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2019年03月29日

学校の事なかれ主義が「生徒を殺す」   〜いじめ問題〜

教師には、両極端な人たちがいる事を最近思う。
教育に熱心に取り組んでいる人たちがいる一方で、
どうしようもない事なかれ主義のサラリーマン教師も
多く存在しているようだ。

ただし、犯罪を犯す教師などは論外なので、ここでは外す。

いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患
3/26(火) 5:00配信 毎日新聞

男子生徒へのいじめを巡る経過

 広島県呉市の市立中学3年の男子生徒(15)が下着を脱がされるなどのいじめで不登校になり、精神疾患を発症したと訴えたのに、学校が半年以上「重大事態」として扱わず第三者委員会の設置などの対応をしなかったことが分かった。国の指針では被害者が申し立てた場合、学校は重大事態を前提に報告・調査するよう規定。下着を脱がされる行為も重大事態として例示している。専門家は「対応が遅すぎる」と指摘している。

 男子生徒、保護者の祖父らや県教委によると、男子生徒は1年生の時から同級生にシャツやズボンを破られるなどのいじめを受けていた。2年生だった2017年11月下旬、3回にわたり、昼休みに教室で同級生4〜6人に床に倒され、手足を押さえられてズボンと下着を脱がされた。昨年4月下旬から一時不登校になり、同6月には不安障害と睡眠障害の診断を受け、現在も治療を受けている。

 祖父らは「重大ないじめ被害」として17年11月のいじめの直後から、学校に調査を求めた。学校は同級生への聞き取り結果を男子生徒側に報告せず、「グループ内の罰ゲーム」などの説明を続けた。しかし、昨年11月に市教委から重大事態として再検討すると連絡があり、今年2月には「重大事態に認定し、第三者委を設置したい」と伝達。これまで認定しなかった理由について校長らは「調査が被害生徒の負担になることなどを考慮した」と釈明したという。

 重大事態は、いじめ防止対策推進法に基づいて規定。国の指針では「いじめで子供の生命・心身・財産に重大な被害が生じ、または欠席を余儀なくされた疑いがある場合」と定義し、市教委への報告や調査を求めている。過去の事例として「多くの生徒の前でズボンと下着を脱がされ裸にされた」というケースも紹介。子供や保護者から申し立てがあれば、学校側の判断にかかわらず重大事態として対応するよう明記している。

 市教委は毎日新聞の取材に対し、「個人情報保護と教育的配慮の観点から答えられない」としている。【小山美砂】


言葉の使い方を知らないのか、詭弁なのか・・・。
説明になっていないのだ。

漠然とした言葉使いで、その場しのぎの答弁でしかない。
これが教師か? と思うほど、情けない。

 ◇「遊び」と学校説明

 「学校から(下着を脱がすのは)遊びと説明された。いじめを軽く見ていると思った」。男子生徒は涙を見せ、学校への不信感と今も続く苦しみを語った。

 服を破られるなど1年生の時から始まったいじめは、次第にエスカレート。2年生になって教室で無理やり下着を脱がされた。「眠れなくなり、同級生や先生の顔を見るのはつらかった」

 下着を脱がす行為は国の指針でも挙げられた深刻ないじめ。しかし、学校は男子生徒の訴えを否定した。祖父らに「シャツを破ったのはじゃれていただけ。下着を脱がしたのは当時のブームで、グループ内の罰ゲーム」などと説明したという。

 学校が子供のSOSを放置し、最悪の事態を招くケースが全国で相次ぐ。家族は情報を十分知らされず深く傷つく。2011年に大津市立中学校で起きたいじめ自殺の調査にも関わった渡部吉泰弁護士(兵庫県弁護士会)は「学校は真摯(しんし)に調査し、当事者に説明を果たす義務がある」と指摘する。

 男子生徒は今月の卒業式まで学校を休みがちだったが、今は高校で部活動に打ち込む目標が心の支えだ。「きちんと調査し、いじめがあったという事実を分かってほしい」と声を振り絞った。【小山美砂】



 ◇「いじめに軽重ない」

 教育評論家の尾木直樹・法政大特任教授の話 不登校と精神疾患が出た時点で重大事態と認定し、早急に対応すべき事案だ。自殺など命に関わるいじめだけが「重い」のではない。服を脱がせるなど性的な嫌がらせは本人の尊厳を深く傷つける。学校や教育委員会はいじめに軽重はないという認識をもち、被害者のために動くべきだ。



◇いじめなどの相談窓口

・24時間子供SOSダイヤル=0120・0・78310(なやみ言おう)、年中無休、24時間

・児童相談所全国共通ダイヤル=189(いち早く)、年中無休、24時間

・子どもの人権110番=0120・007・110、平日午前8時半〜午後5時15分

・チャイルドライン=0120・99・7777、月〜土曜の午後4〜9時(18歳まで)



この件を、「遊び」だと言うなら、その遊びは間違った遊びなのだから
教師は止めさせなければいけない。
友達の嫌がることをする遊びなど認めてはいけないだろう。

こんなことは一般の大人でも理解できることだ。
限度を超えた遊びは、止めるべきだが、この教師たちは
その限度が判断できない大人たちなのだろう。

大学時代に勉強ばかりしていたか、遊んでばかりいて
一般常識を身に付けられなかった大人たちでしかない。
そんな学生に教師免許を与える制度にも問題があるのではないか?

よく、知り合いたちの中にも「とりあえず、教師免許を取っておく」と
平然と言うやつがいる。
生活に困ったら、教師をやれば、とりあえず食える。ということだ。

そういう輩には「馬鹿者」と一喝する。

教師職を、他の職業選択と同じレベルで考えている。
とんでもない話だ。
医者にしても、教師にしても、他人の人生を背負う職業である。

間に合わせ的に選ぶ職業ではない。

その意味では、一般の公務員より給料を上げてほしいくらいだ。
教師の給料は安すぎるのだ。
保育士や介護職も同様だ。

何故、こういう職業の給料が安いのか、理解できない。
きっと政治家も、この職業の重要性を理解していないのだろう。

こういう教師に当たった子供たちは、悲劇である。
これを防ぐ意味で「学年担任制」という試みが始まっている
学校もある。

学級担任一人には任せられない時代に、なっているのかもしれない。

教師諸君! 君は一体なぜ教師になったのか?

