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2015年08月05日

113.Toy Soldiers :Cold War

TOY SOLDIER トイソルジャー



↑こちらはイメージです。お部屋で栽培できるアイデアグッズ商品で、本レビューとは関係ありませんが、本記事はこんな感じの人形の銃座を設置して、迫り来る敵の侵攻を撃退するタワーディフェンス系のゲームレビューになります。


 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「トイソルジャーズ:コールドウォー」のレビューです。
 いやー、これ、侮っていました。面白かったです!

 というのも、本作はTD系(タワーディフェンス系)なのですが、私は「ディフェンスグリッド」のような、きっちりと戦略を練り、敵の進軍ルートを操作してじっくりねっとり踏み潰す、アクション要素の皆無なTD系が好みでして、本作のような「敵のスタートからゴールまでが近い」「設備を置けるスペースが限られている」「ボスが出現し、縦横無尽に暴れまわる」などなど、ごく普通のTD系にはありえないような要素が満載の本作は、毛嫌いしていたんですね。

 で、リアフレが遊びに来た時に二人で遊べるソフトも遊びつくして(私は主にソロプレイでちまちま実績を取っている変人ですし、そもそも昨今のゲームは一つの本体で二人で同時に遊べるようなタイトルがとても少なくなってしまいましたから)、苦し紛れに「じゃあコレやってみぃ」とコントローラを譲ったのがきっかけでした。
 友人が隣で悪戦苦闘するのを眺めつつ、「こうしたらいいんじゃないか」「次はあの部隊がくるぞ、戦車砲を作れ」などと無責任に口出ししました。
 しかし、そのおかげか、一歩隔てたところから友人とゲームを観察することが出来、友人のプレイスタイル、モチベーション、テンションなどを見つつ、ゲームの進行の仕方を理解したわけです。
 なんということはなかった、私が本作の楽しみ方を理解していなかったのです。

 本作はTD系でありながら、設置した銃座を操作することができ、侵攻してくる敵を撃つことが出来ます。大抵の設備にはセカンダリウエポンも用意されており、銃座をアップグレードすることでかなり強力になります。
 勿論、敵の種類によって相性の良い設備が変わりますから、出てくる敵によって操作する銃座を適宜切り替えるわけですね。
 更に特定の敵を倒したり、特定のコンボ数を達成することで強力な支援攻撃が可能になったり、武装ヘリや戦車といった乗り物にも乗って蹂躙することが可能です。

 とにかく、本作はこのようにプレイヤーの操作によってかなりのごり押しが可能でして、ぶっちゃけ布陣が甘くてもなんとかなってしまうくらいに「プレイヤー操作」の比重が高いわけです。

 勿論戦略を練って、一切自分は手を出さずにウェーブを乗り切ることも可能ですが、やはり本作の魅力は、この「暴れられるTD系」というところに尽きるでしょう。

 ストーリー中盤からは私も参戦し、二人であーだこーだいいながら攻略したり、勲章やチャレンジを集めたり、攻略サイトを見ずに「金のアーケード(コレクタブル)」を探して回ったりと、楽しむことが出来ました。

 私と同じく「TD系なのにコレジャナイ」感を持っている人は、是非それを捨てて別の視点に立って本作に臨むことをお勧めします。必ず応えてくれるはずです。



☆★意外と忘れがちな一言TIPS☆★
 大砲の攻撃範囲は前方60度程度と固定に見えますが、実は大砲にカーソルを合わせてLB、RBを押すことで大砲そのものの向きを変えることができます。実績wikiのジェネラルプラチナ取得動画でお世話になると思いますが、知らないと損をするくらい便利な小技ですね。
 大砲や迫撃砲などの偏差射撃は難しいのでAIに任せたほうがうまく当ててくれます。

 他にも右スティック押し込みでの俯瞰視点や左スティック押し込みでの有刺鉄線設置、パッドで瞬時に銃座を切り替えたり、即座に修理が出来たり、ゲーム中では教えてくれない便利な小技がたくさんありますので、探してみてください。

 勲章の中に、「ナパームで敵を焼き尽くせ」とありますが、このナパームとは設置銃座のことではなく、戦闘機のサードウェポンのことです。
 右スティック押下で俯瞰視点に切り替えると落とすことが出来ます。

攻略サイト


2015年08月04日

112.Black Knight Sword

 おはようございます。あるへです。
 本日は「ブラックナイトソード」のレビューです。
 本作を知っている、あるいはプレイしたことがあるという人は、おそらくまずは世界観にぐっと引っ張られたのではないでしょうか。
 私もそのクチです。グロテスクで、ダークでありながら、ときたま現れる天使のような猫頭草(ねこずそう)にハートを打ち抜かれ、体験版をプレイしたあと即座にMSPを買いに走りました。

公式サイト

 本作はレトロタイプの2Dスクロールアクションです。劇場の幕が周囲に張られ、プレイヤー心理としては『観劇』しているかのような立ち位置で、主人公ブラックナイトを操作し、襲い来る奇妙で独特な敵を斬り倒して先に進みます。

 本作は『須田ゲー』と呼ばれる部類のゲームで、私は彼については疎いのですが、奇抜な世界観を作ることで有名ですね。現代とファンタジーが融合したような世界。プレイヤーが「観る」側の作中作のような視点。非常に落ち着かせつつ、味のあるナレーション。このナレーションも購入の後押しになりました。
 とにかく、こと世界観およびストーリーに関しては物凄くオリジナリティに溢れ、適当に流して1、2周した程度ではストーリーの全貌を把握することは不可能でしょう。
 といってもヒントもほとんどないので、空想に頼ることになりますが、このプレイ後の考察も人によっては楽しめますよね。

