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2025年02月26日
1197番:アルト・ハイデルベルク(6)
アルト・ハイデルベルク(6)
---------【6】---------------
Staatsminister :Hochfürstlichet Durchlaucht empfangen
........................soeben Se . Durchlaucht den Erbprinzen.
........................Sobald Se. Durchlaucht der Erbprinz Sr.
........................Hochfürstlichen
........................Durchlaucht Zimmer verlassen. teilen Sie Sr.
........................Durchlaucht dem Erbprinzen mit, daß ich ihm
........................höchsten Auftrage Se. Durchlaucht den
........................Erbprinzen um einen kurze Unterredung bitten
........................lasse, Sie rufen mich dann - Sie finden mich
........................drüben.
----------(訳)----------------
国務大臣: 大殿下が、たった今、公子殿下をお召しになっておられる。
.................公子殿下が大殿下のお部屋をお出ましになりしだい、
.................公子殿下に、わたしが大殿下のおいいつけによって
.................公子殿下に少しご相談申し上げたいとお伝えしてくれ。
.................それから、わたしをよんでくれ。
.................- わたしはあちらにいるから。
---------【語彙】---------------
Sr. Hochfürstlichen Durchlaucht 大殿下(呼びかけの敬称)
Durchlaucht 女性名詞 (_/_en) 王侯貴族への敬称
hochfürstlich (形容詞) 王侯貴族の
verlassen (他動詞) (場所)を去る、 ~を離れる
drüben (副詞) 向こう側に
dann (副詞) それから
sobalt (従属接続詞) ~するやいなや ~したらすぐに
(ゾーバルト)
--------【解説】----------------
きょうは従属接続詞を学びましょう。
Sobald ich in Deutschlandankomme, rufe ich dich an.
私はドイツに着いたらすぐに君に電話する。
Sobald ~, 前半の文は
sobald+主語+その他の要素+定動詞
という語順になっています。
sobald という接続詞が使われると、定動詞は、文末に来る
という規則があります。そして、この sobald で導かれた文を
副文と呼びます。この副文が、ひとつの文章要素となって、
後半部の、主文へと続きます。
一方、主文は、先に副文がその他の要素として先行したため、
定動詞を2番目に置くため、
主語ich に先立って、rufe が来ています。
このrufe ですが、これは「分離動詞」で、
もとの形は an/rufen です。
分離動詞は、前つづり(an) が分離して文末に来るのでした。
Sobald er das Zimmer verlassen. sagen Sie ihn daß ich dort warte.
彼が部屋から出たらすぐに
彼に私が向こうで待っていると言っておくれ。
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1196番:アルト・ハイデルベルク(5)
アルト・ハイデルベルク(5)
--------- 【5】---------------
2. Szene.
Staatsminister: (kommt durch die Mitte)
v. Metzing : Exzellenz-(verneigt sich).
v. Breitenberg: Exzellenz-(verneigt sich).
Staatsminister: (grüßt, - er winkt dem Lakai Glanz).
.........................Kommen Sie mal. Se.
.........................Hochfürstliche Durchlaucht empfangen
.........................soeben Se . Durchlaucht den Erbprinzen.
----------(訳)--------------
第二場
国務大臣 : (中央を通って登場).