何の為に教師が必要なのか。
よく考えてもらいたい。



 BY  いいとこどり




2019年03月28日

計算は得意なのに、教科書が読めない子供たち  〜リーディングスキルテスト〜

「教科書が読めない」子どもたち 教育現場から見えた深刻な実情
市岡ひかり,小柳暁子,柿崎明子2018.4.15 07:01AERA#教育

子どもたちは想像以上に文章を理解できていない。「だが、解決策はあるはずだ」。
教育の現場では、対策が始まっている。

*  *  *

「うちの子、算数の計算問題はできるけど、文章題はだめで」

 この傾向は、おそらく多くの親が実感しているのではないだろうか。しかし、なぜ文章題ができないのか。それを明らかにしたのが、国立情報学研究所の新井紀子教授が開発した、基礎的読解力判定のリーディングスキルテスト(RST)だ。

 RSTは、生活体験や知識を動員して、文章の意味を理解する「推論」、文章と、図形やグラフを比べて一致しているかどうか認識する「イメージ同定」、国語辞典的、あるいは数学的な定義と具体例を認識する「具定例同定」など、読解力を6分野に分け、その能力を問うものだ。


 このテストをいち早く取り入れたのが、戸田市(埼玉県)教育委員会だ。教育政策室指導主事の新井宏和さんは、その経緯を次のように語る。

「全国学力・学習状況調査の活用問題が解けるような子どもたちにしたかった。幸いにも新井教授と戸田市の戸ケ崎勤教育長が知り合いで、教育長がRSTに高い関心を示し協力して取り組むことになりました」

 テストは2015年から段階的に実施され、17年は市内の全中学生と、小学6年生全員の4500人が参加した。問題は、国立情報学研究所特任研究員の菅原真悟さんの指導のもと、市内の小中学校の教員が作成した。戸田第二小学校研究主任・狗飼英典(いぬかいひでのり)教諭は言う。

「夏休みや放課後を利用し、中学生の教科書などを参考にして作りました。教員にとっても初めての経験でしたから、どういう問いを立てたら答えにたどりつくのか、試行錯誤の連続でした」

 テストの結果は、イメージ同定、推論、具体例同定の正答率が半分に達せず、想像以上に子どもたちが文章を理解できていないことがわかった。

今まで教科書は読めて当たり前で、その前提で授業を進めていた。教科書が読めていないという事実は、衝撃的でしたね」(新井主事)

 さらに担当者を混乱させたのが、その分析結果だった。学力テストとの相関関係を調べたところ、学力の高い児童・生徒がRSTの点数も高いわけではなく、関連を示すことができなかった。

「RSTが低いのに、なぜテストでは問題が解けているのか。問題のパターンを暗記して解いているのではないかと思われるのです。今の時点ではよくても、将来つまずくのではないか。小学校から読解力のスキルをつけていかなければ、と感じました」(同)


実は家の子供も同じ現象が起きていたのです。
算数は、即答できるほどよくできますが、算数問題の
文章系が出ると、問題の内容が理解できないのです。

これには私自身が驚きました。
「まさか・・・。」と絶句したものです。

 2年連続でテストに参加した戸田第二小学校も、意外な結果が出た。小高美惠子校長は言う。

「本校は学力調査では全国平均を上回っていたので、RSTも高い点数を出すと思っていたのですが、思った以上に低かった。特に推論とイメージ同定が弱かったですね」

 同校も学力テストの結果とリンクせずに、なぜこのような成績が出たのか分析できないでいる。ただし現場に立つ教員として、感覚的に理解できる点もある、と狗飼教諭は言う。

「たとえば、コミュニケーション力が足りていない児童の推論の点数が低いなど、能力や性格的な面が、RSTの結果に表れているような印象を受けました


家庭内での触れ合いが少ない家庭も子供に問題が出るらしい。

 子どもの読解力やコミュニケーション力に異変が起きている。その原因は何なのか。気になる調査結果がある。カギとなるのは、10年以降急速に普及し、内閣府の調査で今や青少年の約6割が使用しているスマートフォン。これが、言語機能やコミュニケーション機能をつかさどる脳の前頭前野に悪影響を与えている可能性があるというのだ。

 調査を行ったのは、ニンテンドーDS用ソフト「脳トレ」シリーズの監修者としても知られる東北大学の川島隆太教授だ。仙台市立小中学校の児童・生徒7万人を対象に追跡調査した結果、スマホの使用で明らかに学力が低下し、使用を中止するとまた学力が向上するということが分かった。

 なかでも、LINEなどメッセージアプリの影響が大きく、17年度の調査では、LINEなどを全く使用していない生徒の4教科の平均偏差値が50.8なのに対し、使用時間の長さに応じて偏差値は下がっていき、1日4時間以上使用している生徒の偏差値は40.6。実に10以上の差がついてしまった。

川島教授によると、学習時間は十分にあっても、友人とメッセージをしながら……といったマルチタスク化が進むことで集中力がそがれ、勉強の効率が落ちてしまったことが要因の一つと考えられるという。

 さらに恐ろしいことに、スマホを長時間利用すると、読書をした時に活発に働く前頭前野に、安静にしている時よりもさらに働かなくなる「抑制現象」が起き、健常児でも言語機能の発達に遅れがでることがあるらしい。この抑制現象はテレビやゲームを長時間利用した時にも起こるという。

「スマホはお酒と同じで、『利用時間を1時間以内に留める』など、自制心を持って利用すれば悪影響は出ないことも分かっています。ただ、それは大人でもかなり難しいことだと思います」(川島教授)


最近、タブレットやスマホで「ゲーム」に熱中していることが多く
長時間放しませんでした。
その影響かもしれません。

 相手の気持ちを思いやった上で言葉を発したり、試行錯誤したり、新しいアイデアを発想したり……。前頭前野が担うのは、AIが苦手で、かつ人間が得意とする「思考」や「発想」だ。AI時代を生き抜くために最も必要とされる能力が、スマホやテレビ、ゲームといった、かつて人が生み出した機器によって衰えつつあるとしたら何とも皮肉だ。

 とはいえ、悲観してばかりもいられない。教育現場も動きだしている。前出の狗飼教諭はRSTの結果を受けて、授業にも一工夫、加えるようになった。

「従来なら、この資料から読み取りなさいという問いを、複数の資料を見せて結果を先に提示し、なぜそうなったのか、道筋を考えさせるような授業を取り入れています」


こういう取り組みをしている学校が出てきたことは
喜ばしい限りです。
熱心な先生方に期待しながら、家庭でも触れ合いを
大切にしなければなりませんね。

 今後は学校の教員全員で研修をしながら、読解力をつけるための授業のあり方を模索していきたいという。小高校長は言う。

昔から読解力の重要性は認識され、読書や作文が推奨されてきましたが、そもそも読解力とは何かという視点で分析されたことはなかった。RSTで6分野の視点を得たことは、授業改善のきっかけになる。分かった以上、逃げられないですね」

 本物の読解力や思考力を養うためには、家庭教育も重要だ。AIに詳しいメタデータ社長の野村直之さんは、膨大なデータを扱うのが得意な一方で発想の転換や真偽の解明が苦手なAIを扱える人材になるためには、「なぜ」を問える力を幼いころから養うべきだと指摘する。

「『なぜ宿題を忘れたの!?』などと『なぜ』を叱責に使う親が多いようですが、良くないと思います。むしろ、子どもの素朴な『なぜ』に答えてあげたほうがいい。そういう大人が身近にいれば、AIが決して太刀打ちできない、情操豊かで、今日のAIが苦手な論理を駆使できる人間に育つはずです」

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』などの著書がある東北福祉大学の西林克彦さんも、一歩進んだ読解の訓練が必要だと説く。西林さんによると、読解力は知識に偏る面もあり、興味があったり、新鮮に感じる内容の文章は注意深く読める一方、表面的に「分かったつもり」の文や興味のわかない文は読み飛ばしたり、誤読をしたりする傾向があるという。

自らの思い込みを疑い、もっともらしく書かれている部分は特に注意するという読み方も必要だ。西林さんは言う。

「読解とは文章の意味を理解すればいいものではなく、書いてある内容を知り、世界に迫るための道具です。『感想主義』に偏りがちな小学校、指示語の抜き出しなど構造理解を問う中高の国語教育だけでは、本物の読解力は養われにくい。文章を読んで理解した上で、知識として再構築する訓練をする必要があります」

