2017年11月14日
書評『自然はそんなにヤワじゃない』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、花里孝幸様の「自然はそんなにヤワじゃない 誤解だらけの生態学」です
このような方にお勧めです
「動物愛護者 ペットを飼っている方 生態系に興味のある人 生態系関係者」
著者の方のプロフィール
「1957年生まれ 理学博士 陸水生態学を専門 著者」
まとめ
ある生態系を守るために行った行動が他の生態系に影響を及ぼし、新たな絶滅危惧種を生む
2008年に国の天然記念物の時が10羽放たれた
野生の時がいなくなった1981年から27年後
そして翌年の2009年、産経新聞に「放鳥トキが食べていた新種のカエル」という記事が載った
近年になって新種である可能性の高いカエルが佐渡で発見されていたが放たれたトキが捕食者となり、そのカエルを食べていた。希少な種が新たに発見された希少な種を食べることで新たな絶滅種が生まれ始めた実際の例である
自然環境は必ず何かを守ればすぐにはわからずともどこかから何かしらの良くも悪くも結果が出てくる
しかしほとんどの結果がある種の生物から見れば悲惨な結果となる可能性が高い
人間の行う活動は生物多様性を下げているのか、一方的な見方をしてしまうと一つの観念にとらわれてしまう
もっと多面的に生態系を見ることがこの本を読むことで得られる
この本を読んで色々固定概念が変化した
そのうちの一つをご紹介します
家の庭がテーマ、我が家にはありませんが庭に池を造ります
池なので水が張られています。どんな生物を住ませますか?
この本を読む前の自分はやはり「魚」「亀」でした
本を読み…そうか!!なるほど、なるほど
!!「ミジンコ」!!
通常、目視では見ることができません(よっぽど目を凝らせば見えるかもしれませんが)
顕微鏡などの道具を使わなければ見れません
この見れない、という感覚に共感しました
つまりイマジネーションを働かせることで心の目で見えてくる
魚や亀などの目視で簡単に確認できる生物を住まわせるのではなく、目視で簡単に確認できない生物を住まわせることで、その庭ならではの池が誕生する。そしてその誕生はまた新たな生態系を作り上げていく
人間がその池にエサを与えずに、手を加えずにただただ水を張った池を日々楽しむ
どこから来たのか、メダカがいつの間にか生息しているかもしれないし、ザリガニやタニシ、ヤゴやカエルなどがどこからともなく現れて生態系をかき乱したり、鳥が水浴びしに来たりと様々な生物多様性を毎日発見し見られる
こんなことを想像してみただけで心が踊る
新たに私の脳が進化、庭の池の使い方と住まわせる生物の観念が。
生態系のピラミッドの頂点に君臨する人類
この地球上からすべての人類が姿を消したら、生態系はどのような変化をするのだろうか
そしてその永遠ともいえる変化の中で、新たな生態系のピラミッドが音を立てて再構築されていくのだろう
まだ観ていないが観てみたいDVDがある
それは「アフターデイズ」というドイツ映画
地球上からすべての人類がいなくなったらどうなるか?をテーマにした映画らしい
この映画を観たらまた、新たな考えに出会えるだろう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
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