フォン・メッツィング: 閣下 (お辞儀をする)
フォン・ブライテンベルク:閣下 (お辞儀をする)
国務大臣 :(挨拶をする _ 従僕のグランツに合図する)
...................ちょっと来てくれ。大殿下がたった今、公子殿下を
.................. お召しになっておられる。
---------《語彙》----------------
Hochfürstlichet Durchlaucht:
王侯貴族に対する呼びかけで、
通常、殿下と訳される。
尚、陛下という呼称は宮殿の階段のことで、
通常、帝国国王、皇帝への尊称となる。
この物語の設定の、ここ北ドイツのカールス
ブルクは、ザクセン王国の支配下にあったので
「陛下」といえば、ザクセン王になるめ、以下
「大殿下」と訳していきます。
Se . Durchlaucht den Erbprinzenは「公子殿下」と
訳しました。
kommen:(自動詞) 来る
durch:(前置詞) ~を通って
die:(定冠詞) 女性形 4格
Mitte:(女性名詞) 中央
empfangen:~を受け取る ~を迎える
~を歓迎する ~応対する
verneigt sich:<sich verneigen お辞儀する
-----【動詞の人称活用】--------------
動詞の語尾は en 普通 en で終わります。
kommen(来る) という動詞を活用しましょう。
kommen の語尾は en
そしてkomm の部分 は語幹と呼びます。
語幹は変化しませんが語尾が下記のとうに変化します。
人称に応じて語尾が変化するのをみおてみましょう。
単数 複数
1人称 ich komme wir kommen
イヒ コメ ヴィーア コメン
私は来る 私たちは来る
2人称 du kommst ihr kommt
ドゥー コムスト イーア コムト
君は来る 君たちは来る
Sie kommen Sie kommen
3人称 er kommt sie kommen
エア コムト ズィー コメン
彼は来る 彼らは来る
3人称 sie kommt
ズィー コムト
彼女は来る
es kommt
エス コムト
それは来る
さてドイツ語には2人称で君に相当するduのほかに
Sie (ズィー)という敬称があります。
du は 親しい相手に対して使います。
親子、恋人、親友、仲間など
(きみ、おまえ、あなた などと訳されます)
Sie は敬称といいまして、他人、上司など、
少し距離のある間柄で用います。
(あなた、に相当するとたいていの本に書かれていますが
日本語のあなたは、かなり馴れ馴れしいかもしれません。
あ宅、ご主人、奥さん、などのよびかけぐらいに思って
いてください。
日本語で名字で呼びかける間柄で使う場合がSieだといえ
ます)
下の名前、ゆうちゃん、たかし君 で呼ぶ間柄では
duになります。
単数形も複数形も同じ形なので、、(あなた)か(あなたがた)
かは状況の中でしか、わかりません。
--------【解説】----------------
前置詞はそのあとに名詞を従えます。そしてその名詞を
支配します。 ということは、名詞は、部下(支配される側)
で前置詞がボス。で、なにを支配するかといいうと、格(かく)。
格とはなにか?格とは、日本語の助詞、て、に、を、は、に
相当する。
ドイツ語のてにをはとはなにか?
それは、「は」「の」「に」「を」
(葉の匂う)と覚えましょう。(何?歯の臭う?いいけど何かくさい)
1格 主格です。N格(Nominativ)(ノミナティーフ)
と書いている本もあります。
「 ~は」 です。
2格 属格(ぞっかく)。G格(Genitiv)(ゲニティーフ)といわれる
こともあります。「 ~の」 になります。
3格 与格(よかく)D格(Dativ)(ダティーフ)といわれる
こともあります。「 ~に」 になります。
4格 対格(たいかく)A格(Akkusativ)(アクザティーフ)
英語の直接目的格に相当。
「~を」
この4つの格で、文を消化します。
牛が4つの胃袋で秣を消化するように。
で格は4つあるのですが、このうち前置詞が支配するのは
3つ。それで、
durch (ドゥルヒ)(~を通って) という前置詞は、
4格を支配します。これを4格支配の前置詞といいます。
名詞と冠詞にも格があるのですが、
きょうはこのくらいにして、後日の楽しみに
とっておきましょう。
1195番:アルト・ハイデルベルク(4)
アルト・ハイデルベルク(4)
--------【4】----------------
1. Szene.
v. Metzing: (nervös). Das dauert heute endlos.
............... - Wer ist drin?
v. Breitenberg:Exzellenz von Haugk.
v. Metzing: Was ist denn heute Abend?
..................Nichts, wie? Gar nichts. Wie immer.-
.................Ich bin furchtbar müde.
v. Breitenberg:(phlegmatisch). Ja, ja.
............... (Blick auf.)Exzellenz.
--------(訳)----------------
第一場
フォン・メッツィング : (いらだって).
きょうは、やけに長く
かかっているじゃないか。
中に一体誰がいるんだ?
フォン・ブライテンベルク:フォン・ハウク閣下ですよ。
フォン・メッツィング : 今夜は何があるのだろう?