 そして肝心のゲームプレイの方ですが、こちらも世界観の紐解きと同様、一筋縄ではいきません。2Dアクションのレトロゲーを目指していますから、まるで古き良きファミコン時代のような、アーケードゲームのような、言ってしまえば鬼畜なわけです。
 難易度は数段階ありますし、本作は自前セーブで、ストーリーを見るために攻略するならばこまめなセーブ&ロードでなんとかなります。
 ただし、実績コンプを目指し、本作の目玉「アーケードモード」をクリアしようとするならば話は違ってきます。
 敵の配置、堅さ、物価などはストーリーモード一周目<二周目<アーケードモードの順に厳しくなっていきます。
 さらにアーケードモードでは途中セーブが出来ません。
 敵の配置が嫌らしく、何度も何度も死んで覚えるタイプのゲームになります。

 こうして、世界観、ゲームプレイ、それぞれを個別に見るととても良いゲームなのですが、この二つを合わせて見ると、二つの要素が互いに喧嘩しているきらいが、個人的に感じられます。

 私の場合ですと、世界観に惹かれて本作を購入し、本作の奇妙で独特な世界を探検したい……と思うのが普通でしょうが、そんな時、この鬼畜難易度が足かせになるんですよね。お話の世界に浸りたいのに、何度も死んで、ゲームオーバーを繰り返して、観客の「あぁ〜」という声を聞くと、強制的に現実世界に戻されてしまいます。
 そもそも、私は世界観が気に入り、この世界に移入したいと思っているので、作中作のような、メタ的な、この周囲の幕や舞台、観客はいらないとすら思っています。

 そして逆に、本作を鬼畜な2Dアクションだと知り、目眩めく(めくるめく)トライ&エラーの旅に出たいと思っている方にしてみれば、今度はこの奇妙で独特すぎる世界観、雰囲気作りのための一手間やロードなんかが、効率的な回転を邪魔してくるのではないでしょうか。
 ジャンプして斬って、転がるだけのゲームかと思いきや、ストーリー中盤と後半でシューティングステージが突然始まり、困惑するかもしれません。
 またこのシューティングは、世界観としては非常に面白いのですが、純粋なシューティングとしては今ひとつで、当たり判定がよく分からず、自機も大きく、それでいて敵の攻撃は嫌らしいです。

 そんなわけで、もう少し、二つの要素の融合について気をつけて、丁寧に、どちらの位置についても楽しめるように配慮されていたならば、もっと良いゲームになっていたのではないでしょうか。

 たとえば、高難易度路線でいくならば、もう少しストーリー性を強め、ヒントを撒いていてくれれば、「先が知りたい」「もっと深く知りたい」という欲求をアーケード攻略のモチベーションに出来たかもしれません。現状、ストーリーについては、渋くて味のあるナレーションを聴いて耳を癒すくらいが大部分だと思われます。
 逆に世界観を大事にするのであれば、敵のうっとおしさをもっと控えめにし、心理的に余裕を持ってステージの探索にあたれるようにすべきです。
 しかし現状は、割と見つけやすい位置に猫頭草が在るのみで、攻略に関係のない脇道など皆無の一本道です。

 なかなかツボにはまれる人はいないでしょうが、良作だとは思います。
 猫頭草をコンプリートした後のちょっとしたサプライズは、非常に和みました(笑)。



2015年07月31日

111.バトルブロックシアター

Video Game Music



↑ バトルブロックシアターのBGMも入っています。サンプルをご視聴ください。

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「Battle Block Theater」のレビューです。
 本作は非常にアーケードライク、もっと言えばファミコンのような、ゲームのコアな本質を持つ作品でして、難易度の兼ね合いもあり、好き嫌いが分かれる作品ではないでしょうか。
 個人的には傑作の名誉をあげてもいいくらいのクオリティですが、好き嫌いで言うとあまり好きな種類のゲームではありません(笑)。

 本作は多彩なアクションを駆使してステージの罠を掻い潜り、宝石を集めてゴールするパズルアクションでしょうか。
 独特な世界観を持っており、かなりコミカルなゲームですが、シビアな操作を要求するアクションも少なくなく、ノーマル難易度でもけっこう難しいです。

 まず目を引くのはやっぱり世界観ですね。キャラ絵など万人受けしそうですが、マシンガンのように喋りまくるナレーションはアクが強いです。悪くないどころか良い味出してるんですけどね。エンディングの流れは、このナレーションを聞くだけで達成感を得られるほどです。
 BGMも物凄くノリが良く、気分的には終始ハイテンポでいられるはずです。キャラを動かさずにじっと聴き入るのも割とお勧めです。

 ステージ構成は、巷に溢れる鬼畜自作ゲーほどではありませんが、なかなかに意地悪でどのステージも一筋縄ではいきません。死んで死んで一歩ずつ覚えていくゲームです。終盤はノーマルでもタイミングが難しく、何度も投げ出しそうになりましたがなんとかクリアしました。
 といいつつ、チェックポイントのないクレイジーモードもシングルはクリアしました。非常に難しかったですが、私の粘り勝ちです。うふふ。
 イメージの湧かない方は、「キャッスルクラッシャー」の会社、と言うと通じるでしょうか?

 そして本作の特徴的なところは、ステージを自作して公開できる、という点ですね。おそらく本編のステージはエディットモードを使って作られているらしく、どんなステージも作ることができます。
 公開されているステージは星の数ほどありますから、もし本作を面白いと感じるならば、いつまででも遊び続けられると思います。

 そんなわけで、私もついでにレベルを1つ作って公開しました。

 ローカルゲーム→ファーボトムズフィーチャー→コミュニティシアター→お好みの難易度を選び→プレイリストを検索、から作者名「aida olfew」、チャレンジ名「AL challenge」からダウンロードして遊んでみてください(もしもう一つの方を見つけてしまった方は、触れないでください 笑。実績のために適当に作った黒歴史です)。

 クレイジーモードもクリアした後に作ったので、操作の慣れていない段階ではかなり難しく感じると思いますが、きちんとテストプレイを重ね、ちゃんとクリアできるものにはなっているはずです。
 まだ公開してから二、三日しか経っていないのですが見に来てみたら130ダウンロードほどいっていました。まだまだプレイヤーは多いようです。
 その代わり評価は基準の星3から下がっていました(笑)。最序盤の仕掛けが難しくて断念したプレイヤーが多いようです……。

