2019年03月20日
固定担任制は学校が自由に変えられる? 〜「全員担任制」のメリット〜
新学期が近くなってきましたね。
家の下の子も、4月から小学校一年生。
ピッカピカの一年生です。(かなりのヤンチャですが・・・。)
年度末に教員の移動が発表になり、半数近い先生が他学校や
定年退職と移動になるようです。
例年になく大きな人事異動でしたので、保護者間でも話題になってます。
そして、「担任の先生」がどんな人になるのかが、大きな関心事となっています。
ここに、その制度の在り方に疑問を呈した人が居ます。
腑に落ちる、中々、いい考えだと思いますので、ちょっと
考えてみたいと思います。
そうですね、先生にも得意不得意は当然あります。
そんな先生にすべてを任せる小学校の「固定担任制」は、
やはり、無理があるように感じます。
ここでいう「チーム医療」型は、「コードブルー」をTVで
見ていた方ならよくわかると思います。
余談ですが、実はカミさんと映画版の「コードブルー」を
見に行きました。 良かった〜〜〜。 WWW
元々、TVでもファンだったので、二人で見に行ったのです。
久しぶりの二人デートで、照れくさかったですが・・・。
で、話を戻しますが、固定担任制の弊害が下記にあります。
保護者にとって、学級担任がどんな先生なのかは、最大の関心事です。
子供たちの問題を、誠実に考えてくれる先生なのか?
それとも「公務員先生」なのか?で、子供達の生活が大きく変わります。
そうですね、小学校ほど影響が大きいです。
保護者の間では、普通に「勝ち組」「負け組」の意識があります。
大きな声で話題にもしてますから、それが、「運」の良し悪し程度でしか
認識していない傾向があります。
しかし、子供たちにとってみれば「運」では済まされませんね。
どのクラスになっても「勝ち組」「負け組」なんてあってはなりません。
その意味でも「全員担任制」は、いいのかもしれません。
ただ、ここで心配なのは、責任の所在が不明確になることです。
そこさえ整備できれば、かなり、有効だと思えます。
で、制度的にどうなのか? と言うと
クラス数は法律で決めるけれど、どう配置するかは学校の自由。
と言う事らしいですね。
何にしても、学校側がこれを認識して、先生方がこれを理解し
先生同士連携を取りながら、学年運営をする気になるか?
ここが一番大事です。
上から言われたからやる。では、結果は出ないでしょう。
「全員担任制」の良し悪しをきちんと理解して、何より
「子供たちの健全な育成」を第一目的に実施してほしいものです。
家の学校も、今度、校長先生までが移動になるので
新しい校長先生と話をしてみたいと思います。
BY いいとこどり
家の下の子も、4月から小学校一年生。
ピッカピカの一年生です。(かなりのヤンチャですが・・・。)
年度末に教員の移動が発表になり、半数近い先生が他学校や
定年退職と移動になるようです。
例年になく大きな人事異動でしたので、保護者間でも話題になってます。
そして、「担任の先生」がどんな人になるのかが、大きな関心事となっています。
ここに、その制度の在り方に疑問を呈した人が居ます。
腑に落ちる、中々、いい考えだと思いますので、ちょっと
考えてみたいと思います。
保護者間でアタリ、ハズレと噂も?中学校「固定担任制」の弊害
3/20(水) 8:00配信 幻冬舎ゴールドオンライン
旧来型組織の改革が進んでいくなか、なかなか変わらないと揶揄される「教育現場」。しかし、常識に捉われず改革を進めている千代田区立麹町中学校の手法は、あらゆる組織の改革にも通じると話題を集めています。本連載は、千代田区立麹町中学校長・工藤勇一氏の著書『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)から一部を抜粋し、麹町中学校の「学校改革」について紹介していきます。
今回は、「固定担任制」を廃止した背景と「全員担任制」による学年運営について見ていきます。
固定担任制で生まれる「勝ち組」と「負け組」
固定担任制の廃止――「チーム医療」型の学年経営を
見直ししたものの3つ目は、1クラス1担任による固定担任制です。
本校では、2018年度から学級担任を固定せず、学年の全教員で学年の全生徒を見る「全員担任制」を採用しています。
一人ひとりの教員にはそれぞれ得意分野があります。それを生かすことが、生徒にとって大きな価値につながっていきます。
生徒のサインを読み取るのが得意な教員、保護者対応が得意な教員、ICTの活用に長けた教員、さまざまな個性を生かし合うことができる学年運営に変える。それが全員担任制です。
そうですね、先生にも得意不得意は当然あります。
そんな先生にすべてを任せる小学校の「固定担任制」は、
やはり、無理があるように感じます。
ここでいう「チーム医療」型は、「コードブルー」をTVで
見ていた方ならよくわかると思います。
余談ですが、実はカミさんと映画版の「コードブルー」を
見に行きました。 良かった〜〜〜。 WWW
元々、TVでもファンだったので、二人で見に行ったのです。
久しぶりの二人デートで、照れくさかったですが・・・。
で、話を戻しますが、固定担任制の弊害が下記にあります。
これまでの固定担任制には、さまざまな弊害が見られます。
例えば、生徒のすべてを1人の担任に委ねることになってしまいがちなため、固定担任制では、子どもたちや保護者にとっての学級の良し悪しは、多くの場合、担任に紐づけられる傾向があります。学級の中で問題が起きれば、子どもたちや保護者は安易に担任のせいにしたり、また担任の方も自分で問題を抱えこんでしまったりする状況が生まれていきます。
今は、学習面から生活面に至るまで、手取り足取り手厚く面倒を見ることがよいものとされ、昨今では、「丁寧な指導」「面倒見の良さ」をセールスポイントにする学校や教育委員会も少なくありません。
しかし、大人が先回りをして、手を掛けすぎて育てられた子どもの多くは、自律できなくなっていきます。そして、自分では解決できない問題やトラブルに直面すると、うまくいかない原因を自分以外の周りに求め、安易に他人のせいにしてしまう傾向があるように思います。
保護者にとって、学級担任がどんな先生なのかは、最大の関心事です。
子供たちの問題を、誠実に考えてくれる先生なのか?