何もないでしょ? いつものように何もね。
私はとても眠たい。
フォン・ブライテンベルク:(無気力に)
そうそう、何もありませんよ。
(見上げる) フォン・ハウク閣下。
---------⦅学習ノート⦆--------------
< の記号は右が原型を表示します。
語学書ではよく、<を使ったり、√表示をしたりします。
私も真似してみます。
müde: (形容詞、以下形容詞は、a で表記) 疲れた、眠い
furchtbar:(口語、文章両方)a 恐ろしい (口語) ひどい
副詞(以下adv で表示) (口語) ひどく
dauert: < dauern
drin: <darin = da + hin
da は、そこ、という意味。hin は、中へ (方向助詞)
phlegmatisch:(a)無気力な 鈍重な
Blick… auf:<auf/blicken (自動詞、以下 i と表記) 見上げる
auf/blicken の中の斜線 / は定動詞で分離することを表示
分離動詞とは、たとえば、ein/laden (招待する)では
Ich lade sie in die Oper ein. 私は彼女をオペラに招待する
のように、前つづりが文末に来る動詞のことを言う。
話法の助動詞などが来ると、
分離していた要素は、元に戻り、分離動詞は
再び一体化して文末に置かれます
Ich möchte sie in die Oper einladen. 私は彼女をオペラに招待したい
wie ~ :~のように
immer: いつも
wie immer: いつものように
sein[ザイン]という動詞は文法上、コピュラと呼ばれることが
あります.コピュラ(イコール文の指標動詞)については、
ist(である)という動詞の形で、前回ご紹介しました。
今回は ist のもとの形、seinについてみてみましょう)
seinの人称変化
ich bin 私は~である wir sind 私たちは~である
du bist 君は~である ihr seid 君たちは~である
er ist 彼は~である sie sind 彼らは~である
Ich bin müde. 私は疲れている(私は眠い)
イヒ ビン ミューデ
[私 = 眠い] というイコールの関係を作る文でした。
そして、定動詞の位置は、2番目の要素として置かれ
るのでした. ですから
müde という要素を1番目に置けば
Müde bin ich.
となります.
1194番:アルト・ハイデルベルク(3)
アルトハイデルベルク(3)
----------【3】------------
Erster Akt.
Vorsaal zu den Zimmer des Fürsten in Karlsburg.
Ein düsterer Raum mit Gobelins, wie man ihn in sehr alten
Fürstenschlössern findet.
Mehrere Gruppen von Kavalieren unterhalten sich
im Flüsterton.Die ganze Szene macht einen düstern,
schweren Eindruck.
----------(訳)------------
第一幕
カールスブルクの大公の部屋へ通ずる広間
大公の城にはよくある古風で、
ゴブラン織りで飾られている薄 く陰気な部屋
数組のグループに分かれた貴族たちがささやき声で
談笑し合っている
舞台は重たく暗い印象を与える。
---------⦅学習ノート⦆-------------
Fürsten < Fürst (男性弱変化)(単数2格、3格、4格で - en)
意味: 侯爵 (複数すべての格で_en)
ヨーロッパの爵位の順は高い位から公爵、侯爵、伯爵、子爵、
男爵ですが、この物語の侯爵は日本の侯爵と違い、
領地を保有する君主なので、大公と訳しました。
der Gobelin: (_s/_s)
(以下男性、女性、中性の指標として定冠詞をつけます)
(ゴベレーンと発音する)ゴブラン織り
(タペストリーの一種で部屋の壁に装飾する)
(15世紀に織布工場を経営した人の名から)
der Vorsaal:《_(e)s/_säle》 玄関の間、廊下
der Flüsterton:《_(e)s/_》 ささやき声
im Flüsterton: ささやき声で
(im は in dem の融合したもので、
in は 「~の状態で」、
の意味の時は、3格の名詞を支配する)
(支配する=その後の名詞の格を決定する)
【格について】
1格:~は 2格:~の 3格:~に 4格:~を
die Szene: 《_/_n》 場面、舞台、光景
der Eindruck:《m, s/1,2,4格_e, 3格で_en》 印象
1193番:アルト・ハイデルベルク(2)(再放送)
アルト・ハイデルベルク(2)
-------【2】----------------
Vom Corps 《Saxnia》:
Detlev Graf von Asterberg
Karl Bilz
Kurt Engelbrecht
von Wedell, Saxo-Borusse
Rüder, Gastwirth
Frau Rüder
Frau Dörffel, Deren Tante
Kellermann
Käthie
Herzogl. Bediente:
Schölermann
Granz
Reuter
Kammerherren, Offiziere, Studenten, Musikanten, Diener
Zwischen dem 2. und 3. Akte liegt ein Zeitraum
von einigen Monaten,
Zwischen dem 3. und 4. Akte ungefähr 2 Jahre.
