おはようございます。あるへです。
本日はこちらB級名作タイトル「地球防衛軍3」のレビューです。
B級なんて作品に対して失礼ですか? シンプルなルール、操作性でありながら懐が深く、それゆえ幅広い戦略と戦術が生まれる、また鬼畜な高難易度ではそんな高度な術(すべ)と腕が要求される、人によっては傑作となる作品です。
本作はPS2で話題となった「THE・シンプル」シリーズに端を発します。
公式サイト ホントのところはわかりませんが、ユーザー目線で立ってみると、このシンプルシリーズというのはグラフィックやストーリーは二の次として、単純明快なアーケードライクなゲームを目指そうという感じで作られました。
そのため本作以前のシリーズには「囲碁」や「将棋」、「ポーカー」など本当に単純な「ゲーム」ばかりで安価であること以外に目立った特長はなかったのですが、PS2といえばゲーム時代の繁栄期。数多くの名作、傑作がポコポコと出現した時代です。ハード性能も伴って、ゲームのシステム、ルールもどんどん複雑化していきました。
そんな時代に逆行するかのように出現した「シンプル」シリーズは、ある意味ニッチ産業でした。
というわけで、ただ単純な、誰でも知っていて、誰でも開発できるようなゲームだけでなく、「地球防衛軍」を初め、コストを削ってアイデアで勝負する「シンプル」シリーズも出現し始めたわけです。
なんでしたっけ、アレ。「メイドと機関銃」でしたっけ。一瞬だけやった後友人に借りパクされたままなんですけど、当時なんか斬新だなーと思って購入した記憶があります。ものすっごいボリューム少ないんですけどね(笑)。
本題に入りますが、本作地球防衛軍3は、ナンバリングされていますが、詰まるところEDFの立役者、「地球防衛軍」をリメイクしたような作品です。
そのため、2に出てきたペイルウィングや数多くの敵種、武器種、ステージが削られてしまい、2のボリュームの「爆発感」を知っているプレイヤーからすれば、若干物足りないのですが、綺麗になったグラフィック、早い処理速度、お囃子(はやし)部隊(笑)、フルプライス並みのシステム的なアップグレードはさすがです。
現在では4が発売され、こちらは待望のペイルウィングだけでなく新たに二種を加えた合計四種のキャラクターで遊べますし、ステージ数も倍……ではなくオンも含めれば四倍ですね。武器も増え、敵も増え。
本作では画面分割プレイが限界でしたが、4ではオンラインで4人同時に遊べます。
実績面でも3を凌駕する量とやりこみを要求され、大満足の決定版となっています。
そんなわけで、3をやるなら4をやれ、ストーリーなど在って無いようなもの、続きもクソもないわけで、一も二もなく4をお勧めするんですが、残念ながら私は4を持っていません。
4をプレイしない理由としてはいくつかあります。
まず、個人的に地球防衛軍シリーズにのめりこむには一味足らないこと。シンプルがコンセプトゆえの弊害だと思います。シリーズを通してだんだんと武器が増えたとか、敵が増えたとか、グラが良くなったとか、そういうんじゃないんです。
こういうものが増えたり良くなったりしても、根本的なコンセプトは変わらず、とにかくステージ中の敵を殲滅せよ、というルールには変わりないじゃないですか。
キャラクターが行えるアクションというのも、せいぜい撃つ、走る、転がる、たまに運転、だけですよね。
そのシンプルさが良いんだ、少ない札をどのように組み合わせ、武器を選び、立ち回るか、そこが重要なんだと。
そこに魅力を感じれば、本作は存分に楽しむことができるのですが、やはり私は現代っ子でして、シンプルすぎるものは飽きが早いようなのです。
決してつまらなかったわけではないのですが。
もう一つも私にとっては重要な案件です。すなわち実績。
本シリーズ、といっても実績が入るのは3と4だけですが、この実績が物凄くハードルが高いんですよね。長時間のやり込み+腕が必要なわけです。
3でも割とひいこら言いながら、自爆戦法に頼ってしまった私ですから、4の実績をコンプリートする自信がまったくありません(笑)。
ゲーム性としてはもしかしたら無双シリーズに似ているかもしれません。面白いんだけど、やっているうちに何かが物足りなくなる。
でも時間が経つと、ふとまたやりたくなる。