それとも「公務員先生」なのか?で、子供達の生活が大きく変わります。
生徒たちの間にある「勝ち組」「負け組」の意識をなくすねらいもありました。学年の教員集団は、多くの場合、年齢・キャリアの異なるメンバーで構成されます。
力量にも教員の個人差が出てくるため、よくまとまったクラスと、そうでないクラスが生じがちです。
その結果、子どもたちの間で、「勝ち組」「負け組」の意識が生じます。中学校は教科によって教員が変わりますが、すべての教科を担任が教えている小学校の場合は、こうした意識は、より顕著ではないかと思います。
そうですね、小学校ほど影響が大きいです。
保護者の間では、普通に「勝ち組」「負け組」の意識があります。
大きな声で話題にもしてますから、それが、「運」の良し悪し程度でしか
認識していない傾向があります。
しかし、子供たちにとってみれば「運」では済まされませんね。
どのクラスになっても「勝ち組」「負け組」なんてあってはなりません。
その意味でも「全員担任制」は、いいのかもしれません。
ただ、ここで心配なのは、責任の所在が不明確になることです。
そこさえ整備できれば、かなり、有効だと思えます。
生徒たちの間に、こうした意識が生じることの弊害は小さくありません。保護者の間では、担任の「アタリ」「ハズレ」が話題になることがあるようですが、「ハズレ」で「負け組」になった生徒は、どんな気持ちになるのでしょうか。
学年内にそんな格差や、残念な思いを持つ生徒を生み出さないためにも、固定担任制を廃止する意義は大きいと考えます。
で、制度的にどうなのか? と言うと
もちろん、固定担任制を廃止しても、クラスという枠組みは残ります。しかし、本校では生徒たちの間で「勝ち組」「負け組」の意識は薄まり、隣のクラスと比較するような生徒もいなくなりました。そうした様子を見て、改めて、担任教員はクラスの象徴なのだとつくづく思います。
「固定担任制の廃止」を実施した結果
「固定担任制を廃止した」と言うと、「そんなことが可能なのか」とよく聞かれます。制度を解説すると、公立学校の教員は「公立学校義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」によって、児童生徒40人(小学1年生のみ35人)につき教員1人が割り当てられることになっています。
そのため、1クラスの最大人数は40人で、41人クラスというのは原則として存在しないことになっています。1学年の児童生徒数が80人なら40人×2クラスとなり、81人なら27人×3クラスとなります。すなわち、80人なら2人の教員が、81人なら3人の教員が、学年の担任として割り当てられます。この点は、基本的に全国どの地域の学校も同じです(もちろん、自治体独自の施策で少人数学級を実現しているところはあります)。
一方、こうして割り当てられた教員を、どのように配置するかは、学校裁量に委ねられています。児童生徒81人なら「3クラス」という枠は基本ですが、教員配置は自由にして構わないことになっています。
クラス数は法律で決めるけれど、どう配置するかは学校の自由。
と言う事らしいですね。
「全員担任制」を進める上で大切なのは教員間の連携です。
どの学年も週に1回会議を行い、日常においてもコミュニケーションを取り合いながら、情報共有を図っています。
全員担任制にして、逆にコミュニケーションが劇的に良くなったと教員は話しています。宿題にせよ、定期考査にせよ、固定担任制にせよ、長い学校教育の歴史の中で当たり前のように存在し、誰も疑問を持たずに続けてきたものです。
何にしても、学校側がこれを認識して、先生方がこれを理解し
先生同士連携を取りながら、学年運営をする気になるか?
ここが一番大事です。
上から言われたからやる。では、結果は出ないでしょう。
「全員担任制」の良し悪しをきちんと理解して、何より
「子供たちの健全な育成」を第一目的に実施してほしいものです。
家の学校も、今度、校長先生までが移動になるので
新しい校長先生と話をしてみたいと思います。
BY いいとこどり
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