2017年11月18日
書評『人体 失敗の進化史』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、遠藤秀紀様の「人体 失敗の進化史」です
このような方にお勧めです
「動物の死体の解剖に興味のある人 人類進化の歴史好き」
著者の方のプロフィール
「1965年東京生まれ 獣医学博士 獣医師 遺体科学を提唱 著者(パンダの死体はよみがえる、解剖学など)」
まとめ
以前書評にアップした(2016.4月23日)「死物学の観察ノート(著者 川口敏)」と同じようなテーマも書いてあるので並行して読んでみると面白さが増すと思います
目の前に死んだタヌキが横たわったら、私は遺体に何をしなくてはならないか?と、自問しながら解剖に入っていく
遺体に接したとき、そこから何を知ることができるのか?意味不明の腐敗物さながらの遺体にさえ、大事な情報を語らせることができるはずだ
このような信念のもと、普段から自分を追いつめている著者
花形となる腐ったタヌキを生かすも殺すも、この著者である川口氏の腕と解釈にかかっているのだ
我々動物というのは、基本設計を持つ祖先が存在している。そして、次の世代はその祖先の設計図を借りて変更するしか新たな動物を創り出す術はない
先祖代々の運命の流れのようなものが存在すると信じるのであれば(例えば、代々ガン家系、代々眼鏡、代々人に使われる職業の選択しかしてこなかった、代々御曹司などなど)、今の自分から変えていきたいと真剣に考える私です
常にご先祖の設計図を自分の代で少し変更して子孫へと受け継がせていくことは、無意識でも行っていることだと思う
それを意識して行動してみる
少しの変更となるのか、大きな変更となるのか、そしてその大きな変更の波に溺れることなく泳ぎ切ることはできるのか?
設計図を変更しながら使っていくことが、進化の王道なのだ
ご承知の通り、新しく一から創り上げることは進化とは全然違う
進化を促す設計図の変更は、自然淘汰を受けながらも必死に生き残っていく、継ぎはぎだらけのプロセスなのだ
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
人体失敗の進化史 (光文社新書) [ 遠藤秀紀 ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
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