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2017年05月31日
書評『嫌煙権を考える』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、伊佐山芳郎様の「嫌煙権を考える」です
このような方にお勧めです
「喫煙問題に興味のある人 タバコを吸っている人」
著者の方のプロフィール
「1939年埼玉県所沢生まれ 中央大学法学部卒業 弁護士」
まとめ
今日、5月31日は世界禁煙デーですので本日は禁煙にまつわる本をご紹介いたします
この本が出版されたのは、1983年1月
つまり今、巷やメディアなどで問題となっている喫煙問題は34年前から存在しているのだ
今や喫煙者は肩身が狭く、隅へと追いやられている世の中であるが、このような運動が日本で始まったのは1978年2月からだそうだ
そんなにも昔から行われていた運動が、今現在で大きく変動しているのはおわかりだと思う
飲食店や、喫茶店、駅のホームや道などでは大半が禁煙か分煙を行い始めているし、既に定着しつつある
この本の題名でもある嫌煙権を簡単に説明すると、喫煙者がタバコを吸うのは自由だが、非喫煙者を喫煙者の煙で緩やかな自殺行為の巻き添えにしないでほしいとの主張なのだ
このようなデータがこの本には載っている
肺がん死亡率の推移であるが
1947年は768人、1979年には驚きの19920人と30年近くで大きく増えているのがわかる
しかも、年間の肺ガンの死亡数の増加は煙草の消費量の増加とほぼ並行しているそうだ
もちろん今現在の話ではないが、昔は喫煙=肺ガンというのが常識であったに違いない
少なくとも今現在でも喫煙=肺ガンは関りがありそうだが
他にも
一日21本以上吸う家庭で育った子供は、喘息になる確率が増え、しかも住まいが幹線道路に近くなるにつれてさらに確率は上がる
今でも見ることがあるが、赤ちゃんを抱っこしながら喫煙するお母さん(本当にその子のお母さんなのか不思議だが)や、妊婦さんの喫煙(ストレスを溜める方が母体にもお腹の中の子にも悪い、という意味不明な言い訳をする人)、火を消さずにポイ捨てをする人など多くを見受けられるがこれもまた昔から存在していた人たちである
他にも様々あげられるが、やはりこのような人たちに対して危険と判断して運動を起こし、大きく今現在世の中が答えていることは誠に嬉しい
が、やはり喫煙者の意見も尊重してあげなければ不公平感を抱かれたまま、この問題がフェイドアウトしていく
そのためにも喫煙者の意見に関する本に出合ったら即座に購入し、書評したいと思いっています
ネットなどでも検索をかければ喫煙者の意見は出てくるとは思いますが、個人的に本でそのような意見に出会いたいのでネットではみることはひかえています
ちまみに私は非喫煙者でありますが、昔は喫煙者でありました
つまりやめた人間です
このやめた人間に対する世間の喫煙者のとらえ方について少し書かせていただきます
喫煙者はやめた人間に対してこのように思っているのではないでしょうか?
「やめた人間は、吸っている人間の煙を特に嫌そうにする」
「やめた人間は吸っている人間を蔑んでみている」
「やめた人間は吸っている人間に対して無駄なお金を使っている、もったいない、と思っている」
このように喫煙者の方は感じているのではないでしょうか
それは誤解であることを私個人的にここに言わせてください
喫煙に関しては、問題ない場所で吸う分にはどうぞご自由にしてください、と
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
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2017年05月27日
書評『ことわざの知恵』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、岩波書店様の「ことわざの知恵」です
このような方にお勧めです
「ことわざ好き ことわざの意味を知りたい方」
まとめ
読みやすい一冊です。読書に無縁の人でも近くに置いておいてたまに一ページでも読んでみても苦にならない本です
読んでいて驚いたのは、あることわざが日本古来のものではなく西洋からの輸入モノという事実
一石二鳥。これは17世紀のイギリスのことわざを略したもの
このことわざ、せめて中国からのことわざであるとどこかで思っていたがまさかイギリスとは、驚いた
他にも様々なことわざに出会え、その意味を知り発祥を知ることで今まで見過ごしていた事に出会う
子は鎹(カスガイ)。夫婦は長い生活の中で様々なことが起こる。そんな夫婦をつなぎとめる役割を担っているのが子供である
子供がいてくれることで、別れもせずに添い遂げられる。「子は鎹」は、それを幸せとして使う言葉
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
ことわざの知恵 [ 岩波書店 ] |
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タグ:岩波書店
2017年05月24日
書評『教授とミミズのエコ生活』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、三浦俊彦様の「教授とミミズのエコ生活」です
このような方にお勧めです
「環境問題に興味のある人 ミミズ好き 変わったペットを飼いたいと考えている人」
著者の方のプロフィール
「和洋女子大学教授 著者 哲学者」
まとめ
ミミズを飼って環境問題に貢献してみませんか?