 ストーリーモードを最後までプレイした方なら、この程度はどうということもないとは思うのですが。私でもこれはちょっときつかったかな、と思ったのはフィナーレの2つ目です。頑張って何度も死んでください(笑)。

 こういったシンプルなルール、シビアなアクション、タイムアタック、といった要素はあまり好きではないのですが、一人で解除できる実績をコンプし、二人で協力するタッグノーマルも妹とやり遂げ、オンライン実績もクリアし、リアフレとタッグクレイジーを挑戦中(←今レベル6あたり)の今現在の体験と経験から見るに、やはり本作は質が高いと思います。

 本作をお持ちの方は是非とも私の作ったステージをプレイしていただき、あーだこーだと感想をいただけると嬉しいです。ではでは。


2015年07月30日

110.地球防衛軍3

地球防衛軍3 Xbox 360 プラチナコレクション



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちらB級名作タイトル「地球防衛軍3」のレビューです。
 B級なんて作品に対して失礼ですか? シンプルなルール、操作性でありながら懐が深く、それゆえ幅広い戦略と戦術が生まれる、また鬼畜な高難易度ではそんな高度な術(すべ)と腕が要求される、人によっては傑作となる作品です。
 本作はPS2で話題となった「THE・シンプル」シリーズに端を発します。

公式サイト

 ホントのところはわかりませんが、ユーザー目線で立ってみると、このシンプルシリーズというのはグラフィックやストーリーは二の次として、単純明快なアーケードライクなゲームを目指そうという感じで作られました。
 そのため本作以前のシリーズには「囲碁」や「将棋」、「ポーカー」など本当に単純な「ゲーム」ばかりで安価であること以外に目立った特長はなかったのですが、PS2といえばゲーム時代の繁栄期。数多くの名作、傑作がポコポコと出現した時代です。ハード性能も伴って、ゲームのシステム、ルールもどんどん複雑化していきました。
 そんな時代に逆行するかのように出現した「シンプル」シリーズは、ある意味ニッチ産業でした。

 というわけで、ただ単純な、誰でも知っていて、誰でも開発できるようなゲームだけでなく、「地球防衛軍」を初め、コストを削ってアイデアで勝負する「シンプル」シリーズも出現し始めたわけです。
 なんでしたっけ、アレ。「メイドと機関銃」でしたっけ。一瞬だけやった後友人に借りパクされたままなんですけど、当時なんか斬新だなーと思って購入した記憶があります。ものすっごいボリューム少ないんですけどね(笑)。

 本題に入りますが、本作地球防衛軍3は、ナンバリングされていますが、詰まるところEDFの立役者、「地球防衛軍」をリメイクしたような作品です。
 そのため、2に出てきたペイルウィングや数多くの敵種、武器種、ステージが削られてしまい、2のボリュームの「爆発感」を知っているプレイヤーからすれば、若干物足りないのですが、綺麗になったグラフィック、早い処理速度、お囃子(はやし)部隊(笑)、フルプライス並みのシステム的なアップグレードはさすがです。

 現在では4が発売され、こちらは待望のペイルウィングだけでなく新たに二種を加えた合計四種のキャラクターで遊べますし、ステージ数も倍……ではなくオンも含めれば四倍ですね。武器も増え、敵も増え。
 本作では画面分割プレイが限界でしたが、4ではオンラインで4人同時に遊べます。
 実績面でも3を凌駕する量とやりこみを要求され、大満足の決定版となっています。

 そんなわけで、3をやるなら4をやれ、ストーリーなど在って無いようなもの、続きもクソもないわけで、一も二もなく4をお勧めするんですが、残念ながら私は4を持っていません。
 4をプレイしない理由としてはいくつかあります。

 まず、個人的に地球防衛軍シリーズにのめりこむには一味足らないこと。シンプルがコンセプトゆえの弊害だと思います。シリーズを通してだんだんと武器が増えたとか、敵が増えたとか、グラが良くなったとか、そういうんじゃないんです。
 こういうものが増えたり良くなったりしても、根本的なコンセプトは変わらず、とにかくステージ中の敵を殲滅せよ、というルールには変わりないじゃないですか。
 キャラクターが行えるアクションというのも、せいぜい撃つ、走る、転がる、たまに運転、だけですよね。
 そのシンプルさが良いんだ、少ない札をどのように組み合わせ、武器を選び、立ち回るか、そこが重要なんだと。
 そこに魅力を感じれば、本作は存分に楽しむことができるのですが、やはり私は現代っ子でして、シンプルすぎるものは飽きが早いようなのです。
 決してつまらなかったわけではないのですが。

 もう一つも私にとっては重要な案件です。すなわち実績。
 本シリーズ、といっても実績が入るのは3と4だけですが、この実績が物凄くハードルが高いんですよね。長時間のやり込み+腕が必要なわけです。
 3でも割とひいこら言いながら、自爆戦法に頼ってしまった私ですから、4の実績をコンプリートする自信がまったくありません(笑)。

 ゲーム性としてはもしかしたら無双シリーズに似ているかもしれません。面白いんだけど、やっているうちに何かが物足りなくなる。
 でも時間が経つと、ふとまたやりたくなる。

 中毒性はたしかに持っています。実績を気にせず、高難易度の攻略にも目くじらを立てない。たまに中難易度程度でわいわい、あるいはさっくり遊びたい。そんな人こそ、本シリーズを末永く遊べ、本作の魅力を味わえるのかもしれません。

 書いていたら4やりたくなりました(笑)。


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実は、草案をもう一つ用意していまして、どちらを掲載するか悩みました。
上のほうが若干良いかなって程度で、内容の方向性も見せ方もほぼ同じ、ただ言葉を変えただけです。
せっかくですので、趣向を変えてこちらも掲載します。
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 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら、今や知らない人はいない(であろう)名作B級タイトル「地球防衛軍3」のレビューです。

