アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2017年11月30日

書評『ラッセル幸福論』

こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、バートランド・ラッセル様の「ラッセル幸福論」です

このような方にお勧めです
「幸せに対しての疑問を持っている人 世間の流れに流されていることに不満をお持ちの人 自分は不幸だと思い込んでいる人」
著者の方のプロフィール
「1872年イギリス生れ 思想家 生涯を支配したのは「愛情への欲求」「知的の追求」「人類の苦しみに対する耐え難いまでの同情」」

まとめ
それぞれ描いている自分の「成功」があると思う
「成功」をしている自分を思い描くことはできるかもしれないが、果たしてその先のことまで思い描くことはできるだろうか?
例えばほとんどの人が思う成功の一つに、お金持ちがあげられる
一日五分も働けば、どう使ったらいいのかわからないほどのお金が転がり込んでくる生活
しかしこの境地に達したら最後、途方に暮れてしまうという
もちろんすべての人に当てはまるわけではないが、大半の人は成功そのモノが人生の目的としている限り、このような事態にならざるを得ない
ではどうすればよいのか?
それは「成功を、どう使用したらいいかを自分なりに考えること」を一つ上げる
例えば、成功(ここではお金持ち)してその成功(お金と知識、知恵、人脈など)を使い、日本国を盛り上げるために新たな雇用体制をつくる
という風に考えて見る
つまり、自分、自分ではなく
自分以外、自分以外とする
自然環境維持向上に精を出すのもいいし、NPO法人を立ち上げ世界の貧困問題に貢献してもいいと思う
成功をゴール、成功がすべて、とそれのみに執着するのではなくその先のことも視野に入れた人生設計が必要となるのではないだろうか?
以前読んだ登山家の本にこのように書いてあった(一字一句は覚えていないので私なりの解釈文字が入っている)
「今上っている山の頂上がゴール(成功)ではなく、上っている最中にすでにもう、次に上る山のことを考えている。そうでなければ安全に下山できない」


成功、この言葉は「妬み」を生みやすい言葉でもある
そしてこの「妬み」は不幸をもたらす元凶となりうる
ねたみ深い人は、自分の持っている物から喜びを引き出す代わりに、他人が持っている物から苦しみを引き出す
そして、できることなら他人の利益を奪おうとする(様々な日本昔話に出てくる人物像のように)
他人と比較することは悪いことばかりではないが、妬みの強い人には致命的な習慣となる
今自分の目の前に起こっていることを、目いっぱいに楽しむことができない
その楽しいことですら、ほかの人はもっと楽しいことが起こっているんじゃないか?と考えてしまう
これも美味しいけれど、あの人はもっと貴重で美味しいものを食べているんではないか?こう思ったら最後、今の食べている食事が楽しめないばかりか美味しさも激減してしまう
このように、いちいち立ち止まって考えてしまう
これが自分自身を不幸に導く自分勝手で蜃気楼のような道である
このことにいち早く気づくことがこのような「妬み」がもたらす不幸からスルーする新たな道である


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月25日

書評『読書について』

IMG_20171121_131658.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、ショウペンハウエル様の「読書について」です

このような方にお勧めです
「多読書家 小説家 ドイツ文学好き」
著者の方のプロフィール
「アルトゥル・ショーペンハウアー ドイツの哲学者 思想家」

まとめ
表紙にも載っている言葉
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。一日に多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく」
かなりこの言葉に引っかかったのは、もちろん私
年間300冊以上の本を読んでいるため、この言葉にはとても引っかかった
自分でものを考える力を失う?他人にものを考えてもらう?
なるほど、そういう視点も確かにある

読書は他人にものを考えてもらう、というよりも、他人の新たな意見や視点、考え方などと出会うことが一つの読書から得られる利点と捉える
しかしやはり他人にものを考えてもらうという読書の仕方もある
疑問点にぶつかっていて、自分の頭中だけでは考えられないほどに煮詰めていたときに出会う本、この本がまさに疑問点を解消してくれる新たな考えを提供してくれることを、他人にものを考えてもらうということになるのかもしれない