こんな質問を投げかけれれているかのように読み進められる一冊です
では、ミミズを飼うことで環境問題にどのように貢献するのか?
それが書かれている本です
まず、生ごみによる環境破壊は深刻な問題です。この問題には私が読んでいる他の本にも度々出てくる問題です
では、何が問題か?それは生ごみに含まれている水分です。焼却炉で燃やす際に水分が含まれている生ごみは大変エネルギーを必要とするからです(エネルギーとは、燃料+酸素です)
無駄なエネルギー消費を抑えるためにも生ごみを各家庭でなるべく出さないようにしましょう
そこで、ミミズを使った生ごみ処理機(コンポスター)が登場です
著者の方は「キャノワーム」というオーストラリアのコンポスターを購入しています
生ごみ処理機は自治体から補助金が出るようなので、購入の際はしっかりと補助金を受け取りましょう
補助金は各自治体によって異なるみたいです
ミミズに生命力ですが、零度以下になって凍っても溶ければ復活するそうですし、夏の暑さにも全然耐えられるそうです
一カ月や二カ月はほったらかしても大丈夫ですが、それ以上の長期間は死んでしまうでしょう
エサの与え方、ミミズは一日に自分の体重の半分の量を食べます。注意としては、生ごみがあまりに多すぎてしまうと、天敵の嫌気性生物が増えてミミズにとって悪環境となってしまうので与えすぎには十分注意しましょう
話がそれますが、著者は面白い方でこんな野外実験をしています
土にカップ麺の汁を染み込ましたエリア、自分の尿を染み込ましたエリア、ミミズの尿(液肥)を染み込ましたエリアを比較したところ、液肥エリアとカップ汁エリアには様々な生物が集まってきたのに対して、尿エリアには肉眼で確認できる生物は全く来なかったという
こんな面白い実験、子供たちとしてみると面白いかもしれませんね。、もちろん尿エリアをつくることは厳しいかもしれませんが、他のも味噌汁、ジュース、米のとぎ汁などが面白そうですね
さて話を戻しまして、最後にミミズの飼育に関しての注意点をもう一つ上げるとエサの与え方です
バナナの皮が大好物なミミズ、しかし最も大好物と考えられているのがココナッツの繊維
このココナッツの繊維ばかり与えていると、他の生ごみを無視してしまうので考えて与えましょう
さぁ早速ネットで検索して見ましょう
「ミミズ 飼育 処理機」
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
教授とミミズのエコ生活 または私は如何にして心配するのを止めてミミズを愛す [ 三浦俊彦 ] |
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2017年05月23日
書評『バカの壁』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、養老孟司様の「バカの壁」です
このような方にお勧めです
「自分について興味のある人 初めて本を読む人」
著者の方のプロフィール
「1937年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。東京大学医学部教授を退官し、北里大学教授、東京大学名誉教授」
まとめ
テレビからの情報がすべてだと思い込んではいませんか?
もちろん「思い込んでいます」という人はそうそういないとは思いますが
無意識にテレビで流れている情報が正しいと思っている方は多いと思います
お酒の席や電車の中などでも
A「その話、ほんとう?」
B「本当だよ。だって昨日テレビで言ってたもん」
このような会話は多く聞きます
一定方向の情報のみを信じてしまうのは、きっとそれ以上考えるのが面倒くさい、多方面からの情報を得るのにエネルギーを使いたくない、などがあると思います
が、だからこそですが、テレビのみの情報を得ただけで思い込んでしまわないようにしましょう
もしその情報がソレのみだとしたら、他にも捉え方があるかもしれないことを忘れないようにするためにも、他人にその情報を話すのなら、質問形式で話してみてはいかがでしょうか?