(編集部・市岡ひかり、小柳暁子/ライター・柿崎明子)

※AERA 2018年4月16日号より抜粋



これは大変参考になりました。

子育て中のご家庭の親には、是非、読んでほしいと思います。



     BY いいとこどり


経済的貧困ではない「関係の貧困」が招く    〜子供の読解力〜

最近、子供の読解力が弱い事に気が付きました。
その理由を調べていて、こんな記事が目につきました。

経済的貧困ではない「関係の貧困」が子どもの読解力に影響

市岡ひかり,小柳暁子,柿崎明子2018.4.16 07:00AERA#教育

 国立情報学研究所の新井紀子教授の著書、『AI vs.教科書が読めない子どもたち』の中では、「就学補助率が高い学校ほど読解能力値の平均が低い」という気になる調査結果も指摘されている。言い換えれば貧困が読解力にマイナスの影響を与えているかもしれないということだが、貧困家庭の子どもたちの学習支援の現場では何が見えているのか。

 東京・八王子で経済的に苦しい家庭の子どもたち向けに無料塾を運営しているNPO法人八王子つばめ塾の理事長、小宮位之(たかゆき)さんは、こう話す。

「つばめ塾でも、数学の連立方程式なら解けるのに文章題になったらできない。これは応用力ではなく読解力の問題だね、と話題になっています。また、主語、述語があるひとつの文章の形で話すことができず、『先生』『授業』など、単語のブツ切れで話したりLINEをしたりする。文章を構築できない子もいます」

 八王子つばめ塾は、90人の生徒が在籍、社会人や学生のボランティア講師70人が指導に当たっている。生徒は、中高生が対象だが、9割は中学生。中でも、中3、高3の受験期の子どもたちが多い。

 小宮さんは「これはあくまでも推論ですが」と前置きしつつ、もし貧困と関係があるとしたら、親をはじめとする他者との関わりが少ないことに原因があるかもしれないと言う。

一般家庭と貧困家庭では、親とのコミュニケーション量が違います。親と過ごす時間が少ないと、ユーチューブで好きなコンテンツをずっと見続けるなど、自分の世界にこもりがち。未知の世界に触れる機会が少なくなり、そうすると何かを読み解くという要素が日常生活から減るのではないでしょうか」

 そしてこう続ける。

家族の中での会話量が大事。親の長時間労働が問題ということです

 一般的な塾は「先生─生徒」という「タテの関係」だが、無料塾には「近所のボランティアのおじさん、おばさんや学生が教える」という「ナナメの関係」が存在する。それは未知の世界に触れる機会にもなるという。


共働きは仕方がない。
所得が追い付いて行かないのだから・・・。
だとしたら、「ナナメの関係」でもあるように、地域の協力が必要になります。

ひと昔前なら「近所の家で、ご飯を食べた」なんてことは
ざらにあって、「地域で、子育て」をしていたように思います。

「無料塾では、現役時代、世界中を飛び回っていた元商社マンが英語を教えていたり、人生経験を語るおばさんがいたりする。多種多様な人材がいて、その人なりに子どもに関わる。マニュアル的ではない、カスタマイズした関わりがあるんです。それは子どものコミュニケーション能力や読解力によい影響を与えると思います

 自分とは異質なものと触れ合うという刺激があると、そこから何かを読み解こうという知的好奇心が芽生え、読解力の向上につながる。小宮さんが考える読解力向上のポイントは、「子どもに手間ひまをかけること」。単純な結論だが、これに尽きるのではないかと言う。

 では、なぜ学校教育の中でこの問題が可視化されてこなかったのか。

単純な話で、学校の先生になるような人は読解力があるからです。そうすると自分がどうやって基礎的読解力を獲得したかが思い出せない。ここに狭いけれど深い溝がある」


頭のいい人は、勉強ができない子の悩みが判らない。
と言う事らしいが・・・。

無料塾ではボランティアとして教えに戻ってくる卒業生が出てきているという。学びが好循環を生み、結実した例だろう。無料塾はそもそも学力向上という目的以前に「貧困が貧困を生むという連鎖を止める。そのためには教育が重要だ」という問題意識を背景に始まっている。

「ひとつの理由ならなんとかなりますが、二つの要素がかけあわさると一気に問題は深刻化します。よく、『貧困家庭でも頭のいい子はいるじゃないか』というような意見がありますが、ひとつの理由、ある部分だけを見ていても、問題は解決できないんです。低学力でもコミュニケーション能力があれば都立高の推薦入試に受かる可能性がある。不登校でもお金があればフリースクールに行ける。何かひとつでも解決できたら、先が見えるんです」

 子どもの読解力の低下には、教育現場での問題の前に、社会の崩壊が影響している。基本的な人間関係は乏しくなったがテクノロジーだけは発達し、人間関係を持たずとも好きなことを一日中できる環境が整った。そのふたつが同時進行していることによって、より深刻な事態が引き起こされている。


要は、便利になるほどコミュニケーションが減る。ということか?

「貧困家庭からは人間関係が急速に奪われているが、スマホは誰でも持っている。テクノロジーは同じ普及率なのに、人間関係の濃密度が違いすぎる。しかもテクノロジーによって余計に人間関係を持たなくてすむようにされている。これは酷なことです」

 現代の貧困の特徴として、「経済の貧困」に加えて、人間関係を持つことができず社会的に孤立する「関係の貧困」があると言われる。

 読解力の低下に影響を与えているのは「関係の貧困」であると言えるのではないか。

「無料塾は、学習という一つの軸を中心として新たなコミュニティーを再構築しています。貧困家庭へのアプローチとして有効だと思います」 (編集部・市岡ひかり、小柳暁子/ライター・柿崎明子)

※AERA 2018年4月16日号より抜粋


経済的貧困から生まれる「関係の貧困」。
便利さゆえに生まれる「関係の貧困」。

これらが子供たちの読解力を奪っているとしたら、それは
大人の責任です。


これと同じ取り組みをしているのが「カタリバ」です。
「カタリ場」とは、主に高校生の将来への可能性を引き出し、将来への行動へと動機付けることを目的とした、キャリア学習プログラムです。

授業を行うのは、大学生を中心としたボランティア・スタッフです。
利害関係のある“親”でも“先生”でもない、毎日付き合う“友達”でもない、少し年上の「先輩」だから、高校生たちも本音を話しやすいのです。

このような「ナナメの関係」によって生まれる“憧れ”や“刺激”、
そして対話のなかで引き出される“自己理解”や“意欲”を最大限活用するため、
カタリ場の授業は、「座談会」「先輩の話」「約束」の主に3つのパートで構成されています。

「座談会」では、生徒にスタッフが質問していくことで、生徒が好きなこと、嫌いなことを言語化するとともに、未来の夢や漠然とした不安などを引き出していきます。生徒の自己理解を促します。
「先輩の話」では、スタッフ数名が、「部活」「進路」「友人関係」などのテーマで、紙芝居形式のプレゼンテーションを行うので、高校生は興味のある話を聞きにいきます。内容は、今打ち込んでいることや夢、進路選びの失敗談や、高校生のときの失敗談や自分への後悔などさまざま。
「約束」では、これまで見つけた憧れや、見えてきた自分の興味関心などを行動につなげるために、今日からできる小さな行動をカードに書き込みます。
スタッフと「約束」をすることで、授業の興奮を日常生活につなげます。

|高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」



      BY いいとこどり



何故、豊かな日本で「子どもの貧困」問題が起こるのか?

