アフィリエイト広告を利用しています

2024年11月09日

1405番:鶴の恩返し(11)


鶴の恩返し(11)


−−−−−−【11】−−−−−−−−−−

Der junge Mann fühlte sich sehr
glücklich mit der Frau. Nur der
Gedanke, dass sie ihn irgendwann
verlassen würde, machte ihn traurig.


−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−

 若者は娘がいてくれてとても幸せでした.
でもいつか娘が家を出ていってしまうと考
えると、悲しくなるのでした.


−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−−

fühlte: (過去形) <fühlen (他)
fühlen:(他)(4格を)感じる
 sich⁴ + 状態 + fühlen 自分を〜と感じる
Der junge Mann fühlte sich glücklich, /
 若者は自分が幸せだと感じた.
irgendwann: (副) いつかあるときに


−−−−−−− ≪文の構造≫−−−−−−−−−−

「Nur der Gedanke, dass ~ 」
 これが主部で、述部が「machte ihn traurig.」
 主部(〜ただ以下を思うことが)
 + 述部(彼を悲しくさせた)
  このしゃちほこ張った文を耕して

ただ〜だと思うと、彼は悲しくなるのでした.
  そしてこのミミズの部分は
sie ihn irgendwann verlassen würde,
彼女がいつの日か彼を
  verlassen(去る、見捨てる)する
  würde (だろう). ということ.

würde はwird を接続法2式にしたもの.
  想念の世界は接続法を用います.
  würde 第1条件法(未来の第2式)と
  説明する本もあります.
  まあ、難しく考えずに wird が間接話法で
  würdeになったという理解で大丈夫かと
  思います.

1404番:鶴の恩返し(10)


鶴の恩返し(10)


−−−−−−−−【10】−−−−−−−−−−−−

In den anschließenden Tagen verbesserte
sich das Wetter nicht. Es schneite und
stürmte heftig weiter. Die Frau blieb
zu Hause, arbeitete tüchtig und half dem
jungen Mann beim Kochen und der
Reinigung der Hütte.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

続いての数日間は、天気がよくなることは
ありませんでした.雪も嵐もさらに激しく吹
き荒れました.女は若者の家に留まり、たっ
ぷりと仕事をし、若者の食事の支度も、家の
掃除も手伝いました.


−−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−−−−

anschließenden:(形) 続いての
   <an/schließen (他) 接続する、引き続く
verbesserte:
   <verbessern (他)
   (4格を)改善する、向上させる
verbessern sich: (再) よくなる
das Wetter:(同尾式) 天気、天候
schneite: (過去)
   <schneien (非人称) es schneit. 雪が降る
  Draußen schneit es. 外は雪が降っている.
stürmte: (過去)
   <stürmen [非人称] 嵐が吹き荒れる
   Es stürmte und regnete stark. / 
嵐が吹き荒れ、雨が激しく降った.
heftig:(形) 激しい、強烈な  
   ein heftiger Sturm / 激しい嵐
tüchtig:(形) ❶ 有能な、優秀な 
   ❷(仕事などが)りっぱな、優れた
   (副)たっぷり、かなり: 
   tüchtig arbeiten / たっぷり働く
half:(過去) < helfen (3格を) 手伝う、助ける
   Peter hilft seiner Mutter beim Kochen.
   ペーターは母親の料理を手伝う.
Kochen:(自動詞) 料理する
die Reinigung:(EN式) きれいにすること、清掃、
   クリーニング、洗浄


−−−−−−−−−− ≪感想≫−−−−−−−−−−−−−

おいらも、こんな女性に料理と家の掃除しに来て欲しい.


