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2025年02月25日

1187番:桃太郎(34)


桃太郎(34)
Momotaro 34


−−−−−−−−−−−【34】−−−−−−−−−−−−−−

Der König der Dämonen war zwar * sehr groß und
stark, aber Momotaro war viel *2 flinker.
Blitzschnell wich er dem Knüppel aus, mit dem der
König ihn schlagen wollte, ergriff den König an den
Hüften und warf ihn mit aller Kraft zu Boden. Vor
Schmerzen schrie der König auf und konnte sich nicht
mehr bewegen. Zum Schluss hielt Mmotaro den
König mit beiden Armen fest.


−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

鬼たちの王様はなるほど巨大で力強くもあったが、
桃太郎ははるかに機敏な動きをしました. 王様が
それで殴ろうとしたこん棒を、桃太郎は機敏によ
けて、王様の腰をつかんで、力いっぱい投げ倒し
ました.王様は痛さのあまり悲鳴をあげ、もはや
動くことが出来なくなりました.とうとう桃太郎
は両手で、王様をしっかり捕まえました.



−−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−
 
* zwar: 後方のaber とセットで「なるほど〜だが・・・」
  という文構造を作る.
*2 viel: そのうしろの比較級を強める.
  「ずっと」、「さらに」、「はるかに」などと訳す.
   viel flinker als der König/ 王様よりはるかに敏捷な.
flinker: (比較級) < flink (形) すばしっこい、敏捷な
㊟flinker がいつも比較級というわけではない.
  ein flinker Junge は単に「すばしっこい少年」と
  いう意味で比較級ではない.名詞に直結する形容
  詞では格変化がたまたまer である場合があるの
  で要注意.  
blitzschnell: (形) 電光石火の、すばやい
wich…aus: (過去形) <aus/weichen (分離動詞)(自/s)
  よける、道をよける
  (3格を)かわす、避ける
der Knüppel: {_s/_} こん棒、棒切れ
von + 3格 mit einem Knüppel geschlagen werden
3格にこん棒で殴られる 
ergriff: (過去形) <ergreifen (他) (4格を) つかむ
  つかむものの全体 + ergreifen + an + つかむ部分
  つかむ部分(場所)は3格支配になります.
(an がここでは3格支配になるため)
  jn an den Händen ergreifen (人)の両手をつかむ
den Topf an den Henkeln ergreifen
なべの取っ手をつかむ
den König an den Hüften ergreifen 王様の腰をつかむ
Hüften: (複数)<die Hüfte {_/_n} 腰 
  通常複数で使いますが、左右どちらかの腰を
  いう場合は単数
die Arme in die Hüften stemmem
両手を腰にあてがう
warf: (過去形) <werfen (他)
werfen warf geworfen
(4格を)
投げる、ほうる、(jn を) 投げ倒す
der Boden: {_s/Böden} 土地、地面
zuをつけて werfen, strecken などと共に用いる場合は
無冠詞になるようです.
(jn) zu Boden strecken (人)を打ち倒す
(jn) zu Boden werfen (人)を投げ倒す
mit aller Kraft: すべての力を使って→力いっぱい、全力で
  mit ganzer Kraft 全力で
Schmerzen: (複数)<der Schmerz {_es/_en} 痛み、苦痛
 (肉体的な苦痛はしばしば複数形)
vor Schmerzen aufschreien / 普通のあまり叫び声を上げる
auf/schreien: (分離) (自/h) 悲鳴をあげる、大声を上げる
            突然叫ぶ
sich bewegen: (自) 動く
der Schluss: {_es/ ¨e} 終わり
  zum Schluss 最後に, 終りに、結局
am Ende と同義、ただしendlich 「ついに、とうとう」
  は待ち望んでいたものが実現したときに使う.なので
  「ついにお別れですね」という場面で使うと、その
  別れを待ち望んでいたことになる.
hielt: <halten (他) 保持する、(持続的に)つかんでいる
三変化 halten hielt gehalten
fest/halten: (他) しっかり持っている、
      しっかり捕まえている

2025年02月24日

1186番:桃太郎(33)


桃太郎(33)
Momotaro 33



−−−−−−−−【33】−−−−−−−−−−−−−−−

„ Wer bist du denn“, fragte er Momotaro.
„ Ich bin Momotaro. Ich bin hier, um euch
niederzuschlagen und den Schatz der Dorfleute
zurückzuholen !“
„ Dass ich nicht lache ! Versuch es doch mal, wenn
du willst “
Der König hielt seinen Eisenknüppel hoch.
„ Na, klar !“, antwortete Momotaro.