 正直なところ、シンプルすぎてハマるには一味足りない印象でした。実績も4が出た今となっては相対的に温く(ぬるく)なっていますが十分に鬼畜です。
 シンプルの定義ですが、目や脳を楽しませる、という意味でルールがシンプルであり、決して爽快感がないだとか、敵がしょぼい、という意味ではありません。

 本作は3と銘打ちながらも、実質はPS2で最初に出た地球防衛軍のリメイクにあたる作品です。
 そのため兵種は陸戦のみ、PS2の地球防衛軍2と比べると、マップの質やシステム的なクオリティ、爆発エフェクトなどのグラフィックが豪華になった分、前作と比べてステージ数は半減し、武器の種類や数も控えめになりました。
 私も皆さんと同じく(笑)ペイルウィングが好きで、2では空ばっかり飛び回っていましたのでなんとも残念な気持ちは拭えません。
 また中ボスにあたる超巨大生物も減ってしまったのが無念ですね。

 続編である4では待望のペイルウィングばかりかさらに二種追加され、敵の種類、ステージ数、武器、何から何まで超絶ボリュームアップしただけでなく、なんとオンライン協力プレイまで搭載されているのですから、3より4をお勧めしない理由はありません。

 ですが私は4は未プレイですので、とりあえず3のレビューに留まりたいと思います。
 本作はTPSです。出来ることといえばシンプルイズベスト、撃つ、走る、転がる、くらいです。あとはたまに乗り物を操縦したり。
 この単純明快なアクションを組み合わせて、津波のように押し寄せる巨大生物を全滅させるステージクリア型シューティングゲームです。
 多くのストーム1はこの単純でありながら、いや、単純ゆえに奥の深い戦術(出来るアクションは限られているので、あとはどの武器を使うか、どう切り替えるか、そしてどう立ち回るか、が非常に重要になってきます。敵の挙動はダークソウルも真っ青な理不尽さに溢れています)、グラフィックは次世代機でありながらまるでファミコン(良い意味で)をやっているかのような中毒性とリプレイ性に魅了されました。

 私はと言えば、まあ、現代のゲームの方が好きです(笑)。

 そんな理不尽さ、無双ゲーばりの敵の数、絶望感に飲み込まれ、いったいどのように殲滅していくのか、試行錯誤しながら何度も何度も倒され、いつしか攻略の糸口を見つけ出し、さらにリトライを重ねてようやく1ステージをクリアする。
 その達成感たるやすさまじいものがあると思います。
 現代においてゲームの目指す方向は違っていますが、まだテレビゲームがゲームとして成熟していなかった頃、確かに存在していたゲームとしての本質が詰まっています。

 たしかに、撃つ、走る、転がるしか出来ないのですが、武器の種類が豊富であることも本シリーズの長点です。
 基本的な現代武器(アサルトライフルやショットガン、スナイパーライフルのような武器)はもちろんロケットランチャーやグレネード、へんちくりんなネタ武器から超強力な範囲武器まで、一通りは揃っていますので組み合わせの妙や攻略の幅というものは広いです。

 なんだかんだ言いながら程よい難易度で、妹やリアルフレンドと撃ちまくるのは楽しかったです。
 シンプルシリーズの中でもきちんと本質を踏まえたシンプルさを捉えており、そのアイデアは素晴らしく、とても懐の深いゲームだと感じました。

 こうなると4がやりたくなるのが人情ですが、実績のことを考えると……ね(笑)。

攻略サイト



2015年07月27日

108.Doritos Crash Course

ジャパンフリトレー ドリトスメキシカンタコス味 63g×12袋



 おはようございます。あるへです。
 突然ですが皆さんは「ドリトス」というお菓子を食べたことがありますか? よく食べますか? 私はたまに食べます。トルティアチップという、とうもろこしが原料のお菓子で、海外では日本のポテトチップのように有名なお菓子です。堅めの歯ごたえ、素朴な味付けがおいしいですよね。

 さて、今回紹介する作品は……えーっと、そのドリトスを販売している……うーんと、フリトレーという会社主催の、その、ゲームアイデアコンテストで入賞した作品であり、Xboxユーザーならば無料で遊ぶことができます。
 ごめんなさい、間違ってはいないと思いますが、自信がありません。「ドリトス好きだよ」から「その説明で間違ってないよ」というコメントまで、何でも結構ですので補足してもらえると助かります。

 とりあえずそうことでいきましょう!(適当)
 ドリトス作ってるところがゲームコンテストを開き、(おそらく)膨大な応募作の中から選ばれたゲームが、ドリトスの宣伝用ゲームとして無料で公開されているわけです。
 このコンテスト、歴史があるのか、過去には「Dash of Destruction」なんてゲームもマーケットプレイスで配信されていました。今では配信停止していますが。

 本作は横スクロールジャンプアクションです。どこかで見たような障害物競走を、ご自身のアバターを使って駆け抜けるシンプルなゲームですが、ゲーム世界の作りこみが優秀で、アバターも生き生きと動き、とてもアマチュアが作ったとは思えないクオリティです。
 本作はドリトス宣伝用のゲームではありますが、ゲーム内に邪魔な広告が入ったり、どこかにドリトスのロゴがデカデカと掲載されたりといった、「偉い人から作品を穢されるような要求」というのを感じないのです。探せばどこかにこっそりドリトスの名前があるかもしれませんが、本作をプレイしていて「あー、そういえばこれドリトスか」と意識させられることがまったくありませんでした。
 一番「ドリトス」を意識させられるのはせいぜいタイトルでしょうね(笑)。

