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2018年10月03日

臨床実習の学生指導について

皆さんこんにちは!
当サイトを運営している桃の助です!

本日は学生指導について雑談形式でお話ししたいと思います。

大きい病院だと1年中何人も学生が来ていると思います。
小さな病院でも1年に1〜3人程度の学生が臨床実習で勉強をしに来ているのではないでしょうか?

そこで本日は、今学生に求められていることについて考えたいと思います。

このテーマについて考える前に、私が学生の頃、何を考えていたか思い返してみました。

私が学生の時は、手技を覚えることに必死になっていたように感じます。


確かに技術を学ぶ事はリハビリを行う上でとても重要な事です。
手技をたくさん知っていればリハビリの選択肢も増えますし、改善も期待できることでしょう。

学生時代の私は、手技をたくさん学んで学校へ帰り、あたかもすぐにリハビリができるという風に錯覚していたように思います。

でも、現実ってそうじゃないんですよね

学生時代の私は間違っていたと今では感じています


手技をたくさん身につけていても、正確な評価ができないと意味がないんですよね。

ここでいう正確な評価というのは、総合的な問題点の抽出の事をさしています。

検査や評価が一人前にできても、今後の予後予測の面や生活環境の予測などの評価もしっかりやらないと、総合的な問題点の抽出とはなりません。

また、患者さんの病気についても看護師や医師と相談・協力しながら実施していくコミュニケーション力も必要です。

その他にも、一人前の療法士となるには様々な事を知っていなければいけません。

なので、臨床実習に来た学生の指導には、指導者の全てを見せるスタンスが必要と考えています。

つまり、指導者の検査、訓練、話し方、考え方、カルテ、カンファレンスといった全てを学生に体験してもらう事が、臨床実習では大切なのではないかと私は考えています。

指導者の判断で、「ここは学生に見せなくてもいいだろう」「カルテは見せなくてもいいかな?」とか考えていないですか?

本当に見せなくてもいい場合もありますが、基本的には全て見せる方針がいいと思います。
そうすることで、将来的には総合的に考えることができる療法士になりやすく、入社して即戦力とまでは言いませんが、力をもった新人になるのではないでしょうか。

この内容については別ページに詳しく書いているので、こちらもどうぞ↓↓↓
学生に全てを見せるスタンスについて

臨床実習は学生も指導者もどちらとも大変ではありますが、臨床実習を終えた時に学生が「よかった」と思える実習にしたいものですね。


本日はここまでにします。
それではまた!
桃の助でした!


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posted by 桃の助 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育
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皆さんはじめまして! 日々、病院で言語聴覚士として勤務している桃の助といいます。 言語聴覚士として実際場面にいることで知り得る情報を皆さんに発信していきたいと思います。 子どもの発達や障害、大人の障害はもちろんですが、健康や予防方法についてもお話ししたいと思います。 何か気になることなどあればコメントを宜しくお願いします。
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