1403番:鶴の恩返し(9)


鶴の恩返し(9)


−−−−−−−−【9】−−−−−−−−−−−−

„Vielen Danke ! Ich weiß nicht, wie ich
Ihnen danken soll.“, sagte die Junge Frau.
„ Ach, Sie brauchen sich keine Sorgen zu
machen. Sie können hier bleiben, solange
Sie wollen.“

−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

「どうもありがとうございます.どのように
感謝すべきかわかりません。」、女は礼を言いま
した. 「何も気を使う必要はありません.
あなたはここに、好きなだけ滞在してもかまい
ません.」


−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−−−−

Sorgen:(複) <die Sorge (弱) 心配
brauchen:(他) (4格を)必要とする
Sie brauchen sich* keine Sorgen zu machen
 あなたは何も心配する必要はありません.
 * sich いじわるな先生がいて、あなたに
  sich は何ですか? 何格ですか? と聞
  いてきたら、どうします?
何?「あなた自身に」ですか?それは
  「Ihnen でなくて?」
そんな時は、もっと自信をもってお答え
  ください、
  「先生、再帰代名詞知らないの?
  Sie の3格はsich ですわよ」  
「どの動詞の?」「machen ですわ、
  3格、4格の結合価をもっていますのよ.
  先生、だめね、H、びびんちょ、いちびんちょ


−−−−−−−−−− 《おしまいに》−−−−−−−−−−−−−

きょうの学習はここまで.みなさん、若い女
性が一人暮らしの男の家にしばらく寝泊りさ
せてくれと言ってきたら、どうします?
私はだめ.きっと変な気を起こしてしまいそ
う.ツルだったらいいんですけど.


1402番:鶴の恩返し(8)


鶴の恩返し(8)
Der Kranich vergilt die Wohltat



−−−−−−−−−【8】−−−−−−−−−−−−

Er ließ sie ins Haus, forderte sie auf, nach
am Feuer zu sitzen, und servierte ihr heiße Suppe.


.−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

 若者は女を家に入れ、炉辺に行って座るよう
に言いました.そしてその女に熱いお吸い物を
出してやりました.
た.

−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−

ließ:<lassen + 方向詞 (4格を〜へ) 
入れる、行かせる
forderte ... auf: (過去)
<auf/fordern [アオフフォアダーン] 促す
[zu 不定詞]と共に auf/fordern
  Ich forderte ihn auf zu zahren. /
  私は彼に支払いをするように言った.
servierte: (過去3単)
  <servieren [セルヴィーレン] (4格、飲食物を) 出す
Der Kellner serviert den Gästen das Essen.
ボーイが客に食事を出す.
heiße: (女強4) <heiß (形) 熱い、暑い
   ein heißes Bad / 熱いお風呂
die Suppe: {_/_en} スープ 
einen Teller Suppe essen /
   スープを一皿(スプーンで)飲む
カップから直接飲む場合はtrinken


−−−−−−−−−− 《感想》−−−−−−−−−−−−−  

die Suppe ですが、物語の流れから言うと、けんちん
汁か、かす汁が相応しいのですが、こう訳せば、やり
すぎ感もあるので、お吸い物で妥協しました.

1401番:鶴の恩返し(7)


鶴の恩返し(7)
Der Kranich vergilt die Wohltat



−−−−−−−−−【7】−−−−−−−−−−−−

„ Entschuldigen Sie mich ! Ich habe mich verirrt und
bin völlig erschöpft. Könnten Sie mich vielleicht für
eine Nacht bei Lhnen schlafen lassen ?“, fragte sie.
„ Kein Problem ! Draußen ist es furchtbar kalt. Sie
können ruhig reinkommen und bei mir übernachten.“


−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

 「すみません!道に迷ってしまい、すっかり疲れきって
しまいました.お宅で、一夜休まさせていただけませんか?
その女は頼んで言いました.
 「お安いご用です.外は恐ろしく寒いですから.中へ入
って、一晩うちで過ごしてもらって構いませんよ.」


−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−

verirrt: (再)<verirren [フェアイレン] sich⁴ verirren  道に迷う 
  sich⁴im Wald verirren  森の中で道に迷う
erschöpft: (pp) < erschöpfen [et⁴を] 使い果たす
erschöpft (形) ❶ 使い果たした、❷ 疲れ果てた
völlig: (副) まったく、完全に
ruhig: (形) 静かな、じっとした、平穏な、
   (副) 安心して、気にしないで
rein/kommen: (i/s) 中へ入る
übernachten: (i/h) [場所に] 宿泊する、泊まる
in einem Hotel übernachten / ホテルに泊まる

1400番:鶴の恩返し(6)


鶴の恩返し(6)
Der Kranich vergilt die Wohltat



−−−−−−−−−−【6】−−−−−−−−−−−−

 „ Wer ist denn da so spät bei diesem schlechten
Wetter unterwegs ?“, wunderte er sich. Er machte die
Tür auf und war sehr überrscht, denn da stand eine
unglaublich schöne junge Frau.