 その潔さ、ゲームに対する理解、素晴らしいです。
 その姿勢が逆にドリトスを知り、多くのユーザーに認知させる結果になっていると思います。

 作品そのものの出来、クオリティも非常に高く、ストーリーなど皆無ですが、生き生きと動くアバター、カラフルで機智と意地悪さに富んだ様々な障害物ステージ、観衆の歓声と、臨場感を感じまさせますね。

 ある日マーケットプレースに「ぽっ」と出てきたのを、無料だからという理由で即座にゲットし、さくっと実績コンプしましたが、何の予備知識がなくとも、素直に良いゲーム、良く出来たゲームだと感じました。
 軽くて、シンプルで、それでいて意地悪で、ふっふっふ、ドリトスみたいな味ですね。

 更にすごいのが、本作は世界でもかなりの評価を受けたようで、なんと(低価格ですが)有料でDLCが存在し、なんと続編である2もリリースされた、という実績です。
 1と2の配信について若干の紆余曲折があり、2015年現在確認したところ、本作1については本体およびDLCどちらもダウンロードして遊ぶことが出来ますが、2については配信が終了しています。

 やっぱり1よりもアクションやステージの幅が広がった2の方が面白かったのですが、ちょっと残念ですね。
 2の方はデフォルトで400実績あるので、こちらの意味でも非常に美味しい作品でした。

 無料ですし、ドリトスに何の興味もなかったとしても、遊ぶことにプレイヤーのデメリットはありません。
 多少、ステージ構成(ここでこの罠使ってくるか! わー、この罠の回避苦手……など)に意地悪さを感じ、いらっとくる瞬間もあるでしょうが、難易度は概ねマイルドです。
 オフでの多人数競走にも対応しているので接待ゲームとしても良いかもしれません。ドリトスの話題で花が咲くかも!?

 なんてね。ライトな感覚で飛んだり跳ねたりを楽しめる良ゲーです。



2015年07月26日

106.Hexic HD

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ヘキシック HD」のレビューです。
 本作はXbox360のデモンストレーション的なタイトルで、本体HDDにプリインストールされています。また、誤って削除等した場合でもマーケットプレースで無料で落とすことができます。

 Xbox360の性能を活かした、素早いロード、ラグのない爽快なエフェクト、空いた時間にまったりのんびり出来るモードとBGM。そして実績(笑)。
 旧世代となってしまった今では取り立てて見直すほどのものでもありませんが、Xbox360をお持ちの方なら誰もが一度は起動したことがあるのではないでしょうか。

 本作は六角形のパーツで埋め尽くされた盤面を用いたパズルゲームで、隣接する三つの(あるいは特殊なパーツを用いて六つの)パーツを右および左回りに回してパーツを消す3マッチタイプのゲームです。
 ただし、本作が他と違うのはこのシンプルなルールを用いてゲームクリアを目指す点ですね。

 基本的なモードとなるマラソンモードでは、とにかく消せば良い、というわけではありません。むしろ消してはいけない。
 何が何だか分からない初心者のうちは手当たり次第に消していって、「おおー、コンボみたいのが気持ち良いな」とか思うわけですが(私もしばらくそうやって遊んでいました 笑)、どんどん消していくとスコアが溜まり、レベルが上がります。
 レベルが上がると当然難易度が高くなり、色が増えたりお邪魔パーツが出現してきたりするわけです。
 本モードの目的はゲームクリアであり、その条件はとても特殊なパーツを三つ作って消すことです。
 この特殊なパーツというのは、適当に消していれば出来上がるようなものではなく、緻密な計算によって計画的に生産されるべきものなのです。クリア条件ですので当然作るのには手間がかかり、ほんの一手のミスで全ての努力が水の泡になるようなシビアで繊細な計算が求められます(その代わり制限時間はありませんので、まるで詰め将棋のようにじっくりと考えて時間をかけてプレイすることができます)。
 当然、お邪魔パーツが出てくればそちらの処理をせざるを得なく、手順は煩雑になってしまいます。
 消すな、と言ったのはそのためなんですね。

 あるへはこのゲーム、苦手です。
 Xbox360購入当時、適当に消して遊ぶだけの暇つぶしゲーでしかありませんでした。ある時攻略サイトを見て興味が湧き、再び挑戦したのですがやっぱりクリアには至りませんでした。
 ただ、この考え方の違い、というかプレイ方針が変わったことでまた新鮮な気持ちで本作に挑戦し、本当の魅力というものが見えた気がします。

 Xbox360をお持ちの方、HDDに眠っている本作をもう一度プレイしてみませんか?
 本作は最近増え続ける「時間に追われつつ、華麗な指捌きを要し、機転と瞬発力を試す」ようなアクションパズルゲームではありません。
 一手一手、先を読み、レベルを低く抑えながらどのようにブラックパールを作るのか。この詰め将棋系の魅力を知り、中毒になるプレイヤーがいても不思議ではない名作です。

P.S.
「Hexic」「攻略」で検索するとたくさんヒットします。私が昔見たサイトがどれだったか忘れてしまったので、今回は紹介しません。ごめんね。
 一番手間のかかるブラックパール、三つ作るだけでも大変なのに、これで盤面を埋め尽くすとか。Hexicの世界は果てしなく奥が深いようです。


2015年07月25日

105.天誅千乱

天誅 千乱 Xbox 360 プラチナコレクション



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「天誅千乱」のレビューです。

 天誅といえば、日本のステルスアクションの先駆けでしたよね。私がステルスアクション好きになったのも、「天誅2」をプレイしたのがきっかけでした。
 個人的には、妖術を使う敵が登場する正式ナンバリングのヒーローストーリーよりも、「紅」が一番好きです。

 さて、本作はそんな天誅シリーズの最新作です。……とはいってももう続きが出る気配はありませんが。
 PS、PS2とシリーズを通して見ると、やはりXbox360の恩恵を強く感じますね。
 とにかく視認性が上がったため、非常にプレイしやすいです。
 PS、PS2では遠くの地形や敵を描画する余裕がないため、どうしても視点は近場寄りになってしまうんですね。物陰に隠れて向こうの様子を窺いたいのに、ハードの限界のせいで先は真っ暗ってことがよくあり、どうしても気配メーター頼りになってしまいます(逆に考えればだからこそ気配メーターを導入したのでしょうが)。