B「ねぇ聞いて。昨日テレビで見たんだけど〇〇〇の情報ってどう思う?」
A「〇〇〇ね。私は□□□と考えるわ」
となる可能性が高く、自分の知識や考え方の引き出しが増えること間違いなし
つまり、断定せずに話を始めることです
そしてソレは、テレビだけではなくラジオや新聞、書籍などでも同じようなことが言えるでしょう
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この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
バカの壁(新潮新書)【電子書籍】[ 養老孟司 ] |
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タグ:養老孟司 様
2017年04月24日
書評『不便から生まれるデザイン』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、川上浩司様の「不便から生まれるデザイン」です
このような方にお勧めです
「自営業 フリーター」
著者の方のプロフィール
「川上浩司様 1964年島根県生まれ 生態学的、創発的システム設計、不便益、知識情報処理などに関する研究を展開している」
まとめ
不便なことは全てが悪い方向へと進んでいくのではない
不便さがあることで記憶に残りやすかったり、逆にその不便さを愉しめたりとすることが多い
もちろん不便であることでマイナスなことが起こることの方が多いかもしれない
しかしそのマイナスなこととは、長い目で見たときに本当にマイナスだけなのだろうか
不便さがあることでプラスな面も必ず存在することを考えてみよう
電車で例えるのなら、各駅停車と快速電車
前者は不便であり、後者は便利である
おわかりの方のほうが多いでしょうが、各駅には各駅停車の不便であるがゆえに得られる感情や体験、感覚などが存在しています。もちろん人それぞれの受け方ですが。快速であれば便利で、早く目的地に到着します。快速は快速の良いところがありますが、この両者にはそれぞれのプラスとマイナスが存在ししています
それを考えれるようになるともっと世界は広がるのではないかと思います
また、便利すぎるものには思い入れが起きにくいですね
不便であればあるほどそれを使いこなしていく過程で思い入れがたくさん詰まっていきます
もちろん、思い入れなど必要ないと思えばそれまでですが。時が経って思い起こしたときに脳裏に存在してくるのはやはり、不便なものなのではないでしょうか
便利、便利、便利。この言葉は時として押し付けになってしまう可能性が大いにあります
ある人にはとても便利な事を、別のそのことを全く必要としていなかった人へと伝わり、その便利がなければ大変だと思い込んでしまうようになっている
こんなことが世の中にはたくさん存在しています。それをしっかりと自分の目で見極められるようになることはとても大切でしょう。もちろん物だけではなく情報でも言えることですが
ただ指示に従うしかないような便利なモノばかりを選んでいたら、いつしかきっと自分の足では立てなくなってしまうかもしれませんよ
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
不便から生まれるデザイン [ 川上浩司 ] |
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タグ:川上浩司 様
書評『人間の生き方、ものの考え方』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、福田恆存様の「人間の生き方、ものの考え方」です
このような方にお勧めです
「自立とは何か」
著者の方のプロフィール
「1912年生まれ 著者 国語の新かな、略字化には生涯を通じで抗した」
まとめ
他人との付き合いの中で自分にも相手にも言えることですが、自分の理解力の圏内に閉じ込めてしまう事はありえることです
自分が話し手である場合、そして相手が自分に対して尊敬などの視点で見てくれている場合はとくにですが、相手を自分の内へと囲んでしまう流れになってしまいます
これを阻止するためにも、相手には自立心を持っていただきたいと感じますがそれは人によってですのでやはり話し手である自分がそのことを意識しながら伝えていくことがいいのではないかと考えます
そうしなければ、一方的に自分の意見を述べるだけでその会話内での自分の成長は見込めないでしょう
言葉のキャッチボールをすることで、自分が今まで気が付かなかったことが存在することをはっきりとイメージできるのだと思います
また、こちらが聞き役に徹しているときには絶対的に自立心を以って聞くことが大切でしょう
それは否定すればいい、受け入れなければいいということではなく、せっかく自分に話をしてくれているのだから、少しは自分の意見というモノを伝えることで相手が成長する可能性を与えること
与えるというと上から目線な感じがしますが要は、WINWINの関係性でありたいということです
一方が伝え続けて、もう一方が受けてばかりでは、会話による成長はお互いないでしょう
私たちの判断基準は生まれてから今に至るまでの様々な出来事で成り立っています
その判断基準を広げ、柔軟に最も自分にあった答えを見つけ出すためには自分一人では決して無理です
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
人間の生き方、ものの考え方 [ 福田恒存 ] |
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タグ:福田恆存 様
2017年03月29日
書評『じぶん・この不思議な存在』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、鷲田清一様の「じぶん・この不思議な存在」です
このような方にお勧めです
「自分という存在に興味のある人 または探している人」
著者の方のプロフィール
「1949年生まれ 朝日新聞で折々の言葉を連載 著者 大谷大学文学部教授」
まとめ
自分探しの旅、その旅の終着点はいったいどこなのだろうか?
