2015年03月29日
サッシ開けて入ってくる猫 チーの話
俺がガキの頃の話し
猫を一匹飼っていた
家は片田舎で、細い路地の行き止まりに入った所だったし
元が野良なんで自由きままに外に出してやってた
いつしか老衰になり外に出さないようにしてたんだが、
ちょっとした隙に飛び出してしまった
2日経っても戻って来ないので、
もう帰って来ないかも知れないねと家族で話してた
そんなある日、サッシをカラカラと猫が開ける音が聞こえた
え?と思って目をやると猫も居ないしサッシも閉まったまま
丁度同時期に母ちゃんは、洗濯物を取り込んでたら
廊下からトットットッと猫が早歩きしてる音を聞いていた
不思議な事もあるもんだと家族で話してたが、
俺は別れを言いに戻って来たんだと今でも思ってる
葬ってやろうと思い、至る所まで亡骸を捜したが、
結局見付けられなくてゴメンなチコ
188 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 18:40:45 ID:vgWU171/0
>>186
俺のチャビの話と似てるな
189 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 19:10:42 ID:i4QBBkJm0
良スレの予感
191 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 23:50:46 ID:XykDnaCT0
>>188
そうか冥福を祈るぜ!チャビも、おまいさん家族が好きだったんだな。
その話しは2代目チコの話しで、
今日は1代目チコの話しをしようと思う。
家族で散歩をしてた時に出会った3匹の捨て仔猫。
その3匹はそれぞれの家族に引き取られた。
そのうちの1匹をうちで引き取った。
そいつは、たった一年の短い命を終えて旅立ったんだ。
その日、家は家族旅行へ行く直前だったので慌しかった。
1階が閉まってると、外から2階に上って家の中へ入るような
運動神経の良い猫だったから、遊びに行ってたチコ(1代目)の為に
2階のサッシを開けておき、餌だけ祖父母に頼み出発
楽しい旅行から帰宅すると婆ちゃんが居て
「チコが餌を食べない。二階から降りて来ない」と血相を変えて待ってた
2階のお気に入りの所で静かに寝てたので、抱き抱えると痛そうに苦痛の声を上げる
外傷も無いのに此れは何かが変だと、体勢を崩さないようにそっと抱き抱え動物病院へ
医師に見て貰うと、真っ黒なレントゲンを見せてこう言った。
「車に跳ねられたんでしょう。
手の施しようが無い程、内蔵に損傷を受けてます…
生きてるのが信じられません。安楽死させて上げましょう」
即死する程の、激しい内蔵破裂を起こしていた。
子供だった俺でも助からないと分かる程、
チコの臓器部分は漆黒の闇に支配されていた。
瀕死の状態で、外から2階に上りサッシを開けて
家族が帰宅する2日間生きていた事は奇跡としか言い様が無いそうだ。
「大好きな皆に看取って欲しくて、チコちゃんが奇跡を起こしたんだよ。
優しく弔って上げてね。」と医師の人が囁いた。
いつも膝の上で寝てる時みたいな顔で、心臓が止まったその体から、
みるみる体温を奪って行くのが分かった。
帰宅する車中で泣いた…家についても泣いた…
そのうち泣き疲れて眠った…起きて、また泣いた
そして此れを書きながら、また泣いてる俺…お前の最後の温もりは、今でも覚えてます。
命とは何か、幼い俺に尊い命を教えてくれたチコ、ありがとう…そしてごめん。
猫を一匹飼っていた
家は片田舎で、細い路地の行き止まりに入った所だったし
元が野良なんで自由きままに外に出してやってた
いつしか老衰になり外に出さないようにしてたんだが、
ちょっとした隙に飛び出してしまった
2日経っても戻って来ないので、
もう帰って来ないかも知れないねと家族で話してた
そんなある日、サッシをカラカラと猫が開ける音が聞こえた
え?と思って目をやると猫も居ないしサッシも閉まったまま
丁度同時期に母ちゃんは、洗濯物を取り込んでたら
廊下からトットットッと猫が早歩きしてる音を聞いていた
不思議な事もあるもんだと家族で話してたが、
俺は別れを言いに戻って来たんだと今でも思ってる
葬ってやろうと思い、至る所まで亡骸を捜したが、
結局見付けられなくてゴメンなチコ
188 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 18:40:45 ID:vgWU171/0
>>186
俺のチャビの話と似てるな
189 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 19:10:42 ID:i4QBBkJm0
良スレの予感
191 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/15(金) 23:50:46 ID:XykDnaCT0
>>188
そうか冥福を祈るぜ!チャビも、おまいさん家族が好きだったんだな。
その話しは2代目チコの話しで、
今日は1代目チコの話しをしようと思う。
家族で散歩をしてた時に出会った3匹の捨て仔猫。
その3匹はそれぞれの家族に引き取られた。
そのうちの1匹をうちで引き取った。
そいつは、たった一年の短い命を終えて旅立ったんだ。
その日、家は家族旅行へ行く直前だったので慌しかった。
1階が閉まってると、外から2階に上って家の中へ入るような
運動神経の良い猫だったから、遊びに行ってたチコ(1代目)の為に
2階のサッシを開けておき、餌だけ祖父母に頼み出発
楽しい旅行から帰宅すると婆ちゃんが居て
「チコが餌を食べない。二階から降りて来ない」と血相を変えて待ってた
2階のお気に入りの所で静かに寝てたので、抱き抱えると痛そうに苦痛の声を上げる
外傷も無いのに此れは何かが変だと、体勢を崩さないようにそっと抱き抱え動物病院へ
医師に見て貰うと、真っ黒なレントゲンを見せてこう言った。
「車に跳ねられたんでしょう。
手の施しようが無い程、内蔵に損傷を受けてます…
生きてるのが信じられません。安楽死させて上げましょう」
即死する程の、激しい内蔵破裂を起こしていた。
子供だった俺でも助からないと分かる程、
チコの臓器部分は漆黒の闇に支配されていた。
瀕死の状態で、外から2階に上りサッシを開けて
家族が帰宅する2日間生きていた事は奇跡としか言い様が無いそうだ。
「大好きな皆に看取って欲しくて、チコちゃんが奇跡を起こしたんだよ。
優しく弔って上げてね。」と医師の人が囁いた。
いつも膝の上で寝てる時みたいな顔で、心臓が止まったその体から、
みるみる体温を奪って行くのが分かった。
帰宅する車中で泣いた…家についても泣いた…
そのうち泣き疲れて眠った…起きて、また泣いた
そして此れを書きながら、また泣いてる俺…お前の最後の温もりは、今でも覚えてます。
命とは何か、幼い俺に尊い命を教えてくれたチコ、ありがとう…そしてごめん。
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posted by 暇つぶしに読める話のまとめ at 10:35
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