..−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

「お前は何者だ?」、鬼の王様は桃太郎に尋ねた.
 「僕は桃太郎だ.お前たちを成敗して、村人たちの
宝物を持って帰るためにここに来たんだ.」
「笑わせるぜ!できるものなら、やってみろ.」
鬼の王様は、鉄のこん棒を高く振り上げました.
 「ようし、わかった.」
桃太郎は答えました.


..−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−
      
niederzuschlagen:(zu不定詞) < nieder/schlagen 
nieder/schlagen:(他) 打ち倒す、殴り倒す
zurückzuholen: < zurück/holen (4格を)連れて帰る、
              持って帰る
versuchen:(他)(4格を) 試みる
目的語なしで、単独で用いることもあります.
    本文では、es が目的語で「鬼を成敗して宝を
    取り返すこと」を試みる
das Eisen:{同尾式} 鉄
der Knüppel:{同尾式} こん棒
klar:(形) はっきりした、 はっきりわかった


.−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−−−
  
鬼の王様のセリフ、 „ Dass ich nicht lache ! ”
は接続法です.接続法第1式は、見かけが直説法
と同じ場合が多いので注意しましょう.
本文では、dass の中に副文になって入っています.
要求を示す動詞が省略されていると考えましょう.
願わくばdass 以下であることを!
という「要求話法」になります.
「願わくは、私が笑わないように。」
ということですから、鬼の王様は
「笑わせやがる!」
というセリフをはいたのでしょう.

1185番:桃太郎(32)


桃太郎(32)
Momotaro 32



−−−−−−−−【32】−−−−−−−−−−−−−−−

Der König der Dämonen, der drinnen in der Burg
den Lärm gehört hatte, kam nach draußen.


..−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

城の中で騒ぎを聞ききつけた鬼の王様が外に出て
きました.


..−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−

der Lärm:{_s/_} 騒ぎ、騒ぎ立てる声、騒音、喧噪


.−−−−−−−−≪感想≫−−−−−−−−−−−−−−−
       
本日の文には、der がたくさん出てきます.
番号を振ってみましょう.
Der 1 König der 2 Dämonen, der 3 drinnen in der⁴ Burg
den⁵ Lärm gehört hatte, kam nach draußen.

1のder : 定冠詞、主格男性単数で
     「王様が」の「が」に相当
2のder : 定冠詞  属格複数で
     「鬼たちの」の「の」に相当
3のder : 関係代名詞、先行詞はder König で
      関係文中の主語
4のder : die Burg (女単)の3格「〜で」の「で」に相当
5のden : der Lärm がhören の対格(4格)になっている
      ため、定冠詞男性単数4格
時制は大丈夫しょうか?
騒ぎを聞きつけてから、でてきたので、
聞きつけたのは「過去完了」
出てきたのは「過去形」       

1184番:桃太郎(31)


桃太郎(31)
Momotaro 31



−−−−−−−−【31】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Als Momotaro das Burggelände betrat, verkündete
der Hund : „ Momotaro ist da !“, dann begann er die
Dämonen zu beißen.
„ Das ist unerträglich ! Hilfe !“, schrien sie und flohen
in alle Richtungen.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

桃太郎が城の敷地に踏み入れると、犬が、口上を切った.
「桃太郎のおなり〜.」
それから犬は鬼たちに噛みつき始めたました.
「これは、たまらん.助けてくれ.」
鬼たちは叫びながら四方八方へと逃げ回りました.