きっとそれは死ぬまでわからないのではないか
生きている間はずっと探し続けるのかもしれない
それは意識してもしていなくても
しかしこの本の冒頭らへんにも書いてある通り、自分の存在をふと意識するときは、自分という存在が衰弱しているときなのかもしれない
つまりは休息に入りなさい、と自分から自分へメッセージを送っているのだろう
そしてその休息は時に変態への一歩となるかもしれない、つまりイモムシは蝶へ、ヤゴはトンボへ、幼虫は成虫へとなるように
進化とは違う、なるべくしてなる。変態のように
現在の自分ではない自分、そうあり得たかもしれない自分という存在は、決して現れることはない
悔やむことをすればただ虚しく、辛くなる
そうあり得たかもしれない自分を捨てて生きていく。そして「そうありたい自分」に向かって今を生きていく
この繰り返しで生きていく
社会なければ、他者がいなければ自分の存在価値というものは示すことができない
互いに存在を示しあうことで自分というこの不思議な存在がその瞬間は明確に近いものになりうるのかもしれません
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
じぶん・この不思議な存在 [ 鷲田清一 ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
タグ:鷲田清一 様
書評『日本のとんち話』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、川崎大治様の「日本のとんち話」です
このような方にお勧めです
「考える力を柔軟にしたい人 日本昔話文化に触れたい人」
著者の方のプロフィール
「1902年北海道生まれ 民話絵本多数 1980年8月8日死去78歳」
まとめ
最高で最低な発想術を学べる一冊
この本の中でも自身が気に入った物語としては「与一の天のぼり」「瓜ぬすびと」「くさい商法」「そろばんじょうず」「闇夜の黒牛」「雷ぎらい」「かるい帰り道」「石のこやしは3年」「ぶっぽうそう」「かしこい子ども」です
全41話あり私はうち10話を気に入り、今回は全体の書評よりも一つの物語に絞って書きたいと思います
その1話が「くさい商法」
弁天様の島があり、やたらと小便ができずに困っている島民たちを見て、頭の切れる人間が有料貸し便所をつくり一商売を始めた
これが当たって大変儲けた
商売繁盛を見ていたある男がさらにうまいことを思いつくのですがそれが最高で最低で勉強になるんですね
女房に反対されたんだが、この男自信たっぷりに同じように有料貸し便所をいまある便所のすぐ隣に新しいやつを建て、商売を始めてしまった
ところが不思議なことに後から建てたこの男の便所に大行列ができ大繁盛、そしてとなりの最初の便所には誰も並ばなくなってしまった
その日の営業が終わり、女房が不思議そうに男に尋ねる。「どうしてうちのほうにばっかり人が来るんでしょうか?」
そして、その回答が最高で最低なのである
「そんなに不思議がることはない。隣の便所には、俺が一日、入っていた」
この発想が最高で最低であると感じます
ライバル会社のトイレに一日中入って客足の流れを変えてしまう事自体モラル的には最低かもしれませんが、同じターゲット、同じ客層を相手に商売をしているのであればそこは弱肉強食の世界、食うか食われるか
ならばもっとも人件費も経費も掛からない、自社にダメージの少ない方法でお客さんを取り込むことが最重要となります
しかも、二番手でのスタート。すでにターゲットたちは一番最初の便所に意識が向いています
他にも発想があったと思われます、例えば場所(立地)を変えて挑む、設備投資をして視覚的にも衛生的にも優れたデザインの便所をつくるなどの差別化を図ることが考えつくでしょう
しかしこの男、一番便所のすぐ隣に便所を建ててしまうのです
どうでしょう、この時点ですでにぶっ飛んでいますね。一般的発想ではすぐ隣に建てるなんてまず論外でしょう
しかし、人件費や経費、宣伝などを考えたときに最も最小限に抑えられ、知名度が上がる場所はやはり繁盛している隣となるのではないでしょうか
そして、二番手が繁盛するように人に任せずに男自らが他者の便所に入りカギをかけ一日過ごしてしまえば、二番手のトイレに客が流れるのは意図も簡単なことでしょう
この柔軟な発想こそ、ビジネスヒント有と感じます
きっとこの本は児童書でしょう。、一般の大人の方なら自分自身のために買うことは全くないと思うような本です。しかし、大人向けの難しい本ばかりを読むのではなく、この本のようにたまには児童書に目を向けて読んでみることをお勧めします
とくに日本の昔話、とんち話、絵本を強く勧めます
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
【中古】 日本のとんち話 /川崎大治(著者) 【中古】afb |
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タグ:川崎大治 様
2017年02月15日
