2018年03月07日
幼児期のブロック遊びの大切さ
みなさんこんにちは。
言語聴覚士として日々病院で勤務している桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
本日は子どもの発達についてです。
1歳までの乳児期にはおもちゃを叩いたり、口に咥えたりと、手の感覚や口の感覚、音の感覚遊びなどが主体ですね。
乳児期を経て幼児期になると、様々な遊びが出来るようになってきます。
塗り絵、ブロック遊び、真似遊び、楽器遊びなどあらゆる遊びがあります。
その中で、このページでは、幼児期のブロック遊びの大切さについて、言語聴覚士としての立場から専門的にお話しをしたいと思います。
・ピアノは、音感やリズム感
・塗り絵は、手指の機能や色認知
・絵本は、言葉の理解、表現力
などといった能力が発達します。
本題のブロック遊びでは、何が刺激されやすいかと言うと、
【ブロック遊びで刺激される能力】
@発想力・創造力
A集中力
B手指の機能
C模倣力
D色の認知
E形の構成力
などが刺激されやすいです。
@発想力・創造力は、どういった形の物を作ろうか考える力ですね。動物をブロックで表現したり、建物をブロックで表現したりする事は発想力を育む要素となります。また、父親が作った物を見るだけでも新たな感性が芽生える事でしょう。
A集中力は、主に課題に取り組む集中力の持続や、様々なブロックから目的のブロックを見つける選択的注意力です。
遊びや課題を取り組む上で、集中力は非常に大切な要素となります。
B手指の機能は、小さなブロックになればなるほど手指の機能が必要となります。
ただし、年齢に応じてブロックの大きさは変更する必要があります。
1〜2歳程度であれば手指の機能があまり発達していないので、3cm以上のブロックが持ちやすく、誤飲の危険性も減ると思います。
3〜4歳までは3cm程度のブロックがお勧めです。
あまりにも小さいブロックだと、子どもにとってはストレスとなり、かえって面白くない遊びとなってしまう事があります。
C模倣力は、お手本を見ながらその通りに再現する力です。
D色の認知は、様々な色のブロックを使う事で色の認識が深まります。両親などと言語でのやり取りを介してさらに色の認識は深まります。色の認識が深まると塗り絵やお絵かきの時に感性豊かな作品が出来る事でしょう。
E形の構成力は、どういった形でどの程度の大きさなのか頭の中で考え、把握し、表現する能力の事です。
このページでは、E形の構成力についてさらに深く掘り下げてお話ししたいと思います。
2歳〜年長さんまで対応の家庭学習教材【月刊ポピー】。今なら無料見本プレゼント
形の構成力とは上でも述べましたが、どういった形でどの程度の大きさなのか頭の中で考え、把握し、表現する能力の事です。
これがなぜ大切かと言うと、
@文字の獲得に役立つ:ブロックやパズルが得意な子は平仮名の習得も早い子が多いです。
A算数や数学の基盤となる:小さい時から立体での感覚を育む事で、図形の問題や、距離の問題などでイメージがつきやすくなります。
B社会に出た時にプレゼン等での構成力につながる:構成力が高いと発表の見せ方など上手くなります。(ただし、これについては知能や経験値、言語力なども非常に関係があります。)
C車の運転やスポーツなどで、位置状況の感覚につながる:構成力が高い方は自分と物の距離感が把握できる方が多いです。
などが挙げられます。
今の時期からこんな先の事は心配要らないよ。という方もいるかもしれません。
それは間違いです!
大人になった時の能力の基盤は子供のころに出来ているんです!
つまり、何を言いたいかというと、
子どもの時に様々な物に触れ、多くの感性を持つことで、得意分野が増えるんです。
また、ブロック遊びは知能の発達にも非常に効果的です。
専門的な用語で、言語性知能と動作性知能という言葉があります。これらをまとめて知能(IQ)といいますが、ブロック遊びは動作性知能を育む最適な遊びなんです!