.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−

 「いったい誰が、この悪天候の中をこんなに遅い
時間に外出して来たんだろう?」 若者はいぶかしが
りました.若者は玄関の戸を開けて非常に驚きました.
なぜならそこに信じられないほど美しい若い女性が立
っていたからです.


−−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−

unterwegs: (副)❶ 途中で、道で、❷外出して 
   ❸輸送中で、運送中で
   unterwegs sein 外出している、旅行中である
immer unterwegs sein 絶えず出歩いている、
多忙である.
   ここでは❷出歩いている. da があるので、
  「こんなところに出歩いて」というようなニュアン
   スが出ている.
wunderte sich: <sich wundern 驚く、不思議に思う、
いぶかしく思う
denn da so spät bei diesem schlechten Wetter 訳本には
  「こんな吹雪の夜に一体だれだろう?」となって
  いるのですが、北国ドイツでは、悪天候=吹雪で
  OKですが、日本のドイツ語としては、独検では
  ちょっと危険です.so spät は意味上「こんな遅
  い時間=夜」でOKです. 著者はきっと、私た
  ちに「辞書信仰」の限界を示すべく、語りかけて
  いるような気がします.辞書だけで訳すのなら
  コンピューターでも出来る時代、私たちは多角的
  に見て行きましょう.ドイツ人の生活習慣には
  「悪天候=吹雪」があるということも認識して
  おきましょう.
überrascht: (形) 驚いた、びっくりした、、当惑した 
über et.⁴ überrascht sein   事⁴ に驚いている
unglaublich: 信じられない、信じ難い、思いもよらない

2024年10月25日

1399番:鶴の恩返し(5)


鶴の恩返し(5)
Der Kranich vergilt die Wohltat


−−−−−−−−−−−【5】−−−−−−−−−−−−

 Spät an diesem Abend saß der junge Mann allein
zu Hause* am Feuer. Draußen schneite und stürmte es
heftig. Da hörte er jemanden an die Türe klopfen*.


−−−−−−−−−−−訳−−−−−−−−−−−−

その夜遅く、若者は一人家にいて、炉辺に座っていました.
外では雪が降り、激しく吹き荒れた.そのとき誰か玄関を
叩く音が聞えました.


−−−−−−−−−− 《語句》−−−−−−−−−−

* zu Haus[e] sein 在宅している
das Feuer {_s/_} 火、火事、 ここでは囲炉裏
am Feuer 炉辺で
am Feuer sitzen 囲炉裏端に座る
saß (過去形3単) <sitzen (自/h) 座る
   三変化:(sitzen, saß,  gesessen)
schneite (過去3単)<schneien (schneien, schneite, geschneit)
(自/h) ❶ (非人称) 雪が降る
Es hat die ganze Nacht geschneit. / 一晩中雪が降った.
❷ (4格が) 降る、雪のように降る
  Es schneit dicke Flocken. / ぼたん雪が降っている.
   ❸ (自/s) 雪のように舞い落ちる
  Die Blüten schneien von den Bäumen. / 花びらが木々から舞い落ちる.  
heftig (形) 激しい、強烈な
stürmte (過去) <stürmen ❶(他) (4格を) 急襲する、襲撃して占領する
 (4格に)殺到する ❷(自/s)(方向詞と)(〜へ)駆けていく、殺到する
  ❸ (非人称) (完了haben) 荒らしが吹き荒れる
   Es stürmte und regnete stark ./ 荒が吹き荒れ、雨が激しく降った.
* an die Türe klopfen  an die Tür klopfen のミス?かもしれません.
 (もちろん私の知識不足かもしれませんが、その場合はごめんなさい)
念のためTürの変化を書いておきます.
  die Tür ドア、戸、戸口、玄関口
単数 複数
1格: die Tür die Türen
2格: der Tür der Türen
3格: der Tür den Türen
4格: die Tür die Türen
ご覧の通り、どこにもTüre になる場所はありません.
  ひとつ言えることは、日本の家屋の玄関ドアは2枚のスライド式ですので
  複数形で書かれているかも知れないということです.
  通常の言い回しは単数です.1枚式の開閉ドアとして、通常の表現は
  an die (der もある)Tür klopfen(ドアをノックする) 