多読書が自分でものを考える力を失う
これは私も割と同意見で、私自身も注意していること
多読をしているとある一つのことに関する考え方がどんどん変化していく時がある
あ〜こんな考え方もあるのか。なるほど、この前の著者の言っていたことよりもこちらの著者の言っていることの方が自分に当てはまるかも…そしてまた新たの本を読むと…この繰り返しに陥りそうになる
つまり自分でそのことについて、自分の頭で考えようとする時間がないほどに次の本をどんどん読んでいく状態
この状態こそをショウペンは「多読に費やす人はしだいに自分でものを考える力を失う」ことと思う
なので読んでいる途中でも自分の頭で考えるような言葉に出会ってしまえば一度本を閉じてしばらく考えたり、自分の頭で考える時間を設けたり(音楽も聴かず、一人で、もちろん本も読まない時間をつくっている)してなんとか自分の考え方を発展させ新たな考え方を自分の物をしようと日々奮闘しています

改めて注意を受けた気がした文章がある
「最近の発言でありさえすれば、常により正しく、後から書かれたものならば、いかなるものでも前に書かれたもの改善しており、いかなる変更も必ず進歩であると信じることほど大きな誤りはない。学問が常に進歩すると信じたり、新しい書物には古い書物が利用されていると思い込んだりするのは、非常に危険である」
中古で買った本と新品で買った本だと読み入れ方が変わったり、動植物関係の本や人類進化系、考古学、などは特に新しい本の方が正しいと思ってしまう(実際そうなのかもしれませんが)
しかしどのような常識もいつ非常識になるかわかりませんし、非常識もまたいつ常識に変わるかもわからないのが世の常、という視点をもって書物を読むことを改めて注意してもらった

向上心も沸いた
それは相手に伝える力の向上心だ
難しい内容をやさしくし、複雑な言葉を簡潔にするような言葉の使い方を覚える
長々書く文章をもっと短く相手に伝わりやすくするにはどうしたらいいのか?
そんな疑問をくれた一冊です
感謝です


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月22日

書評『スーパーコンプリケーション』

IMG_20171121_100153.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、ステイシー・パーマン様の「スーパー・コンプリケーション 伝説の時計が生まれるまで」です

このような方にお勧めです
「パティック好き 機械式時計好き 機械式時計の魅力につかりたい人、また魅力を知りたい人(知らない人)」
著者の方のプロフィール
「ジャーナリスト 作家」

まとめ
今まで読んだ本の中で、読書中に初めて心が踊りだした一冊
何よりも私の心が踊っていることに気づいたのは、読み始めて最初の晩、区切りの良いところでその日はこの本の読書を終了
それでも読んだ内容を回想しているとワクワクしている自分に気づくが睡魔が勝ち就寝
しかし初めての経験が日をまたいで真夜中始まる
定期的に毎朝4:30に起床する私ですが(就寝するのは21:00〜21:30頃)この日だけは違っていた…
静寂に包まれている真夜中2時ごろにパッと、目が覚めてしまう
理由はすぐに分かった
昨日の続きが読みたくて目が覚めたのだ
そう、この本、スーパー・コンプリケーションである
時にたまに早めに起床してしまうことがあるが大体は二度寝している
でもやはりこの日は二度寝する事すら考えられなかったほどに迅速に読書へと就いた
そして家を出る時間ぎりぎりまで読書をしていた
過去にこのようなことは一度もなかった(その本が読みたくて目が覚めることは)
人生の良書としての価値よりも、冒険心や貪欲心が良い意味で掻き立てられ、価値基準や時計の知識や歴史が格段に広がる一冊

個人的に今まで高級な腕時計をしている人たちと仲良くさせていただいていて、ある程度は意識はしていたのですが実際に自分で購入しようとは思いませんでした
しかししかししか〜し、この本に出合い私の意識は進化をしてしまった
歴史的に意味(価値)のある時計欲しいと…
そんな私の意識を進化させてしまったスーパー・コンプリケーションという一冊

主役はこの二人
ジェームズ・ウォード・パッカード

ヘンリー・グレーヴス二世

そして数多くの複雑な機械式時計たちが登場する中で目玉となっている時計が
グレーヴス二世のスーパーコンプリケーションと呼ばれる「ザ・グレーヴス」

ジェームズ・ウォード・パッカードのグランドコンプリケーションと呼ばれる「ザ・パッカード」

パッカードがパティックやヴァシュロンに自分専用の世界に二つとない時計を特注で依頼をしていく
そしてその情熱がヘンリーの耳に入ることで始まる二人の時計への愛着競争(その間に作られた時計の総数はいまだに判明していない)
両者の時計で、世界のコレクターの中で最も有名とされているのが「ザ・グレーヴス」と「ザ・パッカード」
なのだ
二人の男と時計にまつわるこの物語と出会えてしまうのがこの本の魅力の一つ

とにかく自分こだわりの逸品(時計)を所有したいという欲求がどんどん湧いてくるがそのためにはまず、パッカードのように自分の本当に欲しいものを明確にしなければならないが…(これがとにかく難しい)!!

ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月20日

書評『はじめての不倫学』

IMG_20171108_175109.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、坂爪真吾様の「はじめての不倫学 「社会問題」として考える」です

このような方にお勧めです
「現在付き合っている 既婚者 不倫は文化と思い込んでいる人」
著者の方のプロフィール
「1981年新潟生まれ 一般社団法人ホワイトハンズ代表理事 著者」


まとめ
購入してパートナーの視界に入る場所に置いておくにはインパクトが強い本だ
書名を見ただけで、購入の文字は頭には浮かんでこないだろうし、立ち読みをするにも少し周りの目が気になるかもしれない
しかし、私のような人も世の中に入るだろう
パートナーに見られても何とも自分は思わない(相手はどう思うかはここではスルー)
本屋さんで書名を見て、中身も確認せずに即購入した
書名にはインパクトの強いものは多数あるし、そんな本達を多数本棚にある
その中の一冊がこの本である

時効、そんな法律が実は不倫にも与えられている
20年、不倫をした時から20年で時効
または不倫相手が判明した時から3年のいずれか短い方である
3年〜20年は裁判沙汰になるリスクがあるのだ
最長で20年のリスクがあるのにも関わらず、なぜ人は不倫をするのか
通俗心理学という学問がある
その世界では、男性は好奇心が強く、芸術性や創造性を高く持ち、柔軟で型にはまらない思考をする知的な性格の傾向が強いほど不倫をする確率が高いとされ、女性は努力する医師や几帳面さに欠け、計画的に物事を進めることができない、誠実性が低い人ほど不倫をする可能性が高いとされている
個人的に思うのは男性の方にもう一つ付け加えるとすると、自分の時間をつくりやすい、ということもプラスしても誰も異議申し立てがないような気がするのは私だけでしょうか
通俗心理学…この関連の書物を機会に恵まれたら即読んでみようと思う

不倫を根絶する運動をするとしたら、一つに「一夫多妻制」があると思われる
一夫多妻制にすれば不倫が無くなる、そもそも不倫という言葉すら文化の中に存在しないと思うかもしれないがこの本にも書かれているが、一夫多妻制文化の国の夫が二番目の妻となるまでに関係を持てば、それはどの国の人が見てもそれは、不倫だ
つまり一夫多妻制は不倫ありきの一夫多妻制
一夫多妻制文化の中に不倫文化が当たり前のように根付いていることは間違いなさそうだ
不倫は根絶できそうにないな

少々刺激的な言葉に出会ってしまった
「一盗二婢三妾四妓五妻(いっとうにひさんしょうしぎごさい)」
この言葉をご存知の方はいらっしゃるだろうか?
この言葉の意味は各々で調べていただきたいと思う
男性にとって最も快楽を味わえるセックスとは?の回答文が「一盗二婢三妾四妓五妻」

最後に…不倫とは無縁に生きましょう
不倫とフグをかけた言葉があるように不倫のセックスを続ければいつか必ず毒に中る、ということを覚えておきましょう

それでも世の中には不倫が快楽になってしまいやめられなくなってしまっている人たちが多いですね



ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月18日

書評『人体 失敗の進化史』

IMG_20171118_062440.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、遠藤秀紀様の「人体 失敗の進化史」です

このような方にお勧めです
「動物の死体の解剖に興味のある人 人類進化の歴史好き」
著者の方のプロフィール
「1965年東京生まれ 獣医学博士 獣医師 遺体科学を提唱 著者(パンダの死体はよみがえる、解剖学など)」

