ていへんかけるたかさわるに

これまで LaTeX の番号付きリストの制御には enumerate パッケージを使っていたが,

・ item 間の縦のマージンを制御できない. item 間に挿入される縦マージンを狭くしたい.
・ item 間にテキストが挿入された場合の処理に限界がある:

  (i) ...
  (ii) ...
テキスト
  (iii) ...
  (iv) ...

のようなリストを作りたい.

という欲求があり気になっていた.

少し調べたら enumitem というパッケージがあることを知る.
これを使えば, 上記のようなことができることがわかったので導入した.
参考: [LaTeX] enumitem --- リスト環境のレイアウトを制御

上記の記事を読むと enumitem パッケージは enumerate 環境だけではなく, itemize, description 環境も制御できる広汎な機能を持っている.

さしあたり, 実現したかった item 間の縦マージンを狭くすることは

\begin{enumerate}[nosep]
 ...
\end{enumerate}

でできる.

また, テキストを途中に挟んだリストは, 上記の例のような場合には

  \begin{enumerate}[label=(\roman*)]
   \item ...
   \item ...
  \end{enumerate}
テキスト
  \begin{enumerate}[label=(\roman*),resume]
   \item ...
   \item ...
  \end{enumerate}

でできる.
ここでローマ数字 i, ii,... の部分をアラビア数字 1, 2,... にしたい場合には

\begin{enumerate}[label=(\arabic*)]

とすればよい.

またアルファベット a, b,... を a), b),... のようなリストにしたい場合には

\begin{enumerate}[label=\textit{\alph*})]

とすればよい.

機能がたくさんあるので, 少しづつ勉強したい.