それでも気になったので、別の辞書で確認したところ、die Türe は「方言」として
載っていました.方言を使って書くことで、どこか田舎の家屋だと言っているのか
も知れません.そういうことで決着しておきましょう

1398番:鶴の恩返し(4)


鶴の恩返し(4)
Der Kranich vergilt die Wohltat



−−−−−−−−−−−【4】−−−−−−−−−−−−

 Als * hätte der Kranich seine Worte verstanden,
schlug er langsam mit den Flügeln und flog in den
Himmel auf. Der Kranich kreiste ein paar Mal über
dem jungen Mann und flog in die Wolken auf und
davon.

   −−訳−−
ツルは若者の言葉を理解したかのように、ゆっくり羽を
羽ばたかせ空に飛びました.ツルは若者の頭上で数回
旋回すると、雲の中に飛び入り、そしてそこから
さらに飛び去って行きました



《語句》
Worte (n,pl)<das Wort {(e)s/e} 言葉、文言(もんごん)
㊟ 語、単語という意味のときは {(e)s/Wörter}
また「約束」という意味のときは{(e)s/ ナシ}
als * このあとに接続法が来ると、als ob の意味で使われている.
  この場合もhätte と接続法二式で、「まるで〜のように」の
  意味になっている.
verstanden (過去形) <verstehen (他、4格を)理解する
 (4格なしで単独で)Ich verstehe.(わかります/ わかりました)    
schlug(過去)<schlagen (自) 打つ(schlagen, schlug, geschlagen)
ここでは「ばたばたさせる」という意味
Der Vogel schlägt mit den Flügeln./鳥が羽をばたばたさせる.
langsam (形) おそい、ゆっくりとした 
flog…auf <auf/fliegen (鳥、飛行機などが) 飛び立つ   
fliegen は(自) (飛行機で)行く、飛ぶ
 三変化は fliegen, flog, geflogen
kreiste (過去3単) <kreisen (i/s,h) 旋回する、回る
  Die Erde kreist um die Sonne..
地球は太陽の周りを回る.
paar (数)《不定》(ein paar の形で)二三の、いくつかの

1397番:鶴の恩返し(3)


鶴の恩返し(3)
Der Kranich vergilt die Wohltat


−−−−−−−−−−−【3】−−−−−−−−−−−−

 „ Ach, du armes Tier ! Wer hat dir so etwas
Schreckliches angetan ?“ ,fragte der junge Mann. Er
nahm den Kranich in die Arme und zog sorgfältig
den Pfeil aus dem Flügel heraus. Danach legte er den
Kranich wieder auf den Schnee und sagte
´„ Jetzt geht es dir besser*. Komm, flieg mal !“


   −−訳−−
「ああ、可哀そうな子だ.誰がお前にこんなひどいことを
 したの?」、若者は尋ねました.若者はツルを両腕に抱
きかかえ、丁寧に翼から矢を引き抜きました.そしてツル
を再び、雪の上に戻して言いました.
 「さあ、よくなったよ.ほら、読んでごらん!」