まとめ
以前書評にアップした(2016.4月23日)「死物学の観察ノート(著者 川口敏)」と同じようなテーマも書いてあるので並行して読んでみると面白さが増すと思います
目の前に死んだタヌキが横たわったら、私は遺体に何をしなくてはならないか?と、自問しながら解剖に入っていく
遺体に接したとき、そこから何を知ることができるのか?意味不明の腐敗物さながらの遺体にさえ、大事な情報を語らせることができるはずだ
このような信念のもと、普段から自分を追いつめている著者
花形となる腐ったタヌキを生かすも殺すも、この著者である川口氏の腕と解釈にかかっているのだ

我々動物というのは、基本設計を持つ祖先が存在している。そして、次の世代はその祖先の設計図を借りて変更するしか新たな動物を創り出す術はない
先祖代々の運命の流れのようなものが存在すると信じるのであれば(例えば、代々ガン家系、代々眼鏡、代々人に使われる職業の選択しかしてこなかった、代々御曹司などなど)、今の自分から変えていきたいと真剣に考える私です
常にご先祖の設計図を自分の代で少し変更して子孫へと受け継がせていくことは、無意識でも行っていることだと思う
それを意識して行動してみる
少しの変更となるのか、大きな変更となるのか、そしてその大きな変更の波に溺れることなく泳ぎ切ることはできるのか?
設計図を変更しながら使っていくことが、進化の王道なのだ
ご承知の通り、新しく一から創り上げることは進化とは全然違う
進化を促す設計図の変更は、自然淘汰を受けながらも必死に生き残っていく、継ぎはぎだらけのプロセスなのだ


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人体失敗の進化史 (光文社新書) [ 遠藤秀紀 ]
価格:799円(税込、送料無料) (2017/11/18時点)








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月14日

書評『自然はそんなにヤワじゃない』

IMG_20171108_175053.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、花里孝幸様の「自然はそんなにヤワじゃない 誤解だらけの生態学」です

このような方にお勧めです
「動物愛護者 ペットを飼っている方 生態系に興味のある人 生態系関係者」
著者の方のプロフィール
「1957年生まれ 理学博士 陸水生態学を専門 著者」

まとめ
ある生態系を守るために行った行動が他の生態系に影響を及ぼし、新たな絶滅危惧種を生む
2008年に国の天然記念物の時が10羽放たれた
野生の時がいなくなった1981年から27年後
そして翌年の2009年、産経新聞に「放鳥トキが食べていた新種のカエル」という記事が載った
近年になって新種である可能性の高いカエルが佐渡で発見されていたが放たれたトキが捕食者となり、そのカエルを食べていた。希少な種が新たに発見された希少な種を食べることで新たな絶滅種が生まれ始めた実際の例である
自然環境は必ず何かを守ればすぐにはわからずともどこかから何かしらの良くも悪くも結果が出てくる
しかしほとんどの結果がある種の生物から見れば悲惨な結果となる可能性が高い
人間の行う活動は生物多様性を下げているのか、一方的な見方をしてしまうと一つの観念にとらわれてしまう
もっと多面的に生態系を見ることがこの本を読むことで得られる

この本を読んで色々固定概念が変化した
そのうちの一つをご紹介します
家の庭がテーマ、我が家にはありませんが庭に池を造ります
池なので水が張られています。どんな生物を住ませますか?
この本を読む前の自分はやはり「魚」「亀」でした
本を読み…そうか!!なるほど、なるほど
!!「ミジンコ」!!
通常、目視では見ることができません(よっぽど目を凝らせば見えるかもしれませんが)
顕微鏡などの道具を使わなければ見れません
この見れない、という感覚に共感しました
つまりイマジネーションを働かせることで心の目で見えてくる
魚や亀などの目視で簡単に確認できる生物を住まわせるのではなく、目視で簡単に確認できない生物を住まわせることで、その庭ならではの池が誕生する。そしてその誕生はまた新たな生態系を作り上げていく
人間がその池にエサを与えずに、手を加えずにただただ水を張った池を日々楽しむ
どこから来たのか、メダカがいつの間にか生息しているかもしれないし、ザリガニやタニシ、ヤゴやカエルなどがどこからともなく現れて生態系をかき乱したり、鳥が水浴びしに来たりと様々な生物多様性を毎日発見し見られる
こんなことを想像してみただけで心が踊る
新たに私の脳が進化、庭の池の使い方と住まわせる生物の観念が。