古い本になりますが、現在の「子供の貧困問題」の核心を
ついた本ではないかと思います。

なぜ豊かな日本で「子どもの貧困」問題が起こるのか?

2015.1.14 07:30BOOKSTAND

子どもに貧困を押しつける国・日本

山野良一著

 世帯所得が低いあまり、子どもを塾や習い事に通わせられなかったり、高校に進学させられない、いわゆる「子どもの貧困」問題。日本は世界の中でもトップクラスの裕福な国ですが、実際には、貧困状況にある子どもの数は年々増えているといいます。

 厚生労働省の発表によれば、日本の貧困状況にある子供の割合は、2009年の調査では15.7%、12年の調査では16.3%となっており、増加傾向にあります。また、12年の16.3%という数字は過去ワーストで、人数にすると325万人もいることに。


 とはいえ、その数字に実感を持てない人も少なくないでしょう。事実、この日本で普通に生活を送っていても、「子供の貧困」は見えにくいもの。本書『子どもに貧困を押しつける国・日本』では、そういった目に見えにくい「子供の貧困」について取り上げます。

 著者は、ボランティア団体「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク"世話人"の山野良一さん。これまで、子どもの貧困に関する問題について、改善しようと活動されてきた人物です。しかし、山野さんらの努力も虚しく、この問題は改善するどころか悪化しているのが実態。

 もちろん国がなにもしていないわけではありません。厚生労働省は「子どもの貧困」が増加する理由について、「非正規雇用の増加による所得の減少などが影響したとみている」と発表しており、政府もそれに対してさまざまな政策を講じているのです。

 例えば平成25年度税制改正により、孫の教育資金を1500万円まで非課税で贈与できる新制度を開始。この制度を利用した信託商品「教育資金贈与信託」により、シニア世代から孫への教育資金贈与がスムーズに進み、親世代の子供の教育費負担を軽減できるようになっています。

 こうした制度がもたらしたメリットは多々ありますが、本書ではこの制度についても「子どもたちの格差拡大につながる可能性がある」「政府のおかげで貧困が増えている」と批判します。


(記事提供:BOOK STAND)


親世帯の所得が全く上がらない現在の状況は、とても景気がいいとは
言えません。
大企業では向上しているようですが、それにも陰りが出てきています。

地方の給与水準は依然として低いままですが、その為に
消費も一向に上がっていきません。

勤労統計の不正で、実態がますますわからなくなってしまい
アベノミクスの効果も、今一、説得力が得られていません。

こんな状況では「子供の貧困」の解決策も立てられません。

先進国の中で「子供の教育費」が日本では非常に低いと言われています。
親の所得が低ければ、子供にかける費用だって捻出できないのは
自明の理でしょう。
食費さえ削っているのですかあら・・・。

幼保無料化が実施されるようですが、本当にお金がかかってくるのは
学校に上がってからです。

国は、この部分にもっとお金をかけなければ、少子化による
人材の確保などできないでしょう。

個々で対応できるレベルではありません。
地域の協力はもちろんですが、国が、力を入れなければ解決しない
問題であることははっきりとしています。

今年は各種の選挙が実施されますが、国民がしっかりと
意思表明することが必要と思われます。

もっと教育に熱心な議員さんを送り込むように、選択をしましょう。

若い人たちも、これから家庭を築くでしょう。
その時になって後悔しないように、選挙に行きましょう。



     BY いいとこどり


2019年03月26日

期待の施設が動き出した   〜エスバード OPUN〜

いよいよ研究の拠点が始動しました。
リニア開通を見据えて、この研究拠点が活発に利用されることを
心より願います。

親子で地域産業に触れる エス・バードでオープニングイベント
南信州新聞より
[ 2019年 3月 25日 月曜日 15時51分 ]

エスバード1.JPG◎写真説明:人気のフライトシミュレーター

 飯田市座光寺の産業振興と人材育成の拠点エス・バードで24日、オープニングイベントが開催され、親子連れら多くの人出でにぎわった。来場者らは、地場産業体験をはじめ、地域内企業の展示や物産展、信州大学研究室の見学、身近な科学体験などを通じ、地域の伝統産業や新産業を体感。その魅力を肌で感じ理解を深めた。

 水引、みそ、皮革の地場産業体験や、フライトシミュレーターによる航空機の操縦体験などは子どもらに大人気。ものづくりの楽しさを実感したり、最先端の技術に夢をふくらませたりと、産業界と子供らとをつなぐ役割を担った。

 喬木第一小5年生の男子児童(11)は「科学に興味があったので参加した。フライトシミュレーターは高度など自由にコントロールでき楽しかった。楽しく体験しながら地域のことを勉強できて良かった」と笑顔。児童の父親(46)は「地元の企業や産業に興味を持ち、将来はここで働きたいと、勉強を頑張ってくれたらうれしい」と期待を寄せた。

 この他、飯田市産業親善大使のおぐねぇーや松山三四六、小沢あきこ、ニッチロー’と地元縁の著名人らによるイベントやパネルディスカッションも行われ、イベントに花を添えた。



何より、子供たちが興味を持って、ここに通ってくれることを望みたい。
訪問する機会を多く企画し、若者の興味をそそる仕掛けが必要です。

現実的に、ここで興味を持ったことを、ビジネスに活用できるような
発想力が養われることを強く希望する。

これから先、人口減少と合わせて、少子化が止まらない現状を踏まえて
人材育成は、日本の急務です。

量的にダメなら、質で勝負。

元々、世界に冠たる優秀な日本人です。
出来ないはずがない。

長野の片田舎が、世界に緒戦する姿を見たい。



 BY いいとこどり


子供に罪はない・・・  大人が助けなければ。  〜貧困家庭児童問題〜

日頃から、こういう記事を見ると切なくて仕方ない。
自分の非力さが・・・である。

こういう子供を増やしてはいけない。
子供は環境を選べないのだから・・・。

運悪く問題のある家庭に生まれただけで、子供の人生が
閉ざされるよなことがあってはいけない。

日本文化は、世界でも稀な高度な民度を持った民が作り上げた
世界に誇る文化を持っています。

日本文化こそ「世界遺産」になってもおかしくはない。
あ、遺産じゃあだめだわ・・・。  WWW

困っている人を黙って見ているような、薄情な国柄ではない。

いじめと貧困直結、壮絶な学校生活

母親から暴力、教師も心ない対応
2018年3月19日 午前7時20分  福井新聞オンラインより

 「家は貧しく同級生からはいじめられ、先生にも冷たくされた」。50年前にいじめにあった福井県坂井市の女性(59)が、福井新聞の取材に対し、当時のつらい日々を赤裸々に語った。シングルマザーの母親から壮絶な暴力を受け、顔をはらして学校に行く毎日。現在の夫や子どもにも話さない過去を語る決心をしたのは「私と同じような経験をしている子どもたちを助けてあげてほしい」との思いから。裕福に見える社会の中で、貧困の子どもが増加している状況を憂い、重い口を開いた。