中毒性はたしかに持っています。実績を気にせず、高難易度の攻略にも目くじらを立てない。たまに中難易度程度でわいわい、あるいはさっくり遊びたい。そんな人こそ、本シリーズを末永く遊べ、本作の魅力を味わえるのかもしれません。
書いていたら4やりたくなりました(笑)。
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実は、草案をもう一つ用意していまして、どちらを掲載するか悩みました。
上のほうが若干良いかなって程度で、内容の方向性も見せ方もほぼ同じ、ただ言葉を変えただけです。
せっかくですので、趣向を変えてこちらも掲載します。
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おはようございます。あるへです。
本日はこちら、今や知らない人はいない(であろう)名作B級タイトル「地球防衛軍3」のレビューです。
正直なところ、シンプルすぎてハマるには一味足りない印象でした。実績も4が出た今となっては相対的に温く(ぬるく)なっていますが十分に鬼畜です。
シンプルの定義ですが、目や脳を楽しませる、という意味でルールがシンプルであり、決して爽快感がないだとか、敵がしょぼい、という意味ではありません。
本作は3と銘打ちながらも、実質はPS2で最初に出た地球防衛軍のリメイクにあたる作品です。
そのため兵種は陸戦のみ、PS2の地球防衛軍2と比べると、マップの質やシステム的なクオリティ、爆発エフェクトなどのグラフィックが豪華になった分、前作と比べてステージ数は半減し、武器の種類や数も控えめになりました。
私も皆さんと同じく(笑)ペイルウィングが好きで、2では空ばっかり飛び回っていましたのでなんとも残念な気持ちは拭えません。
また中ボスにあたる超巨大生物も減ってしまったのが無念ですね。
続編である4では待望のペイルウィングばかりかさらに二種追加され、敵の種類、ステージ数、武器、何から何まで超絶ボリュームアップしただけでなく、なんとオンライン協力プレイまで搭載されているのですから、3より4をお勧めしない理由はありません。
ですが私は4は未プレイですので、とりあえず3のレビューに留まりたいと思います。
本作はTPSです。出来ることといえばシンプルイズベスト、撃つ、走る、転がる、くらいです。あとはたまに乗り物を操縦したり。
この単純明快なアクションを組み合わせて、津波のように押し寄せる巨大生物を全滅させるステージクリア型シューティングゲームです。
多くのストーム1はこの単純でありながら、いや、単純ゆえに奥の深い戦術(出来るアクションは限られているので、あとはどの武器を使うか、どう切り替えるか、そしてどう立ち回るか、が非常に重要になってきます。敵の挙動はダークソウルも真っ青な理不尽さに溢れています)、グラフィックは次世代機でありながらまるでファミコン(良い意味で)をやっているかのような中毒性とリプレイ性に魅了されました。
私はと言えば、まあ、現代のゲームの方が好きです(笑)。
そんな理不尽さ、無双ゲーばりの敵の数、絶望感に飲み込まれ、いったいどのように殲滅していくのか、試行錯誤しながら何度も何度も倒され、いつしか攻略の糸口を見つけ出し、さらにリトライを重ねてようやく1ステージをクリアする。
その達成感たるやすさまじいものがあると思います。
現代においてゲームの目指す方向は違っていますが、まだテレビゲームがゲームとして成熟していなかった頃、確かに存在していたゲームとしての本質が詰まっています。
たしかに、撃つ、走る、転がるしか出来ないのですが、武器の種類が豊富であることも本シリーズの長点です。
基本的な現代武器(アサルトライフルやショットガン、スナイパーライフルのような武器)はもちろんロケットランチャーやグレネード、へんちくりんなネタ武器から超強力な範囲武器まで、一通りは揃っていますので組み合わせの妙や攻略の幅というものは広いです。
なんだかんだ言いながら程よい難易度で、妹やリアルフレンドと撃ちまくるのは楽しかったです。
シンプルシリーズの中でもきちんと本質を踏まえたシンプルさを捉えており、そのアイデアは素晴らしく、とても懐の深いゲームだと感じました。
こうなると4がやりたくなるのが人情ですが、実績のことを考えると……ね(笑)。
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