生態系のピラミッドの頂点に君臨する人類
この地球上からすべての人類が姿を消したら、生態系はどのような変化をするのだろうか
そしてその永遠ともいえる変化の中で、新たな生態系のピラミッドが音を立てて再構築されていくのだろう
まだ観ていないが観てみたいDVDがある
それは「アフターデイズ」というドイツ映画
地球上からすべての人類がいなくなったらどうなるか?をテーマにした映画らしい
この映画を観たらまた、新たな考えに出会えるだろう


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月09日

書評『パスカル「パンセ」を楽しむ』

IMG_20171107_094755.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、山上浩嗣様の「パスカル「パンセ」を楽しむ」です

このような方にお勧めです
「キリスト教の方 フランスの歴史に触れたい人 人が読まないような本に挑戦したい方 ストイック者」
著者の方のプロフィール
「1966年生まれ 文学博士 専門はフランス文学、思想」

まとめ
パスカル死後、遺稿の集積「パンセ」
「パンセ」の翻訳版はまだ読んでいないし、書籍も買っていない。もちろん立ち読みすらしたことはない
この本に出合うまで、パスカルという人物すら知らなかった
本来ならきっと「パンセ」と並行して読むともっとこの本(パスカル「パンセ」を楽しむ)も「パンセ」も両方面白さが増すのだろう
しかし、先にこの本(パスカル「パンセ」を楽しむ)のみに出会ってしまった
パスカルは何よりもストイックな人間
パスカルの姉の証言によると、重病の時にも「感覚に快いものは全て絶対にこれを斥けていた」、料理の味さえ決して感じないように心がけていたそうだ
徹底して自分を貫いていたと感じる
さらに病弱の身でありながら、わずかな財産をすべて貧者に与えてしまう。それを見た姉がたしなめると、彼は気を悪くしたという
「私は清貧を愛する。彼(キリスト)が愛したからだ。私は富を愛する。それによって不幸な人々を助ける手段を得られるからだ」
ここでキリストの名が出てくるが(もちろんもっと前から出ているがこの書評内では最初)パスカルはキリスト信者であり、「パンセ」には多くのキリスト愛が出てくる
例えば、道徳=キリスト教の道徳
そのためキリスト教を否定的にとらえている他宗教やそのような思想の持主は読むと苦痛を感じるかもしれないのでここで書いておく
パスカルはキリストが愛したからと、他力なイメージだが結局その判断をして行動に移すのはパスカル本人なのだから、やはりここにもストイックさが見え隠れしている
しばし姉が登場してくるが、パスカルには妹もいる
修道女であった妹のジャクリーヌが病死し、彼女の持参金が修道院から遺族に返還された
この返還金の使い道によってパスカルは事業者として大成功をする
パスカルは重病に苦しみながらも、友人の貴族ロアネーズ公らの協力を得て、パリ市内における初の乗合馬車事業を創始に乗り出す。社会的弱者のための容易な移動手段を提供することが目的でヨーロッパ発の大都市における公共交通事業がスタートする
そして自ら考案した事業の盛況を見届け、パスカルは同年8月に世を去る
誰からも愛されようともせず、肉親からの思いやりさえも拒む。しかし他人の幸福のためになると一心不乱となる。欲望に必死に抵抗することが生きるエネルギー源となった、そんなストイックなパスカル

最後に印象に残った言葉の中で今好きな言葉
「哲学を馬鹿にすることこそ、真の哲学することである」



ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年11月07日

書評『変身』

IMG_20171107_075048.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、カフカ様の「変身」です

このような方にお勧めです
「孤独感を感じる人 子供を持つ親 自分という存在に疑問を抱く人」
著者の方のプロフィール
「フランツ・カフカ 1883年生まれ ドイツ語作家」