 ■給食食べるな

 女性は現在、坂井市に住む貴子さん=仮名。父親が事業に失敗し居場所を転々としたため、幼いころから母と弟の3人で住んでいた。「多分生活保護を受けていた。入学式のランドセルは古びていた」。自分だけ集金袋は配られなかった。同級生の男の子に「給食費を払ってないのに何で食べるんや」と冷やかされた。

 生活に余裕はなく、母親からは暴力を振るわれ、毎日鼻血を流した。顔をはらして学校に行くと、同級生は「どうしたの? その顔」とけげんな顔をした。クラス全員が自分を避けるようになった。

 貴子さんは「誰でも自分と違う者は、排除しようとする。仲間外れは仕方ないと思う。集団生活でいじめはなくならない。だからこそ周りの大人が支えてあげるべき」と訴える。


子供は大体残酷だ。
思ったことをストレートに口にするからだ。
しかし、それは、親が止めることが出来るのだ。

ましてや、学校の先生なら、尚更、子供たちを救わねばならない。
なのに、この女性教師は、一体なんだ?



 ■記憶から消す

 同級生たちだけでなく、先生の心ない対応にも、何度も傷つけられた。親の職業を答えるという授業のとき、父親が行方不明だったため、手を挙げられずにいた。すると女性の先生からひどく怒られた。

 あるとき、運動会用として、白い布を渡され、鉢巻きを作ってくるように言われた。母親はほとんど家を空けており、貴子さんは家にあった赤い糸で鉢巻きを縫った。先生はクラス全員の前で「誰? こんな赤い糸で縫ってきたのは」と大声で言い放った。家庭環境を知っているはずなのに、熱で1週間休んでも様子を見にすら来なかった。

 高校を卒業し、仕事のため上京。文集やスナップ写真など、小学校時代のものは全部捨てた。記憶から消すためだった。当時の記憶は今の家族にすら打ち明けていない。

 ■誕生日ケーキ

 厚生労働省によると、2015年の「子どもの貧困率」は13・9%(7人に1人)。ただ大人1人で子どもを育てる世帯の貧困率は50・8%と極めて高い。

 「貧困といじめは深くかかわっている。きっと私と同じように苦しんでいる子どもがいる。生まれた境遇という理由で、人生に希望が持てないほど残酷なことはない」。貴子さんは、いじめや自殺のニュースを目にするたびに抹殺したはずの過去がよみがえってくるという。

 子ども時代に救いだったのは、近所のおばあちゃんの存在。身内でもないのにいつも貴子さんを気に掛け、誕生日にはケーキを持ってきた。祭りのときは出前を取ってくれた。貴子さんは「優しい人が世の中にいることを知ったから、私はまっとうに生きてこられた」と涙を浮かべた。


家庭環境を知った上で、子供にこんな態度を取る教師など
教師なんか辞めてしまえ。

何のために教師になったのか?


きっと、今の旦那さんは優しい人なんじゃあないのかなあ・・・。
そう思いたい。  幸せになってほしいな。


       BY いいとこどり

2019年03月22日

学級担任制の問題が表面化した   〜学年担任制への移行を〜

昨日の記事に書いた学年担任制への移行が必要だと思う記事がある。

中3自殺「いじめと因果関係」 担任の指導が引き金と指摘
3/21(木) 13:23配信 ホウドウキョク

茨城・取手市で女子中学生がいじめを訴えて自殺した問題で、「いじめと自殺は因果関係があった」とする調査結果がまとまった。

中島菜保子さんの父親は、「真摯(しんし)に向き合っていただいた証しが、この調査書に現れていると認識している。娘の訴えが受け入れられたことは、何と表現したらいいかわからないが、やっとたどり着いたという感じ」と話した。

取手市の中学3年生、中島菜保子さん(当時15)は、いじめを訴える日記を残し、2015年11月に自殺したが、取手市側は、いじめと自殺との因果関係を認めず、茨城県の調査委員会が再調査に乗り出していた。

20日にまとまった調査結果では、中島さんがアルバムに誹謗中傷される文言を書き込まれたり、体育の授業で仲間外れにされるなどのいじめを受けていたことを明らかにし、「いじめと自殺は因果関係があった」と結論付けた。

また、担任が行った指導が自殺の引き金になったと指摘し、取手市教育委員会の対応は「違法」と厳しく批判した。


学級を担任する先生が間抜けだと、こういう事件が起こる。
下記の記事を参照されたい。

固定担任制から学年担任制へ

結局、子供たちの教育環境が担任の当たりハズレで大きく左右される
今の制度に問題があると思われるのです。

よく先生の事件が報道されてますが、資質が無い先生に当たると
子供たちが不幸になります。

苛めでも、虐待でも「見て見ぬふり」とか「逆上する」とか
「勘違いして対応を間違える」とか、一人では困るのです。

学年単位で複数の先生が生徒を見れば、こういう問題は
未然に防げる可能性が高くなります。

先生たちにも「得意・不得意」は当然ありますから、
全部を一人の先生が面倒を見る「固定担任制」「学級担任制」は
弊害が大きいのです。

チームとして、学年の複数の先生が生徒を見るようにすると
それぞれが得意な分野を担当して、生徒指導を適切に行える体制が
整備されます。

実際に実践している学校がありますから、結果は明白です。

その上に、下記で紹介している「カタリバ」を利用すれば
子供たちをやる気のある子供にすることが出来ると信じてます。

|高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」

「カタリ場」とは、主に高校生の将来への可能性を引き出し、将来への行動へと動機付けることを目的とした、キャリア学習プログラムです。
授業を行うのは、大学生を中心としたボランティア・スタッフです。

利害関係のある“親”でも“先生”でもない、毎日付き合う“友達”でもない、少し年上の「先輩」だから、高校生たちも本音を話しやすいのです。

このような「ナナメの関係」によって生まれる“憧れ”や“刺激”、
そして対話のなかで引き出される“自己理解”や“意欲”を最大限活用するため、
カタリ場の授業は、「座談会」「先輩の話」「約束」の主に3つのパートで構成されています。

「座談会」では、生徒にスタッフが質問していくことで、生徒が好きなこと、嫌いなことを言語化するとともに、未来の夢や漠然とした不安などを引き出していきます。生徒の自己理解を促します

「先輩の話」では、スタッフ数名が、「部活」「進路」「友人関係」などのテーマで、紙芝居形式のプレゼンテーションを行うので、高校生は興味のある話を聞きにいきます。内容は、今打ち込んでいることや夢、進路選びの失敗談や、高校生のときの失敗談や自分への後悔などさまざま。

「約束」では、これまで見つけた憧れや、見えてきた自分の興味関心などを行動につなげるために、今日からできる小さな行動をカードに書き込みます
スタッフと「約束」をすることで、授業の興奮を日常生活につなげます。



子供たちにとって、非常に有意義な機会を与えているのです。

皆さんの地域にこの制度を広げてみませんか?

