暇つぶしに読める話のまとめ

猫が死んだ。

最近、まともに歩けなくて苦しそうで
死に場所探してんのか転びながらｳﾛｳﾛして
もう長くはないんだなぁとか他人事で
でもこのコが死ぬなんて考えられなくて。

だっていつもうちの世界の中にいたし
うちの生活に存在してたし
いなくなるってことに実感なかった。
考えないようにしてただけなのかもね。

学校から帰ってきて猫の様子見ようと思ったら
台所にいつもあるはずのゴハン入れる皿がなかった。
お父さんに聞いたら昼前に死んだって。

あーなんだ。そーなの。
折角今日は部活サボって
少しでも長くあいつの傍にいてやろうと、思ったのに。
なのにあいつはいなくって。
一人残されたような気がした。

いや、実際一人なのは死んだ猫なのかもだけど
なんか残されたっていうか
どうせならうちがいるときに死んでほしかった。

お父さんもメールくらいしてよ。
学校抜ける勢いだっつの。


585 ：ＲＩＮ：22006/11/11(土) 02:59:36 ID:jPfiHvU6
ねぇ、うちお前になにしてあげれた？
なんにもしてあげれてなくね？

なんで今頃思うかなぁ･･･。
なんでお前が生きてるときに
こーゆーこと思えへんかってん。
なんで今更。ばかじゃねぇの自分。
遅ぇんだよぼけぇ。

幸せやったんかなぁうちの飼い猫として生きて。
楽しかったんかなぁうちの飼い猫として生まれて。

今でも簡単に思い出せるよ、お前の声。
ベタだけど首輪に鈴つけてさ。
お前が近寄ってくるとわかんの。

だから道歩いてるとどっかから鈴の音が聞こえてきて
ひょっこりお前が出てくることを願ってんだけどさ。
でも振り返れば誰かのチャリ鍵についてる鈴とかで。
笑っちまうよホントに。
後悔でいっぱいだよもぅ。
お前を死なせたこと。
お前と出会ったこと。

お前が死んでどんだけ経ったかな。
【お前がいない】事を除けば普通の日常だ。
名前を呼べばゴハン欲しさに出て来てくれると今でも思う。
でも周りを見てももうお前はいなくて
それを思い知しると虚しさだけが残って。


また会えたらいいねばかねこ
いまだにだいすきなんだけど