2017年05月31日
書評『嫌煙権を考える』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、伊佐山芳郎様の「嫌煙権を考える」です
このような方にお勧めです
「喫煙問題に興味のある人 タバコを吸っている人」
著者の方のプロフィール
「1939年埼玉県所沢生まれ 中央大学法学部卒業 弁護士」
まとめ
今日、5月31日は世界禁煙デーですので本日は禁煙にまつわる本をご紹介いたします
この本が出版されたのは、1983年1月
つまり今、巷やメディアなどで問題となっている喫煙問題は34年前から存在しているのだ
今や喫煙者は肩身が狭く、隅へと追いやられている世の中であるが、このような運動が日本で始まったのは1978年2月からだそうだ
そんなにも昔から行われていた運動が、今現在で大きく変動しているのはおわかりだと思う
飲食店や、喫茶店、駅のホームや道などでは大半が禁煙か分煙を行い始めているし、既に定着しつつある
この本の題名でもある嫌煙権を簡単に説明すると、喫煙者がタバコを吸うのは自由だが、非喫煙者を喫煙者の煙で緩やかな自殺行為の巻き添えにしないでほしいとの主張なのだ
このようなデータがこの本には載っている
肺がん死亡率の推移であるが
1947年は768人、1979年には驚きの19920人と30年近くで大きく増えているのがわかる
しかも、年間の肺ガンの死亡数の増加は煙草の消費量の増加とほぼ並行しているそうだ
もちろん今現在の話ではないが、昔は喫煙=肺ガンというのが常識であったに違いない
少なくとも今現在でも喫煙=肺ガンは関りがありそうだが
他にも
一日21本以上吸う家庭で育った子供は、喘息になる確率が増え、しかも住まいが幹線道路に近くなるにつれてさらに確率は上がる
今でも見ることがあるが、赤ちゃんを抱っこしながら喫煙するお母さん(本当にその子のお母さんなのか不思議だが)や、妊婦さんの喫煙(ストレスを溜める方が母体にもお腹の中の子にも悪い、という意味不明な言い訳をする人)、火を消さずにポイ捨てをする人など多くを見受けられるがこれもまた昔から存在していた人たちである
他にも様々あげられるが、やはりこのような人たちに対して危険と判断して運動を起こし、大きく今現在世の中が答えていることは誠に嬉しい
が、やはり喫煙者の意見も尊重してあげなければ不公平感を抱かれたまま、この問題がフェイドアウトしていく
そのためにも喫煙者の意見に関する本に出合ったら即座に購入し、書評したいと思いっています
ネットなどでも検索をかければ喫煙者の意見は出てくるとは思いますが、個人的に本でそのような意見に出会いたいのでネットではみることはひかえています
ちまみに私は非喫煙者でありますが、昔は喫煙者でありました
つまりやめた人間です
このやめた人間に対する世間の喫煙者のとらえ方について少し書かせていただきます
喫煙者はやめた人間に対してこのように思っているのではないでしょうか?
「やめた人間は、吸っている人間の煙を特に嫌そうにする」
「やめた人間は吸っている人間を蔑んでみている」
「やめた人間は吸っている人間に対して無駄なお金を使っている、もったいない、と思っている」
このように喫煙者の方は感じているのではないでしょうか
それは誤解であることを私個人的にここに言わせてください
喫煙に関しては、問題ない場所で吸う分にはどうぞご自由にしてください、と
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
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