 Xbox360になったことで、そんなもどかしい悩みは解消されました。グラフィックは粗めで「美しさ」や「深さ」という点では舞台に立てませんが、私が天誅シリーズをプレイする度に感じていた「もっと遠くまで確認したいよ」という叫びは、ようやく届いた感じがして、それだけで忍んでいてとても楽しかったです。
 そんな、世界の認識から自分を消すことに喜びを感じる(笑)私は実績コンプのために全50ステージ×3難易度を回すのも苦ではありませんでした。
 難易度の差はそれほど感じず、敵配置も難しくはないけれど簡単ではなく、やや温め(ぬるめ)のいい塩梅で、ステージを攻略していく喜びを堪能できました。

 ま、ストーリーについてはいつもの天誅。今回は力丸は脇役ということで3のようなとんでも妖術使いやしつこいあいつらは出てきませんが、「紅」ほどのヒューマンドラマを感じられるでもなく、添え物程度の出来だったのは少し残念です。
 ストーリーに引っ張られてムービーや面倒くさいお遣いをやらされるような特殊なマップが出てこないだけマシですが。

 特殊なマップといえばステージ16「越後屋追走劇」。
 本作唯一の高難易度マップであり、今までと若干趣旨が変わり、苦労すると思います。ただ、効率の良い立ち回りの動画なんかがアップされていますし、何より本当に難しいのはここだけなので、気分を変えてチャレンジすることができます。
 立ち回りさえ覚えてしまえば、実のところそこまで難しくはないですし、「難しいのはここだけだから」と知っていれば我慢もできます。
 そんな意味では良いステージだと思いました。

 それからオンライン。
 本作にはオンラインで遊べるというのは良い利点だと思いました。
 もうかなり古いタイトルで、しかもケース割れで捨て値同然で買ってきた天誅、オンに人がいないのは当然と思い、それでも一応繋いでみたわけです。
 いました。人が(笑)。二人程度。
 2015年現在も人がいるとは思えませんが、もし一緒に遊ぶことができたら物凄くラッキーであるとともに、天誅の人気の根強さを感じますね。
 実績視点で見るとオンラインで遊ぶことに意味はありません。全ての実績はオフで解除でき、オンラインで一緒にミッションをクリアすることで得られるものもほとんどありません。
 ただ、その気軽さが良い。
 私が繋いだ時、偶然別の人と繋がったのは本当に幸運だったと思います。
 その後も気が向けばオンに行き、その度に何度か他のプレイヤーと一緒になりました。捨て値同然で買ったというのにオフだけでなく、オンも体験できるとは本当に良い買い物をしたと思いましたね。

 と、実にならない思い出話は置いておくとして、とりあえず4人全員ふんどし一丁で忍ぶのは楽しかったです(笑)。

 今でこそドラマティックなMGSや自由度満点なデウスエクス、ディスオナード、シーフ、屠るために隠れる攻撃型のスプセル、溶け込むアサクリ、ヒットマン等々様々な方向性がありますが、たまにはこんな単純明快、シンプルでパズルのようなステルスも楽しいですよ。



2015年07月24日

104.Peter Jacson's KING KONG

PETER JACSON'S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ピーター・ジャクソン キングコング」のレビューです。

 正直に言うと、私はキングコングという映画作品をよく知りません。ピータージャクソン氏がロードオブザリングの映画監督だと言うことも、wikipediaで調べて初めて知りました。

ピーター・ジャクソン(wikipedia)

 というわけで、白状しますと本作は「ストーリークリアするだけで実績1000コンプリートできる」という実績ブーストのために投売りされていたのを買っただけで、「キングコング」という名前に思い入れがあるわけではありませんでした。
 よって、キングコングの歴史についての認識(ピータージャクソンのキングコングはリメイク作で、オリジナルが存在する)や氏の作品を元にしたゲームということで、原作やオリジナルとゲーム描写の違いなどを堪能し、考察するでもなく、「へぇー、キングコングってこんな感じだったんだー」みたいにのんきに遊んでおりました。

 wikiを読む限り、本作はピータージャクソンが監督したゲーム、というわけではないようです。
 ピータージャクソン氏が構築したキングコングの世界観を拝借し、ストーリーをトレースした、とでも言いましょうか。
 海外では旺盛なLEGOシリーズゲームと作り方が似ているのですが、質はまったくの別物です(LEGOシリーズにはLEGOブランドなりの「本気」の創り込みを感じ、とても良く出来た二次創作として楽しめますが、同時に旺盛な「人気の映画をゲーム化」しちゃったこれらの作品「キングコング」や「パイレーツオブザカリビアン」などは、金になるから開発した感が強いです)。

 詰まるところクソゲーではあります。
 アクションゲームとしては質が悪く、実績項目も穿って見ればやる気が無いということですが、実績ブーストゲーとして見れば悪くはないかなと。
 そしてブーストゲーとして何も期待せずに遊ぶならば、キングコングの作品自体が持つ牽引力が幸いして、なかなか楽しんで遊ぶことが出来ます。

 本作は人間が主人公のFPSシーンと、キングコングが主人公のアクションシーンの二つを交互にプレイすることで進んできます。ひ弱な人間主人公の時は、恐竜や虫などの架空の生物に追いかけられながら知恵を絞って生き延びるんですね。槍に刺した虫を放り投げてタゲを替えたり(注意を逸らしたり)、ちょっとしたパズル感覚で進んでいきます。
 対してジャングルの王者キングコング視点では原住民の村を破壊して回ったり、巨大なティラノサウルスと殴りあったり、絶壁の谷を軽々と渡っていったり。

