2013年05月31日
A281・日本は世界一の食料廃棄大国
1、5月30日は何の日?・・・ごみゼロの日
5月30日、NHKテレビ朝7時からのニュースで「5月30日は何の日?」といったアナウンサーどうしのやり取りがありました。
ゴロ合わせで「ごみゼロの日」なのだそうです。
話題の中心は賞味期限などに絡む食料の大量廃棄であり、これをどう減らすか?
製造現場とかコンビニなど流通過程での大変な量の食料廃棄を如何に減らそうとしているか!が紹介されていました。
消費する食品の3割ほどが捨てられているという驚きの現実を、改めて考えました。
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”医療と健康(全般)” 7位/ 567人中
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5月30日、NHKテレビ朝7時からのニュースで「5月30日は何の日?」といったアナウンサーどうしのやり取りがありました。
ゴロ合わせで「ごみゼロの日」なのだそうです。
話題の中心は賞味期限などに絡む食料の大量廃棄であり、これをどう減らすか?
製造現場とかコンビニなど流通過程での大変な量の食料廃棄を如何に減らそうとしているか!が紹介されていました。
消費する食品の3割ほどが捨てられているという驚きの現実を、改めて考えました。
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以前、ブログで食料廃棄を取り上げ(*1)、「食品廃棄量は年間2000万トンで、この約半分の1000万トンは家庭から出ていて、残り半分の1000万トンが製造過程や流通過程で捨てられている」と述べました。
別の資料(市民ネットワーク「地球村」)によると、年間食品廃棄量「1800万トン」で
世界一の残飯大国とあります。
(*1)A172・食品がこんな捨てられ方をされている
https://fanblogs.jp/hapise/archive/255/0
以前、NHKテレビ「食品廃棄物は減らせるか」(2012年07月)という番組は、世界各国での食料廃棄の事例を報道していました。
・EUでは1年間に3百万トンのパンが廃棄されている。
ドイツでは店頭に出したパンのおよそ2割が売れ残り、捨てられるパンを木材と混ぜて燃料にしてパンを焼いている業者もいるとか。
・食品廃棄物をバイオガスに利用するビジネスも進んでいる。
これらヨーロッパやアメリカで捨てられる食品の量は、世界で飢えに苦しむ人に必要な食料の3倍以上に及ぶ。 という実に驚くべき内容でした。
ところが、日本はもっと凄いようです。
食料自給率が僅か40%なのに、即ち60%は輸入に頼っているのに、その食料全体の3割ほどを捨てていると推計されています。
国内の農林水産総生産量の3/4程の食品が捨てられていることになります。
(*1)A172・「食品がこんな捨てられ方をされている」
https://fanblogs.jp/hapise/archive/255/0 をご覧下さい。
2、日本は世界一の食品廃棄大国
前出の(市民ネットワーク「地球村」)レポートによると
「(日本は)外国から買っているのに捨てる国
日本の食品の半分以上(60%)は、世界から輸入したものです。
(これ程の輸入国でありながら)私たち1800万トンもの食品を捨てています。
食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、・・・
日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています。
・・・(日本は)世界一の残飯大国なのです。」
食品廃棄量は年間2000万トンとも言われます。この約半分の1000万トンは家庭から出ており、残り半分の1000万トンが製造過程や流通過程で捨てられている様です。
統計数字によって違いは出ますが、国内農林水産総生産量の3割という大変な量の食品が捨てられていると言われています。
私は知識としては持っていながら、日頃、こんな事態をほとんど意識していないで過ごしています。
「幸せ」と言うべきなのか?
「温室ボケ」から、未だに抜けきらずにいる!と言うべきなのか?
自分では「平均的な日本人」と思っています。
と言うことは、私たち日本人の多くもまた「食品廃棄」の現実には無関心でいるのではないか?
誰もが考え直さなければいけない事だと思うのです。
食品廃棄を増やすもう一つの原因は「食品衛生法」という法律が食品廃棄を義務づけているという皮肉な現象にあると思います。
即ち食品衛生法で決められている「消費期限」「賞味期限」が法の名の下で食品廃棄を増進させる元凶になっていると言えそうです。(*2)
(*2)A160・「食べ物」を大切にしたい(2)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/239/0
生産とか流通とかの現場ではそれぞれの利害の関係で法の狙いとは違った動きがあるだろうことは推測できますが、法が廃棄量増加の引き金になっている実態があると思われます。
まだまだ傷んでもいない食品が、表示された日付で、機械的に、大変な量の食品が廃棄されている訳です。元々は食中毒を防ぐための法律でしょうが、実施面でとんでもない副作用が出ているのは何とも残念なことです。
この不具合が見直されることなく、食品廃棄の大きな推進力になっていることを私たちはどう見るべきでしょうか?
