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2024年11月14日

1155番:桃太郎(2)


桃太郎(2)
Momotaro 2



.−−−−−−−−−【2】−−−−−−−−−−−

Eines Tages ging die alte Frau wie
immer zum Fluss. Als sie am*1 Ufer
am*2 Waschen war, sah sie einen großen
Pfirsich im Wsser treiben. Der Pfirsich
war rosa, rund und sah sehr lecker aus.


.−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

ある日のこと、おばあさんは、いつものように
川へ(洗濯に)行きました.おばあさんが川で洗濯
をしていると、大きな桃が流れてきました.その桃
はピンク色をした丸い、そしてとてもおいしそうで
した.


−−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−

eines Tages: ある日、いつの日か
wie immer:いつものように
das Ufer:{_s/_} 岸、岸辺
zum Fluss:= zu + dem Fluss
dem Fluss:→der Fluss (旧綴り:Fluß )
der Fluss:{es/¨e} 川
zu: (前、3格支配)〜へ
am*1 Ufer: = an + dem Ufer (川辺で)
an: (前、3、4格支配) 
  (3格)〜(のきわ)で、
  am Tisch sitzen テーブルについている
    
am*2 Waschen war:  洗濯をしていたら
  こちらの an は「従事」の an 「〜中の」、
  「〜しつつある」と訳すのが基本.
an der Albeit sein / 仕事中である
noch am Leben sein / まだ生きている
am Waschen sein / 洗濯中である
am Waschen war / 洗濯中だった
als sie am Waschen war /
彼女が洗濯中だったとき
als am Ufer am Waschen war /
彼女が川で洗濯をしていると
der Pfirsich:[プフィルズィッヒ]{_s/_e}
   モモ、モモの木、
   【 √(ラテン語)ペルシャの 】
treiben:(自)(風や潮に)押し(吹き)流される、
   漂流する、さまよう 
   ans Ufer treiben 岸に流れ着く
lecker:(形) おいしい
aus/sehen:(自 / h) 〜のように見える 
rosa:(形)[無変化] バラ色の、ピンク色の、
  淡紅色の 

−−質問があります.
−−どうぞ.
−−「驚き桃の木山椒の木」というのは
  das Erstaunen, der Pfirsich und der japanische
  Bergpfeffer でいいですか?
−−ごめんなさい、ちょっと答えられないです.
−−やっぱり、もぐりの教師はだめだな.
−−あの、私、先生じゃありません.
  あなたと同じ生徒です.
−−そうだったの?そりゃ、驚き桃の木
山椒の木.
−−じゃ、あなた、その続き知っておいで
ですか?
−−え?続きってあるの?
−−ブリキに狸に洗濯機.
−−うーん・・・das Blech, der Dachs
   und die Waschmaschine.
−−念のため言っておきますが、このおばあ
さんは洗濯機は使わずに洗濯したのですよ.
たぶん洗濯板 (das Waschbrett) を使ってね.
−−それとミヨシ石鹸を使って.
−−そこまではわからん.

−−別の質問いいですか?
−−どうぞ.
−−僕は、桃よりスイカが流れてきてほしか
った.
−−夏ならそうだろうね.
−−スイカ太郎に変えてほしいんだけど…
−−だめ.
−−Die alte Frau sah eine Wasserlemone
im Wasser treiben...
−−だめ、勝手に昔物語を変えたら、
昔の人が怒ってくるぞ.


1154番:桃太郎(1)


桃太郎(1)
Momotaro 1


.−−−−−−−−−【1】−−−−−−−−−−−

  Es war einmal ein alter Mann und
seine Frau. Jeden Tag ging der alte
Mann den Berg hinauf, um Holz zu
hacken und die Alte Frau ging zum
Fluss hinunter zum Waschen.


.−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

  昔々、おじいさんとおばあさんがいまし
た.毎日、おじいさんは山へ木を切りに、お
ばあさんは川へ洗濯に行きました.


