2017年04月24日
書評『不便から生まれるデザイン』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、川上浩司様の「不便から生まれるデザイン」です
このような方にお勧めです
「自営業 フリーター」
著者の方のプロフィール
「川上浩司様 1964年島根県生まれ 生態学的、創発的システム設計、不便益、知識情報処理などに関する研究を展開している」
まとめ
不便なことは全てが悪い方向へと進んでいくのではない
不便さがあることで記憶に残りやすかったり、逆にその不便さを愉しめたりとすることが多い
もちろん不便であることでマイナスなことが起こることの方が多いかもしれない
しかしそのマイナスなこととは、長い目で見たときに本当にマイナスだけなのだろうか
不便さがあることでプラスな面も必ず存在することを考えてみよう
電車で例えるのなら、各駅停車と快速電車
前者は不便であり、後者は便利である
おわかりの方のほうが多いでしょうが、各駅には各駅停車の不便であるがゆえに得られる感情や体験、感覚などが存在しています。もちろん人それぞれの受け方ですが。快速であれば便利で、早く目的地に到着します。快速は快速の良いところがありますが、この両者にはそれぞれのプラスとマイナスが存在ししています
それを考えれるようになるともっと世界は広がるのではないかと思います
また、便利すぎるものには思い入れが起きにくいですね
不便であればあるほどそれを使いこなしていく過程で思い入れがたくさん詰まっていきます
もちろん、思い入れなど必要ないと思えばそれまでですが。時が経って思い起こしたときに脳裏に存在してくるのはやはり、不便なものなのではないでしょうか
便利、便利、便利。この言葉は時として押し付けになってしまう可能性が大いにあります
ある人にはとても便利な事を、別のそのことを全く必要としていなかった人へと伝わり、その便利がなければ大変だと思い込んでしまうようになっている
こんなことが世の中にはたくさん存在しています。それをしっかりと自分の目で見極められるようになることはとても大切でしょう。もちろん物だけではなく情報でも言えることですが
ただ指示に従うしかないような便利なモノばかりを選んでいたら、いつしかきっと自分の足では立てなくなってしまうかもしれませんよ
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
不便から生まれるデザイン [ 川上浩司 ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
タグ:川上浩司 様
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