2017年11月07日
書評『変身』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、カフカ様の「変身」です
このような方にお勧めです
「孤独感を感じる人 子供を持つ親 自分という存在に疑問を抱く人」
著者の方のプロフィール
「フランツ・カフカ 1883年生まれ ドイツ語作家」
まとめ
この本との出会いは、ほかの本の中で紹介をされていて記憶に残っていたため購入
小説などはあまり読むことが少なく、45冊に一冊ほどの読書量です
小説関係は詳しくないので割と昔から読み継がれている物を手に取るようにしています
そのため今回の本も割と有名な物語のようで、NHK教育テレビの子供向けの番組内でも読まれていました
初めて読んだとき、読み進めていくうちにまず一つの疑問が「なぜ?元の姿に戻る方法を考えないのか?」「虫になり自分だけが変身しているのか考えないのか?追求しないのか?」だった
しかし、これに関して思うこと
受け入れてしまっているのだろうか?…いや、それは違う気がする
受け入れるにしても、その前の段階の否定や怒りや取引等のいわゆるキューブラーロスのモデルのような心理が働いていない
そうであるならば、受け入れてはいないのだろうと思う
では、このことについて自分自身どう感じたのか
それは、俺自身も実はこのように周りの人を不快にしていたり、不審がらせるような行動や言動などをとっているのではないか、そしてそれを俺自身全く気にもしていないのではないか?
主人公がある朝突然虫に変身していて、それを気にもせずに過ごしていく日常に自分自身の日々の行いを改めようとする気持ちが芽生えてくるのは私だけでしょうか
もちろん親目線でも考える
ある朝、自分の子供が虫に変身していて平然と話しかけてきたらどう対応するのか
「(初対面はとにかく驚きを隠すことができないくらいの驚きをするかもしれない。それか、この「変身」を読んでいるので、冷静を装えるかもしれないが)虫が言葉を発している…はて?この虫の言うには、こいつは昨夜お休みなさいと声をかけて眠りについた息子だというじゃないか。さっぱり意味が分からないが言葉のコミュニケーションが取れるのであればまずは会話をしてみることから始めてみよう。何々、自分でもこの姿になった意味が全く理解できない?そうだろうそうだろう。……(言葉が出てこない)」
そうだろうそうだろう。の後の言葉が見つからない
きっと長い沈黙がその部屋を埋め尽くしていくことをただただ傍観していることだろう
今回も小説を読んで思うことだけれども、本のジャンルを問わず、面白いや不思議などの感情が読み終わった後やもちろん読んでいる途中でも出てきたら、もう一度読み直してみることで新たな発見に出会える
二回目に読むときは、一回目に読んだ時よりも期間を明けて読むことをススめます
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
変身/断食芸人改版 (岩波文庫) [ フランツ・カフカ ] |
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