Uraufführung am 22. November 1901 am
Berliner Theater
Erster Akt Zweiter Akt
Dritter Akt Vierter Akt
Fünfter Akt
-------(訳)-----------------
「ザクセン学生団員」:
◎ デートレフ・グラーフ・フォン・アスタベルク伯爵
◎ カール・ビルツ
◎ クルト・エンゲルブレヒト
フォン・ヴェデル「ザクセン=プロイセン」学生団員
リューダー 宿屋の主人
リューダー夫人
デルフェル夫人 その叔母
ケラーマン 用務員(学生たちの付き人)
ケティー リューダー夫人の姪
大公の従僕
◎ シェーラーマン
◎ グランツ
◎ ロイター
侍従、士官、学生、楽師、召使
第二幕と第三幕の間には数か月、第三幕と第四幕の
間には二年の間隔がある。
第一幕 第二幕
第三幕 第四幕
第五幕
2025年02月25日
1192番:アルト・ハイデルベルク(1)再放送
アルトハイデルベルク ①
戯曲「アルトハイデルベルク」
ドイツ語学習を始めます。
教材は「アルト・ハイデルベルク」
このドイツ語版(紙版)は、なかなか入手困難のようですので
kndle で無料版がありますので、おすすめします。
もちろん、このブログだけでもかまいませんが、
なにしろ、私が手作業でせっせと書いているものですから
間違いもあろうかと思いまして・・・
では、学習スタート。
くれぐれも申し上げますが、私の怪しい怪しい訳文になります。
私は独検5級受験生ですのでね。
日記の都合上、左右に分けて書くことはできないので、
逐語訳形式にします。
アルト・ハイデルベルク(1)
------【1】----------------
Alt-Heidelberg
アルト・ハイデルベルク
Schauspiel in 5 Aufzügen
von
Wilhelm Meyer-Förster
5幕戯曲
ウィリヘルム マイヤー・フェルスター作
Personen
登場人物
Karl Heinrich, Erbprinz v. Sachsen-Karlsburg
カール・ハインリヒ ザクセン・カールスブルク皇太子
Staatsminister von Haugk, Exc.
フォン・ハウク閣下 国務大臣
Hofmarschall Freiherr von Passarge, Exc.
フォン・パッサルジュ男爵閣下 宮内大臣
Kammerherr Baron von Metzing
フォン・メッツィング男爵 侍従
Kammerherr Baron von Breitenberg
フォン・ブライテンベルク男爵 侍従
Dr. phil. Jüttner
ユットナー博士 皇太子の教育係
Lutz, Kammerdiener
ルッツ 近侍
1191番:一寸法師(1)
一寸法師(1)
Issun Boshi
Ein Daumen großer Junge
---------【1】--------------
Es war einmal ein junger Mann und
seine Frau in Naniwa. Sie waren gute
Menschen und liebten sich sehr. Sie
wünschten sich schon lange vergeblich
ein Kind. Eines Tages gingen sie zum
Sumiyoshi Schrein, um zu beten.
---------(訳)------------
その昔、大阪の難波(なにわ)に若い夫婦が
住んでいました.ふたりは気立てがよく、互
いに仲睦まじく暮していました.もう長いこ
と彼らは子供がほしいと願っていましたが、
願いは叶いませんでした.そこである日、ふ
たりは、願掛けするため、住吉大社に詣でま
した.
..--------⦅語句⦆------------
gute:(強変化複数1格=以下「強複1」と表記)
< gut 善良な、気立てのよい、
wünschten:(過去形+人称語尾n) < wünschen
wünschen: (他)~を望む
vergeblich:(形) 無益な、むだな、むなしい
beten:(自) 祈る、祈祷する
1190番桃太郎(最終回)
桃太郎(最終回)
Momotaro 37
---------【37】--------------
Zu Hause hatten der alte Mann und
seine Frau mit Sehnsucht auf Momotaro
gewartet.
---------(訳)--------------
家ではおじいさんとおばあさんが桃太郎の
帰りをいまかいまかと首を長くして待って
いました.
---------《語句》--------------
die Sehnsucht:(_/_süchte) 切に求めること、
あこがれ、憧憬、思慕、恋慕;
mit Sehnsucht:切望しながら;(慣用につき冠詞不要)
Sie hat Sehnsucht nach der Heimat. /
彼女は望郷の念を抱いている.
Du wirst schon mit Sehnsucht erwartet. /
みんな君をもう待ち焦がれている.
* auf Momotaro のauf はgewartet に所属するもの.
Sehnsucht のコローケーションではありません.
Sehnsucht のコローケーションは nach です.
