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2020年02月14日

地域のお父さんが熱い!〜しゃもじでバドミントン指導〜

私達家族が現在住む地域は「僻地」で、保育所も「僻地保育所」と呼ばれ子供の保育は午前8時から午後5時まで。もちろん延長保育などはありません。
以前住んでいた地域では朝は7時から、夜も7時まで預かり可という保育園でした。

なので、地域の親の方々は遠くへ働きに出るときなどは、(共働きなどは特に)おじいちゃん、おばあちゃん世代の助けが必要なことが多いです。(特に送迎など)
我が家はその世代が近くにいるわけではないので、何とか夫婦でやりくりしています。

また、児童館などもなく、小学生は帰宅後、廃校になった小学校の校庭にある遊具で遊ぶなどして過ごしています。
日本の高齢化社会、のまさに先進地域とも呼べるような地域です。

週に三回夕方5時から、小学生対象にバドミントンクラブがありますが、
何とそれは親の付き添い必須。
バドミントンのコーチがいないため、親が自分たちで指導しているのです。

私はバドミントンは初心者で打ち方、試合の運びなど、ちっともわかりませんでした。
それでも、指導者がいないため、自分の子供(長女)には上手い方の見よう見まねで指導しています。

夕方5時から、というのに親の参加がしっかりしており(義務付けられているのであたりまえなのですが)、都会では共働きしている家庭で、親が5時に子供のバドミントンクラブに参加する、などということは到底考えられなかった私は当初本当にびっくりしました。

長女は初歩的な「グリップの握り方」がどうしても正しくできず、
他のお子さんのお父さんがずっと一生懸命指導してくださっています。
この地域に引っ越してきてから8カ月、バドミントンに参加していますが、
私のへたくそな指導のせいで、どうやら長女が誤ったグリップで覚えてしまっていた模様でした。

先日そのお父さんが「これ握ってみて」としゃもじを家まで届けくれました。
聞けば、ずーっと正しい持ち方を覚えてもらうにはどんな方法が良いのか、と考えてくれていたとのこと。
持ち手部分にラインが入り、指をひっかけるのにもわかりやすい、と長女もすぐにそのしゃもじを気に入り練習するようになりました。
私自身もそれでグリップを確認、やっときちんと理解することができました。

DSC_1483.JPG

熱血お父さん、うちの子だけではなく、クラブメンバー皆に熱い指導をしてくれます。
ちなみにその方のお子さんはもう中学生になったので、クラブには参加していません。
それでも子供たちのために、と教えに来てくれます。

そんな素敵なお父さん、
「僕は背が高かったら、体が大きかったらもうちょっといいショットが打てたのに!」
と何度も悔しい思いをしたそうです。
今の身長は165pくらいでしょうか。
今では小さい体からも強いショットを生み出すコツを身に着けたそうですが…。

中高生のお子さんをお持ちの方々。
「うちの子の成長は終わった」とあきらめてはいませんか?
まだ、最後に伸びるチャンスがあるかもしれません。
機会を逃さず、完全に伸びが止まってしまう前に、一度お試しいかがですか?



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