各学校に働きかけてくれると、助かります。

是非ご検討ください。



    BY いいとこどり

2019年03月20日

固定担任制は学校が自由に変えられる?  〜「全員担任制」のメリット〜

新学期が近くなってきましたね。

家の下の子も、4月から小学校一年生。
ピッカピカの一年生です。(かなりのヤンチャですが・・・。)

年度末に教員の移動が発表になり、半数近い先生が他学校や
定年退職と移動になるようです。

例年になく大きな人事異動でしたので、保護者間でも話題になってます。

そして、「担任の先生」がどんな人になるのかが、大きな関心事となっています。
ここに、その制度の在り方に疑問を呈した人が居ます。

腑に落ちる、中々、いい考えだと思いますので、ちょっと
考えてみたいと思います。

保護者間でアタリ、ハズレと噂も?中学校「固定担任制」の弊害
3/20(水) 8:00配信 幻冬舎ゴールドオンライン

旧来型組織の改革が進んでいくなか、なかなか変わらないと揶揄される「教育現場」。しかし、常識に捉われず改革を進めている千代田区立麹町中学校の手法は、あらゆる組織の改革にも通じると話題を集めています。本連載は、千代田区立麹町中学校長・工藤勇一氏の著書『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)から一部を抜粋し、麹町中学校の「学校改革」について紹介していきます。
今回は、「固定担任制」を廃止した背景と「全員担任制」による学年運営について見ていきます。

固定担任制で生まれる「勝ち組」と「負け組」
固定担任制の廃止――「チーム医療」型の学年経営を


見直ししたものの3つ目は、1クラス1担任による固定担任制です。

本校では、2018年度から学級担任を固定せず、学年の全教員で学年の全生徒を見る「全員担任制」を採用しています。
一人ひとりの教員にはそれぞれ得意分野があります。それを生かすことが、生徒にとって大きな価値につながっていきます。
生徒のサインを読み取るのが得意な教員、保護者対応が得意な教員、ICTの活用に長けた教員、さまざまな個性を生かし合うことができる学年運営に変える。それが全員担任制です


そうですね、先生にも得意不得意は当然あります。
そんな先生にすべてを任せる小学校の「固定担任制」は、
やはり、無理があるように感じます。

ここでいう「チーム医療」型は、「コードブルー」をTVで
見ていた方ならよくわかると思います。

余談ですが、実はカミさんと映画版の「コードブルー」
見に行きました。  良かった〜〜〜。  WWW

元々、TVでもファンだったので、二人で見に行ったのです。
久しぶりの二人デートで、照れくさかったですが・・・。

で、話を戻しますが、固定担任制の弊害が下記にあります。

これまでの固定担任制には、さまざまな弊害が見られます。

例えば、生徒のすべてを1人の担任に委ねることになってしまいがちなため、固定担任制では、子どもたちや保護者にとっての学級の良し悪しは、多くの場合、担任に紐づけられる傾向があります。学級の中で問題が起きれば、子どもたちや保護者は安易に担任のせいにしたり、また担任の方も自分で問題を抱えこんでしまったりする状況が生まれていきます。

今は、学習面から生活面に至るまで、手取り足取り手厚く面倒を見ることがよいものとされ、昨今では、「丁寧な指導」「面倒見の良さ」をセールスポイントにする学校や教育委員会も少なくありません。
しかし、大人が先回りをして、手を掛けすぎて育てられた子どもの多くは、自律できなくなっていきます。そして、自分では解決できない問題やトラブルに直面すると、うまくいかない原因を自分以外の周りに求め、安易に他人のせいにしてしまう傾向があるように思います。


保護者にとって、学級担任がどんな先生なのかは、最大の関心事です。
子供たちの問題を、誠実に考えてくれる先生なのか?
それとも「公務員先生」なのか?で、子供達の生活が大きく変わります。

生徒たちの間にある「勝ち組」「負け組」の意識をなくすねらいもありました。学年の教員集団は、多くの場合、年齢・キャリアの異なるメンバーで構成されます。
力量にも教員の個人差が出てくるため、よくまとまったクラスと、そうでないクラスが生じがちです。
その結果、子どもたちの間で、「勝ち組」「負け組」の意識が生じます。中学校は教科によって教員が変わりますが、すべての教科を担任が教えている小学校の場合は、こうした意識は、より顕著ではないかと思います。


そうですね、小学校ほど影響が大きいです。
保護者の間では、普通に「勝ち組」「負け組」の意識があります。
大きな声で話題にもしてますから、それが、「運」の良し悪し程度でしか
認識していない傾向があります。

しかし、子供たちにとってみれば「運」では済まされませんね。
どのクラスになっても「勝ち組」「負け組」なんてあってはなりません。

その意味でも「全員担任制」は、いいのかもしれません。
ただ、ここで心配なのは、責任の所在が不明確になることです。
そこさえ整備できれば、かなり、有効だと思えます。

生徒たちの間に、こうした意識が生じることの弊害は小さくありません。保護者の間では、担任の「アタリ」「ハズレ」が話題になることがあるようですが、「ハズレ」で「負け組」になった生徒は、どんな気持ちになるのでしょうか。

学年内にそんな格差や、残念な思いを持つ生徒を生み出さないためにも、固定担任制を廃止する意義は大きいと考えます。


で、制度的にどうなのか? と言うと

もちろん、固定担任制を廃止しても、クラスという枠組みは残ります。しかし、本校では生徒たちの間で「勝ち組」「負け組」の意識は薄まり、隣のクラスと比較するような生徒もいなくなりました。そうした様子を見て、改めて、担任教員はクラスの象徴なのだとつくづく思います。

「固定担任制の廃止」を実施した結果

「固定担任制を廃止した」と言うと、「そんなことが可能なのか」とよく聞かれます。制度を解説すると、公立学校の教員は「公立学校義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」によって、児童生徒40人(小学1年生のみ35人)につき教員1人が割り当てられることになっています。

そのため、1クラスの最大人数は40人で、41人クラスというのは原則として存在しないことになっています。1学年の児童生徒数が80人なら40人×2クラスとなり、81人なら27人×3クラスとなります。すなわち、80人なら2人の教員が、81人なら3人の教員が、学年の担任として割り当てられます。この点は、基本的に全国どの地域の学校も同じです(もちろん、自治体独自の施策で少人数学級を実現しているところはあります)。

一方、こうして割り当てられた教員を、どのように配置するかは、学校裁量に委ねられています。児童生徒81人なら「3クラス」という枠は基本ですが、教員配置は自由にして構わないことになっています。


クラス数は法律で決めるけれど、どう配置するかは学校の自由。
と言う事らしいですね。

全員担任制」を進める上で大切なのは教員間の連携です。
どの学年も週に1回会議を行い、日常においてもコミュニケーションを取り合いながら、情報共有を図っています。
全員担任制にして、逆にコミュニケーションが劇的に良くなったと教員は話しています。宿題にせよ、定期考査にせよ、固定担任制にせよ、長い学校教育の歴史の中で当たり前のように存在し、誰も疑問を持たずに続けてきたものです。


何にしても、学校側がこれを認識して、先生方がこれを理解し
先生同士連携を取りながら、学年運営をする気になるか?
ここが一番大事です。

上から言われたからやる。では、結果は出ないでしょう。

「全員担任制」の良し悪しをきちんと理解して、何より
「子供たちの健全な育成」を第一目的に実施してほしいものです。


家の学校も、今度、校長先生までが移動になるので
新しい校長先生と話をしてみたいと思います。


          BY いいとこどり




2019年03月13日

うちの子は、大丈夫か?          〜高2女子いじめ自殺〜

いじめで悩んでいる子供たちは、一体どれだけいるのか?