参考までに、
私の経験では、アンパンマンのブロックが子どもたちにとって初期の導入もやりやすく、とても楽しみながら何年経っても長く続ける事が出来ました。
3cmほどのブロックであり、ブロック一つ一つに何個も小さな穴が開いているので、万が一誤飲した場合でも窒息のリスクが減ります。
そして、専用のケース付きなので、片付けも比較的やりやすいです。
また、アンパンマンのキャラクターを使ってごっこ遊びも出来るので、言語的な発育も期待できます。
もし興味がある方はこちらからどうぞ↓
このページでは幼児期のブロック遊びの大切さについてお話しをさせて頂きました。
その他にも子どもの発達や、成人の病気などについて別ページで書いているので、もし興味がある方はそちらの方もご覧頂けると嬉しいです。
それではまた。
桃の助でした
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言語聴覚士として日々病院で勤務している桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
本日は子どもの発達についてです。
1歳までの乳児期にはおもちゃを叩いたり、口に咥えたりと、手の感覚や口の感覚、音の感覚遊びなどが主体ですね。
乳児期を経て幼児期になると、様々な遊びが出来るようになってきます。
塗り絵、ブロック遊び、真似遊び、楽器遊びなどあらゆる遊びがあります。
その中で、このページでは、幼児期のブロック遊びの大切さについて、言語聴覚士としての立場から専門的にお話しをしたいと思います。
ブロック遊び
ブロック遊びで発達する能力
・ピアノは、音感やリズム感
・塗り絵は、手指の機能や色認知
・絵本は、言葉の理解、表現力
などといった能力が発達します。
本題のブロック遊びでは、何が刺激されやすいかと言うと、
【ブロック遊びで刺激される能力】
@発想力・創造力
A集中力
B手指の機能
C模倣力
D色の認知
E形の構成力
などが刺激されやすいです。
@発想力・創造力は、どういった形の物を作ろうか考える力ですね。動物をブロックで表現したり、建物をブロックで表現したりする事は発想力を育む要素となります。また、父親が作った物を見るだけでも新たな感性が芽生える事でしょう。
A集中力は、主に課題に取り組む集中力の持続や、様々なブロックから目的のブロックを見つける選択的注意力です。
遊びや課題を取り組む上で、集中力は非常に大切な要素となります。
B手指の機能は、小さなブロックになればなるほど手指の機能が必要となります。
ただし、年齢に応じてブロックの大きさは変更する必要があります。
1〜2歳程度であれば手指の機能があまり発達していないので、3cm以上のブロックが持ちやすく、誤飲の危険性も減ると思います。
3〜4歳までは3cm程度のブロックがお勧めです。
あまりにも小さいブロックだと、子どもにとってはストレスとなり、かえって面白くない遊びとなってしまう事があります。
C模倣力は、お手本を見ながらその通りに再現する力です。
D色の認知は、様々な色のブロックを使う事で色の認識が深まります。両親などと言語でのやり取りを介してさらに色の認識は深まります。色の認識が深まると塗り絵やお絵かきの時に感性豊かな作品が出来る事でしょう。
E形の構成力は、どういった形でどの程度の大きさなのか頭の中で考え、把握し、表現する能力の事です。
このページでは、E形の構成力についてさらに深く掘り下げてお話ししたいと思います。
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形の構成力
形の構成力とは上でも述べましたが、どういった形でどの程度の大きさなのか頭の中で考え、把握し、表現する能力の事です。
これがなぜ大切かと言うと、
@文字の獲得に役立つ:ブロックやパズルが得意な子は平仮名の習得も早い子が多いです。
A算数や数学の基盤となる:小さい時から立体での感覚を育む事で、図形の問題や、距離の問題などでイメージがつきやすくなります。
B社会に出た時にプレゼン等での構成力につながる:構成力が高いと発表の見せ方など上手くなります。(ただし、これについては知能や経験値、言語力なども非常に関係があります。)
C車の運転やスポーツなどで、位置状況の感覚につながる:構成力が高い方は自分と物の距離感が把握できる方が多いです。
などが挙げられます。
今の時期からこんな先の事は心配要らないよ。という方もいるかもしれません。
それは間違いです!
大人になった時の能力の基盤は子供のころに出来ているんです!
つまり、何を言いたいかというと、
子どもの時に様々な物に触れ、多くの感性を持つことで、得意分野が増えるんです。
また、ブロック遊びは知能の発達にも非常に効果的です。
専門的な用語で、言語性知能と動作性知能という言葉があります。これらをまとめて知能(IQ)といいますが、ブロック遊びは動作性知能を育む最適な遊びなんです!
参考までに、
私の経験では、アンパンマンのブロックが子どもたちにとって初期の導入もやりやすく、とても楽しみながら何年経っても長く続ける事が出来ました。
3cmほどのブロックであり、ブロック一つ一つに何個も小さな穴が開いているので、万が一誤飲した場合でも窒息のリスクが減ります。
そして、専用のケース付きなので、片付けも比較的やりやすいです。
また、アンパンマンのキャラクターを使ってごっこ遊びも出来るので、言語的な発育も期待できます。
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このページでは幼児期のブロック遊びの大切さについてお話しをさせて頂きました。
その他にも子どもの発達や、成人の病気などについて別ページで書いているので、もし興味がある方はそちらの方もご覧頂けると嬉しいです。
それではまた。
桃の助でした
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