書評『生物多様性とは何か』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、井田徹治様の「生物多様性とは何か」です
このような方にお勧めです
「自然に興味のある人 自然にかかわる仕事をしている人」
著者の方のプロフィール
「1959年生まれ 著者 環境、エネルギー、開発問題を25年以上、取材し続けている また自然保護の取り組みなどを取材しています。」
まとめ
人間は、人間だけの勝手な考えだけでは決して生きてはいけない
ハゲワシがいなくなれば、その周辺では、農地などに多くの生物の死骸が処理されずに残される。そしてこれらを今まではハゲワシがスカベンジャーであったが、そのハゲワシがいなくなってしまったばかりに、代わって野犬やネズミが急激に増え狂犬病などの病気で年間の死者が3万人にも及んだインドとその周辺
中年米の先住民は、古くからバニラを伝統的な医薬品として使ってきた。19世紀にヨーロッパ人がそのバニラの株を持ち帰って移植したが、大きく育ち花も咲いたのだが実がならない。その理由は長いあいだ不明だったが、やがてハリナシミツバチがいなければ受粉が起こらないことが判明。現在アフリカのマダガスカルで栽培されているが、ハチがいないためすべて人間の手作業で行っているという
狼が絶滅してしまったために、鹿などが増殖し植物や農家に対する食害が深刻化しています
また、農業が衰退している日本では田んぼが減ってきていますが、田んぼが減れば必ず同じように減っていく生物が存在するでしょう。例えばトンボやヤゴやカエルなどです。そしてこれらの生物が減れば、これらの生物を食べて生きていた生物も減ることになり、その結果土壌やその地域の空気などが変化して、もしかしたら人体への悪影響へとなってしまう原因になるかもしれません
そして、植物には必ずと言っていいほど媒介するものが必要となる。もし虫媒に依存している植物が虫媒してくれるムシが絶滅してしまえば、同じように依存していたその植物も絶滅してしまう危険がある
これと同じように人間も必ずそれぞれに依存している何かがある、その依存している何かが何かの拍子に絶滅してしまえば、また亡くなってしまえば、同じように死を選択してしまう行動をとらざるをえなくなってしまうのではないでしょうか
地球上の生物が与えてくれる恩恵の大きさと、それが失われた時の影響の大きさをしっかりと考えてみましょう
生態系の維持にとくに重要な種は「キ―ストーン種」と呼ばれています。このキ―ストーン種をしっかりと見極め、それに対してどのような行動をとっていくか、言ってしまえばどのように共存共栄していくのかを考えてみましょう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
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生物多様性とは何か [ 井田徹治 ] |
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2017年02月05日
書評『人生談義』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、松下幸之助様の「人生談義」です
このような方にお勧めです
「松下幸之助ファン 高齢の方」
著者の方のプロフィール
「平成元年4月27日94歳の生涯をとじる」
まとめ
この本は、松下幸之助様が92歳から94歳のなくなる寸前までの間に語られた言葉たちです
人生とは進歩はあっても停滞はないように生きること、自ら新しいものを吸収し、勉強するという態度を持ち続ける人となることを目標にすれば、常に自身の目指す人物像からそれることはないのではないでしょうか
一歩一歩目標へと進んでいくためにも、明確な人物像を自分の腑に落として日々進むこと
このように考えて人生を歩んでいけば、年齢を重ねれば重ねるほどにその時その時の大成をなせるのではないでしょうか
天は二物を与えず。ということわざに対する松下幸之助さんのとらえ方がとてもはげみになりますね
その言葉というのは「このことわざを裏を返せば、天は必ず一物は与えてくれているということ」
とても励まされる言葉です、しかしこの「天は一物を与えてくれている」、その一物を見つけることは簡単なようで難しく、難しいようで簡単なことなのだと感じます
松下幸之助さんのように人生最終に差し掛かっても前へ前へと進もうとする姿勢はしっかりと学びましょう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
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【中古】 人生談義 / 松下 幸之助 / PHP研究所 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】 |
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