2016年08月01日
【あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ】アニメ 感想&あらすじ 熱血女装教師が生徒たちと絆深める学園青春物語
あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ
2001年7月4日、WOWOWにて放送
監督:山口祐司
原案:YOM
脚本:小林靖子、中野睦、白根秀樹
天和響(ひびき)の声:岸祐二、増田ゆき
樟葉楓子の声:渡辺明乃
あらすじ・概要
少し古びた下宿先・五地荘に住む青年・天和響は、体育教師になるため青鞜三ノ宮学院中等部へ交渉に訪れた。しかし、勢いのまま自分を売り込みに突撃するも、学院長の三ノ宮千恵子にこの学院は女性教員しか雇わないと断られてしまう。
早々に夢を絶たれ、お金もない現状に困り果てていると、下宿先の大家・三条るるが響にある提案を持ちかけてきた。それは、なんと響がスカートをはき、化粧を施し、ボイスチェンジャーで女性の声に変換し、名前も天和ひびきに変更して女教師になるというとんでもない提案だった。
決意を固めて美しい女性に変身したひびきは、学院長の出した課題を乗り越え見事就職を勝ち取る。ひびきは形はどうあれ念願だった体育教師になり、熱い心で生徒たちと正面からぶつかり、独特な授業を通して彼女たちと絆を深めていく。
主要登場人物
・天和響(男)/天和ひびき(女装)
体育教師を目指す青年。生徒思いの熱血教師。女装したときの姿は、元々高めの身長とるるばあちゃんのテクノロジーを駆使したサポーターなどによって、モデルのような美貌とスタイルを持つ女教師に変身しています。
・樟葉楓子
ひびきが受け持つクラスの女子生徒。明るく元気で前向きな性格ですけどかなりのドジっ娘。見た目は小柄な体型と童顔で年齢よりも若干幼く見えます。女性のひびきに惹かれていきます。
・三条るる
下宿・五地荘の大家。家賃を取り立てるためにマグナムを打ちまくる元気溌剌なばあちゃん。大型のバイクも乗りこなします。科学に精通してるようで、その技術でひびきの手助けをしてくれます。
・その他
楓子のことが気になっている同じクラスのクールな深江晃。
楓子の親友で晃のことが気になる帰国子女の姫島藤緒。
青鞜三ノ宮学院の学院長で過去の出来事から男を嫌っている三ノ宮千恵子。
ひびきのことを怪しんで正体をさぐっている教頭・武庫川玲子。
感想
ある1人の熱血青年が女性教師しか雇わない女尊男卑の学校に女装して教職に就き、古く凝り固まった伝統に固執する教育に立ち向かいながら、生徒たちと真摯に向き合い絆を繋げ深めていく物語。
教育と男女間差別がテーマ。難しいテーマを据えてはいますが、作品の雰囲気はとても明るく、基本は感動と笑いで送るハートフルストーリーになってます。
女装して教師になるという普通ならありえない設定を許容できない人には不向きな内容だと思います。こんなの普通調査したらバレますからね。
ありえない設定ではありますが、内容は結構真面目です。教師も生徒たちも真剣に教育し、真剣に学び、真剣に恋愛してましたね。
生徒たちの思春期ならではの悩みを、ひびき先生が真正面から受け止めて共に乗り越えていくという『ごくせん』『金八先生』あたりの作品と少し近しいモノがあったと思います。萌え要素がありながらも、学園青春ドラマのようでもありました。
生徒たちはひびきのことを女性教師と認識していることから、ときには女性的な話題を持ちかけられたりもするのですが、さすがにそのときばかりは熱血教師もたじたじといった感じでした。
ちょっとやりすぎなほどいきすぎた女尊男卑は考えさせられますが、結構笑えたりもします。教員の朝の朝礼では「男は野蛮だ、愛一心〜」なんてことを一同声揃えて叫んでる学校です。「教師がそれでいいのか?」とも思わされましたけど、その先頭に立つ学院長がなかなか面白い人物なので笑かしてくれましたね。いけない事とは言え学院長はまだ理由もちゃんとしているので男を嫌う理由は分かるんですが、教頭に関してはよく分からないですし手段選ばなすぎて好感もなにもないです。こんな学院の体制に奮起した男子生徒たちが反旗を翻す話もあって、学園モノとしての面白さを要素であることは確か。
オープニングの『Dearest」』が好きですね。曲は爽やかさと柔らかな雰囲気ある曲調で懐かしさも感じられ、詩はアニメのストーリーにマッチしているのでかなり気に入りました。歌い手の優しい歌声が曲と詩の良さをさらに引き立ていたと思います。
これぞ王道学園モノといった感じで最後まで楽しめました。最終回の盛り上げ方も素晴らしくてとても感動させてもらえ、もやもやを残すことなくすっきりした気分で締めくくってくれました。あえて難点を上げるとしたら1クールだったことでしょうか。クラスの生徒1人1人をしっかり作り上げているので、その背景なんかも描けていたらもっと良かっただろうなと思います。それが出来ていたら最終回の演出はさらに光輝いていたでしょうから少しもったいなかったですね。
まあでも、惜しいところは確かにありましたが、それでもストーリーが素晴らしいことに変わりありません。生徒たちに親身に寄り添う主人公・ひびき先生には好感を持て、ギャグ要素も萌え要素もあるけどしっかり教育してるところが好印象でした。終盤の恋愛模様もなかなか良かったです。
学園モノが好きな人なら楽しんでもらえるんじゃないかと思いますので、よければご覧になってみてください。
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