まとめ
この本との出会いは、ほかの本の中で紹介をされていて記憶に残っていたため購入
小説などはあまり読むことが少なく、45冊に一冊ほどの読書量です
小説関係は詳しくないので割と昔から読み継がれている物を手に取るようにしています
そのため今回の本も割と有名な物語のようで、NHK教育テレビの子供向けの番組内でも読まれていました
初めて読んだとき、読み進めていくうちにまず一つの疑問が「なぜ?元の姿に戻る方法を考えないのか?」「虫になり自分だけが変身しているのか考えないのか?追求しないのか?」だった
しかし、これに関して思うこと
受け入れてしまっているのだろうか?…いや、それは違う気がする
受け入れるにしても、その前の段階の否定や怒りや取引等のいわゆるキューブラーロスのモデルのような心理が働いていない
そうであるならば、受け入れてはいないのだろうと思う
では、このことについて自分自身どう感じたのか
それは、俺自身も実はこのように周りの人を不快にしていたり、不審がらせるような行動や言動などをとっているのではないか、そしてそれを俺自身全く気にもしていないのではないか?
主人公がある朝突然虫に変身していて、それを気にもせずに過ごしていく日常に自分自身の日々の行いを改めようとする気持ちが芽生えてくるのは私だけでしょうか

もちろん親目線でも考える
ある朝、自分の子供が虫に変身していて平然と話しかけてきたらどう対応するのか
「(初対面はとにかく驚きを隠すことができないくらいの驚きをするかもしれない。それか、この「変身」を読んでいるので、冷静を装えるかもしれないが)虫が言葉を発している…はて?この虫の言うには、こいつは昨夜お休みなさいと声をかけて眠りについた息子だというじゃないか。さっぱり意味が分からないが言葉のコミュニケーションが取れるのであればまずは会話をしてみることから始めてみよう。何々、自分でもこの姿になった意味が全く理解できない?そうだろうそうだろう。……(言葉が出てこない)」
そうだろうそうだろう。の後の言葉が見つからない
きっと長い沈黙がその部屋を埋め尽くしていくことをただただ傍観していることだろう

今回も小説を読んで思うことだけれども、本のジャンルを問わず、面白いや不思議などの感情が読み終わった後やもちろん読んでいる途中でも出てきたら、もう一度読み直してみることで新たな発見に出会える
二回目に読むときは、一回目に読んだ時よりも期間を明けて読むことをススめます


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

変身/断食芸人改版 (岩波文庫) [ フランツ・カフカ ]
価格:540円(税込、送料無料) (2017/11/7時点)









⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年10月15日

書評『たたかう植物』

IMG_20171009_082053.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、稲垣栄洋様の「たたかう植物 仁義なき生存戦略」です

このような方にお勧めです
「植物好き 子を持つ親 学校の先生」
著者の方のプロフィール
「1968年静岡生まれ 雑草生態学 農業博士 静岡大学大学院教授 多数の著者」

まとめ
おそらく多くのみなさんがイメージする雑草といえば、強い、たくましい、負けず嫌い、などと思われる
しかし、見方を変えれば雑草は、弱い、貧弱、負けたらお手上げ、なのだ
それはつまり、人間がいなければ雑草は生息範囲がとても狭まるからだ
いや、むしろ人間がいなければ雑草など存在できないほどの環境に地球はなっているだろう
雑草はどこに生えているのか?そう、それは人が生活するために開拓した場所、または跡地なのである
数々あげられるが、もっともな場所は家の庭、道路や道端、公園、田んぼや畑の脇、空き地などが出てくる
これは、他の植物との競争を避けているのである
自分より背丈の高い植物の生い茂る場所へは、決して挑むことがない雑草
ほかの植物との競争がとても苦手なのだ
逃げている、いや実はそうでもなさそうだ
雑草はどこで勝負すれば一番自分が輝けるのかを知っているのかもしれない
しかしそれには人間の力が絶対的に必要なのである
空き地を何も手入れをせずに放っておくと、最初こそ雑草が有利で覆いつくすが、いずれ(長い年月は必要だが)は雑草が生えてこれなくなる環境へとなるそうなのだ(様々な植物系の本に書いてあるので現時点では間違いなさそうだ)
通常空き地は見た目や虫などの問題もあり、ある時期になると雑草狩りが人の手で始まる
その手入れが次の世代の雑草へとつなげる作業となるのだ
われわれ人間は雑草を毛嫌いする人が大半だが、雑草側から見れば人間を毛嫌いする雑草は存在しないに等しいのかもしれない

人間を媒体としていると思われる雑草にオオバコがある
ほぼすべての人が雑草を踏んだことがあると思う
このオオバコ。雨に濡れると種子がゼリー状になり粘着物質を出しベタベタする
そして、このベタベタを利用して靴の裏や車のタイヤなどにくっついて種子を運ばさせるだ
踏まれても踏まれても負けずに生えてくる雑草、このオオバコは踏まれれば踏まれるほど種子領域を増やしていくのだ


