2017年11月22日
書評『スーパーコンプリケーション』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、ステイシー・パーマン様の「スーパー・コンプリケーション 伝説の時計が生まれるまで」です
このような方にお勧めです
「パティック好き 機械式時計好き 機械式時計の魅力につかりたい人、また魅力を知りたい人(知らない人)」
著者の方のプロフィール
「ジャーナリスト 作家」
まとめ
今まで読んだ本の中で、読書中に初めて心が踊りだした一冊
何よりも私の心が踊っていることに気づいたのは、読み始めて最初の晩、区切りの良いところでその日はこの本の読書を終了
それでも読んだ内容を回想しているとワクワクしている自分に気づくが睡魔が勝ち就寝
しかし初めての経験が日をまたいで真夜中始まる
定期的に毎朝4:30に起床する私ですが(就寝するのは21:00〜21:30頃)この日だけは違っていた…
静寂に包まれている真夜中2時ごろにパッと、目が覚めてしまう
理由はすぐに分かった
昨日の続きが読みたくて目が覚めたのだ
そう、この本、スーパー・コンプリケーションである
時にたまに早めに起床してしまうことがあるが大体は二度寝している
でもやはりこの日は二度寝する事すら考えられなかったほどに迅速に読書へと就いた
そして家を出る時間ぎりぎりまで読書をしていた
過去にこのようなことは一度もなかった(その本が読みたくて目が覚めることは)
人生の良書としての価値よりも、冒険心や貪欲心が良い意味で掻き立てられ、価値基準や時計の知識や歴史が格段に広がる一冊
個人的に今まで高級な腕時計をしている人たちと仲良くさせていただいていて、ある程度は意識はしていたのですが実際に自分で購入しようとは思いませんでした
しかししかししか〜し、この本に出合い私の意識は進化をしてしまった
歴史的に意味(価値)のある時計欲しいと…
そんな私の意識を進化させてしまったスーパー・コンプリケーションという一冊
主役はこの二人
ジェームズ・ウォード・パッカード
と
ヘンリー・グレーヴス二世
そして数多くの複雑な機械式時計たちが登場する中で目玉となっている時計が
グレーヴス二世のスーパーコンプリケーションと呼ばれる「ザ・グレーヴス」
と
ジェームズ・ウォード・パッカードのグランドコンプリケーションと呼ばれる「ザ・パッカード」
パッカードがパティックやヴァシュロンに自分専用の世界に二つとない時計を特注で依頼をしていく
そしてその情熱がヘンリーの耳に入ることで始まる二人の時計への愛着競争(その間に作られた時計の総数はいまだに判明していない)
両者の時計で、世界のコレクターの中で最も有名とされているのが「ザ・グレーヴス」と「ザ・パッカード」
なのだ
二人の男と時計にまつわるこの物語と出会えてしまうのがこの本の魅力の一つ
とにかく自分こだわりの逸品(時計)を所有したいという欲求がどんどん湧いてくるがそのためにはまず、パッカードのように自分の本当に欲しいものを明確にしなければならないが…(これがとにかく難しい)!!
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
スーパー・コンプリケーション 伝説の時計が生まれるまで (ヒストリカル・スタディーズ) [ ステイシー・パーマン ] |
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http://cycleair.jp/
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