次から次へと、こういう問題が出てくるが、全国の学校は
この問題をどうとらえているのだろう。

まさか、「うちの学校は、いじめはない」なんて考えているんじゃあ
ないだろうね。

「、、」でなんかいないよねえ・・・。


高2女子いじめ自殺か、“ネットで悪口”メモ 県が調査
3/12(火) 18:18配信  TBSニュースより

先月、電車にはねられ亡くなった群馬県の高校2年の女子生徒について、県などは、いじめがなかったか調査したうえで、12日、遺族に報告するということです。

 「ムードメーカー的な存在で、明るくて活発な子でした」(亡くなった有紀さんの父親)

 群馬県の県立高校2年の伊藤有紀さん(17)は先月1日、前橋市内の踏切で電車にはねられ亡くなりました。自殺とみられています。父親によりますと、亡くなった有紀さんの筆箱から、「先生は私の言葉を信じてくれなかった」「ネットで悪口を言われた」などと書かれたメモが見つかりました。

 「本当に悔しかったですよ。こんなにメモがあるんなら、少しでも話してくれても良かったじゃないかって」(亡くなった有紀さんの父親)

 父親はおよそ1年前、学校にいじめについて訴えましたが、学校の対応が不十分だったといいます。

 「先生にお願いしたんですよ。『うちの娘はいじめられてるみたいなんで、あまりいじめがひどくならないようにお願いします』と」(亡くなった有紀さんの父親)

 一方、県の教育委員会と学校は、いじめがなかったかなどを調査していて、12日、遺族に報告するということです。(12日16:27)


今日ののニュースで「中間報告」に行く様子が見られたが
型どおりで、何の誠意も感じられなかったよ。

「いじめがあったかどうか、詳細に確認します」って、とぼけたことを
言っていたようだが、いじめがあったのはメモを見ても明白ではないか。

いじめがどのようなもので、いじめがどうして始まったのか?を
調査しなければ意味がない。


何で今の学校は、こんな無責任になったのかねえ・・・。
私らが子供の時は、50年以上前ではあるが、こんなことがあったら
真っ先に先生が、家に来たもんだけど・・・。

今は、そういうことは出来ないのだろうか?

だとしたら、そんな体制は変えなければいけない。

こういう事件があると毎回思うが、どうしてああいう態度になるのか
理解できないんだよなあ・・・。 学校側のだよ。

自分たちの「保身」しか頭にないもんねえ・・・。

子供の事なんか考えてる余裕もないの?  先生なのに・・・。
だったら、先生なんか辞めてしまえ。



この子は「ムードメーカー的存在」だったと、父親が言っている。
きっと、明るくて、人懐っこい感じなんじゃあないかと、推察される。

家の子もそうだから・・・。

元気いっぱいで、人懐っこくて、超明るい。
それでも時々「だれそれちゃんに、こんなこと言われて、悲しい」と
泣きながら学校から帰ってくることがある。

一部の意地の悪い同級生がいるらしいのだ。
でも、次の日には、仲良く遊んでいたりする。

日常では、中々、子供の世界がわからない。
それでも、親としては、注意深く子供たちの様子を見ている。
そして、いじめる側の子の「気持ち」を理解しようとしている。


いじめる側も「子供」である。
両方を含めて、子供の問題を解決してやりたい。



その為には、学校の先生たちの協力が絶対必要なのだ。
その先生が「生徒を信用しない」なんてことは、あってはならないことだ。

子供が先生に相談する時は、よっぽどつらい時なのだ。
そうでなければ、自分たちで解決してしまう。

先生は、生徒の「SOS」を無視してはいけません。
「忙しい」なんて、理由にもなりませんよ。
世の中みんな、忙しいんですから・・・。



学校の先生方は、何故、先生になったのか?
今一度、自分の心に聞き直してもらいたい。



そして、今度は、小学6年生だ。

揃って飛び降りか 「女の子2人が血を流して…」マンション周辺で小6女児2人倒れる その後死亡
3/13(水) 2:30配信 東海テレビ

揃って飛び降りか 「女の子2人が血を流して…」マンション周辺で小6女児2人倒れる その後死亡
愛知県警豊田署
 12日夜、愛知県豊田市のマンション周辺で、市内の公立小学校に通う6年の女の子2人が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。警察は飛び降りた可能性もあるとみて調べています。

 12日午後7時ごろ、愛知県豊田市のマンションの周辺で、近くに住む女性から「屋外で女の子2人が血を流して倒れている」と消防に通報がありました。

 消防が駆けつけると、女の子2人が意識不明の状態で倒れていて、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

 豊田市教育委員会によりますと2人はいずれも市内の公立小学校に通う6年生だということです。警察は2人がマンションから飛び降りた可能性もあるとみて調べています。

東海テレビ


もう一つの報道では、

いじめほのめかす「遺書」も…小6女児2人マンションから飛び降り自殺か愛知・豊田市
3/13(水) 1:43配信 メ〜テレ(名古屋テレビ)

 12日夜、愛知県豊田市のマンションで、小学6年生の女の子2人が倒れているのが見つかり、その後死亡しました。飛び降り自殺したものとみられ、いじめをほのめかす遺書のようなものが見つかっています

 消防や警察によりますと、12日午後7時ごろ、豊田市内で「マンションの外で女の子2人が血を流して倒れている」と近くの住民から119番通報がありました。2人は意識不明の重体で、病院に搬送されましたがその後死亡が確認されました。

 2人は豊田市内の小学校に通う6年生の女の子で、捜査関係者によりますと、現場のマンションには女の子のものとみられる荷物が残されていて、その中にいじめをほのめかす遺書のようなものがあったということです。警察は、2人がマンションから飛び降りたとみて詳しい状況を調べています。

最終更新:3/13(水) 1:43
メ〜テレ(名古屋テレビ)


どうやら、遺書らしき書き物が見つかっているらしい。
これもいじめが原因だろうか?

6年生と言えば、もうすぐ「卒業式」ではありませんか。
何で今、自殺なの?
中学に希望はなかったの?


詳細を待ちたい。


この子たちに「カタリバ」があれば、こんなことにならなかったと思う。

全国の悩める子供達よ!
「カタリバ」に、連絡してほしい。


きっと、生きる道を教えてくれるから・・・。

死んではいけない、生きて!


|高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」
高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」


東日本大震災後、一人ひとりの寄付/募金でできた放課後学校 / コラボ・スクール




      BY いいとこどり



2019年03月12日

学校問題解決方法     〜アンガーマネージメント〜

子供の反抗に対する対処法が記事になっています。

これは学校の教師だけではなく、親にも当てはまる
事ではないかと思いますので、考えてみましょう。

挑発する生徒…教員にできるのは「我慢」だけか
3/11(月) 7:04配信 読売新聞オンライン

 今年1月、「体罰の現場を撮影した」とされる動画がSNS上で拡散された。東京・町田市の高校で男性教員が生活指導を巡って男子生徒と口論になり、顔を殴って、けがを負わせた様子を撮影したもので、男性教員は「カッとなって暴力をふるってしまった」と説明しているという。

しかし、動画には生徒が教員を挑発する姿や撮影する生徒の笑い声なども収録されており、教員を怒らせる企みだった可能性もある。一筋縄ではいかない生徒に、教員はどう応じれば良いのか。
教員の「怒りのコントロール(アンガーマネージメント)」の研修などを行っている早稲田大学の本田恵子教授に聞いた。(聞き手・読売新聞メディア局編集部 河合良昭)

■プロフィル
 本田 恵子( ほんだ・けいこ )
 早稲田大学教育学部教授。臨床心理士、学校心理士、特別教育支援士SV、アンガーマネージメント研究会代表。中学・高校の教師を経験した後、渡米して特別支援教育、危機介入法などを学び、カウンセリング心理学博士を取得。著書に『先生のためのアンガーマネージメント 対応が難しい児童・生徒に巻き込まれないために』(ほんの森出版)など。

早稲田大学教授 本田恵子

◆少年院で効果…教員の「アンガーマネージメント」とは?