《語句》
das Tier {_es/_e} 動物、(四つ足の) 獣
ここではツルを指しているのですが、4つ足のツルは
  怪獣ラドンか何かを思ってしまいます.
  おそらく Tier には鳥類を含めた動物、つまり、植物に
  対する「動物」の意味があるのでしょう.  
du ここではいちいち「お前」などと訳しません.
  「この子は」「こいつは」「これは」と訳しますが
  これは主語人称代名詞ではなく一種の「間投詞」なので、
  抱き合わせの動詞はありません.
  どちらかというと、「まあ、この子ったら」
  みたいな感じで文はプツリとここで切って考えます.
  よくある場面表現なので、もう少し言いますと、
  du armes Tier  にひとつずつ日本語を当てはめると、
  この 可哀そうな 子ったら!
  du = この、armes = かわいそうな、Tier=子
  そして「ったら」とおまけをつけます.
  「ったら」には「どうしてくれようぞ」「放っとけないぜ」
  が込められています.
  映画などでは、よくののしる場面に出てきます.
  このバカ息子、とか言う場合も du + バカに相当する語
  何?私がそうしてよく父にしかられた? はい懐かしいなあ!
Schreckliches (中性名詞化された元形容詞) ひどいこと
  <schrecklich (形) 恐ろしい、ぞっとする
        [口語] ひどい、耐え難い
so etwas [口語] こんなばかげたこと、こんなこと
        そんなこと
 etwas + 中性名詞化元形容詞
 etwas Gutes いいもの / etwas Schreckliches 恐ろしいこと
 so etwas Schreckliches  こんなにひどいこと
angetan (過去分詞) <an/tun (他) [3格]+[4格]
     [3格に4格(危害・苦痛など)を] 与える
Wer hat dir so etwas Schreckliches angetan ?
誰が一体君にこんなひどいことをしたの?
denn (いったい)という語がなくても、つけて訳していいです.
なぜ、つけていいのかと聞かれたら、ちょっと答えに窮するが、
wer とso の組み合わせから、そういうニュアンスが出て来るのです.
沸騰した茶瓶から湯気が自然に出てくるように.
何?検定試験で書いてもいいか?知らない!
試験のときはね、自信のない危ない橋は渡らないようにしましょう.
ヘビの出そうな山道は避けるように.
お化けの出そうな夜道を避けるように.
李下に冠を正さないように!
口の周りにクリームをつけた子を連れてケーキ屋に入ったらだめ!
試験とは、このケーキ屋のことであり、
「denn がなくても自由に訳してよい」というのは
子どもが口のまわりをよごしても、我が家でなら、あるいは
公式の場なら、翻訳コンクールでなら、大丈夫という意味です.

sorgfältig (形) 入念な、きちんとした、綿密な
nahm (過去形) <nehmen (他)(4格を) 取る
in die Arme →der Arm {_es/_e}{複3_en} 腕
in die Arme nehmen 抱きしめる
  両腕に取る(取り上げる)ということは、「抱きしめる」、
  「抱きかかえる」など 「手に取る」と訳すのは不十分!
「手に取る」場合はin die Hand nehmen (4格を)
  そしてこの場合(4格の)「責任を引き受ける」という意味も
  あります.
den Pfeil (Ak.) <der Pfeil {_(e)s/_e}{複3格_en} 矢
          (前回既習、そろそろ覚えましょうか)
der Flügel {_s/_} (鳥の) 翼、(昆虫の)羽、(飛行機の)主翼
        (建物の)翼、(扇風機などの)回転翼、スクリュー 
zog…heraus <heraus/ziehen (4格を中から外へ) 引っ張り出す.
danach (副) そのあとで、 
legte (過去形) <legen (他)置く、横たえる、
    (4格を)(場所に)置く
der Schnee {_a/ナシ} 雪 

鶴の恩返しをドイツ語で読んだ、と人に言うときは
下記の単語を覚えてからネ
der Kranich [クラーニヒ]{s/e} 鶴
der Pfeil 「プファイル pf は1音で[下唇を少し上の前歯で嚙んでプという] 翼
der Schnee [シュネー]{_a/ナシ} 雪
何?「鶴の恩返し」をどう言うか?
今、使っているテキストには
Der Kranich vergilt die Wohltat.
となっていますけど、die Wohltat (慈善、善行、恵み)
vergilt <vergelten (4格の)お返しをする、(4格に)報いる
  タイトルだからこんな言葉なのですが、
  日常語としては「恩返しをする」という場合、
  3格 + seine Dankbarkeit (感謝の意) beweisen (示す)
Komme ! 「さあ」という意味です「来い」という場合は、通常、
 Komm !  kommen が命令形で使われる場合、「さあ」
 の意味が多いです.
 Komm!Geh ins Bett ! / さあ、もう寝ろ!
 (来い、寝ろ、ではない)←言われたらうろたえる


【文法】
* jetzt geht es dir besser / さあ治りました.
 besser は gut の比較級だからgut よりもよいのか?
 普通はそうだ.だが、健康や外傷に関してbesser が使われると
 「回復する」という意味になり、jetzt geht es dir besser 
 は「怪我はもう大丈夫だよ」となります.
 なので、「君は健康な人より健康になった」わけではありません.

