。
自己中心主義もいいところだったどこぞの色ボケ王とはえらい違い。
主人公達がディーネを仲間達の暮らす岩場まで送り届けると、ディーネの姉でやたらと人間を毛嫌いする人魚・ディーナから一応のお礼として「マーメイドハープ」がもらえます。
これにより、主人公達が探索できる範囲は、ついに海底にまで広がるのです。
…しかし、これに勢い付いて軽々しく「海底宝物庫」の番人共に喧嘩を売ると、大抵は状況を理解するよりも先に瞬殺されるので、立ち入る場所はパーティの戦力と相談しつつ決めることが大事です。
なお、ディーネに仲間達の元へ帰るよう促したロブはと言えば、嵐の日に負った利き腕と足のケガが治るなり船を出して、1人で人魚達の集落に到着してのけています。しかも、手傷を負った様子もないあたり、道中で魔物とは出くわさなかったか、出くわしても上手く逃げた、あるいはあっさり勝っていたものと見受けられます。意外と強者?
主人公達が来た時点では自分で船を出すことができなかったものの、彼らが来る前にケガが治っていたならロブが自力でディーネを仲間達の元へ送っていたことでしょう。
プレイヤー的にはその方がありがたかった…と言いたいところですが、その場合は主人公達が「マーメイドハープ」を手に入れる可能性は、皆無に等しかった訳です。すると、海底に潜む魔王やその影に身を隠す黒幕は倒すどころか見つけることさえできず、ひいてはそいつらに世界が滅ぼされる事態さえ起こり得たと言えます。
この一件、地味に見えて、実は重要な雑用なのである。
「ふしぎなどうくつ」と「スフィーダのたて」
分かりやすい順番で行くならこの次に向かう先は「海底神殿」なのですが、捻くれ者の管理人は先走って伝説の武具の1つ「スフィーダのたて」を入手するべく、「ふしぎなどうくつ」へ行きました。
ここには外部で情報を得ていないと、初見では間違いなく見破れない仕掛けが3つほどあります。
最初は、無限ループする十字路。「まず北へ。つきあたりを東に。ひとつめの十字路を北へすすみ西の十字路を南に進むべし。」というヒントの通り、最高に面倒な順路となっています。
…が、ここは最悪、適当に移動しても何とかなります。
次に、隠し階段がある場所。ガーゴイルの像がある部屋の茂みを調べれば、次のフロアへの階段が見つかります。
そして止めに、2つの階段がぽつんとある部屋での移動の仕方。
上の階段に3回、下の階段に2回入れば、次に表示される画面の下側に出口が現れます。
そこを通って探索を進めれば、お目当ての「スフィーダのたて」が手に入るのです。
…ちなみに、劇中でこれらの情報を教えてくれる人物は、全て世界各地にバラバラに居座っています。
実際に「ふしぎなどうくつ」に来るまで、彼らの話をプレイヤーが自力で覚えておくのは大変なので、主人公の呪文「おもいだす」が役立つところでしょう。
もっとも、管理人はこれまでにSFC版とDS版を1回ずつクリアしていたので、今回は記憶をなぞるだけでクリアできました。
経験ありって、やっぱり武器になるものです。
そんな苦労の末に手に入る「スフィーダのたて」は守備力の高さもさることながら、吹雪のダメージも軽減でき、さらに戦闘中に道具として使用するとMP消費なしで「マホターン」の効果が得られる優れ物です。
伊達に伝説の武具じゃない。
この「ふしぎなどうくつ」にはボス戦はありませんが、痛恨の一撃をぶち込んで来る「トロル」や「ドラゴンソルジャー」など、登場するモンスターは危険な輩ばかりです。
管理人はパーティのレベルが随分上がっていたため危なげなくやり過ごせましたが、レベル上げに傾倒していないプレイヤーの場合、ここに来るのは後回しにしないと泣きを見ます。
...パーティを鍛えるつもりで早々と立ち入るのも、ありはありかもしれませんが。
「海底神殿」の魔王
「マーメイドハープ」で海底に潜ると、「ペスカニ」の南東に「海底神殿」が見つかります。
ここの最奥部に行くまでにはいくつか水抜きの仕掛けを解く必要がありますが、これは大して複雑でもないので、頭を抱えるようなものではありません。
それよりもよほど嫌なのは、迷いやすい地形であること。しかも心なしかエンカウント率が高く、戦闘を終えて少し移動したらまた戦闘、という事態になりやすいことが煩わしいです。
登場するモンスターも、嫌らしい奴がゴロゴロ集まっています。
中でも、「やけつくいき」でこちらをマヒさせてくる「じゃしんぞう」や、「バシルーラ」で戦闘メンバーを「ルイーダの酒場」まで吹き飛ばしてくれやがる「サイレス」は、出くわしたら速攻でぶちのめさなければならないでしょう。
必中とまではいきませんが、敵1体の守備力を下げつつ1回行動不能にする「ひゃくれつなめ」が効くことがあるので、「まものつかい」または「あそびにん」を経験してこれを覚えているキャラクターに使わせるのもありです。
厄介な技を使われる前に、とにかく全力でぶちのめすのが吉。
神殿の最奥部では、魔王・グラコスが呑気に昼寝をしています。話しかけると、自分が魔法都市「カルベローナ」を封印していることを勝手にペラペラ喋り出すという、おめでたい頭の持ち主。
戦闘では「なぎはらい」や「こおりのいき」といった全体攻撃を多用してくる「グラコス」ですが、危険なのは敵全体に強力な氷の刃を浴びせる呪文「マヒャド」くらいのもの。
しかも、それさえ回復が間に合わないほどのダメージではないし、「スーパースター」を経験して味方全員のHPを80ポイント前後回復できる「ハッスルダンス」を覚えたキャラクターがいれば、まるで脅威ではありません。
こいつ相手で苦戦や全滅があるとしたら、低レベル縛りや無職縛りと言った風変わりなプレイングをしている場合か、「あそびにん」にしたキャラクターを戦闘メンバーにした場合くらいのものでしょう。
十中八九、これまでに現れた魔王の「ムドー」や「ジャミラス」より、弱く見えます。
彼らとやり合った時に比べて、パーティのレベルも技も装備品も充実しているはずなので、無理もありませんが...
グラコスを倒すと夢の世界に魔法都市「カルベローナ」が復活しますが、この先ストーリーを進めるためには、この「海底神殿」で「すなのうつわ」を手に入れて、さらにそれをバーバラに持たせておく必要があります。
「すなのうつわ」を取り逃したままグラコスを倒して脱出したりするともう一度来て探す羽目に遭うので、忘れずに回収しておきましょう。
...久々ゆえに長丁場になりましたが、今回の再プレイ日記はここまでとします。
あともうちょっとで終盤に入る頃。この再プレイ日記の終了も間近か?
御興味がございましたら、今後もよろしくお願い致します。
それでは。
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