 基本的には一つの島が舞台ですが、密林の中だったり、遺跡の中だったり、大草原で巨大な草食恐竜が横断する中を掻い潜る、なんてシチュエーションがあったり、きちんとキングコングらしく終盤はニューヨークの町が舞台だったりと、バラエティに恵まれており楽しめました。

 もともとが怪獣映画でありながら、ヒューマンドラマもある名作、ということでゲーム化する際にも変にこだわらなかったのが良かったのかな。

 はてさて本作は誰に対してお勧めしたら良いものか。
 映画やキングコングという作品に対して思い入れのある人は、逆に本作のクオリティの低さに憤慨する可能性もなきにしもあらず……。
 ただ、本物のキングコングを知らない私としては、本作でキングコング作品を疑似体験するのは「アリ」じゃないかと思います。思ったほどは悪くなかったです(いつかレビューしますが、逆に「パイレーツオブザカリビアン」の三作目をゲーム化したアレは映画疑似体験ゲームとしてはまったくお勧めできません)。


2015年07月23日

103.Ninety-Nine Nights

NINETY-NINE NIGHTS(N3) Xbox 360 プラチナコレクション



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちらN3こと「ナインティナインナイツ」のレビューです。

 なにぶん、Xbox360の最初期の作品であり、続編であるII(引き継がれているのは世界観くらい)も大分前に発売された今となっては見劣りする部分の方が多いですが、個人的にこのゲーム、IIよりも好きでした。
 そういえばXbox360本体を初めて買い、さてさて新世代機とはどんなものかと、いくつか買ってきたソフトの中から初めて起動したタイトルはこれだったんじゃないかしら。
 ディスク直起動のファンの爆音には驚きましたが、本体をアップデートしたことでインストールできるようになったので、ほっと胸をなでおろした記憶もあります。

 そんなわけで、PS2と比べてしまえばオープニングや間に挟まるムービー、いやゲームプレイ中でもその美しさには素直に驚きました。今でこそ「この程度、どこにでもある」のでしょうが。ぼかしたような粗もなく、色味もくっきりクリアに、私の好きな中性ファンタジーの世界が広がっており、ステージも広く、モンスターを相手に無双するのは楽しかったです。

 あれから数年が経ち、冷静に考えてみれば今のゲームと比べて未熟な部分はたくさんあります。
 キャラ造詣、ストーリー、世界観構築の三本柱についてはとりあえず話題に載せるほどの出来ではありませんので割愛。
 1ステージ毎、やや長めの構成ですが数は少ないです。いわゆる無双ゲーですが使えるキャラクターも少ないです。また、レベルの概念があり、キャラのアクション解禁やステータスアップに繋がりますが、無双ほど細やかではありません。最大レベルはざっくりと9までです(笑)。ただ、無双に関してはレベルが99だったり他に熟練度が99まであったりと、刻みすぎていると感じているので本作はこれでいいと思っています。1レベルの恩恵がきちんと感じられますね。
 他にも、やはり種類は少ないですが装備品で特殊な効果を付け足したりできるので、この辺はRPG的な醍醐味があります。

 さて、本作に登場するキャラが少ないお陰で、アクションに対する個性はかなり出ていると思います。
 主人公インフィはやはり性能としてはトップクラスの使いやすさでどの技も爽快です。対するヒロイン(笑)的扱いのアスファも毛色が違い、インフィほどではありませんが扱いやすい性能です。
 面白いと思ったのは魔法少女テュルルと、隠しキャラクターですね。
 テュルルは見た目どおりの性能で、遠距離タイプです。通常攻撃は連射性能だけが取り得の水鉄砲(笑)。これだけで進むのは無謀ですが、本作は様々なコンボが存在し、技の種類も(覚えきれないほど)豊富ですので問題ありません。
 テュルルの何が面白いかと言えば、それは「ピーキー」さ、とでも言うのでしょうか。通常攻撃は勿論、他の技もクセが強く、遠距離タイプといえども触ったばかりでは扱いにくさが目立ちます。加えて立ち回りに「飛行」を用いたりと、工夫しながら動くのが楽しいキャラです。

 ところで本作には「オーブアタック」なる超必殺技が存在します。よくある敵を倒してゲージを貯めて、好きな時に発動するやつです。
 このオーブアタック、「必殺」の名に恥じない強力な攻撃で、さらに超広範囲です。このオーブアタックがキャラ毎にはっきり違い、使い勝手もまったく異なり、「N3らしさ」を醸しだす大きな一因となっていて、発動時はかなりテンションあがりますし、群がる雑兵をまとめて吹き飛ばす爽快感はすごいです。
 そんな中でも、このテュルルと隠しキャラクターのオーブアタックは抜きん出ていると感じました。
 テュルルは水の魔法使いで、オーブアタックは津波を召還するのですが、その範囲の半端無いこと(笑)。マップがだだっ広いということもあって、向こうに豆粒ほどのモンスター達が綺麗に整列して待ち構えている様も見えるのですが、そんなところまできれいさっぱり洗い流してしまえるんですね。
 状況にもよりますが4、500killは難くないかと。

 それでもって隠しキャラクターです。見た目や戦い方から普通に戦っていても十分に楽しいのですが、オーブアタックはテュルルを遥かに凌ぐ規模と破壊力でした。
 あまりの広範囲、破壊力に、Xbox360が数秒動きを止めるほどです(笑)。
 圧巻でしたね。
 隠しゆえにステージ数も少ないのが本当に残念ですが、ことテュルルとこのキャラに関してはオーブアタックを撃ちたいがためにステージを攻略するような、とても素晴らしい演出だと感じました。