1396番:鶴の恩返し(2)


鶴の恩返し(2)
Der Kranich vergilt die Wohltat


−−−−−−−−−−【2】−−−−−−−−−−−−

 An einem kalten verschneiten Wintermorgen, als
er durch den Wald gelaufen war, nahm er ein leises
Geräusch wahr. Es klang, als * würde jemand vor
Schmerzen weinen. Er folgte den Lauten, bis er einen
schneeweißen Kranich, in dessen Flügel ein Pfeil
steckte, im Schnee liegend fand.


    −−訳−−
ある雪の降る寒い冬の朝、彼(若者)が森の中を歩いて
いると、かすかな音が聞えました.それは誰かが
あまりの痛さに泣いているような音がしていたのでした.
若者は音のする方に行きました.そしてとうとう
雪のように白い鶴が羽に矢を受けて雪の中に横たわって
いるのを見つけました.


《語句》
kalten (語尾enは3格混合男性単数) <kalt (形) 寒い
an (前置詞) (日時…に)(この意味の時は3格支配)
verschneiten (形容詞男性単数3格混合変化) < verschneien (i/s)
     雪に覆われる、雪に埋もれる
verschneit (形、過去分詞) 雪に覆われた、雪に埋もれた
gelaufen (過去分詞) <laufen (i/s) @走る、 A歩く、徒歩で行く
  不規則動詞:laufen  lief gelaufen
Wollen wir laufen oder fahren ?
歩いて行こうか、車で行こうか?
  Ich laufe schnell mal zur Post.
ちょっと郵便局まで行ってきます.
wahr (形) 真実の、本当の A本物の ここでは分離前綴り
nahm…wahr (分離動詞、過去)<wahr/nehmen (4格を) 知覚する
    (4格に) 気づく
ein Geräusch wahrnehmen 物音に気づく
leises (形、中性4格混合)
<leise (形) (音、声が) 小さい、静かな
A (付加語的に) かすかな
    leise Schritte かすかな足音
    mit leiser Stimme 小声で 
    ein leiser Wind 微風 
das Geräusch {_(e)s/_e} 音、雑音、物音、騒音
  * どちらかというと不快な音、快い方の音、音楽の音は
   Ton (pl は Töne) . 尚、Laut も「音」ですが、これ
   には快不快の感情は入っていません.
klang (過去形) <klingen (自/h) (鐘などが) 鳴る、響く
Schmerzen (pl) <der Schmerz {_es/_en} @痛み、苦痛 
                 A悲しみ、悲痛
*als ob の ob が脱落したもの まるで〜のように
  ob はしばしば脱落します.ob 以下は接続法2式が普通.
  ではなぜ、hätte …geweint ではないのか?
  それはこの副文の中は時制一致させないから.
  過去にしてしまうと「〜だったかのように」となって
  しまいます.そして接続法第2式はしばしば、würde
で代用させるためです.
Lauten (pl) <der Laut {_(e)s/_e}{複3格_en} 音、物音
folgte (過去3単) <folgen (自/s) (3格のあとに) ついて行く
   (3格)の後を追う 
der Kranich {_s/_e} 鶴
der Pfeil {_(e)s/_e}{複3格_en} 矢
steckte (過去) <stcken (他) (4格を) 差し込む、
           (自) 差してある 


【文法】
leises (形、中性4格混合) について:
 弱変化は簡単に覚えられたのに、混合変化は
 未だに頭の中も記憶混合という方は多いはず. 
でもこの混合変化、3つの例外をクリアすれば、
 あとは弱変化と同じです.
 形容詞の語尾変化は、男性1格と、中性1格、
 中性4格以外は全て弱変化(語尾en) です.
 つまり男性1格と、中性1格、4格だけが
 強変化(男性がer、中性が es)
 
 これを覚える歌:
 混合は中性1、4、男1(こんごうは ちゅうせいいちよん おとこいち
 es esとerあとは弱変 エスエスとエア あとはじゃくへん)
ファン
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
語学学習さんの画像
語学学習
はじめまして.ゴタぴょんと申します.通訳ガイド(英語)をしております.というかしていました.コロナの影響で現在仕事はありません.毎日ヒマなので、語学学習をしております.学習したノートを公開しますので、どうぞ、ご一緒に!
プロフィール