2016年08月15日
【光と水のダフネ】アニメ 感想&あらすじ 海の上で強く美しく生きる女性たちの物語
光と水のダフネ
2004年1月放送
監督:池端隆史
原案:NeSKeS
脚本:水上清資、山田靖智、新宅純一、砂山蔵澄、吉岡たかを、高山文彦
水樹マイア:中原麻衣
本城レナ:大原さやか
あらすじ・概要
地球温暖化の影響で海面の水位が上昇し、陸地の大部分が海に沈んでしまった未来の世界。憧れの海洋庁の入庁試験に挑んだ水樹マイアは、筆記・実技で好成績を出し合格確実と思われていたが何故か不合格になってしまう。入庁を見越して住居も引き払っていたため、住む場所まで失ってしまい途方に暮れるマイア。さらに不幸は続くもので、逃走中の犯罪者に人質にとられてしまうのだが、犯人を追っていたネレイス社の本城レナに犯人共々ショックガンで撃たれてしまう。この事件をきっかけにマイアはレナに見込まれ、ネレイスカムチャッカ支店で住み込みの社員として済し崩しで働くことに・・・。
主要登場人物
・水樹マイア
本作の主人公。15歳。頭が良くてホバーカーのA級ライセンスを所持してるなど能力自体は高いものの、ドジな上に何かと不幸に見舞われてしまう不憫な子です。よく顔面を強打してます。あと子供の頃の記憶がありません。
・本城レナ
ネレイスカムチャッカ支店のリーダー。25歳。大人の色気ただよう美人なお姉さんです。優れた洞察力と行動力でチームを引っ張っています。言葉はきついです。
・葉山静香
ネレイスカムチャッカ支店のメカニック担当。17歳。メガネ美人。胸以外は細身の体系をしているんですが、底なしの胃袋を持つ大食い娘です。射撃が苦手。
・グロリア
ネレイスカムチャッカ支店社員。25歳。射撃が得意な戦闘要員。燃えるような恋がしたいようですが、性格が災いして恋人はいません。この件で暴走することもあります。ゆうとは犬猿の仲。
・朴ゆう
ネレイスカムチャッカ支店社員。20歳。寡黙でクールなかっこいいお姉さん。格闘技に精通しており、常人以上の腕力の持ち主でもあります。少し空気が読めない人です。
感想
陸地の大部分が海に没した未来の地球の海上都市を舞台に、そこで何でも屋として日々様々な依頼を受けながら逞しく生きる女性たちの姿を描いたSF作品です。夏にぴったりの作品だと思います。ギャグとシリアスがいいバランスで作られていました。「温暖化で陸地が沈んだ」という世界観ではありながら、それ自体には絶望感といった暗い雰囲気はなく、むしろそんな世界でも力強く生きている人々が描かれてます。
まず特徴的なのが、主に水中でのお仕事やアクション時に着ている布地面積が非常に小さいコスチュームですね。最初のころはこいつら変態か?と思ってしましました。ただ、その特徴的なコスチュームとは裏腹にお色け度は低めなんですよね。冗談みたいに突き抜けたせいなのか、イヤらしさをほとんど感じさせないです。何が狙いだったのかは分かりませんけど、私はギャグにしか見えませんでしたね。エロネタに走らなかったのも良かったと思います。
序盤はギャグ要素が強めです。ネレイスに舞い込んでくる様々な仕事をこなしながら、それに絡めて愉快な登場人物たちの紹介、そんな彼女等がおバカ騒ぎをするアクションコメディになってます。
中盤以降は主にマイアの記憶に関わる本筋の話に突入し、シリアス面がだんだん強くなっていきますね。前半部分も好きですけど、後半の怒涛の展開も目が放せないです。
基本は1話完結の単発エピソードで進み、その中に後半へ向けての伏線を仕込み、ラストで全容解明という流れです。
登場人物たちは愉快で面白いです。私はマイアとグロリアが好きですね。マイアはとにかく不幸に見舞われる体質なようで、いろんなハプニングを呼び寄せてしまうんですが、それでも明るくしていられる彼女の性格には好感持てます。すごいドジですけど、そんなちょっと抜けてるところや「あのぅ〜」の口癖は可愛いと思いました。
グロリアはおバカさんです。野生的な美しさを持っているんですが、いかんせん破天荒すぎてトラブルを背負っているかのように問題を起こします。男装したマイアの友人つかさとグロリアがデートした回は面白かった。
他の面々もそれぞれ個性が立ちまくっているので面白く、なんだかんだで皆マイアのことを可愛がっており、大変なときは助けてくれる仲間思いなところもあるので皆好きです。
ただキャラクターデザインはちょっと特徴的です。これが嫌いだという言う人もいるかと思われます。私はマイアのタレ目なんかは可愛くて好きでしたけど。あと作画も手放しで誉められるほどではなかったです。
ストーリーの組み立て方が丁寧で、バランス良く作られた作品でしたね。ギャグとシリアス、それぞれのキャラ性、登場人物たちへのスポットの当て具合、伏線の散りばめと回収など、片方に傾きすぎることがないので最後まで飽きずに観ることが出来ました。
ストーリー、キャラ、音楽は素晴らしいので、あとはコスチュームを受け入れられるかどうかですね。私はあれもギャグのひとつだと思っているので楽しめました。最後には中盤までの雰囲気とはうってかわって感動が待ってますので、よければ観賞してみてください。
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