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

das Burggelände: 辞書不掲載のため、 das Gelände (同尾式)
  のみ調べた:@土地、A敷地、用地、ここではA
  よってdas Burggeländeは「城内」と解せる.
betrat:(過去形) < betreten (4格、部屋、建物などに)
      入る、足を踏み入れる、立ち入る
verkündete:(過去形) < verkünden (他)(4格を)公に発表する、  
  公表する、言い渡す
beißen:(他、4格を) 噛む
unerträglich:[ウンエアトレークリッヒ](形) 耐えられない、我慢できない
flohen:(過去形、3複) <fliehen (自) 逃げる
3変化 (不規則動詞): fliehen,  floh, geflohen
  aus dem Gefängnis fliehen / 刑務所から逃げ出す
  ins Ausland fliehen 国外へ逃亡する 
Richtungen:(f,pl)< die Richtung {_/_en} 方向、方角
   in alle Richtungen あらゆる方向へ、四方八方へ
   nach allen Richtungen (同上)

1183番:桃太郎(30)


桃太郎(30)
Momotaro 30


−−−−−−−−【30】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Als nächster war der Affe an der Reihe. Er schaffte
es mühelos über die Mauer und machte das Tor schell
auf. Dann sprang er auf die Dämonen und kratzte sie
heftig.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

次は猿の番でした.猿は難なく塀を越えてすばやく
門を開けました.それから猿は鬼のの上にピョンと
飛び乗り、激しく鬼をひっかきました.


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

die Reihe:{弱} @ 列  [複なし] A 順番
  an der Reihe sein (順)番である
  als nächster (der Affeを同格で受ける)
 形容詞強変化語尾(男1格)er 
  <nächst (形) 次の番の
schaffte: <schaffen (他) やり遂げる、成功する
やってのける、(4格)を運ぶ
mühelos:(形) 骨の折れない、たやすい、容易に
kratzte:(過去形) <kratzen (4格を) ひっかく
heftig:(形) 激しい、強烈な
 

1182番:桃太郎(29)


桃太郎(29)
Momotaro 29


−−−−−−−−【29】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Die Dämonen machten das Tor dicht. Da flog zuerst
der Fasan mit hoher Geschwindigkeit über die Mauer
und pickte die Augen der Dämonen aus.
„ Au, weh !“, schrien sie Ach und Weh.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

鬼は扉を目張りして密閉しました.そこでまず初めに
キジが猛スピードで塀を超えて、鬼の目をつつき出し
ました
 「うわー、痛い!」鬼たちは悲痛の声を上げました. 


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

dicht:(形) 密な、隙間のない、漏れない、
   通らない 
die Geschwindigkeit: {弱} 速度、速さ、速力
  速度が速いという意味でこれに形容詞をつける
  場合 hoch を用いる.また速度を上げるという
  場合の動詞は erhöhen 日本では「速い速度」
  と言いますがドイツでは高い速度と言います.
die Geschwindigkeit erhöhen スピードを上げる 
die Mauer:{弱} 壁、塀、城壁 (既出単語)
ach:(間投詞) ああ
ach und weh schreien 悲鳴の声を上げる
  Ach und Weh schreien 悲鳴の声を上げる
weh:(形) 痛い
das Weh: 悲痛


1181番:桃太郎(28)


桃太郎(28)
Momotaro 28



−−−−−−−−【28】−−−−−−−−−−−−−−−−−

„ Öffnet sofort das Tor ! Ich bin Momotaro. Ich bin
gekommen, um euch niederyuschlagen !“
„ Niederzuschlagen ? Uns ? “, eine Wache rümpfte die
Nase und sagte :
„ So ein Quatsch ! Tu es doch, wenn du kannst !“



−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「直ちに門を開けなさい.僕は桃太郎です.お前たちを
打ち倒しに来たのだ!」
 「打ち倒すだと? 鬼の我々を?」 鬼のひとりの
衛兵が、小ばかにして言った.
 「馬っ鹿でねえだか!できるもんなら開けてみろ!」



−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

öffnet (ihr お前たちに対する命令法)「開けなさい!」
   <öffnen (他) (戸、窓などを) 開ける
niederzuschlagen (zu 不定詞)→ nieder/schlagen (分離動詞)
nieder/schlagen (他) (4格を) 打ち倒す、殴り倒す
A (4格を) 鎮める、鎮圧する
die Wache (弱) 見張り、番人、衛兵、歩哨、警戒勤務
rümpfte die Nase (über j⁴) を見下す、軽蔑する
der Quatsch {(e)s/ 口語軽蔑} たわけたこと、
tu < tun する 

..−−−−−−−−− ≪文法≫ −−−−−−−−−−−−−−−−
    
命令法
作り方
du に対する命令: 不定詞の語幹 + e
ihr に対する命令: 不定詞の語幹 + t
Siedu に対する命令: 不定詞の語幹 + (e)n Sie !
 * du に対する命令では、しばしば語尾の t が
落ちます.
 kommem (来る) → kimm !  来い
tun (する) → tu ! せよ
 本文で鬼が言っている tu はöffnenの代動詞
 「(開けたければ)開けよ」という意図です.