Sehnsucht nach der Heimat / 望郷の念、郷愁
Sehnsucht in die Ferne / 遠い所へのあこがれ
この場合のin はin die Ferne の常用表現
--------《おしまい》------------
「桃太郎物語」はこれで終りです. みなさま、長ら
くの学習のおつきあい、ありがとうございました.み
なさまのさらなる探求とご多幸を祈念しつつ.
ゴタぴょん
(令和7年2月25日)
1189番:桃太郎(36)
桃太郎(36)
Momotaro 36
----------【36】--------------
Momotaro, der Hund, der Affe und
der Fasan luden alle Schätze auf das
Segelboot und fuhren guten Mutes wieder
nach Hause.
.----------(訳)---------------
桃太郎、犬、サル、キジは(鬼どもから取り
戻した)宝物を船に乗せて、上機嫌で再び家へ
と進みました.
..----------《語句》--------------
das Segel: {_s/_} 帆
das Segelboot: {_s/_} 小型帆船、ヨット
..----------≪感想≫--------------
宝物を積み込んだ船は、乗ってきたときと同じ船
だと信じています.違う船なら、ひどいやつらだ!
宝物で弁償する? もともと村人のものなのだから、
そういうわけにはいかない. 何?成功報酬で、そ
の分は差し引いてもよい? そういう契約で鬼退
治したのではなかったはず.そういうことで、船
は、もともとおじいさんとおばあさんが持ってい
た船で、桃太郎が、譲り受けていたものと想定し
ましょう.船は、おじいさんが山で伐採した木を
出荷するために、使っていたものだと考えましょ
う.そうすれば、桃太郎の帰郷後の仕事も、木材
輸送をする海運業. おじいさんが山で木を切っ
て、桃太郎が船で瀬戸内海のあちこちの島に売り
に行くことで、だんだん、裕福になりました、と
いうハッピーエンドがいいですね.いよいよ、次
回は最終回になります.
1188番:桃太郎(35)
桃太郎(35)
Momotaro 35
----------【35】--------------
- „ Ach, hören Sie bitte auf ! Sie haben
gewonnen ! Nehmen Sie's mir nicht übel !
Alle Schätze, die wir den Dorfleuten raubten,
werden wir Ihnen zurückgeben !“,
sagte der König weinend.
- „ Ihr treibt nie wieder Unfug, oder ?“
- „ Nein ! Ich schwöre, dass ich den Leuten
nie wieder ein Leid antun werde.“ Der König
bat weinend um Verzeihung. Endlich ließ
Momotaro ihn los. Er fiel auf die Knie und
dankte Mmotro mehrmals.
-----------(訳)---------------
「ああ、どうかやめて下さい.あなたの勝ちです.
悪意に取らないでで下さい.私たちが村人から巻き
上げた宝物は全てお返しします.」
王様は泣きながら言いました.
「お前たちはもう悪いことはしないよね?」
「しません.誓います.二度と村人たちを悩ま
せたりはしません.」 王様は泣きながら許しを
乞いました.桃太郎はようやく(押え込んでいた)
王様を放しました.王様はひざまずいて桃太郎に
何度もお礼を言いました.
..----------《語句》--------------
auf/hören:(自) 終わる、(他) やめる
gewonnen:(過去分詞) <gewinnen (他)
gewinnen:(他) (4格に) 勝つ
基本三変化 / gewinnen-gewann-gewonnen
übel:(形) ① 嫌な ② 悪い
übel/nehmen:(3格)(4格) 悪くとる、
気を悪くする
Schätze:(複) < der Schatz {_es/¨e} 宝
nie:(副) 決して~ない
nie wieder ~ / ~二度と再び~ない
Nie wieder Krieg ! /
もう二度と戦争をしてはならない.
oder:①{文末でしり上がりに}~でしょう?
② または、あるいは
der Unfug:{複ナシ} ① 迷惑行為、乱暴
② ばかげたこと
treibt:< (4格を) ① 行う、
② 追い立てる、駆り立てる
den Unfug treiben / 乱暴狼藉をはたらく
die Verzeihung:{複ナシ} 許し、容赦
4格 + um Verzeihung bitten /
(4格に) 許しを請う
schwöre: < schwören (自) 誓う
das Leid:{複ナシ} 心痛、苦しみ、悲しみ
an/tun:(危害、苦痛などを) 加える、与える
ließ ...los: < los/lassen
(つかんでいたもの4格を) 放す
fiel:(過去形) < fallen
das Knie:{_s/Knie} 膝
auf die Knie fallen / 跪く
mehrmals:何度も