 教員が生徒指導で感情的になった時、自分をコントロールする方法を学ぶのが「教員のアンガーマネージメント」です。

 指導中に生徒が「キレる(感情を爆発させる)」のは「二次的感情」を見せているのであって、それを引き起こす「一次的感情」が背後にあります。抱えている問題は、一次的感情を起こさせているものの中に隠されています。


親である自分も、時々感情的に子供を叱ってしまう事が
ありますから、この方法は参考になるかと思います。


例えば、教員に対して、「キレてナメたような口を聞く」生徒の場合、「キレる」という二次的感情やその行動の裏に「大人はわかってくれない」という一次的感情があり、なぜそんな感情になったのかを探ると、その子が抱えている本当の問題を見つけることができる場合もあります。

 生徒指導の本来の目的は、それを見つけて解決することです。まずは生徒の話を受け止め、聞いてあげることから始める必要があります。



子供を見ていて思い当たるところがあります。
大体、別の要因があることが多いのですが・・・。

これを見つけることが大切なんですね。

ここに、一例が挙げられています。

◆体罰で従わせると、見えない課題がある

 生徒の感情を受け止めて、話を聞くことがいかに大切か、以下のケースを紹介します。

 学校の備品を壊したことを注意され、教員をバカにするような挑発行動をとった生徒がいました。教員は「ナメられてたまるか」と生徒の胸ぐらをつかんで、壁に押し付けました。この時はそこで周りの教員が止めに入りました。

 その後、教員が冷静になり、生徒と向き合って話を聞くと、家庭で父親から日常的に暴力を振るわれていることがわかりました。
生徒の本当の問題は、家庭での長年の虐待であり、生徒の一次的感情は「大人はみんな信用できない」という不信感であった可能性があるのです。それゆえに、大人をバカにするような態度をとっていたと推測できます。


多くの場合、こういうケースではないでしょうか?

この場合の対処法は、

この教員が殴って従わせようとしたら、父親と同じで問題を悪化させていたでしょう。このケースで教員は、「生徒の怒りは私にではなく、大人全体に対してかもしれない」と考えを変え、生意気な態度も「無礼」と感じなくなり、「大人を信頼できるように導き、人間性を回復させよう」と指導を変えました。

 このように認知(状況の捉え方)を変えることで、状況も大きく変わることがあります。


まず、自分の味方を変えましょう。ということなんですね。


相手をキレさせる対応

◆大声、早口で論破…NG対応は?

 挑発されて感情的になると、大人は大声を出したり、早口になったり、「だからお前はあの時ダメだったんだ」などと過去からマイナス面を探し出したりしがちです。さらには論理的に正しいことを並べ、どんどん相手を追い込んでいきます。諭すつもりが、興奮してきて、過去のマイナス面を指摘するうちに、その時の嫌な感情がよみがえるなど、怒りはどんどん増してしまいます。こうした行動は全てNGです。


非常に耳の痛い指摘です。

大人にもプライドがありますからね・・・。

でもそれにこだわると、碌なことになりませんね。


◆どうすればよいのか

 興奮している人を相手にするとき大切なのは、まずお互いが落ち着くことです。座るだけで、落ち着きやすくなります。

学校の場合、校長室やカウンセリング室にソファがあれば、そこに座ります。前のめりに身を乗り出して挑発する相手は、アドレナリンが出やすくなっています。ソファの背にもたれかからせて、頭を後ろにそらせるだけで興奮は軽減されるといいます。

自分も同じように前のめりにならないようにします。廊下で対応しなければならないのであれば、その場に2人で座りこんでしまいます。面と向かって対峙しないように、横に並ぶように座ります。

 個室での指導では、ドアを開けた状態にして、テーブル越しに話すなどして、物理的に手を出しにくい状況を作ります。

 興奮しているときはそれ以上話すことはせず、時間をおいてから話し合うなどの対応も必要です。怒りの感情は長続きしないからです。


相手のも、自分の気持ちにも「距離を置け」ということですかね?

◆“黒幕”がいるかもしれない

 学校の場合、もう一つ注意が必要なのは、挑発してくる生徒の背後に、教員を挑発して満足する“黒幕”が隠れている可能性を疑うことです。

 少年院の入所者は、悪いことをした“実行犯”ではあるけれども、それをやらせた“黒幕”が背後にいるケースが多いといいます。教室や廊下など、他の生徒の目があるところで指導していて、「どうしてこの子は引き下がらないのか」と違和感があったら、誰か“黒幕”が控えていて、その手前、引けなくなっているのでは――などと疑ってみる必要があります。


これは十分可能性がありますね。

親にしても「素直な自分の子が、何故、こうも反抗するのか?」
と言うことがあると思います。
そんな時は、こういう可能性を考えてみることが
非常に大事になってきますね。

こうした“黒幕”の目が届かない場所で話を聞けば、それだけで挑発的な生徒の態度が変わることもあります。


その後の対応も、大事になってきますね。

◆まず変わるべきものは…

 アンガーマネージメントでは、こうした「〜べき思考」「〜ねばならぬ思考」を変えてもらいます。上記の例であれば、「うまく指示が伝わっていないのかも」「なぜできないかよく話を聞こう」と考えるように導きます。気持ちを受け止めてもらい、話を聞いてもらえると、生徒にも変化が生まれます。

 教員が認知(状況の捉え方)を変えることができるようになるのは簡単ではなく、相当訓練しないとできない場合もあります。しかし、自分が認知を変えることで、生徒を肯定的に捉えたり、未来に向かって話をしていくことができたりして、生徒が「変わった」ことを実感できる可能性があります。
相手を先に変えようとするのではなく、自分の対応方法を変えることで、相手が好ましい反応を返すように仕向けるのが、アンガーマネージメントでは大切になります。

 挑発してくる生徒ばかりでなく、注意すると引きこもる、黙り込むなど、生徒の反応は様々です
いずれのケースでも大人は感情の赴くままに対応するのではなく、生徒の心理状態を理解しようとする姿勢と対応するスキルを学ぶことで、適切な対処ができるようになると思います。



親も教師も、子供を指導する義務と責任があります。

冷静に事に対処する「アンガーマネジメント」を学ぶ必要性が
感じられる記事でした。

まず、自分の子供に対する意識を変えてみましょう。



   BY いいとこどり













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