−−−−−−−−−《ひとこと》−−−−−−−−−−−−−−−−−
    
文の流れからはnieder/schlagen を「成敗する」と
やりたかったのですが、bestrafen (処罰する) とか
züchtigen (せっかんする、懲らしめる) の方が「成敗」
に近いかもしれないので、「打ち倒す」にしました.
他に、unterwerfen(4を)征服する、
unterjochen (4民族などを)従属させる
erobern (4を)占領する、獲得する、征服する
  でもerobern には女性の心を手に入れる
  という意味があるらしく、14歳の桃太郎
  にはまだ早いかな?
  ほかにdie Strafexpedition (f) 征伐 という
  言葉がありますが、これは派遣元はおじいさんと
  おばあさんになるから、ふさわしくありません.
  長征(長州征伐)とかに使うのがいいかもしれ
ません.
  Die Strafexpedition gegen Tschoschü wurde aufgegeben.

鬼といえども、現代日本では、裁判権をもっているので、
判決が出るまでは、刑の執行はできません.桃太郎の場
合やはり、先に、遠山の金さんみたいな人に相談するべ
きでした.そういう人がいなかったら直接、奉行所に行
くことになるでしょうか.でも、それは・・・

奉行所:桃太郎とやら.して、鬼は村人から金銀財宝を
奪っていったと申すか? そのような財宝をな
ぜ、村人がもっていたのじゃ?
    隠し持っていたのが本当なら、村人を捕らえて
    吟味することになるが・・・

桃太郎:やめて.だめ、それは.

奉行所:では鬼というのは作り話なのか?

桃太郎:うそではありません.はは〜ん、鬼が怖いから
    とぼけているのだな.情けないお代官様だな.
もうよい.自分ひとりで行ってくる.

奉行所:わはは.鬼をここへ連れて来るがよい.
    そんな、ありもしない話をだれが信じるものか!

桃太郎:では、鬼を連れてきたら、信じてもらえるの
    ですね?

奉行所:よし、約束しよう.そちの申すことが本当なら
    その鬼が奪ったという金銀財宝はそっくり
    村人に返してやって、とがめだてはせぬ。
そちには、その鬼ヶ島1島の領地を与えよう.
それでどうじゃ?

桃太郎:ありがとうございます.お心遣い痛み入ります.


1180番:桃太郎(27)


桃太郎(27)
Momotaro 27



−−−−−−−−【27】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Bald legte das Boot am Ufer der Insel an. Sie stiegen
aus und kamen nach einem kurzen Fußmarsch bei der
Burg an. Momotaro strand vor dem Tor und rief :


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

やがて船は鬼ヶ島の岸に到着しました.一行たちは
船から降りて、しばらく歩いていくと、城の下に
やって来ました.桃太郎は門の前に立って、叫び
ました.


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

bald:(副) まもなく、じきに
legte ...an:(分離動詞、過去3単)
<an/legen (自) (船が) 接岸する
(船が) 停泊する
stiegen aus: <aus/steigen (分離、自/s)
(乗り物から) 降りる(get off) 
<参考> (乗り物に) 乗る=ein/steigen
乗り換える=um/steigen
3変化:steigen...aus / stieg...aus / ausgestiegen
der Fußmarsch: {_(e)s/ _¨e}(比較的長い) 徒歩旅行
nach: (前、3格支配) 〜のあとで
nach einem kurzen Fußmarsch
  短い徒歩旅行のあとで→しばらく歩いて行くと 
bei: (前)〜のそばに、〜の近くに
 「城の下に」と訳しておきましたが、「〜の下に」
  は、unter という前置詞があります.
  「城のそばに」と訳せば、100点満点なのですが、
  みなさん、お城のそばって、お城を見上げるでしょ?
  なので「下」と訳しました.こういうのを
  「意訳」と言います.試験では、あまり意訳すると
  減点されますので、試験官のご機嫌伺もしましょう.
die Burg: {_/_en} 城、城塞、山城
das Schloß も「城」ですが、こちらは、城塞というより、
  「宮殿」、「王宮」、「大邸宅」で(居住という視点)
die Burg は(戦い視点、濠で囲まれた城)
47士が攻めた吉良邸はdas Schloß
西郷軍が攻めあぐんだ熊本城はdie Burg
江戸城は?江戸時代までは die Burg 
天皇家が入られて後はdas Schloß かな?
  ご存じの方、ご教示お願いします.