−−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−

Momotaro:(男子の人名) 桃太郎
hinauf/gehen:(自/s)
@ (向こうの上へ) 上がっていく [4格と]
die Treppe hinaufgehen 階段を上がる
−− 自動詞なのに4格目的語を取るの?
−− はい、hinau (副) (向こうの上へ)が4格と
   ともに用いる副詞なので.
−− そうなの?
−− さよう.例せば
    die Treppe hinau (階段を上がって)  
    den Fluss hinauf (川を上がって)
−− そうなんだ.
−− そうだよ.納得? 次、進むよ!
A (値段などが) 上がる
  B (mit + 3格)[価格、速度など3を]上げる 
das Holz:(_es/¨er) [ホルツ] 木、材木
hacken:[ハッケン](他)〜を(斧などで)たたき割る、    
Waschen:[ヴァッシェン] 洗濯 .
um ~ zu ... 〜するために...する
 Dort ging er um Holz zu hacken.
ドルト ギング エア ウム ホルツ ツー ハッケン.
かれはそこへ木を切るために行った.
−−ギングがホルツを発見した、じゃないよね?
−−違うよ. がっかりする質問やめてね.
  ging [ギング] はgehen[ゲーエン](行く)という動詞の
過去形だよ. キングコングでもキングキドラでも
ないから.
−−Waschenはばあちゃんがバシャバシャ洗うイメ−ジで
  洗濯だってわかるよ.
−−お、初めていい発言をしたね.
  これはwaschen (洗濯する)という動詞を中性名詞に
  したものだ.
−−中性洗剤を使って?
−−そこまでは知らん. 

2024年11月13日

1153番:鶴の恩返し(29)(最終回)


鶴の恩返し(29)(最終回)



−−−−−−−【29】−−−−−−−−−−−

Vor den Augen des Mannes verwandelte
sie sich wieder in den weißen Kranich.
Er schlug langsam mit den Flügeln und
flog in den weißen Himmel auf. Einmal
kreiste er über dem Mann, kreischte
traurig und flog davon. Er kam nie
wieder zurück.
  
 
−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

女は若者の目の前で再び、白い鶴に変わりま
した.鶴はゆっくりと羽をばたつかせて、白
い空に舞い上がりました.鶴は1度若者の頭
上を旋回し、悲しそうに甲高い鳴き声をあげ
て若者の頭上から、飛んで行きました.鶴は
再び戻ってくることはありませんでした.


−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

verwandelte sie sich in + Akk:
彼女はAに変わった
<sich verwandeln in A :Aに変わる
   In der Nacht hat sich der Regen in Schnee
verwandelt. /
夜の間に雨が雪に変わった. 
schlug (過去3単) <schlagen (他) 打つ、
   (自)(羽を)ばたばたさせる
   Der Vogel schlägt mit den Flügeln. 
鳥が羽をばたばたさせる.
kreiste (過去形3単) <kreisen (自) 旋回する、
   (方向詞とともに)回る
kreischte (過去形3単)
<kreischen (自) 金切声をあげる


−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−

1行目のsie は「女」、3行目のer は
「女が変身した鶴(男性名詞)」で
同一人物?でありながら、sie とer で
受けるドイツ語ならではの面白い現象
が起こっています.3行目のer は決し
て「若者」のことではありませんので
念のため.

以上で「鶴の恩返し」の学習を終了いたし
ます.
おつきあいいただきまして、まことにあり
がとうございました.


1152番:鶴の恩返し(28)


鶴の恩返し(28)

−−−−−−−【28】−−−−−−−−−−−

 Die Frau stand leise auf und wollte
aus dem Haus gehen.
„ Bitte geh nicht ! Ich brauche kein
Geld mehr. Bleib doch bitte bei mir ! “
Er folgte ihr. Draußen schneite es
leicht. Die Frau blickte kummervoll zu
ihm zurück und sagte:
 „Verzeihen Sie mir, bitte ! Anders geht es
nicht."

