今朝は体調がいい. 頓服の助けは必要だったが, もう少し朝の鬱が軽くなれば薬無しで起きられるようになるかも知れない.
昼過ぎに新宿で待ち合わせてデイケアの友人と会う.
お互いの最近の体調や近況報告の後, 今日は主に, 好きな作家や本の話をした.
最初のほうは, お互いが好きな作家の話などをしていたのだが, 何かのきっかけで話題が谷崎潤一郎に移った.
谷崎の作品の中で友人の一番のお勧めは『細雪』とのこと. 耽美の極致らしい.
そうなのだろうか.
『細雪』は未読なので, もうちょっと元気になったら読んでみよう.
友人は読みたい本はたくさんあるが, 統合失調症の幻聴が苦しくて, なかなか読めないと言っていた.
本を読んでいると, その「声」が妨害したり邪魔をしてくるらしい. 想像しただけで苦しい.
お互いの病気の話を再び少ししたが, こちらが疲れてしまったために切り上げて別れた.
帰宅途中から気分が沈んでくる. いろいろ話して頭を使ったことの揺り戻しが来たのだと思う.
やっと帰宅した時にはすでに鬱がかなり辛く, 布団を敷いて寝込んだ.
今日のことであらためてわかったが, 現在の自分にとって, 外に出ること, 人と交わることはかなりの無理を要する.
精神的な疲労が蓄積していて, 仕事を辞めた後もそれがまだ残っているのだ.
午前中に起きられるようになるなど, 一部回復してきていることは事実だが, それにしても相当疲れていることは間違い無い.
絵や数学とか読書, これら心を癒してくれるものも, 没頭すると疲れてしまう.
しばらくは, やりたいと思った時, その気力がある時に短い時間だけやるようにしたい.
外出の機会もなるべく減らして, 部屋で静かに過ごす時間を増やそう.
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