 言ってしまえばN3は超必が楽しい無双ゲー。

 欠点を上げれば人によって無数に出てきそうですが、個人的には当たり判定とリアクションが目に付きました。
 本作は並み居る雑魚を蹴散らすのは文句無く面白いのですが、たまに出てくるボスと戦うと途端に詰めの甘さを実感します。
 ボスには特定のモーションや攻撃中は無敵判定があったりなかったり、攻撃してものけぞったり派手なエフェクトが出るわけでもないので、どのタイミングで攻勢に出るべきかかなり迷います。大技を当てて体力がごりっと減る時もあれば、似た状況で同じことをしてもほぼ通ってなかったり。
 加えて1ステージが長く、チェックポイントもないのに、ボスだけはやたらと高性能なんですよね。特別なモーション、不可思議な無敵時間、スーパーアーマー、高い攻撃力。油断しているとあっという間にゲームオーバーです。
 道中は問題なく楽しいのに、このボス戦だけは「戦闘感」を得られずがっかりでしたね。

 何気にタイトル画面のBGMはけっこう好きでした。これを聞きながらコンセプトアートを眺めるのは、実績コンプ後の一息にぴったりです。

 ちょっとでも興味があるのなら、やらないのはもったいない。
 続編IIと比べれば勿論荒削りで、純粋なゲームプレイ、アクションに関してはやっぱりIIの方が面白いです。
 ただ、プレイ体験のシェイプアップと同時にそぎ落とされてしまった、チャレンジ精神、トライ精神というのが息づいている気がして、私は評価しています。

攻略サイト1
攻略サイト2
攻略情報があまり充実していないので二例ほどあげておきます。



2015年07月21日

102.Zone of the Enders HD edition

ZONE OF THE ENDERS HD EDITION (通常版)



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ゾーンオブエンダース HDエディション」、通称Z.O.E.のレビューです。ちなみに「ジ(ザ)」は言いません。

 本作は、以前紹介したDMC HDコレクションのように、過去PS2で発売されたZ.O.E.シリーズ二作「Zone of the Enders」と続編「ANUBIS Zone of the Enders」を一枚のディスクに統合し、現行機用にHDリマスターした作品です。

 私としては「より美しくなったZ.O.E.が遊べる」というのはおまけで、むしろPS2時代感銘と衝撃を受けたANUBISをもう一度プレイしたい、という思いから購入しました。

公式サイト

 いやー、やっぱり良いですね! アヌビス!

 プレイした経験があるのはアヌビスの方で、実は初作には触れたことがなかったのでこれもまた良い経験になりました。
 続編であるアヌビスの陰に隠れてしまうのですが、やはりアヌビスの原型になったようなタイトルですので、アヌビスらしさ、という点では楽しむことが出来ました。

 ただ、どちらもボリュームとしては少なめなのがやや残念なところではありますね。
 小島作品の常で、難易度は抑え目で(矛盾してますが簡単とは言ってない 笑)やりこみもし辛いです。

 割とあっけなくコンプできてしまったのは心残り、もう少しZ.O.E.に浸りたかったという印象はありますが、何より当時の感動をそのまま、おまけにとても綺麗な映像で再び味わえたのが何より大きいです。
 個人的には現在自分が棲息するXbox360でアヌビスをプレイできた、おまけに実績ももらえた、ただそれだけで大満足でした。

 本作Z.O.E.シリーズは優秀なAI(よく喋る。ちなみにこのAI、ADA:エイダという名前ですがあるへのゲーマーカードとは関係ありません。笑)を備えた人型ロボットに乗り込み、「撃つ」「斬る」「掴む」を軸に周囲360度、大暴れするロボットアクションゲームです。
 初作Z.O.E.の舞台は一つの街で、そこでの戦闘の被害がゲーム展開に影響する、という当時ではちょっと珍しいシステムでした。
 強力な範囲攻撃をよく考えもせずにばらまくと、当たり損ねた弾頭が街に降り注ぎ、建物が破壊されていきます。
 ミッションが終わっても街の被害状況はそのまま持ち越しで、あとでまた同じエリアで戦うこともあるわけです。
 あんまり酷いとエンディングに分岐が……なんてことになり、武器の使いどころを見極めなくてはならないんですね。
 あるへ的にはこういった、各方面に気を配りながらのプレイというのはあまり好きではないのですが、まぁもとがPS2だから、とか大目に見ている節はありますし、嫌だからと言ってそのシステムだけばっさり切れるような代物ではありません。
 救助ミッションや総合評価Aは大変ですが、それでもちゃんと手が届く高さではあると思います。

 続くアヌビスは、PS2で初めてプレイした時に衝撃を受け、以来ずっと忘れることはありませんでした。XboxおよびPS3でこの作品が蘇ると知ったとき、私は一も二もなく予約しました。
 あのオープニングの台詞と映像でダイジェストしながらの何とも言えない強力なオリジナリティを持つ歌、しかも放っておくと別バージョンのオープニングも始まり……。
 もうこれだけで歓喜です。とんでもないセンスです。ベタ褒めです。
 これこそがアヌビスですよね! ぶっちゃけコレが観たかったんだ!(笑)

 そんなわけで、やっぱり小島作品らしく、ゲームははっきりと「作品」として、ストーリー演出のための手段としてプレイ体験部分が作られています。
 それでいてプレイヤーを飽きさせないように、様々なシチュエーションや試みが図られており、最初から最後までノンストップで遊ばせる力に溢れています。
 声優もベテラン揃いで、体験できる映画として非常に小島さんらしい出来で、安心して浸れます。
 とくに荒野乱戦なんて、PS2では度肝を抜かれましたからね。あの時の興奮を、時代を経ても変わらずに感じられたのは本当に嬉しかったです。XboxおよびPS3に移ったことでむしろ爽快感がアップしたようにすら感じます。

 というわけで、本作をご存知の方には勿論のこと、本作を知らない人にも堂々とお勧めできる傑作です。
 ボリュームが若干控えめだったり、コンプを目指すにはやや神経を使うものがあったりと、苦い部分もありますが、ゲーム作品として見れば、やはりオリジナリティに溢れ、プレイヤーをぐいぐいと世界に惹き込み、起伏のあるストーリー、キャラクターの魅力、こういった構成に関しては傑作としか言いようがありません。

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