この法律は飽食時代の遺産のような気がします。
今の時代、実態に即した本質的な見直しが必要と思います。
行政では業界に廃棄量の削減を言っているそうです。
各自治体では家庭ゴミ削減の市民運動があるそうです。
それぞれは必要なことでありましょうが、船の底の穴をそのままにして、汲みだしだけを頑張っても沈没は免れないのは自明の理です。
食品衛生法で決める「消費期限」「賞味期限」の根本的な見直しが急務であろうと思っています。
(追記)バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
該当するジャンルの(1)〜(8)をクリックいただくと、そこに分類されているタイトルが一覧され、
タイトルをクリックいただくと本文が開きます。
1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
別の資料(市民ネットワーク「地球村」)によると、年間食品廃棄量「1800万トン」で
世界一の残飯大国とあります。
(*1)A172・食品がこんな捨てられ方をされている
https://fanblogs.jp/hapise/archive/255/0
以前、NHKテレビ「食品廃棄物は減らせるか」(2012年07月)という番組は、世界各国での食料廃棄の事例を報道していました。
・EUでは1年間に3百万トンのパンが廃棄されている。
ドイツでは店頭に出したパンのおよそ2割が売れ残り、捨てられるパンを木材と混ぜて燃料にしてパンを焼いている業者もいるとか。
・食品廃棄物をバイオガスに利用するビジネスも進んでいる。
これらヨーロッパやアメリカで捨てられる食品の量は、世界で飢えに苦しむ人に必要な食料の3倍以上に及ぶ。 という実に驚くべき内容でした。
ところが、日本はもっと凄いようです。
食料自給率が僅か40%なのに、即ち60%は輸入に頼っているのに、その食料全体の3割ほどを捨てていると推計されています。
国内の農林水産総生産量の3/4程の食品が捨てられていることになります。
(*1)A172・「食品がこんな捨てられ方をされている」
https://fanblogs.jp/hapise/archive/255/0 をご覧下さい。
2、日本は世界一の食品廃棄大国
前出の(市民ネットワーク「地球村」)レポートによると
「(日本は)外国から買っているのに捨てる国
日本の食品の半分以上(60%)は、世界から輸入したものです。
(これ程の輸入国でありながら)私たち1800万トンもの食品を捨てています。
食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、・・・
日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています。
・・・(日本は)世界一の残飯大国なのです。」
食品廃棄量は年間2000万トンとも言われます。この約半分の1000万トンは家庭から出ており、残り半分の1000万トンが製造過程や流通過程で捨てられている様です。
統計数字によって違いは出ますが、国内農林水産総生産量の3割という大変な量の食品が捨てられていると言われています。
私は知識としては持っていながら、日頃、こんな事態をほとんど意識していないで過ごしています。
「幸せ」と言うべきなのか?
「温室ボケ」から、未だに抜けきらずにいる!と言うべきなのか?
自分では「平均的な日本人」と思っています。
と言うことは、私たち日本人の多くもまた「食品廃棄」の現実には無関心でいるのではないか?
誰もが考え直さなければいけない事だと思うのです。
食品廃棄を増やすもう一つの原因は「食品衛生法」という法律が食品廃棄を義務づけているという皮肉な現象にあると思います。
即ち食品衛生法で決められている「消費期限」「賞味期限」が法の名の下で食品廃棄を増進させる元凶になっていると言えそうです。(*2)
(*2)A160・「食べ物」を大切にしたい(2)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/239/0
生産とか流通とかの現場ではそれぞれの利害の関係で法の狙いとは違った動きがあるだろうことは推測できますが、法が廃棄量増加の引き金になっている実態があると思われます。
まだまだ傷んでもいない食品が、表示された日付で、機械的に、大変な量の食品が廃棄されている訳です。元々は食中毒を防ぐための法律でしょうが、実施面でとんでもない副作用が出ているのは何とも残念なことです。
この不具合が見直されることなく、食品廃棄の大きな推進力になっていることを私たちはどう見るべきでしょうか?
この法律は飽食時代の遺産のような気がします。
今の時代、実態に即した本質的な見直しが必要と思います。
行政では業界に廃棄量の削減を言っているそうです。
各自治体では家庭ゴミ削減の市民運動があるそうです。
それぞれは必要なことでありましょうが、船の底の穴をそのままにして、汲みだしだけを頑張っても沈没は免れないのは自明の理です。
食品衛生法で決める「消費期限」「賞味期限」の根本的な見直しが急務であろうと思っています。
(追記)バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
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3、「心・頭脳の健康」
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4-1、「病気・傷害・医療」
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4-2、「糖尿病」
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5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
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