桃太郎が鬼ヶ島の城門の前で叫びました.
さあ、いよいよ、戦いですね.
え?桃太郎は何を叫んだか?
それは次回のお楽しみ.
「あほー」と叫んだの? 
新喜劇ならそうでしょう、でも答えは次回!
   

1179番:桃太郎(26)


桃太郎(26)
Momotaro 26



−−−−−−−−【26】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Nach einer Weile schrie der Fasan:
„ Ku-e, ku-e ! Guck mal ! Da drüben gibt es eine
Insel !“
Daraufhin erblickten alle die Insel in der Ferne, auf
der die Dämonen Burg mit hohen schwarzen Mauern
stand.
„ Da befindet sich die Dämonen Burg ! Fahr weiter !“,
ordnete Momotaro an.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
しばらくして、キジが叫びました.
 「ケッケーン 見ろよ、向こうに島が見えるよ.
  その言葉に、みんなは遠くにある高い黒い城壁
がそびえる島を見つけました.
 「あそこが斧の城だ.進め!」


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

nach einer Weile: しばらくして
schrie:(過去)<schreien (自) 叫ぶ、悲鳴を上げる
  (他) を叫ぶ
  三変化 (schreien schrie geschrien)
Guck mal: おい、見ろよ! 見てごらん!
  <gucken (自)見る
(他)を見る
drüben: 向こう側に
daraufhin: その結果[として]、それに基づいて、それゆえに
 A その点に関して、その観点から、
erblickten: (過去) < erblicken (4格を)見つける
 in + 3格 + 4格 [3を4とみなす]  

die Ferne: [_/_] 遠方
  in der Ferne / 遠くで
  in der Ferne blicken / 遠くを見る  
die Mauern: (pl) [弱]<die Mauer 壁、塀、城壁  
sich befinden + 場所 [に]ある、いる
ordnete ~ an: <an/ordnen (他) 指示する、命ずる
     A 配列する、配置する



1178番:桃太郎(25)


桃太郎(25)
Momotaro 25


−−−−−−−−【25】−−−−−−−−−−−−

Das Boot fuhr auf tiefblauer See. Der
Hund ruderte, der Affe lenkte das Boot
und der Fasan wachte auf dem Bug.


..−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

ボートは紺碧の海を進んでいきました.犬が船
を漕いで、猿が舵を取り、キジが船首見張り役を
しました.


..−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−

das Boot: [E式] [発音: ボート] ボート
  ein Boot rudern / ボートを漕ぐ
  ein Boot fahren / ボートに乗る
tiefblauer: (形、強女3)
< tiefblau (形) 濃い青色の
  形、強女語尾チェック(1,2,3,4)(e,er,er,e)
* See は 「海」=die See (複数なし)
「湖」=der See (混合変化: Seen)
3,4格支配のauf は
ここでは3格支配(従事のauf)
auf der See 3 sein (海へ出ている)
  尚、an die See fahren だと、
(車で海に向かって行く)
  となって、陸路走行になります.
  そしてストーリーの流れから判断すると、
  ここは「湖」ではなく、「海」
  よって、形容詞 tiefblauは 強女3で語尾は[er]
zur See fahren の方が自然だと思えますが、これは
  「船乗りになる」という成句です.
  本文はauf tiefblauer See fahren /
青い海に乗り出す.
ruderte:(過去3単)
< rudern [ルーダーン](自) ボートを漕ぐ
lenkte: (過去3単)
< lenken (他)(4格を) 操縦する
  ein Auto renken 車を運転する
  ein Flugzeug [Schiff]renken 飛行機[船]を操縦する
〜の方向を定める
der Bug: (E式)[ブーク] 船首
auf dem Bug wachen は辞書にはありませんでしたが、
  「水先案内を務める」という意味になると思います.


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