 
−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

女は静かに立ち上がって、家から出て行こう
としました.
 「どうか行かないでくれ! もうお金はい
らないんだ.どうか私のそばにいてくれよ!」
若者は彼女のあとを追いました.外は雪が軽
く降っていました.女は悲しみに満ちたまな
ざしで若者の方を振り返って言いました:
 「どうか許して下さい.こうするより他な
いのです.」


−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

stand…auf:(過去3単)
  <auf/stehen:(自) 起きる、立ち上がる
leise:(形) (音などが) ちいさい、
  静かな、かすかな
brauche:(1単現) <brauchen (他)
   [Aを] 必要とする
folgte (過去3単) <folgen (自)
   [Dの] あとについていく
* ドイツ語ではA格を取らない動詞は
   自動詞として扱います.
   danken は[感謝する]という意味では自動詞、
   A格を持てば他動詞.
blickte: (過去3単) <blicken (自)
   (方向詞〜に) 目を向ける 
   blicken + [様態] […の] まなざしをしている
   Er blickt traurig./
   彼は悲し気なまなざしをしている.
kummervoll:[クンマーフォル] (形) 悲しみに満ちた 
verzeihen:(他) [Aを] 許す
  Verzeihen Sie die Störung !/
    お邪魔してすみません.
  [D格と] Er verzieh mir meine Fehler.
    彼は私の過ちを許してくれた.

1151番:鶴の恩返し(27)


鶴の恩返し(27)

−−−−−−−【27】−−−−−−−−−−−
    
„ Ich habe mir gewünscht, mit Ihnen
für ewig zusammenzuleben. Aber Sie
haben mein Geheimnis herausgefunden.
Jetzt muss ich Sie verlassen.“
 
−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

「私はずっとあなた様と一緒に暮らしていた
いと願っていました. でもあなたは私の秘
密を知ってしまいました.もはや私はあなた
様のもとを去らねばなりません、」
 

−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

wünschen:(他) [D+A+wünschen]
  DにA(成功、幸運など) を祈る
願う、求める
ewig:(形) ❶永遠の、❷絶え間ない、
   (副) いつまでも
das Geheimnis:(…nisse) 秘密
herausgefunden:
   <heraus/finden 見つけ出す、発見する、
   突き止める
verlassen:(他) A(場所)を去る、離れる、
   見捨てる

1150番:鶴の恩返し(26)


鶴の恩返し(26)


−−−−−−−−【26】−−−−−−−−−−−

„ Ich wollte Ihre Wohltat vergelten.
Ich bin sehr glücklich als Ihre Frau.
Da Sie Geld zum Leben “ brauchten,
webte ich das Tuch mit meinen Federn.
 „ Ach, meine Gott !  Wenn ich das
nur gewusst hätte ! “ sagte er weinend.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

「私はあなたの慈悲に報いたかったのです.
私はあなたの妻としていられてとても幸せ
でした*.あなたがお金が必要だと言ったの
で羽を使って布を織りました.」
 「ああ、何ということだ!それを知ってさ
えいたら...」
若者は泣きながら言いました.


−−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

doch: ここでは驚きを表す間投詞:
だって; まさか, 何と
geholfen haben (完了形)
<helfen (D)を助ける 
die Wohltat:(enタイプ) 慈善、善行
vergelten: (他) Aに報いる


−−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−

*) ドイツ語相当部は、過去形ではありません.
「...とても幸せでした」ならば、
Ich bin sehr glücklich als Ihre Frau.
ではなく
 Ich war sehr glücklich als Ihre Frau.
だと思うのですが ...
Ich war sehr glücklich als Ihre Frau.
と言ってしまうと今は不幸せだ
 と受け止められる恐れがあるので現在形で
話しているのでしょう.日本人が「あなたの
妻でいられて幸せでした」と言えば 過去形
でも、現在の心情を含んでいますのでこれで
いいのですが、 ドイツ語ではこういう場合、
現在形を使うのだと思います.