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

たたかう植物 仁義なき生存戦略 (ちくま新書) [ 稲垣栄洋 ]
価格:820円(税込、送料無料) (2017/10/12時点)








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/

2017年10月12日

書評『イヌ』

IMG_20171002_103116.jpg


こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、JCマクロリーン様の「イヌ どのようにして人間の友になったか」です

このような方にお勧めです
「犬派 イヌの起源を知りたい人」
著者の方のプロフィール
「アメリカの動物学者 ほかの著書に動物進化の物語、恐竜たち、消えた竜など」

まとめ
よく巷では、犬派?猫派?という質問をよく耳にする気がする
ちなみに今現在の自分は犬派(これから先の未来の自分の好みは変化するかもしれないという期待有)
もちろん猫もかわいいがやはり小さいころに飼ったのが犬ということが大きく影響している気がする
もしも小さいころに飼った動物が犬ではなく、猫であったならば今の自分は猫派に間違いなく席をおいているだろう
しかし飼った経験がなければどっち派なのだろうか?
まぁそんなことはどうでもいいことなのでスルーします

そもそもなぜ犬は人を選び(選ばれ)、人は犬を家畜化(所有)することを選んだのだろうか
自分の家族(この場合は人のみをさす)を養うために働いたエネルギーや時間の代償としてのお金、そのお金を消費して犬の生命維持の手助けをしてあげる
その分のお金や時間を家族に投資するのではなく、犬に与えるとはどういう気前の良さなのかという考えも浮かんでこなくはない
余裕のある家庭ではそうすることも可能だが、余裕のない家庭はなかなか手を出せないのが現状だ

犬が家畜化されたであろう話に戻そう
犬が家畜化された理由としてもっともなのは、やはり狩猟が関わるでしょう
人にはなく犬にある特徴、犬にはなく人にある特徴、この双方の特徴同士が結びつくことで家畜化に至るわけだ
犬は人にはない、早く走る、持久力、嗅覚、追跡力、牙での攻撃力や威嚇、そしてスカベンジャー的役割
人は、大きな獲物をしとめる考案や思考や洞察力や作戦、保蔵方法や調理方法、武器や道具の開発改良
犬と人、生きるために双方が自然淘汰の末に誠見事に結成した歴史あるきずななのだ

もともとは野生であった犬
もちろん今でも野生の犬は存在しまくっている
野生の犬の中で一番古いといわれる「リカオン」、アフリカに住んでいることからも感あげられる通り人間とリカオンの歴史はかなり古いものがあるに違いない
人類が初めて誕生したのがアフリカのサバンナであるからと考えられる
そしてリカオンも子犬の時から面倒みてやると人に良くなつくそうである

だいぶ話はそれるが、この本で一番共感を受けたのが「犬の殺処分について」である
自分自身も同じようなことを常々考えていた
それが下記の文章(省略あり)
「地球上の人口50億のうち、40億近い人々が肉体的な発達に十分なたんぱく質を手に入れられないという栄養資源の現況の一方で、アメリカ合衆国では動物愛護協会など動物をコントロールする団体によって毎年約1000万頭の犬が殺されているという。犬は人間の家族の一員であるとする特別な考えがあるため、野良犬を殺して得られる大量のたんぱく資源を生産物として活用できず、解剖(学校や動物病院)すらできない州もあるという」
なぜ、豚や牛、鳥などの肉はもったいないと思うのに犬の肉はダメなのか?
全く理解ができない
飢えで苦しんでいる人、人間の意図で殺処分される犬……そして焼却される
なんともったいないことをしているのか、たんぱく質だけではない、窒素やリンなどのほかの栄養資源も人が直接必要としない(植物としては必要不可欠)二酸化炭素に変わってしまっている
それに考えて見てください、償却するために必要なエネルギーだってとても無駄になっている
殺処分して焼却してしまうその犬(食料資源)によって救われる命があることをもっと考えて見ましょうよ
地球の生命のサイクルを意識した毎日を送りましょう



ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。








⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
ファン
検索
<< 2019年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
プロフィール
コヤチュウさんの画像
コヤチュウ
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。