1149番:鶴の恩返し(25)


鶴の恩返し(25)


−−−−−−−【25】−−−−−−−−−−

„ Du bist doch...“ 
 „ Ja, ich bin der Kranich, dem* Sie
geholfen haben.“

−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−

「まさか君は....」
 「そうよ、あなたに助けられた鶴ですわ.」


−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

doch: ここでは驚きを表す間投詞:
だって、まさか、何と
geholfen haben (完了形)
   <helfen (D)を助ける 


−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−

*) dem は関係代名詞です.先行詞は
  der Kranich 
  Sie geholfen haben (あなたが助けた)
  この文には目的語に当たる部分が
  [あるべき部分はdem Kranich(e)] dem
  だけになってぴょんと文頭にでました.
  先行する文の中の同じ単語der Kranich
の真後ろに来ました.これで
der Kranich, dem Sie geholfen haben /
  「あなたが助けた鶴」
  となります.


−−−−−−−−−≪質問≫−−−−−−−−−−−−−

−−鶴が女性に化けたのにdie Kranich
  じゃないのですか?

−−お答えします:そうです.変りません.

−−メスの鶴もder Kranichですか?

−−そうです.オスもメスもder Kranichです.

−−なんでですか?

−−すみません、わかりません.

−−なんでわからないの?あんた先生でしょ?

−−いいえ、違います.あなたと同じ生徒.

−−じゃ、どうして先生ズラしてるんだ、
  バカヤロー.

−−趣味だから...あのね、すぐに切れる人は、
  口から火を吐いているんだよ…怪獣ゴジラ
  みたいに.その炎はあなたの未来の幸福を
  焼き尽くす.

−−....

−−この教室で知り合ったのも何かのご縁、
  お互い、幸せになりましょう.あなたの心の
  なかの怪獣を退治して…

1148番:鶴の恩返し(24)


鶴の恩返し(24)

−−−−−−−−−【24】−−−−−−−−−−−

Als der Kranich den Mann bemerkte,
verwandelte er * sich wieder in seine
schöne Frau.


−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

鶴が若者に気がつくと、鶴は再び、美しい女
に変わった.


−−−−−−−−−〘単語等〙−−−−−−−−−−−

verwandelte <verwandeln (他) 
❶Aをすっかり変える
  ❷ A in A [AをAに] 変える
  Die Explosion hat das Haus in einen
Trümerhaufen verwandelt.
爆発がその家をがれきの山に変えた. 
*) er :念のため、書いておきます.
「彼」と訳したら不合格.
彼女と訳したのならとりあえず合格.
er が彼女?あほちゃうか!
 でも、これは鶴のことなので.
鶴は男性名詞なのでした.



   ヾ(@^▽^@)ノ


1147番:鶴の恩返し(23)


鶴の恩返し(23)


−−−−−−−−−【23】−−−−−−−−−−−−

Was er vor dem Webstuhl sah, war
ein weißer Kranich, der ganz erschöpft
und schwach aussah.  Aus seinem Gefieder
waren viele Federn gerupft worden.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

若者が機織り機の前で見たものは、まったく
疲れ果て、弱り切ったように見えた1羽の白
い鶴でした.その羽毛*の体からはたくさんの
羽がむしり取られていました.


−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−−−

der Webstuhl:(変E) はた、織機   
die Kranich:(Eタイプ) 鶴
erschöpft:(形、過去分詞) 疲れ果てた
  <erschöpfen (他) Aを使い果たす
schwach:(形)(体、力、意思、強度が)弱い
aussah:(過去、分離動詞の定型後置形)
  <aus/sehen (自)
  + 状態 〜のように見える
  Du siehst gut aus. 君はすてき[健康そう]に見える.  
das Gefieder:(同尾タイプ)(集合的に) 羽、羽毛
die Federn:(複数)
  <Feder (nタイプ) 羽毛、羽
gerupft:(過去分詞)
  <rupfen (他) 抜き取る、毛をむしり取る
引っ張る、引っ張って取る、毛をむしる


−−−−−−−−−−≪ひとこと≫−−−−−−−−−−−−

辞書を引くとGefieder も Federn も、
どちらも「羽、羽毛」と載っていましたので、
羽毛から羽毛をむしり取る、というへんてこ
な訳になってしまいます.本来あるべき羽毛
の体をもつ鶴から羽がむしり取られていた、
という意味でしょうから、Aus seinem Gefieder
のほうは、「体から」と訳しておきました.
物語としてではなく、このドイツ語の文だけ
を見せられて、「訳せ」と言われたら、羽から
羽をむしり取られた...という訳をする人が
出てきても、むべなるかな、辞書のGefieder
の欄に、「羽の生えた鳥の体」という意味も
エンピツ書きでつけ足しておきましょう.



1146番:鶴の恩返し(22)


鶴の恩返し(22)

−−−−−−−【22】−−−−−−−−−−

Der Mann machte sich Sorgen um
seine Frau und konnte es* nicht mehr
aushalten. Er machte die Tür auf und
wurde völlig überrascht.


−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−

若者は自分の妻が心配で、もうそれ以上、
我慢ができなくなりました.若者は戸を開
けたところ、すっかり驚ろいてしまいまし
た.


.−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−−−−−
略号追加:1格=N、 2格=G、 3格=D、 4格=A
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Sorgen:(複) <die Sorge (Eタイプ) 心配
  sich3 um + A + Sorgen machen /
  Aのことを心配する
aushalten:(他) Aに耐える、Aを我慢する
auf/machen:(他) A を開ける
   die Tür aufmachen ドアを開ける
   einen Brief aufmachen 手紙を開封する
  このauf という前綴りには「開ける」とか
  「開く」という意味があります.
  auf 〜の意味がわからないときはとりあえず「開く」
  と訳してみれば当たらずといえども遠からずです.
  
  【練習問題】次の文を辞書なしで訳しましょう
  Im wunderschönen Monat Mai,als alle
  Knospen sprangen,da ist in meinem
  Herzen die Liebe aufgegangen.
  
  【解答例】
  麗しの5月に全ての蕾がほころんだとき
  私の心にも恋の花が開きました
【寸評】
  aufgehen がわからなくてもauf だけで何
  とかなるものです.
völlig: (副) まったく、完全に
überrascht:(過去分詞、形) びっくりした、驚いた
    <überrasch (他) Aを驚かす
der Webstuhl:[-(e)s/-stüle] 機織り機


−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−

受身表現は [werden + 過去分詞] で表します.
ただし状態受動は [sein + 過去分詞] です.
動作受動:Das Tor wird geschlossen. /
     門が閉められる.
状態受動:Das Tor ist geschlossen. /
     門が閉められている.
通常、受動態といえば、動作受動のほうを
 いいます.
 それで、本文ですが、(すこし変形)
 Er wurde völlig überrascht. / 彼はすっかり驚いた.
überrascht はまあ一応過去分詞なので、この文も
 一応受動態ということにします.
 受動態なのでwerden + 過去分詞で構成されています.
 ここではwerden が過去形なので
 びっくりさせる→びっくりする→びっくりした
 völlig が乗っかりまして「まったくもって驚いた」
 となります.


−−−−−−−−−≪語法es*≫−−−−−−−−−−−

Er konnte es* nicht mehr aushalten.
彼はもうそれ以上耐えられなかった.
国語の時間に「それ」とは何を指しますか?
と質問されれば、「約束を守ること」と答え
るところですが、このes はそれほど指示性
はないと思います.
このフレーズでのesはしばしば形式上の
esで現れます.

Ich kann es vor Kält nicht aushalten.
私は寒くて我慢できない.
 es in der Stadt nicht mehr aushalten
都会に我慢ができない.
念のため、「独和大辞典」でaus/haltenを
調べたところ、はっきり、
≪目的語なしで、またはesを目的語として≫
持ちこたえる、もつ、くじけない
という意味が載っていましたので、ほぼ間違
いなく本文のes も指示性ゼロだと思います.


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